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検索対象: 日本の天然記念物 3 植物Ⅰ

日本の天然記念物 3 植物Ⅰから 157件ヒットしました。

日本の天然記念物 3 植物Ⅰ


日 本 の 天 然 記 念 物 植 物 1

日本の天然記念物 3 植物Ⅰ


[ 凡 例 ] ( 特 天 ) = 特 別 天 然 記 念 物 ( 天 ) = 天 然 記 念 物 れ た り し た こ と を 示 す 。 ら 指 定 地 域 が 助 張 さ れ た り 、 解 除 縮 / ト さ G 助 Ⅱ 指 定 ) ・ ( ー 黯 5 解 除 ) は 、 保 護 の 必 要 上 か た こ と を 示 す 。 合 併 そ の 他 や む を え な い 理 由 に よ り 改 め ら れ ( 名 称 変 更 ) は 、 指 定 当 初 の 名 称 を 、 市 町 村 の 5 . 囮 = 指 定 年 月 日 。 ・ 自 報 に 告 示 さ れ た 日 と お お 合 も あ る 。 編 集 の 都 合 に よ り 、 多 少 頂 序 を 入 れ か え た 場 の へ 、 あ る い は 分 類 学 上 の 順 序 に よ っ た が 、 件 の 配 列 は 、 原 則 と し て 北 の も の か ら 南 の も 4 . 各 章 お よ び 章 内 の 同 種 グ ル ー プ 中 の 指 定 物 朝 体 ) は 指 定 外 の も の を 示 す 。 の も の は 国 指 定 の 天 然 記 念 物 を 示 し 、 細 字 ( 明 写 真 説 日 月 文 の 名 称 の う ち 、 太 字 ( ゴ シ ッ ク 体 ) あ る 。 断 に よ り 、 也 で の 慣 用 に 従 っ た も の も 若 干 然 記 念 牛 旨 定 目 録 』 に よ っ た が 、 編 集 部 の 判 3 . 天 然 記 念 物 の 名 称 は 、 文 他 〒 編 『 史 跡 名 勝 天 ル ー フ 。 内 の 編 成 は 編 集 部 に よ る 。 れ を 生 活 型 に よ る グ ル ー プ で ま と め た 。 各 グ と 、 単 木 指 定 の も の と に 大 き く 分 け 、 そ れ ぞ 2 . 植 物 は 草 本 と 木 本 の 植 生 を 中 心 に し た も の 報 て 告 示 さ れ な い 限 り は 料 甦 し 、 そ の 旨 を 記 物 て 指 定 解 除 申 請 中 の も の か 若 干 あ る が 、 官 体 指 定 の も の は 含 ま れ て い な い 。 枯 死 し た 植 「 国 指 定 」 の 天 然 記 念 物 の み で あ り 、 地 方 自 治 ( 1984 ) 5 月 現 在 の 指 定 物 件 の 全 部 で あ る 。 1 . 本 書 に 収 録 し た 天 然 記 念 物 は 、 昭 和 59 年 6 . 國 = 所 在 地 7 . 圈 = 髏 者 ま た は 個 理 団 イ 本 。 ー - 一 般 に 土 地 の 所 有 者 か に あ た る の か 建 て 前 で あ る が 、 所 有 権 が 多 数 に わ た っ て い た り 、 そ の 他 它 要 な 事 由 が あ る 場 合 に は 、 管 理 団 体 か 指 定 さ れ 管 理 す る こ と に な っ て い る 。 都 道 府 県 や 市 町 村 な ど 地 方 公 共 団 体 か こ れ に あ た る の か 普 通 で あ る 。 理 者 名 ・ 管 理 団 体 名 の う ち 、 * 印 の も の は 指 定 物 件 の 所 有 者 と し て 明 ら か な も の 。 細 字 ( 明 朝 体 ) の も の は 、 『 指 定 目 録 』 で は 空 白 に な っ て い る が 、 編 集 部 の 調 査 に よ っ て 判 明 し た 管 理 者 ま た は 艝 理 団 体 を 示 す ( 従 っ て 、 こ れ は 公 式 の も の で は な い ) 。 な お か っ 調 べ が つ か な か っ た も の は 空 白 に し て あ る 。 8 . 解 説 お よ び 特 別 記 事 中 の 植 物 の 種 名 は 各 執 筆 者 に よ る 。 そ の 他 写 真 説 明 な ど 、 筆 者 名 の な い 言 己 主 は 編 集 部 に よ る 。 9 . 特 別 天 然 記 念 物 指 定 の も の お よ び 名 勝 に 重 複 指 定 さ れ て い る も の に つ い て は 、 名 称 の 欄 に そ の 旨 を 記 し た 。 10. 第 6 巻 の 巻 末 に 、 天 然 記 念 物 の 所 在 地 地 図 、 都 道 府 県 別 目 録 お よ び 50 音 順 索 引 を 掲 載 し た 。 検 索 や 観 察 旅 行 な ど に 役 立 て ば 幸 い で あ る 。

日本の天然記念物 3 植物Ⅰ


日 本 の 天 然 記 念 物 植 物 い AT U R A し M 0 U M E N T S 0 F J A PA

日本の天然記念物 3 植物Ⅰ


日 本 の 天 然 記 念 物 3 植 物 I 1984 年 6 月 25 日 第 1 刷 発 行 セ ッ ト 定 価 29 , 800 円 編 集 発 行 者 発 行 所 印 刷 所 製 本 所 沼 田 眞 加 藤 勝 久 株 式 会 社 講 談 社 東 京 都 文 京 区 音 羽 2 ー 12 ー 21 〒 Ⅱ 2 電 話 東 京 03 ー 945 ー Ⅱ 11 ( 大 代 表 ) 振 替 東 京 8 ー 3930 凸 版 印 刷 株 式 会 社 和 田 製 本 工 業 株 式 会 社 OKodansha Ltd. , 1984 Printed in Japan N. D. C. 462. 1 pp. 29.7X21. ()cm 落 丁 本 ・ 乱 丁 本 は 小 社 書 籍 製 作 部 宛 に お 送 り 下 さ い 送 料 小 社 負 担 に て お 取 替 え い た し ま す 。 ISBN4 ー 06 ー 180583 ー 5 ( 0 ) ( 美 術 )

日本の天然記念物 3 植物Ⅰ


な 植 物 の 意 ) と い う 新 属 を た て 、 水 前 寺 や 献 - ヒ 品 て 、 あ る こ と に 敬 意 を 表 し て サ ク ル ム ( 神 聖 な ) と い う 種 小 名 を つ け て 記 載 し て か ら て 、 あ る 。 ス イ ゼ ン ジ ノ リ は 最 も 原 始 的 な 植 物 て 、 ら ん そ う あ る 藍 藻 類 に 属 す る 単 細 胞 生 物 。 細 胞 に ま ゆ が た は 核 が な く 、 3.5 ~ 6 ミ ク ロ ン の 繭 形 の 細 胞 が 共 通 の 寒 天 質 の 中 に 埋 も れ 、 不 定 形 の 君 本 を 形 成 し て い る 。 群 体 は 暗 緑 色 だ ん か い か ら 緑 褐 色 、 不 規 則 な 凹 凸 の あ る 団 塊 て 、 、 4 ~ 6 セ ン チ く ら い に ま て 、 な る 。 大 き く な る と ち ぎ れ 、 そ の 断 片 が 肥 大 生 長 す る こ と を 繰 り 返 し て 増 殖 す る 。 生 育 地 は 清 澄 な 水 が 豊 か に 湧 く と こ ろ 。 年 平 均 水 温 は 18 度 く ら い て 、 温 度 変 化 が 少 な く 、 pH は 5.9 。 砂 礫 の 多 い 池 の 水 深 50 セ ン チ く ら い の 範 囲 に 浮 遊 生 活 を 営 ん て 、 い る 。 そ の 特 異 な 形 態 と 生 態 、 ご く 限 ら れ た 場 所 に し か 生 育 し な い 珍 し い 植 物 て 、 あ る こ と か ら 、 生 育 地 の 環 境 そ の も の が 天 然 記 念 物 と さ れ た 。 以 前 は 広 い 範 囲 に 豊 か に 発 生 し て い た が 、 現 在 は 、 水 の 汚 染 が 進 ん だ た め 、 堤 防 と 金 網 て 、 保 護 さ れ た 中 て 、 、 細 々 と 命 脈 を 保 っ て い る 状 態 て 、 あ る 。 ( 今 江 正 知 、 佐 藤 千 芳 ) 闇 菱 刈 町 所 鹿 児 島 県 伊 佐 郡 菱 刈 町 昭 和 36 年 4 月 28 日 ← 部 解 除 ・ 名 称 変 指 大 正 年 に 月 9 日 川 内 川 の チ ス ジ ノ リ 発 生 地 せ ん だ い が わ 所 熊 本 県 山 鹿 市 方 保 田 指 昭 和 34 年 田 月 田 日 菊 池 川 の チ ス ジ ノ リ 発 生 地 き く ち が わ 部 の 限 ら れ た 場 所 に 産 す る 日 本 特 産 種 て 、 ス ジ ノ リ 科 に 属 す る 淡 水 藻 て 、 、 ル 羽 中 南 チ ス ジ ノ リ は 紅 藻 類 ウ ミ ゾ ウ メ ン 目 チ あ る 。 藻 体 は 分 枝 し た ひ も 状 て 、 、 太 さ 0.5 ~ 1 ミ リ 、 長 さ 30 ~ 60 セ ン チ 、 色 は 暗 紫 色 て 、 あ る 。 体 は 全 面 に 同 化 糸 ( 色 素 を 持 ち 同 化 作 用 を す る 細 胞 列 ) と 呼 ば れ る 細 毛 を 密 生 し 、 柔 ら か く 粘 液 を 持 っ て い る 。 こ の 同 化 糸 が チ ス ジ ノ リ て 、 は 短 く 、 同 属 の 河 里 産 シ マ チ ス ジ ノ リ て 、 は 長 い 。 和 名 ち す じ の り は 藻 体 の 色 や 形 が 血 管 に 似 て い て 血 条 苔 の 意 味 て 、 あ る 。 生 育 地 は 水 量 の 豊 か な 河 川 の べ 充 て 、 、 チ ス ジ ノ リ は 河 底 の 石 に 付 着 し て 生 育 し 、 秋 か ら 翌 年 の 春 に か け て 繁 茂 し 、 夏 は ほ と ん ど み ら れ な い 本 種 は 霧 島 火 山 系 に 沿 っ て 分 布 す る と い う こ と て 生 物 地 理 学 上 も 未 を 持 た れ て い る が 、 丘 関 東 の 本 庄 市 て 、 も 生 育 が み ら れ た 。 指 定 地 の 山 鹿 市 、 菱 刈 町 は い ず れ も 温 泉 の 湧 く 所 て 、 あ り 、 チ ス ジ ノ リ 属 が 本 来 南 方 系 の 種 て 、 あ る こ と を 考 え る と 、 水 温 と の 関 係 て 、 現 在 の 場 所 て 、 生 き 残 っ た と も 考 え ら れ る 。 生 育 の 現 況 を み る と 、 菊 ~ 日 の 指 定 地 は 山 鹿 市 方 保 田 を 中 心 に し た 本 流 て 、 、 そ こ て 、 チ ス ジ ノ リ は 健 在 て 、 あ り 、 ま た 指 定 よ 外 の 菊 日 や そ の 支 充 の 合 志 川 に も 生 育 が み ら れ る 。 川 内 川 て 、 は 菱 刈 町 の 指 定 地 て 現 在 も 生 育 し て い る 。 ま た 福 岡 県 の 筑 彳 刻 日 て 、 も 丘 発 生 が 知 ら れ て い る 。 ( 右 田 清 治 ) 所 沖 縄 県 那 覇 市 真 地 囮 昭 和 47 年 5 月 馬 日 発 生 地 識 名 園 の シ マ チ ス ジ ノ リ し き な え ん ノ リ て 、 は い ち じ る し く 長 い 。 本 種 は ほ と が 、 体 の 皮 層 を な す 同 化 糸 が シ マ チ ス ジ る 。 チ ス ジ ノ リ に き わ め て よ く 似 て い る 体 色 は 暗 紫 色 て 柔 ら か く 粘 液 を 持 っ て い 1.5 ミ リ 、 長 さ は 20 ~ 40 セ ン チ に 達 す る 。 状 を な し 、 羽 状 に 枝 を 出 し 、 太 さ は 1 ~ に 生 育 す る 珍 し い 藻 類 て 、 あ る 。 体 は ひ も の 淡 水 産 紅 藻 て 、 、 沖 縄 本 島 の 湧 水 の 井 戸 シ マ チ ス ジ ノ リ は 、 チ ス ジ ノ リ と 同 属 ん ど 1 年 中 い つ も 生 長 し た 体 が み ら れ る 。 シ マ チ ス ジ ノ リ は 列 島 に お い て 沖 縄 本 島 の み て 生 育 が 知 ら れ て い る 。 ま た 、 こ れ ま て 、 に 生 育 が 確 か め ら れ た 約 10 カ 所 の 自 生 地 は 、 い ず れ も 隆 起 さ ん ご 礁 地 帯 の 湧 水 て 、 コ ン ク リ ー ト や 石 壁 に よ っ て 囲 ま れ た 井 戸 て 、 、 天 然 の 人 工 を 加 え て な い 湧 水 中 に は ま だ 発 見 さ れ て い な い の は 興 味 深 い 。 チ ス ジ ノ リ が 川 の 本 流 の 速 い 流 れ に 生 育 す る の に 、 本 種 は 井 戸 の 内 の ほ と ん ど 流 れ の な い 所 に 生 育 す る 。 識 名 園 の シ マ チ ス ジ ノ リ は 、 チ ス ジ ノ リ の 名 前 て 、 大 正 13 年 ( 1924 ) に 天 然 記 念 物 に 指 定 、 保 護 さ れ て き た が 、 後 て 別 種 の シ マ チ ス ジ ノ リ に 名 称 が 改 め ら れ た 。 現 在 、 識 名 園 の 湧 水 の 井 戸 ( 育 徳 泉 ) て 、 は シ マ チ ス ジ ノ リ は 糸 威 し て い る が 、 県 の 天 然 記 念 物 に 指 定 さ れ て い る 今 丿 南 二 村 天 底 の 井 戸 て 、 は 健 在 て 、 あ り 、 そ の ほ か 沖 縄 本 島 の 約 10 ヵ 所 て 、 生 育 が み ら れ る 。 ( 右 田 清 治 ) オ キ チ モ ズ ク 発 生 地 囮 昭 和 四 年 6 月 26 日 所 愛 鍰 県 温 泉 郡 川 内 町 吉 久 闇 川 内 町 じ づ が わ 志 津 川 の オ キ チ モ ズ ク 発 生 地 指 昭 和 34 年 7 月 一 日 所 熊 本 県 阿 蘇 郡 南 小 国 町 満 願 寺 置 南 小 国 町 ひ じ く ろ が わ 土 黒 川 の オ キ チ モ ズ ク 発 生 地 指 昭 和 36 年 5 月 一 日 所 長 崎 県 南 高 来 郡 国 見 町 土 黒 国 見 町 オ キ チ モ ズ ク は 、 紅 藻 類 ウ ミ ゾ ウ メ ン 目 チ ス ジ ノ リ 科 に 属 し 、 チ ス ジ ノ リ と 近 縁 の 淡 水 藻 て 、 あ る 。 体 は ひ も 状 て 、 多 数 の 枝 を 出 し 、 太 さ は 0.4 ~ 0.8 ミ リ 、 長 さ は 10 ~ 40 セ ン チ に な り 、 粘 質 に 富 み 色 は 褐 藻 類 ・ 細 菌 類 の 発 生 地 ・ 127

日本の天然記念物 3 植物Ⅰ


目 眞 植 物 系 天 然 記 念 物 の 実 態 と 間 題 点 沼 田 天 然 記 念 物 目 録 執 筆 者 一 覧 特 別 記 事 目 録 高 山 や 岩 石 地 の 植 物 群 落 コ ケ 類 の 生 育 地 シ ダ 類 の 自 生 地 湿 地 ・ 樹 林 下 ・ 山 地 の 植 物 海 浜 の 植 物 群 落 神 社 や 寺 の 森 次 4 7 用 8 82 74

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目 眞 植 物 系 天 然 記 念 物 の 実 態 と 間 題 点 沼 田 天 然 記 念 物 目 録 執 筆 者 一 覧 特 別 記 事 目 録 高 山 や 岩 石 地 の 植 物 群 落 コ ケ 類 の 生 育 地 シ ダ 類 の 自 生 地 湿 地 ・ 樹 林 下 ・ 山 地 の 植 物 海 浜 の 植 物 群 落 神 社 や 寺 の 森 次 4 7 用 8 82 74

日本の天然記念物 3 植物Ⅰ


成 東 ・ 東 金 食 虫 植 物 群 落 指 大 正 9 年 7 月 ロ 日 昭 和 7 年 5 月 20 日 ( 一 部 解 除 ) 昭 和 引 年 6 月 29 日 ( 一 部 解 除 ) 昭 和 53 年 に 月 幻 日 ( 名 称 変 更 ) 所 千 葉 県 山 武 郡 成 東 町 島 ・ 東 金 市 上 武 射 田 闇 成 東 町 総 武 本 線 成 東 駅 か ら 南 東 へ 約 2 キ ロ メ ー ト ル の 位 置 に あ る 。 も と は 「 成 東 町 肉 食 植 物 産 地 」 と 呼 ば れ て い た が 、 一 部 と う が ね が 東 金 市 に も か か る と こ ろ か ら こ の よ う に 改 め ら れ た 。 九 十 九 里 平 野 に は 低 湿 地 が 多 く 、 食 虫 植 物 の 生 育 地 も か っ て は 各 所 に 見 ら れ た 。 し か し 水 田 化 、 埋 め 立 て な ど て 湿 地 は し だ い に 姿 を 消 し 、 ま た 食 虫 植 物 や 湿 生 植 物 は 乱 掘 も あ っ て 、 保 護 よ 丿 外 て 、 は ほ と ん ど 見 る こ と は て 、 き な く な っ て い る 。 こ こ の 指 定 は 、 も っ と も 古 い も の の 一 っ て 、 あ る が 、 ま さ に 先 見 の 明 と い え る 。 指 定 当 時 は 4 ヘ ク タ ー ル あ っ た が 、 現 在 は 約 1.5 ヘ ク タ ー ル に 縮 小 さ れ た 。 に 生 育 す る 食 虫 植 物 は 、 モ ウ セ ン ゴ ケ ・ コ モ ウ セ ン ゴ ケ ・ イ シ モ チ ソ ウ ・ シ ロ ノ ヾ な る と う と う が ね な る と う ナ ナ ガ バ ノ イ シ モ チ ソ ウ ・ ミ カ キ グ サ ・ ホ ザ キ ノ ミ ミ カ キ グ サ ・ ム ラ サ キ ミ ミ カ キ グ サ の 7 種 て 、 、 そ の 他 季 節 ご と に ト キ ソ ウ ・ ノ ハ ナ シ ョ ウ ブ ・ サ ギ ソ ウ な ど が 美 し く 咲 く 。 周 囲 は 柵 て 、 区 切 ら れ 、 湿 原 内 に は 遊 歩 橋 が 設 け ら れ て 、 踏 み 込 み か ら 保 護 さ れ て い る 。 近 年 、 周 辺 よ 或 の 水 田 の 土 地 改 良 が 進 み 、 こ れ が 湿 原 の 水 位 の 低 下 を 来 し て い る 。 土 地 の 乾 燥 化 に と も な い 、 大 形 草 本 や 低 木 の 進 出 も 目 立 つ よ う に な り 、 食 虫 植 物 の 衰 退 の 傾 向 が 現 れ て い る 。 食 虫 植 物 保 護 の た め の 研 究 や 実 験 も 試 み ら れ 、 地 元 の 人 び と も 熱 じ 、 に 管 理 に と り 組 ん て 、 い る が 、 保 護 の 前 途 は き び し い も の が あ ( 岩 瀬 徹 ) 98 ・ 湿 地 ・ 樹 林 下 ・ 山 地 の 植 物 ほ う ぞ う じ ぬ ま 宝 蔵 寺 沼 ム ジ ナ モ 自 生 地 昭 和 年 5 月 4 日 所 埼 玉 県 羽 生 市 三 田 ヶ 谷 闇 羽 生 市 ム ジ ナ モ は 池 や 沼 の 水 中 に 浮 い て 生 活 す る 食 虫 植 物 の 一 種 て 、 、 茎 は 10 ~ 30 セ ン チ 、 節 ぶ し に は 5 ミ リ ほ ど の ハ マ グ リ の よ う な 捕 虫 器 を 輪 状 に つ け て い る 。 口 を 開 け た 捕 虫 器 に ボ ウ フ ラ や ミ ジ ン コ な ど の プ ラ ン ク ト ン が 入 る と 、 そ の 瞬 間 50 分 の 1 秒 か ら 100 分 の 1 秒 の 速 さ て 、 ロ を 閉 じ て 捕 え て し ま う 。 捕 え ら れ た 獲 物 は 消 化 液 て 、 分 解 さ れ 、 養 分 は 吸 収 さ れ る 。 ム ジ ナ モ は か っ て 利 根 川 ・ 信 日 ・ 木 曽 川 ・ 淀 川 の 各 ~ 或 に 生 育 し て い た が 、 ~ ル や 干 拓 工 事 、 そ の ほ か 除 草 剤 の 散 布 な ど の 悪 条 件 が 重 な っ て ほ と ん ど が 糸 色 威 し 、 今 は た だ 1 ヵ 所 、 こ の 宝 蔵 寺 沼 に 自 生 し て い る 。 ム ジ ナ モ は ヨ ー ロ ッ ノ ヾ ・ ア フ リ カ ・ ア ジ ア ・ オ ー ス ト ラ リ ア に か な り 広 く 分 布 し て い た が 、 こ れ ら は 次 々 に 消 滅 し 、 結 局 世 界 て 、 自 生 地 は 日 本 の 宝 蔵 寺 沼 だ け と い う こ と に な っ て し ま っ た 。 は に ゆ う 宝 蔵 寺 沼 は 羽 生 市 の 東 方 に あ る 利 根 川 沿 い の 低 湿 地 て 、 そ こ に は 縦 横 に 走 る 、 具 物 用 の 堀 割 が あ り 、 淵 に は ヨ シ や マ コ モ が 生 育 し て い る 。 ム ジ ナ モ は こ の 堀 割 の 水 に 浮 い て 生 き て い る 。 か っ て の 最 盛 期 に は 水 面 を お お い 尽 く す ほ ど 繁 殖 し て い た が 、 天 然 記 勿 に 指 定 さ れ た そ の 年 の 8 月 21 日 、 台 風 14 号 の 水 害 て 、 ム ジ ナ モ は す べ て 流 さ れ 、 翌 年 に は そ の 姿 は 全 く 見 ら れ な く な っ た 。 と こ ろ が 幸 い に も ム ジ ナ モ 保 存 会 を 中 心 に 、 以 前 か ら 人 工 的 に 培 養 す る 方 法 が 研 究 さ れ て い て 、 数 十 人 の 愛 好 者 の 庭 先 て 、 ム ジ ナ モ が 生 き て い た の て 、 あ る 。 こ れ カ 喰 虫 植 物 研 究 会 の 呼 び か け て 、 自 生 地 に 返 さ れ る こ と に よ っ て 消 滅 は ま ぬ が れ た 。 に し て 、 今 、 ム ジ ナ モ は 人 の 手 厚 い 助 け 草 食 性 の 魚 の 害 を 防 い て 、 い る 。 こ の よ う ち 、 二 重 の 金 網 の 中 に ム ジ ナ モ を 入 れ て し 、 井 戸 水 を 流 し 込 ん て 水 を き れ い に 保 現 在 自 生 地 て 、 は 一 ヨ 殳 の 立 ち 入 り を 禁 止 に よ っ て 細 々 と 生 育 し て い る 。 も し 保 護 か ら 手 を 引 く こ と に な る と 世 界 唯 一 の 自 生 地 が 姿 を 消 す こ と は 間 違 い な い ( 清 水 清 ) コ ウ シ ン ソ ウ 自 生 地 特 別 天 然 記 念 物 囮 大 正 田 年 3 月 3 日 ( 天 ) 昭 和 27 年 3 月 円 日 ( 名 称 変 更 ) 昭 和 27 年 3 月 円 日 ( 特 天 ) 所 栃 木 県 上 都 賀 郡 足 尾 町 銅 山 て 有 名 な 足 尾 の 町 か ら 約 6 キ ロ 。 山 路 を 北 西 に と る と 、 そ の 山 奧 に 庚 申 山 が あ る 。 1901 メ ー ト ル の こ の 山 は 、 全 山 切 り 立 っ た 断 崖 て 、 山 項 は 霧 に か す ん て 、 い る 。 コ ウ シ ン ソ ウ は こ の 絶 壁 の 所 ど こ ろ に 生 育 し て い る 。 コ ウ シ ン ソ ウ は 明 治 23 年 ( 1890 ) 8 月 、 三 好 学 賻 士 に よ っ て 発 こ う し ん そ う 見 さ れ 、 山 の 名 を と っ て 「 庚 申 草 」 と 名 づ け ら れ た 。 世 界 て 、 も 日 本 に し か 生 育 し な い た い へ ん 珍 し い 植 物 て 、 あ る 。 コ ウ シ ン ソ ウ は ム シ ト リ ス ミ レ と 同 じ タ ヌ キ モ 科 の 食 虫 植 物 て 、 、 葉 や 花 茎 の 腺 毛 か ら 出 さ れ る 粘 液 て 、 小 さ な 虫 を 粘 り つ け て 捕 え 、 消 化 吸 収 し て 自 分 の 栄 養 の 一 部 に し て い る 。 ム シ ト リ ス ミ レ よ り 小 さ く 、 花 茎 と も て 高 さ は 5 ~ 6 セ ン チ て 、 あ る 。 断 崖 に へ ば り つ く よ う に 生 え 、 6 月 中 頃 に 淡 い 紅 紫 色 の 美 し い 花 を つ け る 。 育 ち の い い 株 だ と 花 茎 が 二 股 に 分 か れ 、 こ れ が 大 き な 牛 致 に な っ て い る 。 花 は 谷 の 方 向 に 向 い て 咲 く が 、 果 実 を 結 び 、 種 子 を 散 布 す る 頃 に な る と 向 き を 山 側 に 向 け て 、 種 を 岩 に こ す り つ け る と い う お も し ろ い 性 質 を も っ て い る 。 子 孫 を ふ や す す ぐ れ た 智 恵 て 、 あ る 。 第 19 回 自 然 保 護 シ リ ー ズ の 記 念 切 手 と な っ て か ら 、 多 く の 人 に 知 ら れ る よ う に な っ た 。 そ の た め か 見 学 の 登 山 者 が ふ え 、 以 前 に く ら べ て 手 の 届 く 場 所 の 株 が 減 っ て い る の は た い へ ん 残 念 て 、 あ る 。 日 本 の し か も 特 定 の 場 所 に し か 生 育 し て い な い コ ウ シ ン ソ ウ を 何 と し て も 守 り 通 さ こ う し ん ざ ん な け れ ば な ら な い ( 清 水 清 )

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藻 類 ・ 細 菌 類 の 発 生 地 藻 類 と は 、 水 中 に 生 活 し 、 陸 上 の 植 物 に 比 べ て か ら だ の つ く り が は る か に 簡 単 て 、 、 花 の 咲 か な い 植 物 て 、 あ る 。 い わ ゆ る 水 草 と は 別 も の て 、 あ る 。 種 類 は た い ~ ん 多 く 、 そ の 特 徴 に よ っ て 緑 藻 類 、 輪 藻 類 、 紅 藻 類 な ど に 分 け ら れ る 。 中 て 、 も 藍 藻 ( 分 裂 藻 ) 類 は 最 も 原 始 的 な っ く り て 、 あ る 。 細 菌 類 は す べ て 単 細 胞 て 、 、 普 通 は 他 に 寄 生 し ら ん て 生 活 す る 。 し や じ く そ う る い シ ラ タ マ モ の 属 す る 車 軸 藻 類 は 、 輪 生 枝 て 綴 ら れ た 一 見 マ ッ モ を お も わ せ る 緑 色 窈 植 物 て 、 あ る が 、 緑 藻 類 に 比 べ る と 高 等 て 、 あ り 、 陸 上 の コ ケ 植 物 に 近 い 特 徴 も み ら れ 、 ち ょ う ど こ の 両 者 の 間 に 位 置 す る 特 殊 な 独 立 の 分 類 群 と さ れ て い る 。 現 生 の 車 軸 藻 類 は 1 科 6 属 の 小 さ な 群 て 、 こ と に 日 本 て 、 は シ ラ タ マ モ 属 を 含 む 4 属 が 知 ら れ る に す ぎ な い 。 し か も こ の 4 属 の う ち 、 シ ャ ジ ク モ 属 と フ ラ ス コ モ 属 が 大 部 分 て 、 、 ほ と ん ど の 不 頁 は こ の 両 属 に 属 し 、 残 り の シ ラ タ マ モ 属 と ホ シ ツ リ モ 属 は そ れ ぞ れ 1 不 頁 ず っ 知 ら れ て い る だ け て 、 あ る 。 一 方 地 質 時 代 の 車 軸 藻 類 は 、 化 石 か ら 6 科 20 属 ほ ど の も の が 報 告 さ れ 、 極 め て 繁 栄 し て い た も の と み ら れ る 。 し た が っ て 車 軸 藻 類 は 全 体 と し て 過 去 の 地 史 日 罸 に の 花 形 て 、 あ り 、 現 存 の も の は そ の 生 き 残 り と い う 見 方 が て 、 き る 。 こ と に シ ラ タ マ モ 属 の よ う な 小 さ な 属 は 辛 色 威 一 寸 前 の 状 態 に あ る と さ え い え る 。 最 近 の よ う な 水 域 環 境 の 汚 染 と 破 壊 の 烈 し い 中 て 、 、 一 度 そ の 生 育 地 を 失 え ば 容 易 に 回 復 て 、 き ず 絶 滅 し て し ま う 恐 れ が 極 め て 強 い 。 シ ラ タ マ モ に は シ ャ ジ ク モ 属 と フ ラ ス コ モ 属 の 中 間 の 特 徴 を 示 す 形 質 も あ り 、 ま た 、 車 軸 藻 類 の 中 て 、 は 例 タ 勺 な 塩 生 種 て 、 も あ り 、 生 き た 化 石 と し て そ の 系 統 的 な 意 義 は 極 め て 大 き い も の と い え る 。 こ の 意 味 て 、 出 羽 島 の 大 池 は 、 日 本 て 、 で ば じ ま お お い け 出 羽 島 大 池 の シ ラ タ マ モ 自 生 地 指 昭 和 47 年 3 月 日 所 徳 島 県 海 部 郡 牟 岐 町 126 ・ 藻 類 ・ 細 菌 類 の 発 生 地 の 、 ま た ア ジ ア 東 部 て 、 の 唯 一 の 産 地 と し て 極 め て 貴 重 て 、 あ り 、 天 然 記 念 物 と し て 指 定 さ れ 、 一 隻 さ れ る よ う に な っ た も の て 、 あ る 。 シ ラ タ マ モ は 以 前 、 半 塩 水 湖 て 、 あ る ノ は に 潟 て 、 の 生 育 が 知 ら れ て い た 。 し か し こ の 発 見 も 干 拓 直 前 と い う 昭 和 39 年 ( 1964 ) て 、 あ り 、 そ の 後 干 拓 の 進 行 と 共 凵 の 手 を 加 え る 瑕 も な く 壊 滅 し て し ま っ た と い う 苦 い 歴 史 が あ る 。 幸 い に も 出 羽 島 て 、 の 再 発 見 が あ り 、 海 岸 に す ぐ 接 し た 塩 水 混 入 の 手 頃 な 池 に は こ の 貴 重 な 不 頁 が ま わ り を 柵 て 、 か こ ま れ て 保 護 さ れ 、 青 々 と 生 育 し て い る 。 シ ラ タ マ モ は 付 着 器 官 て 、 あ る 仮 根 の 節 部 に 1 ミ リ ほ ど の 美 し い 純 白 の 小 球 体 が 1 ~ 2 個 っ き 、 と き に は 数 個 集 ま っ て 付 く と い う 特 徴 が あ る 。 こ れ は 一 種 の 繁 殖 器 官 て 、 あ る が 、 シ ラ タ マ モ の 名 は こ れ に も と づ く も の て 、 あ る 。 ( 加 崎 英 男 ) ス イ ゼ ン ジ ノ リ 発 生 地 指 大 正 年 に 月 9 日 所 熊 本 県 熊 本 市 神 水 町 上 江 津 湖 闇 熊 本 市 「 吸 物 は ま ず 出 来 さ れ し 水 前 寺 」 と 芭 蕉 す い せ ん じ の り の 句 に も あ る よ う に 、 水 前 寺 苔 は 江 戸 時 代 か ら 広 く 知 ら れ た 高 級 料 理 の 材 料 て 、 あ っ た 。 ま た 、 水 前 寺 や 、 そ れ に 続 く 江 : 胡 の 清 澄 な 湧 水 中 に 発 生 す る ス イ ゼ ン ジ ノ リ を 乾 燥 さ せ た 製 品 は 、 肥 後 藩 か ら 将 軍 家 へ 自 慢 の 献 七 品 て 、 あ っ た 。 そ れ が 学 問 的 に 注 目 さ れ た の は 明 治 5 年 ( 1872 ) 、 オ ラ ン ダ の 植 物 学 者 ス リ ン ガ ル カ 陣 乞 燥 品 を も と に フ イ ロ デ ル マ ( 扁 平

日本の天然記念物 3 植物Ⅰ


紅 色 て 、 あ る 。 体 は 中 心 部 の ず い 層 と 皮 層 を な す 同 化 糸 よ り な り 、 イ 冓 造 も チ ス ジ ノ リ と よ く 似 て い る が 、 チ ス ジ ノ リ の 同 化 糸 が ほ と ん ど 分 枝 し な い の に 、 オ キ チ モ ズ ク て 、 は 多 数 に 分 枝 す る の て 、 、 両 種 の 区 別 は 容 易 て 、 あ る 。 本 種 は 冬 か ら 春 に か け て 繁 茂 し 、 夏 に は 流 失 す る 。 オ キ チ モ ズ ク は 、 は じ め チ ス ジ ノ リ と ひ じ く ろ 誤 っ て 鑑 定 さ れ 、 土 黒 川 は 「 チ ス ジ ノ リ 発 生 地 」 と し て 大 正 13 年 ( 1924 ) に 天 然 記 念 物 に 指 定 さ れ た が 、 そ の 後 愛 媛 県 の 「 お き ち 泉 」 て 、 発 見 さ れ た オ キ チ モ ズ ク と 同 種 て 、 あ る こ と が わ か っ た 。 オ キ チ モ ズ ク は 湧 水 か ら の 流 れ や 清 ら か な 小 川 に 生 育 し 、 と く に 日 陰 を な す 場 所 て 、 発 生 す る 。 し か し 、 こ の よ う な 小 川 て 、 は 環 境 の 変 化 が 大 き く 、 周 囲 か ら の 拶 レ に よ る 汚 染 、 上 流 の 護 岸 工 事 、 日 陰 を つ く る 樹 木 の 伐 採 な ど に よ り 、 指 定 地 や そ れ 以 外 の 生 育 地 て 、 急 に 糸 色 威 し た 所 が 少 な く な い 指 定 地 て 、 の 生 育 の 現 況 を み る と 、 愛 媛 の 発 生 地 て 、 は 昭 和 48 年 頃 よ り 消 失 し て ひ じ く ろ が わ お り 、 ま た 熊 本 の 志 津 川 、 長 崎 の 土 黒 川 の 発 生 地 て 、 も 広 急 に 生 育 数 が 減 少 し つ つ あ る 。 こ の よ う な 現 況 か ら 、 近 い 将 来 こ の 日 本 特 産 種 が 絶 滅 し て し ま う こ と も 考 え ら れ 、 そ の 保 護 対 策 や 増 強 去 の 研 究 カ ま れ る 。 あ か ん 阿 寒 湖 の マ リ モ ( 右 田 清 治 ) 特 別 天 然 記 念 物 指 大 正 田 年 3 月 3 日 ( 天 ) 昭 和 27 年 3 月 29 日 ( 特 天 ) 所 北 海 道 阿 寒 郡 阿 寒 町 置 阿 寒 町 阿 寒 湖 は 阿 寒 国 立 公 園 内 の 景 勝 地 の ひ と っ て 、 あ り 、 雄 阿 寒 岳 と フ ッ プ シ 岳 の 間 に 広 が る カ ル デ ラ 起 源 の 堰 止 湖 て 、 あ る 。 湖 は 長 径 6 キ ロ メ ー ト ル 、 短 径 5.5 キ ロ メ ー ト ル 、 面 積 13 平 方 キ ロ メ ー ト ル て 、 、 湖 岸 の 出 入 り の 多 い 菱 状 三 角 形 を し て い こ の 湖 に 世 界 て 、 も 珍 し い 球 形 の マ リ モ が あ る こ と は 古 く か ら 知 ら れ て い た が 、 せ き と め 128 ・ 藻 類 ・ 細 菌 類 の 発 生 地 明 治 30 年 8 月 に 、 川 上 瀧 弥 氏 が 採 集 し た 標 本 に 対 し 、 宮 部 金 吾 博 士 に よ り 、 、 マ リ モ 、 、 ( 毬 藻 ) の 和 名 が つ け ら れ た 。 マ リ モ は 緑 藻 類 シ オ グ サ 科 シ オ グ サ 属 の 淡 水 藻 て 、 、 日 本 て 、 は 阿 寒 湖 の ほ か 青 森 県 左 京 沼 、 富 士 山 麓 山 中 湖 な ど に 知 ら れ 、 国 外 て 、 は イ ギ リ ス ・ イ タ リ ア ・ オ ー ス ト リ ア ・ ノ ル ウ ェ ー ・ ソ ヴ ィ エ ト な ど に 知 ら れ て い 阿 寒 湖 の マ リ モ は 、 北 東 岸 の チ ウ ル イ 川 や キ ネ タ ン べ 川 が 湖 に 流 れ 込 む あ た り の 水 深 1 ~ 5 メ ー ト ル の と こ ろ に 多 く 見 ら れ 、 深 い と こ ろ の マ リ モ は 一 ヨ 殳 に 大 型 と な る 。 形 は 直 径 約 2 セ ン チ メ ー ト ル か ら 大 型 て 、 は 約 20 セ ン チ メ ー ト ル に 及 ぶ 球 体 て 、 あ る が 、 こ の 球 体 は 1 個 の 植 物 個 体 て 、 は な く 、 枝 分 か れ し て い る 無 数 の 微 小 な 小 体 が 絡 み 合 っ て 出 来 て い る 一 つ の 植 物 集 団 て 、 あ る 。 な せ 球 状 に な る か 定 説 は な い が 、 お そ ら く 波 動 に よ る 回 転 運 動 を す る う ち 、 糸 状 体 の 細 い 藻 が 絡 み 合 い 球 状 と な り 締 ま っ て く る も の と 考 え ら れ て い る 。 阿 寒 湖 の マ リ モ は 、 古 く は 北 西 岸 の シ リ コ マ べ ツ に 多 く 産 し た が 、 湖 に 注 ぐ シ リ コ マ べ ツ 川 の イ 充 送 の た め 糸 色 威 し て し ま っ た 。 そ の 後 盗 採 や 釣 舟 、 あ る い は 遊 覧 船 に よ る 機 本 勺 傷 害 な ど て 、 マ リ モ 集 団 は 多 く の 被 害 を 受 け た が 、 現 在 は マ リ モ 愛 護 思 想 が 普 及 し 、 か な り 良 い 状 態 て 、 保 護 ・ 保 存 さ れ て い る 。 ま た 、 阿 寒 湖 の 発 電 利 用 に よ る 水 位 の 低 下 に よ っ て マ リ モ が 湖 岸 に 打 ち 上 げ ら オ 財 尠 ビ す る よ う な 事 象 に 対 し て は 、 事 前 の 着 実 な 学 術 調 査 に よ り 被 害 の 予 測 や 防 止 に 成 果 を 挙 げ 置 西 ノ 島 町 ・ 海 士 町 所 島 根 県 隠 岐 郡 西 ノ 島 町 ・ 海 士 町 囮 大 正 Ⅱ 年 3 月 8 日 ク ロ キ ヅ タ 産 地 て い る 。 ( 伊 藤 浩 司 )