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文學界 平成28年11月号


立 學 界 表 紙 画 柳 智 之 「 荒 木 一 郎 」 表 紙 ・ 本 文 デ ザ イ ン ⅱ 関 口 聖 司 目 次 レ イ ア ウ ト 日 井 手 口 智 人 月 号 目 次 新 連 載 立 ロ 不 重 O 「 ga(ni)sm 『 シ ン セ ミ ア 』 『 ピ ス ト ル ス 』 に 続 く 、 " 神 町 ト リ ロ ジ ー 。 完 結 篇 、 つ い に 始 動 ー 中 原 昌 也 悲 し み の 遺 一 言 状 、 イ ム 月 豕 杉 本 裕 孝 弔 い 侖 千 葉 一 幹 に 向 き 合 っ た か 人 よ 震 災 こ 、 メ ラ ン コ リ ー ・ カ タ リ ・ ~ 置 の 作 作 リ 4 4

文學界 平成28年11月号


A u t h 0 ュ s E y e s 文 學 界 図 書 室 宮 本 輝 潮 音 第 + 七 回 村 田 喜 代 子 飛 族 第 四 回 し ま お ま ほ ス ー ベ ニ ア 第 十 一 回 坪 田 さ ん は 、 見 た 若 松 英 輔 美 し い 花 小 林 秀 雄 第 ニ + 一 回 戦 争 と 歴 史 西 村 賢 太 或 る 不 遜 2 高 橋 弘 希 追 想 syrupl 6g 月 金 郎 「 ぜ ん ぜ ん 悪 く な い じ ゃ な い 佐 久 間 宣 行 ポ テ ト 小 谷 野 敦 「 駈 込 み 訴 へ 」 と ア ン ド レ ー エ フ 屮 井 手 健 介 十 三 回 忌 悩 む 人 新 連 載 第 ニ 回 ご 機 嫌 い か が で す か ? 高 橋 秀 実 脳 内 セ レ プ 諭 吉 く ん 新 連 載 第 ニ 回 軽 井 沢 地 獄 鹿 子 裕 文 時 事 殺 し 第 九 回 読 書 感 想 文 の マ ニ ュ ア ル 武 田 砂 鉄 最 後 の 晩 餐 第 十 三 回 春 日 太 一 さ ん の 場 合 オ カ ヤ イ ヅ 、 ( コ ラ ム 若 き 藝 能 者 た ち 第 十 三 回 狂 言 師 ・ 茂 山 童 司 の 夜 の 匂 い 九 龍 ジ ョ ー 墓 参 記 第 一 一 十 一 回 森 茉 莉 山 崎 ナ オ コ ー ラ モ テ 読 書 第 十 九 回 大 山 紙 子 味 な 小 説 第 一 干 回 ェ イ 。 、 ー ・ べ ン ダ ー ト 、 , 、 ヤ マ ユ キ コ 新 人 小 説 月 評 石 川 義 正 木 村 朗 子 鳥 の 眼 ・ 虫 の 眼 相 馬 悠 々 鹿 島 田 真 希 『 少 年 聖 女 』 ( 岩 川 あ り さ ) / 山 下 澄 人 『 壁 抜 け の 谷 』 ( 古 谷 利 裕 ) 野 坂 昭 如 『 俺 は だ ほ か 傑 作 撰 』 ( 福 永 信 ) 文 學 界 新 人 賞 応 募 規 定 ~ 色 執 筆 者 紹 介 次 号 予 告 の ) 工 セ ー ち ょ う お ん 2 刃 27 ダ

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■ 「 文 學 界 」 定 期 購 読 の お す す め 1 年 12 冊 1 1 , 640 円 ( 税 込 ) 送 料 と 特 別 定 価 の 差 額 は 小 社 負 担 で す 。 書 店 で 入 手 困 難 な 号 も 確 実 に 、 毎 号 定 価 で お 読 み い た だ け ま す 。 申 し 込 み 方 法 ① 文 藝 春 秋 定 期 購 読 セ ン タ ー フ リ ー ダ イ ヤ ル 0120 ー 622 ー 808 ( 受 付 時 間 平 日 10 時 ~ 17 時 ) ② 文 藝 春 秋 ホ ー ム ペ ー ジ http://www.bunshun.co.jp 雑 誌 の ペ ー ジ か ら 定 期 購 読 案 内 を ご 覧 く だ さ い イ ン タ ー ネ ッ ト で お 申 し 込 み の 場 合 、 ク レ ジ ッ ト 決 済 が ご 利 用 に な れ ま す 。 ご 注 意 ン ク ナ ン バ ー か ら の 定 期 購 読 は お 受 け で き ま せ ん 。 ミ ッ ク ナ ン バ ー の お 申 し 込 み 最 寄 の 書 店 で ご 注 文 い た だ く か 、 ブ ッ ク サ ー ビ ス ( 株 ) ま で お 申 し 込 み く だ さ い 。 ブ ッ ク サ ー ビ ス ( 株 ) フ リ ー ダ イ ヤ ル 0120 ー 29 ー 9625 ( 9 時 ~ 18 時 土 日 祝 日 も 可 ) 送 料 な ど に 関 し て は ブ ッ ク サ ー ビ ス に 直 接 お 問 い 合 わ せ く だ さ い 0 0 津 島 佑 子 絶 筆 「 狩 り の 時 代 」 ( 抄 ) / 異 色 短 編 「 文 學 界 新 人 賞 発 表 」 砂 川 文 次 「 市 街 戦 」 ・ 渡 辺 勝 也 「 人 生 の ア ル バ ム 」 / グ ラ ビ ア ・ 特 集 「 怪 」 松 浦 寿 輝 ・ 藤 野 可 織 ・ 西 村 賢 太 ・ 荒 木 経 惟 >< 二 階 堂 ふ み / 新 連 載 ・ 村 田 喜 代 子 小 山 田 浩 子 ほ か / 創 作 ・ 石 原 慎 太 郎 ・ 埋 夫 里 要 、 , ! 、 ー ′ ト 0 気 ′ 第 し を チ 0 物 第 、 0 ・ を 0 を 、 一 = 文 學 界 新 人 発 表 , 戸 津 島 佑 子 砂 川 文 次 戦 / り の 時 代 」 ~ 渡 辺 勝 也 ( 人 の ア ル バ き 第 5 、 - ぢ 死 な せ ま す か 8 石 原 慎 太 郎 物 美 里 「 イ メ 茎 、 奇 を 」 年 - ー 村 田 書 代 子 ~ 第 当 、 年 6 校 浦 春 輝 藤 野 可 織 紀 用 も 山 を 事 を ・ 1 西 村 賢 太 小 山 田 浩 子 木 村 虹 美 福 水 信 滝 西 祐 典 富 山 羽 根 子 を 荒 木 経 性 」 「 中 村 文 則 論 減 の フ 引 粤 イ 」 一 ・ 二 階 堂 ふ み ( : 創 作 ・ 中 村 文 則 ・ 津 村 記 久 子 ・ 村 田 沙 耶 香 ・ 「 新 芥 川 賞 作 家 」 村 田 沙 耶 香 受 賞 ェ ッ セ イ ・ 対 佐 藤 友 哉 / 評 論 ・ 伊 藤 氏 貴 / 紀 行 ・ 与 那 談 ・ 中 村 文 則 / 特 集 「 大 学 で 「 文 学 」 は 学 べ る 原 恵 / 連 載 ・ 宮 本 輝 ・ 金 井 美 恵 子 ほ か か 」 蓮 實 重 彦 ・ 滝 ロ 悠 生 / / 創 作 ・ 椎 名 誠 ほ か 文 慶 春 : 中 村 文 則 号 界 「 私 の 黼 」 遊 プ ラ ジ ル 」 9 年 6 の 佐 藤 友 ー 争 藤 氏 資 特 集 「 民 主 主 義 の 教 科 書 」 柄 谷 行 人 ・ 東 浩 紀 ・ 特 集 「 藝 能 春 秋 」 市 川 海 老 蔵 ・ 坂 東 巳 之 助 ・ 内 田 樹 ・ 島 田 雅 彦 ほ か / 神 木 隆 之 介 >< 宮 立 川 吉 笑 ・ 神 田 松 之 丞 ほ か /. 石 原 慎 太 郎 >< 斎 藤 官 九 郎 / 創 作 ・ 保 坂 和 志 ・ 吉 田 修 一 ほ か 藤 環 / / 柄 ハ 倉 打 人 >< 秀 次 / / 創 作 ・ 宮 内 弁 文 春 物 文 秋 0 石 原 慎 ⑩ 民 主 主 義 の 教 科 「 《 ! 柄 谷 行 人 号 : 当 を が ー す を を を 新 号 月 月 7 田 中 第 弊 田 象 総 一 年 6 一 を 、 メ 6 保 坂 和 志 を た 文 ま 験 画 ー ル み 良 鋼 ・ 負 ー 宮 内 悠 介 - 吉 田 修 一 。 第 〉 - ~ カ プ ー 、 高 樹 の ふ 子 神 木 第 之 介 X : ・ ヨ ン イ を 宮 藤 官 九 部 ・ ” : 甲 第 を メ 、 文 第 を を 考 第 員 を 顧 第 讐 中 村 文 0 第 ・ ま , 坂 東 Z) ト マ ト 16 年 6 月 号

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文 學 界 新 人 賞 原 稿 募 集 【 受 賞 作 】 賞 金 五 十 万 円 お よ び 記 念 品 ( 万 年 筆 ) 【 締 切 】 2 017 年 9 月 日 ( 当 日 消 印 有 効 。 ウ , プ 応 募 は 2017 年 8 月 よ り 受 付 開 始 、 9 月 日 四 時 締 切 ) 【 発 表 】 「 文 學 界 」 2 0 —oo 年 5 月 号 ( 同 年 4 月 号 に 予 選 の 通 過 者 と 作 品 名 を 発 表 し ま す ) 選 考 委 員 見 え る も の ・ 見 え な い も の 。 り , ん る も 東 浩 己 小 説 は な ん で も で き る 、 と 昔 の ・ 語 り え な 〔 も の 。 生 き て 〔 る ・ 生 き て い な こ こ ・ ど こ か 。 死 ん で い る ・ 死 ん で い な い を 書 い て も 性 の 妄 想 を 書 き 殴 る だ け で も 、 小 説 知 っ て い る も の ・ 知 ら な い も の 。 在 る ・ 無 い は す べ て を 受 け 入 れ る か ら す ご い の だ と 言 わ れ 文 学 は そ れ ら の 両 端 を 行 き 来 す る 、 な ん か の 玉 。 た か っ て は 批 評 家 と し て そ の 力 に 嫉 妬 し 、 拙 「 ! 」 の あ る 小 説 を 楽 し み に し て い ま す 。 い 創 作 を 試 み て も み た が 、 最 近 は そ の 感 情 も す そ れ ま で の 自 分 は な に ご と に つ か り 袞 え て い る 。 批 評 家 と し て こ の 席 に 座 っ も 自 信 な く 友 達 も で き す 、 他 て い る の が 嫌 に な る よ う な 、 そ ん な 醜 い 嫉 妬 を 者 を 妬 み 、 女 か ら も 愛 想 を つ か さ れ 、 比 喩 で な 駆 り 立 て て く れ る 新 た な 才 能 の 登 場 を 心 待 ち に く 泥 水 を す す り 暮 ら す ダ メ 人 間 で し た が 、 新 人 し て い る 。 賞 を と っ た 日 か ら 人 生 は バ ラ 色 の ウ ハ ウ ハ 腹 筋 も 割 れ 、 毎 日 が パ ー テ ィ 三 昧 。 す べ て 新 人 賞 の お か げ 、 新 人 賞 サ イ コ ー 。 ケ ッ サ ク 小 説 の ご 応 応 募 の 前 に 読 み 返 す こ と を お 募 、 ど し ど し お 待 ち し て ま ー す 。 宛 先 は こ ち ら ー す す め し ま す 。 自 分 の 書 い た ま だ 読 者 の 目 に 触 れ て な 小 説 が 古 典 と 並 ん だ と き に ど う 見 え る の か 、 現 綿 矢 り さ 微 か に 緊 張 し た 、 新 代 の 他 の 小 説 と 並 べ た と き に は ど う か 、 他 の ジ し い 才 能 に あ ふ れ た 応 募 作 を 、 た く さ ん 読 み た ャ ン ル か ら は ど う 見 え る の か を 確 認 し ま し よ う 。 い で す 。 応 募 作 の 文 章 に 込 め ら れ た 思 い を く み 無 論 、 , ) ん な ア ド バ イ ス な ど 無 視 し て し ま っ て 取 る た め に 、 一 語 一 語 を 見 落 と さ ぬ よ う 、 丁 寧 構 い ま せ ん 。 に 作 品 を 読 み 、 ま た 多 様 な 解 釈 に も う な す け る よ う 、 や わ ら か い 頭 を 持 っ て 、 選 考 に 励 み ま す 。 円 城 塔 長 嶋 有 川 上 未 映 子 【 募 集 要 項 】 ・ 応 募 作 品 は 新 人 の 未 発 表 原 稿 に 限 る 。 同 人 雑 誌 に 発 表 し た も の 、 他 の 新 人 賞 に 応 募 し た も の 、 自 費 出 版 し た も の は 対 象 外 と す る 。 ・ 枚 数 は 四 〇 〇 字 詰 原 稿 用 紙 で 七 〇 枚 以 上 一 五 〇 枚 以 下 。 ワ ー プ ロ 原 稿 の 場 合 、 判 の 紙 に 印 刷 し 四 〇 〇 字 詰 換 算 の 枚 数 を 明 記 の こ と 。 ・ 原 稿 に は 、 題 名 、 枚 数 、 筆 名 、 本 名 、 住 所 、 電 話 番 号 、 メ ー ル ア ド レ ス ( 所 有 の 場 合 ) 、 年 齢 、 現 職 、 略 歴 を 明 記 し た 表 紙 を つ け 、 必 ず 右 眉 を 綴 じ る こ と 。 表 紙 と 同 じ も の を も う 一 枚 、 綴 じ ず に 原 稿 に 添 付 す サ っ こ と 。 ウ エ プ で の 応 募 の 場 合 は 、 文 學 界 ホ ー ム ペ ー ジ 上 の 新 人 賞 原 稿 募 集 の ペ ー ジ (http://www.bunshun. CO .jp/mag/bungakukai/bungakukai—prize. htm) の 指 示 に 従 っ て 必 要 項 目 を 入 力 の こ と 。 ( こ れ ら の 個 人 情 報 は 厳 重 に 管 理 し 、 本 賞 の 目 的 以 外 ー 。 用 し な い ) ・ 募 集 要 項 、 選 考 に つ い て の 問 い 合 わ せ に は 一 切 応 じ な い 。 ま た 一 旦 応 募 し た 作 品 の 訂 正 、 返 却 依 頼 も 受 け 付 け な い 。 ・ 新 人 賞 受 賞 作 の 複 製 権 ( 出 版 権 を 含 む ) 、 公 衆 送 信 権 等 は 文 藝 春 秋 に 帰 属 し ま す 。 【 宛 先 】 〒 102 ー 8008 東 京 都 千 代 田 区 紀 尾 井 町 3 ー 文 藝 春 秋 文 學 界 編 集 部 文 學 界 新 人 賞 係

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文 學 界 新 人 賞 受 賞 作 ) 。 評 論 家 。 年 生 ま れ 。 『 人 は あ る 日 と か け て ね が ふ 』 ( ミ ネ ル ヴ ァ 書 房 ) 。 相 馬 悠 々 ( そ う ま ・ ゅ う ゆ う ) 未 詳 。 っ ぜ ん 小 説 家 に な る 』 ( 青 土 社 ) 。 ト ミ ャ マ ユ キ コ ラ イ タ 1 ・ 研 究 宮 本 輝 ( み や も と ・ て る ) 作 家 。 町 年 高 崎 俊 夫 ( た か さ き ・ と し お ) 映 画 評 者 ・ 早 稲 田 大 学 非 常 勤 講 師 。 四 年 生 生 ま れ 。 『 長 流 の 畔 流 転 の 海 第 八 ま れ 。 『 パ ン ケ ー キ ・ ノ 】 ト , ー お い 論 家 。 年 生 ま れ 。 ( た か は し ・ ひ で み ね ) ノ ン 部 』 ( 新 潮 社 ) 。 髙 橋 秀 実 し い パ ン ケ 1 キ 案 内 10 0 』 ( リ ト ル モ ア ) 。 村 田 喜 代 子 ( む ら た ・ き ょ こ ) 作 家 。 フ ィ ク シ ョ ン 作 家 。 礙 年 生 ま れ 。 『 人 中 原 昌 也 ( な か は ら ・ ま さ や ) ミ ュ ー 菊 年 生 ま れ 。 『 人 の 樹 』 ( 潮 出 版 社 ) 。 生 は マ ナ ー で で き て い る 』 ( 集 英 社 ) 。 高 橋 弘 希 ( た か は し ・ ひ ろ き ) 作 家 。 ジ シ ャ ン ・ 作 家 。 間 年 生 ま れ 。 『 軽 率 山 崎 ナ オ コ ー ラ ( や ま ざ き ・ な お こ ー ら ) 作 家 。 爲 年 生 ま れ 。 『 美 し い 距 の 曖 昧 な 軽 さ 』 ( 河 出 書 房 新 社 ) 。 四 年 生 ま れ 。 『 朝 顔 の 日 』 ( 新 潮 社 ) 。 武 田 砂 鉄 た け だ ・ さ て つ ) ラ イ タ ー 西 村 賢 太 ( に し む ら ・ け ん た ) 作 家 。 離 』 ( 文 藝 春 秋 ) 。 若 松 英 輔 ( わ か ま っ ・ え い す け ) 批 評 年 生 ま れ 。 『 蠕 動 で 渉 れ 、 汚 泥 の 川 年 生 ま れ 。 『 芸 能 人 寛 容 論 ー テ レ 家 。 年 生 ま れ 。 『 生 き て い く う え で 、 を 』 ( 集 英 社 ) 。 ビ の 中 の わ だ か ま り 』 ( 青 弓 社 ) 。 か け が え の な い こ と 』 ( 亜 紀 書 房 ) 。 千 葉 一 幹 ( ち ば ・ か ず み き ) 文 芸 評 論 福 永 信 ( ふ く な が ・ し ん ) 作 家 。 肥 年 に ) 一 三 五 頁 渡 谷 邦 ( わ た り だ に ・ 家 ・ 大 東 文 化 大 学 教 授 。 礙 年 生 ま れ 。 生 ま れ 。 編 著 『 小 説 の 家 』 ( 新 潮 社 ) 。 参 照 古 谷 利 裕 ( ふ る や ・ と し ひ ろ ) 画 家 ・ 『 宮 沢 賢 治 ー す べ て の さ い は ひ を 平 成 二 十 八 年 十 一 月 号 文 學 界 平 成 一 一 十 八 年 十 一 月 一 日 発 行 号 編 集 人 武 藤 旬 月 「 書 を 持 っ て 町 ( 出 よ う 」 2 発 行 人 吉 安 章 売 印 刷 人 北 島 義 俊 1 醗 本 は 自 宅 や 図 書 館 ば か り で 読 む も の で は な い 。 告 用 印 刷 所 大 日 本 印 刷 株 式 会 社 制 作 ロ 1 ャ ル 企 画 一 / 予 材 読 書 家 た ち が 教 え る 「 絶 好 の 読 書 場 所 」 発 行 所 文 藝 春 秋 〔 郵 便 番 号 〕 一 〇 二 ー 八 〇 〇 八 ほ か 話 題 作 満 載 。 ど 期 待 く だ さ い ! ( 内 容 に は 一 部 変 更 が あ り え ま す ) 次 東 京 都 千 代 田 区 紀 尾 井 町 三 ー 一 一 三 「 電 話 〕 三 二 六 五 ー 一 二 一 一 ( 代 ) * 本 誌 掲 載 の 記 事 の 無 断 転 載 を 禁 じ ま す

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ナ リ ス ト ・ 共 同 通 信 社 編 集 委 員 兼 論 大 学 大 学 院 総 合 文 化 研 究 科 博 士 課 程 説 委 員 。 年 生 ま れ 。 『 大 変 を 生 き る 在 籍 。 年 生 ま れ オ カ ヤ イ ヅ ミ 漫 画 家 。 爲 年 生 ま れ 。 日 本 の 災 害 と 文 学 』 ( 作 品 社 ) 。 れ 筆 者 耜 介 佐 久 間 宣 行 ( さ く ま ・ の ぶ ゆ き ) テ レ ビ 『 ご は ん の 時 間 割 』 ( 講 談 社 ) 。 鹿 子 裕 文 ( か の こ ・ ひ ろ ふ み ) 編 集 者 。 プ ロ デ ュ 1 サ 1 ・ 演 出 家 。 年 生 ま れ 。 『 で き な い こ と は や り ま せ ん 阿 部 和 重 ( あ べ ・ か ず し げ ) 作 家 。 年 生 ま れ 。 『 へ ろ へ ろ ー ー 雑 誌 『 ョ テ レ 東 的 開 き 直 り 仕 事 術 』 ( 講 談 社 ) 。 レ ョ レ 』 と 「 宅 老 所 よ り あ い 」 の 年 生 ま れ 。 『 DeIuxe Edition 』 ( 文 春 文 塩 田 明 彦 ( し お た ・ あ き ひ こ ) 一 七 六 人 々 』 ( ナ ナ ロ ク 社 ) 。 庫 ) 。 木 村 朗 子 ( き む ら ・ さ え こ ) 日 本 文 学 頁 参 照 荒 木 一 郎 ( あ ら き ・ い ち ろ う ) 一 六 三 頁 参 照 。 研 究 者 ・ 津 田 塾 大 学 学 芸 部 国 際 関 篠 崎 誠 ( し の ざ き ・ ま こ と ) 一 四 八 頁 参 昭 石 川 義 正 ( い し か わ ・ よ し ま さ ) 文 芸 係 学 科 教 授 。 年 生 ま れ 『 女 子 大 で 芝 山 幹 郎 ( し ば や ま ・ み き お ) 映 画 評 評 論 家 。 年 生 ま れ 。 『 錯 乱 の 日 本 文 『 源 氏 物 語 』 を 読 む ー 古 典 を 自 由 に 論 家 ・ 翻 訳 家 ・ 随 筆 家 。 絽 年 生 ま れ 。 読 む 方 法 』 ( 青 土 社 ) 。 学 ー 建 築 / 小 説 を め ざ し て 』 ( 航 思 黒 沢 清 ( く ろ さ わ ・ き よ し ) 一 四 八 頁 『 映 画 西 口 東 ロ 』 社 ) 。 し ま お ま ほ 漫 画 家 ・ エ ッ セ イ ス ト 。 参 照 。 井 手 健 介 ( い で ・ け ん す け ) ミ ュ 1 ジ 爲 年 生 ま れ 。 『 マ イ ・ リ ト ル ・ 世 田 谷 』 シ ャ ン 。 年 生 ま れ 。 『 井 手 健 介 と 母 九 龍 ジ ョ ー ( く 1 ろ ん ・ じ よ ↓ ラ イ タ ー ・ 編 集 者 。 年 生 ま れ 。 『 メ モ リ 船 』 ヴ ァ イ ン ・ レ コ 1 ド ) 。 1 ス テ ィ ッ ク ー ポ ッ プ カ ル チ ャ ー 犬 山 紙 子 ( い ぬ や ま ・ か み こ ) イ ラ ス 白 鳥 あ か ね ( し ら と り ・ あ か ね ) 一 七 ト レ ー タ ー 一 ェ ッ セ イ ス ト 。 別 年 生 と 社 会 を つ な ぐ や り 方 』 ()æ c*OO 六 頁 参 昭 ま れ 。 『 悲 し き オ ン ナ た ち の 口 癖 』 ( ぶ 小 谷 野 敦 ( こ や の ・ あ っ し ) 作 家 ・ 比 杉 本 裕 孝 ( す ぎ も と ・ ひ ろ た か ) 作 家 。 ん か 社 ) 。 四 年 生 ま れ 。 「 ヴ ェ ジ ト ビ ア 」 ( 第 1 井 上 法 子 ( い の う え ・ の り こ ) 歌 人 。 較 文 学 者 。 年 生 ま れ 。 近 刊 『 本 当 2 0 回 文 學 界 新 人 賞 受 賞 作 ) 。 に 偉 い の か あ ま の じ ゃ く 偉 人 伝 』 年 生 ま れ 。 『 永 遠 で な い ほ う の 火 』 砂 川 文 次 ( す な か わ ・ ぶ ん じ ) 作 家 。 ( 新 潮 新 書 ) 。 ( 書 肆 侃 侃 房 ) 。 年 生 ま れ 。 「 市 街 戦 」 ( 第 121 回 小 山 鉄 郎 ( こ や ま ・ て つ ろ う ) ジ ャ 1 岩 川 あ り さ ( い わ か わ ・ あ り さ ) 東 京

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に し て も ら っ た 経 緯 が あ る 九 月 に 刊 行 予 定 だ っ た 短 篇 集 を 、 先 延 ば し に し て 頂 く 次 第 と な っ た 。 し か し な が ら こ れ も 、 別 に 深 い 考 え が あ っ て 長 篇 を 優 先 さ せ た わ け で は な い 。 短 篇 よ り か 、 長 篇 に 重 き を お い た つ も り 別 段 、 編 輯 者 と ま た ぞ ろ の 揉 め 事 が あ っ た わ け で は な い 。 も 全 く な い 。 初 校 の ゲ ラ も 、 す で に こ ち ら の 手 元 に 届 い て い た の で あ る し か し 、 一 度 は 話 が ま と ま り 、 そ ん な に し て 著 者 校 ま で 出 む し ろ 逆 に 、 内 容 の 浅 薄 な 幼 稚 さ 、 文 章 の ド 下 手 さ は 棚 上 , 」 た び げ し て 云 う の だ が 、 私 は こ れ ま で の 自 ら の 駄 作 群 中 で 、 か の し て も ら っ て お き な が ら 、 此 度 は 何 故 か 、 こ れ を 今 の こ の 時 短 篇 集 に 収 め る 四 篇 に は 格 別 の 思 い を ふ と こ っ て い る 。 期 に 刊 本 と す る に は 些 か 消 極 的 で あ っ た 。 自 信 で も な け れ ば 愛 着 で も な い 。 そ れ は ど こ ま で も 、 私 イ ヤ 、 考 え て み れ ば こ の 消 極 的 な 気 分 は 、 は な か ら ふ と こ っ て い た よ う な フ シ も あ る 人 に し か 分 か ら ぬ 思 い で あ る 。 そ も そ も 該 短 篇 集 は 、 当 初 九 月 よ り 前 の 刊 行 に な る 話 が あ 云 う な れ ば 、 そ ん な の は 金 を 貰 っ て 文 芸 誌 に 載 せ る 価 値 も っ た の だ な い 、 せ い ぜ い が 私 用 の ノ ー ト へ 書 き つ け る に と ど め る べ き 集 中 四 篇 の う ち 、 最 も 長 い の は 昨 年 の 夏 に 『 文 學 界 』 で 採 性 質 の も の で あ り 、 あ ま っ さ え そ れ を 単 行 本 化 し 、 僅 か な が っ て も ら っ た 九 十 枚 の も の で あ る が 、 そ れ に こ の 五 月 ま で に ら も 印 税 を 得 よ う と 云 う の は 、 ち と 厚 釜 し さ の 程 度 を 越 し て し ま っ て い る の だ 。 ま た 更 に は 、 こ の 出 版 不 況 と 云 わ れ る ご 飛 び 飛 び に 書 い た 同 系 統 の 作 を 加 え 、 例 の 野 暮 な ク 藤 澤 淸 造 時 世 の 中 、 か よ う な 僥 倖 と 云 え ば 僥 倖 に あ り つ き な が ら 、 そ も の ツ の 内 容 の み で 構 成 す る こ と は 決 ま っ て い た 。 が 、 禺 々 う そ ぶ そ の 折 は 連 載 の 長 篇 が 完 結 し 、 単 行 書 と し て 出 し て 頂 け る 時 れ を 〈 先 延 ば し に し て 頂 く 次 第 と な っ た 〉 と 嘯 く に 至 っ て は 、 余 り に も 身 の 程 を 弁 え ぬ 類 の 言 で も あ ろ う 。 機 と 重 な っ た 為 に 、 最 終 的 に は 私 の 意 志 で 前 者 の 方 を 後 廻 し 或 る 不 遜 西 村 賢 太

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「 ぜ ん ぜ ん 悪 く な い じ ゃ な い 小 山 鉄 郎 「 な ー ん だ 。 こ れ っ て 、 落 第 生 な ん か じ ゃ な い で す よ ね ・ : 」 。 二 〇 一 三 年 一 月 二 十 六 日 に 安 岡 章 太 郎 さ ん が 九 十 二 歳 で 亡 く な っ た 後 、 元 講 談 社 の 鷲 尾 賢 也 さ ん を リ ー ダ 1 同 社 の 石 坂 秀 之 さ ん 、 元 新 潮 社 の 鈴 木 力 さ ん と 私 の 四 人 が 、 定 期 的 に 安 岡 さ ん の お 宅 に お 邪 魔 し て 、 残 さ れ た 大 量 の 書 簡 な ど を 光 子 夫 人 や 長 女 治 子 さ ん と 一 緒 に 整 理 し て い た 。 そ の 資 料 の 中 か ら 慶 応 大 学 の 成 績 證 明 書 が 出 て き た の だ そ れ に は 不 可 は 一 つ も な く 、 言 語 學 、 支 那 文 學 、 明 治 文 化 史 、 。 生 前 、 文 學 概 論 、 卒 業 試 驗 論 文 な ど に は 「 優 」 が 並 ん で い た 安 岡 さ ん は 「 落 第 生 」 を 公 言 し て い た が 、 「 へ え 1 、 ぜ ん ぜ ん 悪 く な い じ ゃ な い ー と 鷲 尾 さ ん も 、 見 入 っ て い た 。 そ の 資 料 整 理 も 軌 道 に 乗 り 始 め た 二 〇 一 四 年 一 一 月 十 日 、 リ ー ダ 1 の 鷲 尾 さ ん が 六 十 九 歳 で 急 病 死 し て し ま っ た 。 思 え ば 、 安 岡 さ ん の 葬 儀 が 終 わ っ た 後 、 鷲 尾 さ ん と 私 が 安 岡 家 に 呼 ば れ 、 報 道 機 関 へ の 広 報 を 依 頼 さ れ て 、 一 一 人 で 各 社 に 連 絡 を し た の だ っ た 。 そ ん な こ と か ら 私 も 資 料 整 理 に 加 わ っ た の だ 鷲 尾 さ ん の あ と を 私 が 受 け 継 ぎ 、 そ の 後 、 神 奈 川 近 代 文 学 館 に 四 千 点 も の 安 岡 さ ん の 原 稿 、 書 簡 、 写 真 、 書 籍 な ど が 遺 族 か ら 寄 贈 さ れ た 。 そ の 資 料 を ベ 1 ス に 、 他 の 文 学 館 、 個 人 蔵 の 資 料 も 加 え て 、 同 文 学 館 が 十 月 一 日 か ら 「 安 岡 章 太 郎 展 〈 私 〉 か ら 〈 歴 史 〉 へ 」 を 開 催 し て い る 。 安 岡 さ ん か ら 私 が 受 け 取 っ た 、 そ の 魅 力 に つ い て 書 き 留 め て お き た い 。 そ の 魅 力 の 第 一 は 明 治 維 新 以 来 の 「 日 本 の 近 代 」 と い う も の に 対 す る 深 い 洞 察 だ っ た 。 公 言 し て い た 「 落 第 生 に も 表 れ て い る が 、 安 岡 さ ん は 学 校 が 苦 手 だ っ た し 、 軍 隊 と 病 院 が 苦 手 だ っ こ 。 一 九 八 六 年 末 、 安 岡 さ ん は 胆 嚢 の 痛 み か ら 心 筋 梗 塞 を 発 症 し て 、 半 年 間 の 入 院 生 活 を 強 い ら れ た 。 無 事 退 院 し て き た 安 岡 さ ん を 取 材 す る と 「 入 院 中 に 、 学 校 や 軍 隊 時 代 の こ と を 思 い 出 し た 」 と い う 。 学 校 、 軍 隊 、 病 院 は 効 率 性 を 求 め て 、 人 の 個 性 を な く し 、 人 間 を 直 線 的 に 整 列 さ せ る 。 そ れ が 「 日 本 の 近 代 」 と い う も の か な 、 と の こ と だ っ た 。 『 な ま け も の の 思 想 』 『 軟 骨 の 精 神 』 『 も ぐ ら の 言 葉 』 ・ 安 岡 さ ん の エ ッ セ イ 集 の 名 に は 独 特 の ニ ュ ア ン ス が あ る 。 「 な ま け も の 」 「 軟 骨 」 「 も ぐ ら 」 と 「 思 想 」 「 精 神 」 「 言 葉 」 4

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人 小 乱 月 評 木 村 朗 子 震 災 後 文 学 と 子 供 の 世 界 今 月 は 東 日 本 大 震 災 を 扱 っ た 作 品 と 母 子 家 油 所 の 火 災 は 実 況 中 継 だ っ た の に 、 主 人 公 た 海 に 潜 っ て は 、 ふ ゆ り は か っ て の 生 活 の 痕 跡 庭 の 子 供 の 物 語 が 集 ま っ た 。 桝 田 豊 「 千 の 鏡 」 ち の 住 む 地 域 の 空 よ り 暗 か っ た 。 東 に 行 け ば 、 を 探 す 。 そ う し て か っ て の 自 分 の 幻 影 に 出 会 ( 早 稲 田 文 学 ) は 、 小 学 五 年 生 の 玉 川 千 を 主 人 日 が 早 く 沈 む の か 。 こ の 問 い が 最 後 に 、 主 人 い も す る の だ が 、 そ れ が 自 分 だ と い う 確 証 が 公 と し 、 一 一 〇 一 一 年 の 三 月 を 描 く 。 十 一 歳 の 公 が 福 井 、 金 沢 、 富 山 と 列 車 を 乗 り 継 ぎ 、 新 あ る わ け で は な い 。 過 去 の 記 憶 は す で に お ば 子 供 が 新 聞 配 達 を し 、 母 親 か ら く す ね た タ バ 潟 か ら 福 島 を 見 に 行 こ う と す る と こ ろ ま で の ろ げ に な っ て い る か ら だ 。 海 中 を 自 在 に 泳 ぎ 、 コ を 燻 ら せ た り す る あ た り が 妙 に 昭 和 的 な の 推 進 力 に な る の が よ い 結 局 、 主 人 公 は バ ス 探 索 す る ふ ゆ り の 見 る 光 景 と 彼 女 の 孤 独 は 、 だ が 、 そ れ で 携 帯 の 料 金 や パ ソ コ ン を 買 う 資 に 乗 り 遅 れ て 、 ま ご ま ご し て い る と こ ろ を 補 最 後 の 「 あ た し は 永 遠 に 生 き る 、 生 き 続 け る 」 金 に し よ う と い う の だ か ら 今 ど き の 子 供 で あ 導 さ れ て 送 り 返 さ れ て し ま っ た 。 福 島 ま で 行 と い う 人 間 ら し く な い 確 信 と 相 ま っ て 、 映 画 っ て み よ う と す る 、 そ の 衝 動 は 子 供 じ み て い る 。 母 子 家 庭 で と き ど き 母 親 が 外 泊 を す る よ 『 <— 』 で 見 た 世 界 を 想 起 さ せ る 。 ヴ ィ ジ ュ う に な っ た 頃 に 、 震 災 が 起 こ る 。 日 本 海 側 と る が 、 あ の い て も た っ て も い ら れ ぬ 焦 燥 は 多 ア ル イ メ 1 ジ に 彩 ら れ た 短 編 な ら で は の 物 は い え 多 少 は 地 震 で 揺 れ た し 、 テ レ ビ で は と く の 大 人 も 共 有 し た 感 覚 た ろ う 。 子 供 の 震 災 語 。 岸 川 真 「 坂 に 馬 」 ( 文 ) は 、 馬 と 幼 馴 染 ん で も な い こ と か 起 こ っ て い る と い う の に 、 小 説 を 考 え て み る 必 要 が あ る と 感 じ た 。 変 わ の 男 二 人 が 、 台 風 に や ら れ て 死 ん で い く 話 。 そ ば に い て く れ な か っ た こ と へ の 腹 い せ に 家 っ た 文 体 が 面 白 い が 説 明 部 分 の 重 複 は 効 果 的 嵐 の 前 の 静 け さ に は じ ま っ て 、 突 風 と 大 雨 、 出 を 企 て た り す る 。 友 だ ち の 太 良 弦 太 は 夏 休 で は な い と 思 っ た 。 水 原 涼 「 ふ ゆ り 」 ( 文 學 鉄 砲 水 と に 襲 わ れ る 後 半 は 、 さ な が ら パ ニ み の 工 作 で 時 限 爆 弾 を 自 作 し て 提 出 し 児 童 相 界 ) は 、 津 波 で 水 没 し た 都 市 を 舞 台 と し 、 主 ッ ク 映 画 の 臨 場 感 で あ る 。 そ う し て 濁 流 に の 談 所 送 り に な っ た ツ ワ モ ノ だ が 、 津 波 や 原 発 人 公 ふ ゆ り が 唯 一 の 人 間 の 生 き 残 り だ と い う ま れ て 登 場 人 物 は 誰 も 彼 も 死 ん で し ま う の で 爆 発 の ニ ュ ー ス を 見 続 け た た め に 共 感 疲 労 を 設 定 の 物 語 で あ る 。 誰 と も 話 を し な い か ら こ あ る 。 そ の 意 味 で 死 者 の 側 か ら 水 害 を 描 い た も の と 言 え る 。 馬 を 引 く 男 と い う 前 近 代 的 世 起 こ し て 熱 を 出 す 。 ワ ン セ グ で み た 千 葉 の 製 と ば を 忘 れ て し ま い そ う に な る 。 や み く も に

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果 た し て 機 嫌 と は 一 体 、 何 な の だ ろ う 度 、 自 分 の 書 い た も の を 読 み 返 す な り 、 い に は 「 世 の 中 は 一 体 、 ど う な っ て い 誰 か に 読 ん で も ら う な り し て 機 嫌 を 整 か 。 そ う い え ば 、 機 嫌 の よ い こ と を 機 る ん だ 」 と い う 具 合 に 社 会 問 題 化 し た え て も ら い た か っ た 。 私 自 身 も そ う だ 嫌 に 敬 称 を 付 け て 「 ご 機 嫌 」 な ど と 言 く な る 。 人 間 関 係 に お い て も 自 分 の 機 。 「 機 嫌 」 自 体 に 敬 意 を 払 え ば 、 機 が 、 本 人 が 「 悩 ん で い る 」 と 思 っ て い 嫌 が 悪 け れ ば 相 手 の 機 嫌 も 悪 く な る わ 嫌 が よ く な る と い う こ と な の た ろ う か け で 、 機 嫌 は 増 幅 ・ 拡 散 す る の で あ る 。 る こ と は 正 確 に 文 章 に し よ う と す る と 、 上 手 く 書 け な い と い う こ と も あ っ て 自 何 か を き っ か け に 機 嫌 が 変 わ る こ と も 1 一 1 ロ 古 語 辞 典 に よ る と 、 「 機 嫌 ー は 漢 語 、 あ る が 、 よ く よ く 考 え れ ば 機 嫌 が 変 わ ら の 非 に 気 が つ い た り す る も の な の で あ る ä) と も 」 仏 教 五 で 「 そ し り - 」 、 ら - フ こ っ た か ら こ そ 「 き っ か け 」 も あ る わ け と 」 ( 『 角 川 古 語 大 辞 典 第 二 巻 』 角 川 書 ち な み に 明 治 期 の 精 神 医 学 の テ キ ス で 、 機 嫌 が な け れ ば 「 き っ か け 」 も な 店 昭 和 年 ) ら し い 。 仏 教 に は 「 機 ト な ど に は 「 精 障 害 ハ 則 病 的 機 嫌 變 悩 む 悩 ま な い も 機 嫌 次 第 。 機 嫌 よ と い う 言 葉 も あ り 、 人 の 忌 み 嫌 け れ ば す べ て よ し 、 と 言 い た い く ら い 化 也 ー ( 川 原 汎 著 『 精 病 學 提 綱 』 半 田 嫌 戒 」 う こ と を 戒 め て い る そ う な の だ が 、 今 で あ る 。 屋 醫 籍 商 店 明 治 年 ) な ど と 記 さ れ 日 の 意 味 か ら す る と 妙 で あ る 。 機 嫌 が 以 前 、 私 は 新 聞 で 悩 み 相 談 の 回 答 者 て い る 。 精 神 障 害 も 機 嫌 の 病 い と さ れ 、 「 そ し り き ら う こ と 」 な ら 、 機 嫌 が よ 中 に は こ ん な 病 名 も あ っ た 。 を つ と め て い た 。 連 日 、 読 者 か ら 寄 せ い と い う の は 人 を そ し り き ら っ て も よ ら れ る お 手 紙 や メ 1 ル を 読 ん で い た の 「 定 期 性 不 機 嫌 症 ー し し J い - フ こ し 」 に な っ て し 土 フ こ , れ は だ が 、 そ の 時 も こ う 問 い か け た く な っ そ の 名 の 通 り 、 定 期 的 に 不 機 嫌 に な ど う い う わ け か と 調 べ て み る と 、 次 の る と い う 病 気 ら し い 。 症 状 と し て は 「 感 情 刺 戟 性 ト ナ リ テ 怒 リ 易 ク 、 不 平 よ う な 事 情 が あ っ た そ う で あ る 。 「 ご 機 嫌 い か が で す か ? 」 文 面 か ら 察 す る に 、 多 く の 人 は 機 嫌 不 滿 ノ 情 ヲ 發 シ 、 他 人 ト 親 シ マ ズ 。 機 嫌 、 元 來 譏 嫌 と 書 く べ き を 譏 を 機 が 悪 い の で あ る 。 人 を 誹 謗 中 傷 す る 言 種 々 衝 動 性 行 爲 ラ 發 ス ル モ ノ ア リ 1 11 こ 誤 れ る な り ( 杉 田 直 樹 著 『 小 精 病 學 』 金 原 商 店 葉 が 目 立 ち 、 「 て に を は 」 も 乱 れ て 、 ( 衣 笠 宗 元 著 『 標 註 佛 語 よ り 出 で た 昭 和 3 年 ) と の こ と 。 病 気 と い う よ り 誰 が 主 語 な の か よ く わ か ら な い 。 中 に る 俗 語 の 解 』 貝 葉 書 院 明 治 年 ) は 相 手 の 個 人 情 報 ま で 盛 り 込 ん で 告 発 不 機 嫌 そ の も の で 、 機 嫌 を 「 直 す 」 と す る よ う な 手 紙 も あ り 、 せ め て も う 一 は 「 治 す 」 だ っ た の か と 思 え る の だ が ち 悩 む 人