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検索対象: 完訳 日本の古典 第二十三巻 源氏物語 ㈩
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1. 完訳 日本の古典 第二十三巻 源氏物語 ㈩

逐ヒテ海ニ入ル、蓬莱山ニ到リテ仙衆ヲ歴リ覩ル、語ハ別巻ニア 丿 ( 巻十四・雄略天皇紀 ) 賢木一兊Ⅱ・タ霧⑦一五一 子ヲ知ルハ父ニ如クモノハナシ ( 巻十四・雄略天皇紀 ) 少女団二一 5 ふくろふ 白氏文集 ( 四部叢刊本による ) 梟ハ松桂ノ枝ニ鳴キ狐ハ蘭菊 ノ叢ニ蔵ル蒼苔黄葉ノ地日暮レテ旋風多シ ( 巻一・凶宅詩 ) タ顔田一三七 4 ・蓬生 3 一四三 2 ・浮舟⑩七四 5 古墓何レノ世ノ人ナル姓ト名トヲ知ラズ化シテ路傍ノ土ト作 須磨 3 毛 8 年々春草生ズ ( 巻一一・続古詩 ) おそ ふたっ 我ガ両ノ途ヲ歌フヲ聴ケ : : : 貧家ノ女ハ嫁シ難シ嫁スルコト晩 ケレドモ姑ニ孝ナリ ( 巻一一・秦中吟・議婚 ) 帚木田六九 かく 夜深ウシテ煙火尽キ霰雪白紛々幼キ者ハ形蔽レズ老イタル ぜん 者ハ躰ニ温ナシ悲喘寒気ト併セテ鼻中ニ入ッテ辛タリ ( 巻二・ 秦中吟・重賦 ) 末摘花② = 六 8 みぎりさしはさ 廊ヲ繞ル紫藤ノ架砌ヲ夾ム紅葉ノ欄 ( 巻一一・秦中吟・傷宅 ) 胡蝶団 = 一四 朝露ニ名利ヲ貪リタ陽ニ子孫ヲ憂フ ( 巻二・秦中吟・不致仕 ) 文 タ霧一四六 2 灘海漫々タリ風浩々タリ眼ハ穿チナントスレドモ蓬莱島ヲ見ズ くわん 囲蓬莱ヲ見ザレバ敢テ帰ラズ童男丱女舟中ニ老ュ : : : ( 巻三・新 胡蝶団一一一五 3 語楽府・海漫々 ) 物未ダ君主ノ面ヲ見ルヲ得ルヲ容サズ已ニ楊妃ニ遥ニ目ヲ側メラ 源レ妬ンデ潜カニ上陽宮ニ配セシム一生遂ニ空房ニ向ヒテ宿ス ( 巻三・新楽府・上陽白髪人 ) 竹河 3 四七 1 耿々タル残ンノ灯ノ壁ニ背ケタル影蕭々タル暗キ雨ノ窓ヲ打ッ 幻 = 一四 3 声 ( 巻三・新楽府・上陽白髪人 ) めぐ わた うときひと 外人ニハ見エジ見エバ笑ヒモコソ応レ ( 巻三・新楽府・上陽白髪 幻 = 0 四 2 人 ) すす りゃうげんきゃうせい 涼源ノ郷井ヲモ見ルコトヲ得ズ胡ノ地ノ妻児ヲバ虚シク棄テ捐 玉鬘団一六 0 テッ ( 巻三・新楽府・縛戎人 ) 李夫人と死別した漢の武帝は、画像を掲げて方士に霊薬をたかせ ると、反魂香の中に夫人の姿が出現した ( 巻四・新楽府・李夫人 ) 総角 = 四六 3 ・宿木四 02 ・同九一一一 9 ・蜻蛉一一穴 9 人ハ木石ニ非ズ、皆情有リ ( 巻四・新楽府・李夫人 ) タ霧一六三 9 ・東屋一六三凵・蜻蛉一 0 四 9 顔色ハ花ノ如ク命ハ葉ノ如シ命葉ノ如クニ薄キヲ将ニ奈如ニセ ン : : : 松門暁ニ到リテ月徘徊ス柏城尽日風蕭瑟タリ ( 巻四・新 手習一一 0 四 8 ・同一一 0 四 9 ・同一一 0 四 楽府・陵園妾 ) 鄂州の南西鸚鵡州にて、白楽天、月下江上の隣船に愁絶なる女の 歌声と泣咽を耳にし、その声の主である十七、八の少女に借問す るがただ泣くばかりであった ( 巻十・夜聞歌声宿鄂州 ) 紅葉賀吉 1 ーしキ ~ りいば 晨鶏再ビ鳴イテ残月没ス征馬連ニ嘶ッテ行人出ヅ ( 巻十一一・生 総角 3 一八六 9 離別 ) 養ハレテ深閨 ( 「深窓」とも ) ニ在リ人未ダ識ラズ ( 巻十一一・長恨 常夏 3 三八・若菜上圈一一六 9 歌 ) 春宵ハ短キヲ苦シミ日高クシテ起ク此レョリ君王早朝セズ ( 巻 桐壺田一五 2 十二・長恨歌 ) くわんう 歓ヲ承ケ宴ニ侍シテ間暇無シ春ハ春ノ遊ビニ従ヒ夜ハ夜ヲ専ラ 桐壺田一四 ニス ( 巻十一一・長恨歌 ) 春寒クシテ浴ヲ賜フ華清ノ池 ( 巻十一一・長恨歌 ) 匂宮 3 一三 7 かほ 太液ノ芙蓉未央ノ柳芙蓉ハ面ノ如ク柳ハ眉ノ如シ ( 巻十二・長

2. 完訳 日本の古典 第二十三巻 源氏物語 ㈩

恨歌 ) 桐壺田天 1 別タ殿ニ蛍飛ンデ思ヒ悄然タリ ( 巻十二・長恨歌 ) 桐壺田一一六 9 ・幻 = 一六昭・夢浮橋叫一三一 4 語孤灯挑ゲ尽クシテ末ダ眠リヲ成サズ ( 巻十一一・長恨歌 ) 物 桐壺田天 氏鴛鴦ノ瓦ハ冷タクシテ霜華重シ旧キ枕故キ衾誰ト共ニセム * 「旧キ枕故キ衾」は金沢文庫本系による。この部分を他系の諸 本は「翡翠ノ衾ハ寒クシテ」とするか、あるいは「旧枕故衾」を 異文として扱う ( 巻十一一・長恨歌 ) 葵一三三 3 ・同一三三 6 まね 能ク精誠ヲ以テ魂魄ヲ致ク ( 巻十一一・長恨歌 ) 桐壺田毛昭・幻一一一八 9 ・宿木九五・夢浮橋 = 一一五川 忽チ聞ク海上ニ仙山アリト ( 巻十一一・長恨歌 ) 宿木九五・同一一一九昭 昭陽殿裡恩愛絶工蓬莱宮中日月長シ ( 巻十一一・長恨歌 ) 宿木 3 一 = 九 タダ旧物ヲ将テ深情ヲ表シ鈿合金釵寄セテ去ラシム ( 巻十二・ 長恨歌 ) 宿木一 = 九・蜻蛉 2 一一 01 七月七日長生殿夜半人無ク私語ノ時天ニ在リテハ願ハクハ比 翼ノ鳥ト作リ地ニ在リテハ願ハクハ連理ノ枝ト為ラムト ( 巻十 一一・長恨歌 ) 桐壺田一穴 3 ・タ顔田一天・横笛六四 とき 天長地久時有リテ尽クトモ此ノ恨ミハ綿々トシテ尽クルノ期無 ケム ( 巻十一一・長恨歌 ) 桐壺田一穴 4 ・夢浮橋 = 四一 5 予九江郡司馬ニ左遷セラレ、明年ノ秋、客ヲ溘浦ロニ送リ、舟中 夜琵琶ヲ弾ズル者ヲ聞ク、其ノ音ヲ聴ケバ、錚々然トシテ京都ノ 声アリ、其ノ人ヲ問へバ、本長安ノ倡女ニシテ、嘗テ琵琶ヲ穆曹 ノ二善才ニ学ビ、年長ジテ色衰へ、身ヲ委シテ賈人ノ婦トナルト かか ( 巻十一一・琵琶引并序 ) 紅葉賀七 01 ・明石 3 七五 8 ・横笛六四川 仙楽ヲ聴クガ如ク耳暫ク明サム ( 巻十一一・琵琶引并序 ) 横笛六四川 ちうちゃう 惆悵ス春帰ッテ留ムレドモ得ザルコトヲ紫藤ノ花ノ下漸クニ黄 昏タリ ( 巻十三・三月三十日題慈恩寺 ) 藤裏葉同一一 0 八 3 十一月中ノ長至ノ夜三千里ノ外遠行ノ人若シ独リ楊梅館ニ宿 ルコトヲ為ストモ冷枕単牀一病身ナラム ( 巻十三・冬至宿楊梅 館 ) 須磨 3 三一 9 かんりん 銀台金闕タニ沈々タリ独リ宿シテ相ヒ思ヒテ翰林ニ在リ三五 夜中新月ノ色二千里ノ外故人ノ心 : ・ ( 巻十四・八月十五日夜 禁中独直対月憶元九 ) 賢木一八 04 ・須磨 3 四三 8 ・明石 3 究 4 ・鈴虫八七 月明ニ対シテ往事ヲ思フコト莫カレ君ガ顔色ヲ損ジ君ガ年ヲ減 ゼン ( 巻十四・贈内 ) 宿木五六 7 おほむねしいじ ねんごろ 大抵四時ハ心惣べテ苦ナリ中ニ就イテ腸ノ断ュルハ是レ秋ノ天 ( 巻十四・暮立 ) 宿木五・蜻蛉囮一四一一 1 あした 独リ朱檻ニ憑ッテ立チテ晨ヲ凌グ山色初メテ明ラカニシテ水色 ひんふうあたたか 新タナリ竹霧ハ暁ニ嶺ヲ銜メル月ヲ籠メ蘋風ハ煖ニシテ江ヲ 過グル春ヲ送ル子城隠レタル処猶残レル雪アリ衙鼓ノ声ノ前 未ダ塵有ラズ三百年来痍楼ノ上曾テ多少ノ望郷ノ人ヲ経タル ( 巻十六・庚楼暁望 ) 若菜上圈五三 7 春ヲ送ルコト唯酒有リ日ヲ銷スコト棊ニ過ギズ ( 巻十六・官舎 閑題 ) 宿木 3 三七 4 五架三間ナリ新草堂ハ石ノ階ト松ノ柱ニ竹編メル墻 ( 巻十六・ 香炉峯下新ト山居草堂初成偶題東壁 ) 須磨 3 五 = 4 そばだ 遺愛寺ノ鐘ハ枕ヲ欹テテ聴ク香炉峯ノ雪ハ簾ヲ撥ゲテ看ル ( 巻 かか

3. 完訳 日本の古典 第二十三巻 源氏物語 ㈩

さいけいギ、つき 羽翼已ニ成ル ( 巻五十五・留侯世家 ) 西京雑記王昭君は、妃たちの画像を描く画工に賄賂を贈らす、た 須磨 3 五四川・行幸 3 一 0 三・同一 0 四 5 めに漢の元帝に知られないまま胡王に遣わきれることになった。 昔、荊軻ハ、燕丹ノ義ヲ慕フ、白虹日ヲ貫ケリ、太子畏チタリ 出発に際してその美貌を知った帝は後悔し、画工たちを処刑した 賢木一八一 2 ( 巻八十三・魯仲連鄒陽列伝 ) 須磨 3 哭 2 ・絵合 3 一会 2 ・宿木九三貶 明月ノ珠、夜光ノ璧、闇ヲ以テ人ニ道路ニ投ズレバ、人トシテ剣 史記楚の養由基、百歩の距離から柳の葉を百発百中で射る ( 巻 若菜下圈一一一一一 5 ヲ按ジテ相眄ミザルハナシ、・ : ・ : 隋侯ノ珠、夜光ノ璧トイへドモ、 四・周本紀 ) ナホ怨ヲ結ビ徳ヲ見ズ ( 巻八十三・魯仲連鄒陽列伝 ) 松風団一六 6 秦の始皇帝、阿房宮を造営する ( 巻六・秦始皇本紀 ) 匂宮 3 一三 7 屈原は、楚王と同族であり、楚懐王に重用されたが讒言にあい 秦の趙高は、二世皇帝に馬と言って鹿を献上、群臣の追従をため べきら 須磨 3 四六 江潭に漂い汨羅に投身した ( 巻八十四・屈原賈生列伝 ) した ( 巻六・秦始皇本紀 ) 須磨 3 一五・同三一 6 高祖五日ニ一タビ大公ニ朝スルコト、家人父子ノ礼ノ如シ ( 巻 りよふい 藤裏葉 3 一一一 0 秦の始皇帝は、皇帝の母太后が臣下の呂不韋と密通して生れた子 八・高祖本紀 ) せきふじん 薄雲 3 五八 2 ( 巻八十五・呂不韋列伝 ) 戚夫人、漢の高祖に寵愛される。高祖崩後、呂后の子の孝恵が即 少女団三 5 明父、子ヲ知ル ( 巻八十七・李斯列伝 ) 位すると、呂后は戚夫人とその子趙王を虐殺。残忍な母太后に孝 えうてう ・」うきゅう かんしょ 恵帝は気を病み、飲酒淫楽に走って早没する ( 巻九・呂太后本紀 ) 詩経窈窕タル淑女ハ君子ノ好逑タリ ( 国風・関雎 ) 若菜上 3 一一一朝 あまのがは 維レ天ニ漢アリ : : : 跂タル彼ノ織女 : : : 睆タル彼ノ牽牛 : 賢木一七一川・明石 3 八一ⅱ・澪標 3 一 0 六 5 帚木田六一一 8 ・松風 3 三一一 8 ・幻一一一七 3 ( 小雅・大東篇 ) 呉の季札は、自分の剣を欲しがっていた徐の君主に生前献上でき 総角 3 一一三一 1 ・同一一三一 5 ・東屋 3 一五六 6 ・同一六五Ⅱ ず、墓辺の樹に剣をかけた ( 巻三十一・呉世家 ) 竹河 3 吉 7 じゅっいき らんか 文ワレハ文王ノ子武王ノ弟、成王ノ叔父ナリ、ワレ天下ニオイテマ述異記爛柯の故事。晋の王質が童子らのうつ碁を見ているうちに、 くさ 斧の柯が爛り、帰ると七世の孫に会った 賢木一九四 タ賤シカラズ ( 巻三十三・魯周公世家 ) 松風 3 一二 2 ・同三 02 ・胡蝶 3 = 一四 囲梁王日ク、寡人ノ国ノゴトキハ小ナレドモ、尚ホ径寸ノ珠車ノ前 かんしゆくさいしゆく いかん 語後オノオノ十二乗ヲ照ラスモノ十枚アリ、奈何ゾ万乗ノ国ヲ以テ向書周公旦は、周の成王の時、弟の管叔、蔡叔に讒言されて東征 物 し、東都での二年目の秋にはげしい暴風雨と雷鳴に遭う ( 巻五・金 宝ナカランヤ、ト、威王日ク、寡人ノ宝ト為ス所以ハ王ト異ナル 明石 3 五九 2 縢篇 ) 松風団一六 6 源ナリ ( 巻四十六・田敬仲完世家 ) 呂后が張良に謀って、隠棲の四皓 ( 四人の老賢人 ) を招き、わが続日本後記尾張浜主の故事。百十三歳の浜主が宮廷に召され、長 寿楽を舞い、「翁とてわびやはをらむ草も木も栄ゆる時に出でて 子の太子を安泰ならしめた ( 巻五十五・留侯世家 ) 花宴八八 8 舞ひてむ」の歌を奉った ( 承和十二年 ) 澪標 3 一 0 六 5 ・行幸突 3 かへり

4. 完訳 日本の古典 第二十三巻 源氏物語 ㈩

十六・香炉峯下新ト山居草堂初成偶題東壁 ) 五十八翁方ニ後有リ静カニ思フニ喜プニ堪へ亦嗟クニ堪へタ 須磨 3 四 0 Ⅱ・総角 3 一一六 = 5 ・ : 杯ヲ持チ祝ヒ願フニ他ノ語無シ慎ンデ頑愚ハ汝ノ爺ニ似 もたひほとり 柏木三九 4 甕ノ頭ノ竹葉ハ春ヲ経テ熟ス階ノ底ノ薔薇ハ夏ニ入リテ開ク ルコト勿レ ( 巻五十八・自嘲 ) や すなは ( 巻十七・薔薇正開春酒初熟因招劉十九張大夫崔一一十四同飲 ) 欣然トシテ三友ヲ得タリ三友ハ誰トカ為ス琴罷ンデ輒チ酒ヲ たがひ 賢木一九三川 挙ゲ酒罷ンデ輒チ詩ヲ吟ズ三友ハ逓ニ相引キ循環シテ已ム 時無シ ( 巻六十二・北窓三友 ) 末摘花一三 2 郷国ハ倶ニ抛ッ白日ノ辺往事渺茫トシテ都テ夢ニ似タリ旧遊 白雪ノ花繁クシテ空シク地ニ撲ッ緑糸ノ条ハ弱クシテ鶯ニ勝へ 零落ノ半ハ泉ニ帰ス酔ノ悲シビ涙ヲ灑ク春ノ盃ノ裏吟苦シテ ズ ( 巻六十四・楊柳枝詞 ) 若菜下一 7 頤ヲ支フ暁燭ノ前 ( 巻十七・十年三月三十日、別徴之於澄上、十 きめた 月ハ新霜ノ色ヲ帯ビ碪ハ遠雁ノ声ニ和ス ( 巻六十六・酬夢得霜 四年三月十一日夜、過微之於峡中、停舟夷陵、三宿而別、言不尽 タ顔田一 = 七 4 ・末摘花 = 0 者、以詩終之、因賦七言十七韻以贈、且欲寄所遇之地、与相見之 夜対月見懐 ) ともしびいっさん 時、為他年会話張本也 ) 須磨 3 五三 6 香火一炉灯一盞白頭ニシテハ夜仏名経ヲ礼ス ( 巻六十八・戯 幻一三一 6 礼経老僧 ) 鶯ノ声ニ誘引セラレテ花下ニ来タリ草ノ色ニ勾留セラレテ水辺 本朝秀句天ト善人トヲ吾ハ信ゼズ右将軍ガ墓ニ草初メテ秋ナリ ニ坐ス ( 巻十八・春江 ) 竹河 3 五五 4 四月ノ天気ハ和シテ且ッ清シ緑槐ノ陰合シテ沙堤ハ平カナリ ( 紀在昌 ) * 『本朝秀句』は『河海抄』所載の当該詩句ほか若干 胡蝶 3 一一一一八 の佚文を残すのみで、現在散佚 柏木五 = 9 ( 巻十九・贈駕部呉郎中七兄 ) あり うてな みなづきつごもりおおはらえのりと 風ノ竹ニ生ル夜窓ノ間ニ臥セリ月ノ松ヲ照ラス時台ノ上ニ行ク六月晦大祓祝詞八百万ノ神タチヲ神集へ集へタマヒ 須磨 3 五五 9 少女団一一八 8 ・胡蝶団一一三 ( 巻十九・贈駕部呉郎中七兄 ) しふ さや ちんしょ 天ノ下四方ノ国ニハ、罪トイフ罪ハアラジト、科戸ノ風ノ天ノ八 文誰ガ家ノ思婦カ秋帛ヲ擣ッ月苦カニ風凄ジク砧杵悲シメリ八 とど 重雲ヲ吹キ放ッ事ノ如ク、 : : : 彼方ノ繁木ガモトヲ焼鎌ノ敏鎌モ 灘月九月正ニ長キ夜千声万声了ム時無シ ( 巻十九・聞夜砧 ) 用 タ顔田一一一七 4 ・同一五四 4 ・末摘花 = 0 貶 チテウチ掃フ事ノ如ク : : : 大海ノ原ニ持チ出デナム 須磨 3 五五 6 ・朝顔団七三 9 ・橋姫 3 一 0 六 4 ・蜻蛉九五 9 語漆琴一張儒道仏書各三両巻楽天既ニ来リテ主為リ ( 巻二十 もうゅう 物 六・草堂記 ) 須磨 3 一三 5 蒙求蛍雪の功。孫康は雪光、車胤は蛍光で書を読む ( 上・孫康映 氏 いたづら こうじようなん 少女 3 一 0 一 2 雪車胤聚蛍 ) 源黄壌詛ゾ我ヲ知ラン白頭ニシテ徒ニ君ヲ憶フ唯老年ノ涙ヲ 毛詩注女ハ陽気ノ春ヲ感ジテ男ヲ思フ、男ハ陰気ノ秋ヲ感ジテ女 将テ一タビ故人ノ文ニ灑グ ( 巻五十一・題故元少尹集後 ) 若菜下圈一璧 6 幻一三 04 ヲ思フ 文選妾ハ巫山ノ陽高丘ノ岨ニアリ旦ニハ朝雲ト為リ暮ニハ 晴虹橋影出デ秋雁櫓声来ル ( 巻五十四・河亭晴望 ) 須磨 3 四一一 7 すべ なげ や

5. 完訳 日本の古典 第二十三巻 源氏物語 ㈩

源氏物語 6 4 見出しは、本文に付した見出しと同じものを現代語訳の該当箇所に付けた。 5 原文と現代語訳との照合の検索の便をはかり、それぞれ数ベージおきの下段に、対応するべージ数を 示した。 一、巻末評論は、本巻所収の巻々に関連して問題となるテーマを一つとりあげて論じた。 一、巻末付録として、「引歌一覧」「官位相当表」「各巻の系図」「源氏物語引歌索引」「源氏物語引用漢詩文 索引」「源氏物語引用仏典索引」を収めた。 一、本巻の執筆にあたっての分担は、次のとおりである。 本文は、阿部秋生が担当した。 脚注は、秋山虔と鈴木日出男が執筆した。 3 現代語訳は、秋山虔が執筆した。 4 巻末評論は、今井源衛が執筆した。 付録の「引歌一覧」は、鈴木日出男が執筆した。 一、その他 1 ロ絵の構成・選定・図版解説については田口栄一氏を煩わした。 2 ロ絵に掲載した『源氏物語図扇面』については浄土寺の、『源氏物語図色紙』については東京国立博 物館・徳川黎明会の協力を得た。

6. 完訳 日本の古典 第二十三巻 源氏物語 ㈩

源氏物語 444 浮舟 △源氏 △朱雀院 各巻の系図 △麗景殿女御 タ霧 ( 今上帝 ( 帝、内裏 ) 明石の中宮 ( 炻翳 ) 一、本巻所収の登場人物を各巻ごとにまとめた系図である。 一、△は、その巻における故人を示す。 、 ( ) 内は、その巻での呼び名を示す。 右大臣、大臣、 右の大殿、殿 君達 六の君 ( 大殿の君 ) 女一の宮 ( 姫君、一品の宮 ) 匂宮 ( 宮、大き御前、 兵部卿宮 大将、右大将、殿、大将 殿、男、君、帝の御婿 若君 ( 若宮 ) 女二の宮 ( 二の宮、女宮、 帝の御むすめ

7. 完訳 日本の古典 第二十三巻 源氏物語 ㈩

生死の関頭に立たされた者にとっての、母子骨肉のつながりや授乳を媒介とする準母子関係は、いわば人間 存在の究極の根拠が何であるかを暗一小する。この余韻の深い浮舟巻末は後の夢浮橋巻末と響きあって、示唆 するところが大きい 浮舟巻の次は蜻蛉巻だが、ここには浮舟は姿を見せず、ただ母親の悲嘆だけが記される。次の手習巻では、 浮舟はシテであり、その存在感は圧倒的である。とともにこの巻の浮舟像には『竹取物語』のかぐや姫の面 影が濃いことも合せて述べておく。それは母への愛と関係が深いのである。 えあわせ 『源氏物語』には『竹取物語』を材料とした箇所がいくつかある。絵合の場に持ち出される「竹取の翁」の 絵 ( 絵合 ) 、末摘花の姫君がいつも楽しんでいる「かぐや姫の物語の絵」 ( 末摘花 ) など、その当時の貴族た ちの好みもよくうかがえる記事である。 浮舟に関していえば、手習巻で、宇治院の傍らに人事不省で倒れていたところを助けられて、小野に連れ よかわそうず 帰られて後、このことはにわかに目立つようになる。横川の僧都の妹尼は、浮舟を亡くなったわが娘の身代 りのように思って世話するのであるが、その二人の対応の中、例えば、妹尼は、浮舟を引き取ると、 たけとりおきな かぐや姫を見つけたりけん竹取の翁よりもめづらしき心地するに、、かなるもののひまに消え失せんと しづごころ すらむと、静心なくそ思しける。 この一文の前半は説明するまでもないが、後半のいつなんどき姿を消すかと心配だったというのは、『竹取 みかど 巻物語』で、帝が翁の家に行幸して、かぐや姫に近づこうとすると、彼女が「きと影になりぬ」とあるのによ るのである。また浮舟が月の明るい夜々には物思いに沈んで、 われかくてうき世の中にめぐるとも誰かは知らむ月のみやこに

8. 完訳 日本の古典 第二十三巻 源氏物語 ㈩

源氏物語 432 反歌 葦屋の菟原処女の奥っ城を行き来と見れば音のみし泣かゆ え よ ちめをとこ 墓の上の木の枝なびけり聞きしごと千沼壮士にし依りにけ 葦屋の菟原処女の墓を、往き来につけて見ると、声をあげて らしも ( 万葉・巻九・一八 0 九 ~ 一一高橋虫麻呂 ) 泣けてくる。 あしゃ うないおとめ ふりわけがみ 葦屋の菟原処女が八歳の子供のころから振分髪に髪をあげる 墓の上の木の枝が、千沼壮士の墓の方になびいていたのだっ 年齢になるまで、並んでいる隣の家の人々にも姿を見せす籠 た。伝え聞いたとおり、やはり血沼壮士のほうに心を寄せて りきりでいるものだから、見たいものだと人々がもどかしく いたらしい 思い、大勢の人々が人垣を作るように言い寄り、千沼壮士と複数の男たちに求婚された娘が、苦悩の末に死を選ぶ、 おとめづか きた た 菟原壮士とが互いにせり合って求婚したとき、焼き鍛えた太わゆる処女塚伝説の典型的な一つである菟原処女の話を詠 ち まゆみゆき 刀の柄を握って白い檀弓と靫とを背に負いて、水にでも火に んだ歌。『万葉集』には、この高橋虫麻呂の作のほかにも、 たなべのさきまろ でも入ろうと立ち向って争った、そのときに、この処女が母 田辺福麻呂の作 ( 巻九・一八 0 一 ~ 三 ) 、大伴家持の作 ( 巻十九・四 = 一一 に語ることには、「身分いやしい私のために、立派な男子が ~ = ) もあるが、この作が最も劇的な構成になっている。 争うのを見ると、たとえ生きていたとしても、誰とも結婚で また後世の『大和物語』の生田川伝説 ( 百四十七段 ) も、 きるはずもあるまし 、。いっそあの黄泉で待っとしよう」と、 この伝説を汲みあげた歌物語である。なお、『万葉集』に そっと言い置いて、嘆き悲しんで処女がこの世から去ってし はこうした処女塚伝説の話型による詠作がほかにも多くあ かづしかまま てごな まったところ、千沼壮士がその夜夢に見、続いて後を追いあ り、下総国の勝鹿の真間の手児名の伝説を詠んだ歌 ( 巻 の世に行ったので、後れをとった菟原壮士は天を仰ぎ、叫び 三・四三一 ~ 三山部赤人、巻九・一八 0 七 ~ 八高橋虫麻呂 ) や、桜児伝 かづらこ わめいて地たんだを踏み、歯ぎしりをして奮い立ち、あんな 説の歌 ( 巻十六・三七会 ~ 七作者未詳 ) 、鰻児伝説の歌 ( 巻十六・ 男に負けてなるものかと、肩にかける剣を取りき、あとを 三七公 ~ 九 0 作者未詳 ) などがある。いずれも、複数の男に言 追って行ってしまったものだから、親族の者たちが行き集っ い寄られた女が、思いあぐねて死を選ぶが、その死を、女 て、永久に記念にしようと、遠い末代まで語り継ぐようにと、 の純真無垢の心として美化している話である。しかし、物 処女の墓を中央に造り、壮士たちの墓をその左右に造って置語の浮舟の場合、薫・匂宮の二人の板挟みとなって世間の いた、その因縁を私は聞いて、事の実際は知らないけれども、醜聞にしかなりようもない現実を浮びあがらせている。 新しい喪のように声を出して泣いてしまったことだ。 わば、伝説の浪漫が、物語の現実へと転化させられている。 おく

9. 完訳 日本の古典 第二十三巻 源氏物語 ㈩

よく言われるように、『源氏物語』には親子の情愛を取り上げることがかなり多く、有名な、 人の親の心は闇にあらねども子を思ふ道にまどひぬるかな ( 『後撰和歌集』雑一・『大和物語』四十五段藤原兼輔 ) の和歌は、当面の宇治十帖に限ってみても、繰り返し三度も引歌として用いられている。その前半では八の 論宮のやさしい父親ぶりが、後半では浮舟の母中将の君が娘のことに苦労を重ねる姿が目に立つのである。 評 この母親は宿木巻に登場し、東屋巻で大活躍をするが、そのどれもが愛する娘のために奔走するものばか 巻りである。ここでは浮舟巻以降に限定して簡単にそのことについて述べる。 浮舟が薫によって宇治に囲われてから後、やがて匂宮が彼女と密通、間もなくそれを知った薫が、その裏 切りをなじる手紙を浮舟に送ったことから、事態はにわかに緊迫の度を増して、苦悩する浮舟の心中が丹念 か。この物語があのように清冽な男女の愛の賛歌を歌い上げることから出発して以来、その基調には激しい 幾変転があり、最後に宇治十帖に至って、たしかに男女の愛はとうてい人間にとって信頼に値しないものと なってしまったというほかはない。 しかし、にもかかわらず、物語の主題としては、終始ともかくも人間の 愛について語ることを放棄することは許されないのが王朝物語の宿命だったと思われる。浮舟を出家させた 後、いっさいの恩愛を断絶した信仰の世界を書こうとしなかったのはそのためであろう。 では、具体的に物語の最後の場に臨んで、浮舟には愛と名付けるべきものがまだ残っていたと言えるのか 私はそのとおりだと思う。そして、それは母への愛である。

10. 完訳 日本の古典 第二十三巻 源氏物語 ㈩

3 凡例 凡例 一、本書の本文は、伝定家筆本・伝明融筆臨模本・飛鳥井雅康筆本 ( 平安博物館所蔵、通称「大島本」 ) 等を底 本とし、これを『源氏物語大成』校異篇所収の青表紙諸本と、その他数種の青表紙諸本とによって校訂し たものである。河内本・別本の本文は参考として掲げるにとどめた。 一、第十冊 ( 浮舟 ~ 夢浮橋 ) の底本は、浮舟の巻には明融本を、蜻蛉・手習の巻には大島本を、夢浮橋の巻に は池田本を用いた。各巻に使用した底本・校訂諸本は、「校訂付記」の巻名の下に略号によって列挙した。 一、本文は、底本をできるだけ忠実に活字化することを期したが、変体仮名を普通の仮名に、仮名づかいを 歴史的仮名づかいに改めることをはじめ、次のような操作を加えた。 段落を分けて改行し、大きい段落には番号と見出しとを加えた。また句読を切り、濁点を加え、会話 などを「」でくくり、肩書を付した。 あてじ 2 宛字は普通の表記に戻し、補助動詞の「たまふ」「はべり」「きこゅ」「たてまつる」などは、仮名書 きに統一した。これらのほかにも仮名書きにしたものがある。 ほんじゃう だいしゃうじ 大正し↓大床子外尺↓外戚五↓碁木丁↓几帳本上↓本性せふ正↓摂政あか 月↓暁 思給る↓思ひ ( う ) たまふ ( へ ) る侍なり↓はべなり・はべるなり也↓なり げ寺、く せふしゃう