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検索対象: 日本の街道 4 山なみ遙か歴史の道

日本の街道 4 山なみ遙か歴史の道から 165件ヒットしました。

日本の街道 4 山なみ遙か歴史の道


善 光 寺 街 道 の 宿 宮 川 清 治 浄 土 へ の 熱 い 本 し 小 路 健 旅 籠 の 格 子 の 陰 に ー ー ・ 木 曾 路 の 宿 木 曾 の 山 と ナ カ ノ リ さ ん 生 駒 勘 七 峠 を 越 え た 娘 た ち ー ー 出 稼 ぎ の み ち 野 支 街 道 上 條 宏 之 0 カ ラ ー ・ 伊 那 路 / 三 州 路 の 祭 り 0 木 の 国 め ぐ る 中 馬 の 道 ・ ー ー ー 伊 那 街 道 吉 永 昭 三 州 路 の 民 俗 谷 川 健 一 里 人 の 苦 楽 を 刻 む 路 傍 の 碑 ー ー 知 多 路 に 流 れ る 御 詠 歌 ー ー 新 四 国 巡 礼 の 道 河 合 克 巳 窯 煙 一 千 年 ー ー " 瀬 戸 も の あ ふ る さ と 出 川 直 樹 カ ラ ー ・ 飛 騨 路 / 飛 騨 高 山 の 祭 り / 関 ヶ 原 の 戦 信 長 ・ 秀 吉 ・ 家 康 : 武 将 た ち の 遺 し た も の 林 英 夫 日 の 流 れ に 暮 ら し を か け て 高 牧 實 東 海 道 の 船 み ち ・ 海 上 七 里 川 合 彦 充 匠 た ち と 合 掌 づ く り ー ー ・ 飛 騨 の 文 化 と 風 土 葛 谷 鮎 彦 飛 騨 路 の 荷 背 負 人 ″ ポ ッ カ 〃 稼 業 吉 岡 勲 ネ に 祈 り 祭 り を 踊 る ー ー ー 郡 上 街 道 の 人 び と 道 下 淳 152 147 160 104 129 124 13 6 164 154 1 19 1 12

日本の街道 4 山なみ遙か歴史の道


善 光 寺 街 道 の 宿 宮 川 清 治 浄 土 へ の 熱 い 本 し 小 路 健 旅 籠 の 格 子 の 陰 に ー ー ・ 木 曾 路 の 宿 木 曾 の 山 と ナ カ ノ リ さ ん 生 駒 勘 七 峠 を 越 え た 娘 た ち ー ー 出 稼 ぎ の み ち 野 支 街 道 上 條 宏 之 0 カ ラ ー ・ 伊 那 路 / 三 州 路 の 祭 り 0 木 の 国 め ぐ る 中 馬 の 道 ・ ー ー ー 伊 那 街 道 吉 永 昭 三 州 路 の 民 俗 谷 川 健 一 里 人 の 苦 楽 を 刻 む 路 傍 の 碑 ー ー 知 多 路 に 流 れ る 御 詠 歌 ー ー 新 四 国 巡 礼 の 道 河 合 克 巳 窯 煙 一 千 年 ー ー " 瀬 戸 も の あ ふ る さ と 出 川 直 樹 カ ラ ー ・ 飛 騨 路 / 飛 騨 高 山 の 祭 り / 関 ヶ 原 の 戦 信 長 ・ 秀 吉 ・ 家 康 : 武 将 た ち の 遺 し た も の 林 英 夫 日 の 流 れ に 暮 ら し を か け て 高 牧 實 東 海 道 の 船 み ち ・ 海 上 七 里 川 合 彦 充 匠 た ち と 合 掌 づ く り ー ー ・ 飛 騨 の 文 化 と 風 土 葛 谷 鮎 彦 飛 騨 路 の 荷 背 負 人 ″ ポ ッ カ 〃 稼 業 吉 岡 勲 ネ に 祈 り 祭 り を 踊 る ー ー ー 郡 上 街 道 の 人 び と 道 下 淳 152 147 160 104 129 124 13 6 164 154 1 19 1 12

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日 本 の 彳 野 道 ー ー ー 全 8 巻 ( 書 名 と 責 任 編 集 者 ) 第 1 巻 風 か け る み ち の く 仲 野 東 北 大 、 / ロ 学 教 授 渡 辺 信 夫 奥 州 街 道 羽 州 街 道 会 津 街 道 浜 街 道 学 習 学 児 玉 幸 多 第 2 巻 江 戸 へ の 道 東 海 道 日 光 道 甲 州 路 水 戸 ・ 佐 倉 道 大 山 道 第 3 巻 雪 の 国 北 陸 粤 木 下 良 北 国 路 越 後 路 能 登 路 三 国 街 道 千 国 街 道 ・ 第 4 巻 山 な み 遙 か 歴 史 の 道 林 英 夫 信 濃 路 木 曾 路 伊 那 路 美 濃 路 飛 騨 路 〇 第 5 巻 京 へ の 道 矗 原 田 伴 彦 ( 56 年 4 月 刊 行 ) 若 狭 路 近 江 路 丹 波 路 大 和 路 伊 勢 路 紀 月 ヨ 路 第 6 巻 夢 誘 う 山 陽 山 陰 大 響 夏 谷 口 澄 夫 山 陽 道 吉 備 路 安 芸 路 出 雲 路 長 門 路 第 7 巻 海 光 る 瀬 戸 内 ・ 四 国 高 知 大 学 山 本 大 名 誉 教 授 遍 路 道 金 毘 羅 参 詣 道 土 佐 路 瀬 戸 内 の 海 路 第 8 巻 日 燃 ゆ る 九 り 料 九 州 大 学 助 教 授 丸 山 雍 成 筑 紫 路 日 向 路 薩 摩 路 長 崎 路 唐 津 街 道 ・ 印 既 刊 / 〇 印 は 次 回 配 本 著 者 代 表 ー ー 林 英 夫 編 集 者 ー ・ ・ 、 。 - ー ー 株 式 会 社 日 本 ア ー ト ・ セ ン タ ー 東 京 都 千 代 田 区 神 田 神 保 町 一 ー 二 五 電 話 ー 東 ~ 示 ・ 2 9 4 ・ 3 8 91 郵 便 番 号 101 発 行 者 ー ー ー 堀 内 末 男 発 行 所 株 式 会 社 隹 木 英 社 東 京 都 千 代 田 区 一 ッ 橋 二 ー 五 ー 一 〇 電 話 ー 販 売 部 東 京 ・ 2 3 8 ・ 2 7 81 出 版 部 東 京 ・ 2 3 0 ・ 6 3 81 郵 便 番 号 101 印 刷 所 。 ー ・ 。 。 ・ 。 ー 共 同 印 刷 株 式 会 社 製 本 所 中 央 精 版 印 刷 株 式 会 社 製 本 に は 十 分 注 意 し て い ま す が 、 落 丁 ・ 乱 丁 の 際 は お と り か え い た し ま す ◎ 集 英 社 Printed 三 Japan 日 本 の 街 道 4 山 な み 遙 か 歴 史 の 道 昭 和 五 十 六 年 二 月 八 日 第 一 刷 発 行 昭 和 五 十 六 年 二 月 二 十 一 日 第 三 刷 発 行 03 幻 ー ロ 6004 ー 30

日本の街道 4 山なみ遙か歴史の道


日 本 の 街 道 4 集 英 社 山 な み 遙 か 歴 史 の 道 信 濃 路 木 曾 路 伊 那 路 美 濃 路 飛 騨 路

日本の街道 4 山なみ遙か歴史の道


中 馬 と 馬 方 一 一 一 キ セ ル を 口 に く わ え 、 腰 に 沓 切 り 鎌 を 持 ち 、 胸 あ て を つ け た 馬 方 の 風 俗 て あ る ( 昭 和 6 年 ) 。 1 7 は 馬 数 お よ び 中 馬 荷 物 の 送 り 先 な ど を 報 告 さ せ て い め い わ る 。 そ し て 、 明 和 元 年 (*l,\) 十 二 月 、 膨 大 な 内 容 の 裁 許 状 が 下 付 さ れ た 。 こ れ が 中 馬 慣 行 を 決 定 づ け た 有 名 な 明 和 の 裁 許 で あ る 。 こ の 内 容 は 、 中 馬 の 活 動 す る 範 囲 が 伊 那 街 道 だ け で な く 甲 州 街 道 お よ び 北 国 街 道 な ど 、 信 州 を 通 過 す る 各 街 道 に 及 ぶ こ と 、 各 街 道 ご と に 中 馬 の 扱 う 商 品 を 定 め 、 そ れ 以 外 は 宿 場 の 宿 継 と し て 両 者 を 分 離 す る こ と 、 た だ 伊 那 街 道 に つ い て は 駄 数 に よ る こ と 、 改 め て 中 馬 村 々 お よ び そ の 村 で の 中 馬 数 を 決 定 す る こ と な ど と な っ て お り 、 こ の 裁 許 に よ っ て 中 馬 は 幕 府 公 認 の 輸 送 機 関 と な っ た の で あ る 。 ま た 、 こ の 裁 許 状 に よ る と 、 中 馬 を 認 め ら れ た あ ず み ち く ま ち い さ 村 々 は 伊 那 郡 を は じ め と し て 諏 訪 ・ 安 曇 ・ ・ 筑 摩 ・ は に し な さ ら し な が た 県 ・ 高 井 ・ 埴 科 ・ 更 科 の 八 郡 、 村 数 計 七 七 九 カ 村 、 中 馬 総 数 一 万 八 七 六 八 匹 で あ っ た 。 こ の 中 で 中 馬 数 の 最 も 多 い の は 伊 那 郡 で 総 数 七 八 四 九 匹 ( 一 村 平 均 四 八 匹 ) 、 つ い で 諏 訪 郡 の 四 六 八 〇 匹 、 安 曇 郡 の 三 一 七 八 匹 、 筑 摩 郡 の 二 五 二 五 匹 と つ づ き 、 他 は 小 県 郡 三 一 一 一 匹 、 高 井 郡 八 一 匹 、 埴 科 郡 七 六 匹 、 更 科 郡 い と い が わ 五 八 匹 と 少 な い 。 糸 魚 川 街 道 か ら 伊 那 街 道 に か け て が 中 馬 村 お よ び 中 馬 数 が 多 く 、 な か で も 伊 那 郡 は そ の 中 心 で あ っ た 。 な お 、 こ の 伊 那 郡 で は 中 馬 と 宿 場 は そ れ ぞ れ 扱 う 駄 数 量 が 定 め ら れ て 両 者 の 共 存 が は か ら れ た が 、 そ の 内 容 は 飯 田 か ら 松 本 へ の 出 荷 物 は 総 計 九 六 〇 〇 駄 余 、 う ち 六 〇 〇 駄 が 宿 継 で 他 は 中 馬 ほ っ こ く 馬 と 人 の 暮 ら し 中 馬 の 馬 方 は 「 馬 追 い 」 と 呼 ば れ て 一 人 で 三 、 四 頭 、 多 い と き は 八 、 九 頭 の 馬 を 追 っ て は 荷 物 を 運 ん だ 。 明 和 の 裁 許 で は 一 人 で 馬 四 頭 と な っ て い る の で 、 こ れ が 一 般 で あ っ た 。 も も ひ き か れ ら は 菅 笠 を か ぶ り 、 丈 の 短 い 着 物 に 股 引 ば き 、 て つ こ う き や は ん 手 甲 を 付 け 、 脚 絆 を 付 け て 胸 当 て を か け 、 冬 に は ま わ か つ ば あ ぶ し 合 羽 を 着 て い た 。 馬 に は 虻 を 払 う た め に ク ビ カ ケ 、 サ ン ド カ ケ 、 家 の 紋 を 染 め 抜 い た 腹 が け を 付 け 、 鈴 を 鳴 ら し て 歩 い た 。 金 回 り が よ い の で 派 手 で 粋 な 服 装 で あ 「 た と い う 。 一 日 の 行 程 が 約 八 里 ( 約 三 二 キ 。 ) 、 宿 を 利 用 し て は 荷 物 の 付 け 通 し を お こ な っ た が 、 一 頭 に 二 八 貫 か ら 三 〇 貫 ほ ど の 荷 物 を 付 け て い る の で 、 山 坂 の 多 い 道 中 は 大 変 で あ っ た 。 荷 が か し ぐ こ と が な い く っ か 、 馬 の 沓 の よ う す は ど う か 、 馬 が こ ろ ん で 谷 底 に 落 ち る こ と も あ る の で 馬 か ら 寸 時 も 目 が は な せ な か っ た 。 し か し 、 仕 事 が 終 わ っ て 帰 宅 す る と き は 仲 間 と と き に は 「 チ ョ ポ イ チ 」 と い わ れ る 賭 を や り な が ら 、 ま た 追 分 を 唄 い な が ら 歩 く 。 馬 の 手 綱 を 曳 か な く て も 馬 は 道 を よ く 知 っ て い た 。 家 で は 妻 が 昼 か ら 大 豆 を 煮 た り 、 切 藁 を 作 っ て 亭 主 の 帰 り を 待 つ 。 帰 宅 す る と 馬 具 を は ず し て 「 ス ソ タ ラ た ら い ヒ 」 と 呼 ば れ る 大 き な 盥 に 湯 を 入 れ て 馬 の 脚 を 洗 う 。 と く に 前 脚 の 付 け 根 の と こ ろ を 洗 っ て や る と 馬 が 喜 ん だ と い う 。 そ し て 、 大 豆 の 煮 汁 や 米 の と ぎ 汁 、 大 豆 、 藁 、 干 草 な ど の 飼 料 を 与 え て 馬 を 休 養 さ せ る 。 男 は 夜 わ ら じ に 松 根 の あ か し を 燃 や し て 草 鞋 や 馬 の 沓 を 作 っ た 。 馬 の 沓 を 一 日 に 十 足 作 れ ば 一 人 前 と い わ れ て い た 。 た け か け 708

日本の街道 4 山なみ遙か歴史の道


郡 上 踊 り 田 丁 の 辻 々 て 老 若 男 女 を 問 わ ず 踊 り の 輪 を 囃 子 ( は や し ) 屋 台 を 中 に く り ひ ろ げ 、 夜 を 徹 し て 哀 調 を こ め た 唄 が 流 れ る 。 申 に 祈 り 外 り を 踊 る 道 下 淳 岐 阜 日 日 新 聞 社 郡 上 街 道 の 人 び と ぐ じ よ う ひ だ 長 良 川 の 上 流 に ひ ろ が る 郡 上 地 方 は 、 美 濃 で も を 経 て 高 山 市 に 出 る 街 道 で 、 飛 騨 街 道 と も い う 。 こ の う ち 岐 阜 市 か ら 八 幡 町 ま で は 、 ほ ば 国 道 一 五 六 号 や や 趣 が 違 っ て い る 。 周 囲 を 山 で か こ ま れ 閉 鎖 的 な 、 、 、 、 土 地 柄 で あ る こ と や 、 江 戸 時 代 を 通 じ 郡 上 藩 が ほ ば 線 と 重 な り 、 長 良 川 沿 〔 を 走 る た め 、 沿 道 の 景 色 が 郡 上 一 郡 を 治 め て い た こ と な ど が 、 特 異 な 風 土 を 育 見 も の で あ る 。 し ろ と り て た の で は な い だ ろ う か 。 郡 上 街 道 の う ち 、 八 幡 町 と 白 鳥 町 を 結 ぶ の は 上 保 し よ う し ら か わ 街 道 。 さ ら に 北 上 し て 、 飛 騨 の 荘 白 川 地 方 に 入 る 日 本 列 島 に ま だ 統 一 国 家 が 誕 生 し て い な か っ た こ あ ぶ ら さ か ろ 、 美 濃 の 中 央 部 、 長 良 川 の 中 流 上 流 地 域 に 牟 義 都 の が 白 川 街 道 。 ま た 、 白 鳥 町 か ら 油 坂 峠 を 経 由 、 と し ろ や ま と え ち ぜ ん 国 と 呼 ぶ 地 方 国 家 が あ っ た 。 や が て 大 和 朝 廷 の 支 配 石 徹 白 方 面 に 出 る の が 越 前 街 道 で あ る 。 以 上 の 街 道 下 に 組 み 込 ま れ 武 儀 郡 と な る が 、 郡 の 北 、 つ ま り 長 の う ち 、 遠 い 昔 か ら 郡 上 を 支 え て き た の が 白 川 、 越 良 川 上 流 地 方 を 分 離 し て 、 郡 上 郡 と 呼 ぶ よ う に な っ 前 街 道 で あ り 、 上 保 街 道 、 そ れ に 八 幡 町 以 南 の 郡 上 た 。 武 儀 郡 か ら 分 か れ た の は 斉 衡 一 一 年 五 ) と さ れ 街 道 と い え る 。 こ れ ら の 街 道 は 信 仰 の 道 で も あ り 、 は く さ ん 白 山 へ 登 る 信 者 た ち に よ っ て 踏 み 固 め ら れ 、 発 展 し ぶ ん め い 信 仰 の み ち 郡 上 街 道 上 保 街 道 沿 い に あ っ た 大 和 村 、 尊 星 王 院 の 文 明 四 し よ う め い 郡 上 郡 は 長 良 川 の 本 ・ 支 流 沿 い の 道 を 中 心 に 開 け 年 四 ) の 鐘 銘 ( 刊 本 ) に よ る と 、 当 時 、 す で に 白 じ よ う も ん や よ い た 。 そ の 流 域 地 方 に は 繩 文 、 弥 生 時 代 の 遺 跡 も 多 山 参 拝 者 た ち の 多 か っ た こ と が わ か る 。 さ ら に 戦 国 く 、 ま た 珍 し い 六 世 紀 の 七 鈴 鏡 も 最 上 流 部 の 大 和 村 時 代 に は 、 白 山 参 拝 者 を 対 象 に し た 関 所 が 設 け ら さ か の ぼ か ら 出 土 し て い る 。 畿 内 の 文 化 は 、 川 沿 い に 溯 つ れ 、 通 行 税 を 徴 収 し て お り 、 山 深 い 郡 上 の 街 道 に 、 て き た わ け で あ る 。 現 在 、 一 般 に 郡 上 街 道 と 呼 ば れ 関 銭 を と る ほ ど 通 行 人 が あ っ た こ と を 物 語 る 。 は ち ま ん こ れ ら の 街 道 は 、 山 を 削 る な ど し て 現 在 は 平 坦 部 る の は 岐 阜 市 か ら 八 幡 町 、 郡 上 ・ 大 野 郡 境 の 坂 本 峠 な が ら が わ さ い こ う み の か み の ほ ノ 6 イ

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街 道 小 史 山 峡 の み ち 中 山 道 こ の 道 や 行 く 人 な し に 秋 の 暮 旅 の な か に 人 生 を み つ め た 芭 蕉 の 句 で あ る 。 粛 条 と し た 野 中 の 一 本 道 の な か に 、 暮 れ て ゆ く 秋 の 日 を よ ん だ 詩 で あ る 。 こ の 句 を ど う 解 釈 し よ う と 、 人 は 自 由 で あ る 。 し か し 「 道 」 と い う 用 語 か ら う け る む 象 、 人 さ ま い ち ょ う ざ ま に そ の 去 来 す る 風 景 は 一 様 で は な い 。 道 を た ど り 、 道 を 開 き 、 歩 く こ と に よ っ て 未 知 の ろ ま ん 人 や 風 土 を 知 り 、 そ こ か ら 人 々 は 、 鮮 烈 な 知 識 を 得 ほ う じ よ う た か て 、 暮 ら し を よ り 豊 饒 に 昻 め て い っ た 。 人 の 住 む と こ ろ 道 が あ る 。 道 は 、 た だ の 線 で は な く 人 の 生 活 空 間 を 拡 大 ・ 創 造 し 、 文 化 を 生 み 出 し 、 そ れ を 蓄 積 す る 「 面 」 の 機 能 を も 果 た し て き た 。 道 と 旅 の 存 在 は 、 人 の 歴 史 と と も に 古 い 。 何 気 な く 歩 い て い る あ の 道 も 、 何 百 年 も 昔 か ら 、 人 々 の 歩 き つ づ け て き た 道 で あ る 場 合 が 、 意 外 に 多 い 。 し か し 、 道 そ の も の は 、 何 百 年 来 変 わ ら な く と も 、 沿 道 の 建 物 や 自 然 や 旅 人 は 、 絶 え ま な く 変 わ り つ づ け て 中 部 日 本 を 貫 通 す る 中 山 道 、 そ の 中 山 道 か ら 分 岐 林 英 夫 立 教 大 学 教 授

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1 。 139 。 138 。 137 。 37 。 街 道 地 図 ー 江 戸 時 代 ー 都 道 府 県 界 ー 国 界 信 昔 の 国 名 五 街 道 道 中 奉 行 管 轄 下 の 脇 街 道 そ の 他 の 主 要 街 道 ・ 脇 街 道 0 城 下 町 お も な 宿 場 町 回 宿 駅 の あ る 城 下 町 ▽ 郡 代 ・ 代 官 の 陣 屋 関 所 お も な 峠 〔 注 〕 斜 線 内 は 本 巻 収 載 の 地 域 栃 木 37 。 ム ヒ 登 飯 山 小 谷 善 光 寺 ( 長 野 ) ノ 井 須 坂 富 越 中 浅 間 軽 井 沢 碓 氷 峠 追 分 川 . 上 田 加 賀 訪 島 和 諏 高 本 尻 妙 - 山 高 福 井 上 諏 訪 野 麦 峠 鳥 居 峠 「 福 島 彡 奈 井 - ' 36 36 。 古 田 道 越 月 リ ロ 御 嶽 山 高 甲 八 王 子 妻 籠 禾 リ 馬 籠 苗 木 中 津 川 岩 村 奈 模 神 相 , 坂 大 竡 富 士 山 富 土 大 山 滋 近 関 ヶ 原 小 田 原 相 模 湾 足 助 知 静 桑 名 35 。 35 。 刈 谷 遠 天 竜 ・ 岡 崎 島 田 一 イ 尹 鈴 鹿 御 油 吉 田 橋 ) ・ 0 西 尾 粐 湾 , 一 山 津 湾 駿 河 付 伊 賀 伊 50 139 。 137 138 。 構 成 ・ 仲 浩

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マ ン リ ン 小 路 ー ー - 板 壁 と 白 壁 の つ づ く こ の 狭 い 小 路 か ら 昔 の 町 並 み が 偲 ば れ る 。 つ い 最 近 ま て は 石 畳 て あ っ た 。 と を ・ 貨 あ 心 標 つ あ が 道 海 塩 雑 て 中 道 を て み 馬 と 、 常 道 の つ 草 残 窪 中 山 は 日 た 助 立 が 名 に う 道 の れ 足 に ち だ 部 沿 の 山 ば 、 路 た ん 頂 に べ こ や 運 た 叉 供 遊 る ぐ 物 て ま 三 子 て か 助 し な 干 馬 。 の 、 し う る 足 道 っ 塩 が る 地 は ぶ ろ あ や は ぎ 東 海 道 線 の 岡 崎 市 か ら 北 へ 七 里 に 結 、 ) 矢 作 て の た め に さ ま ざ ま な 交 通 規 制 が も う け ら れ た た め あ す け 川 の 支 流 足 助 川 に 沿 う 足 助 町 に は 古 い 家 並 み が ま だ に 、 そ れ に か わ る 物 資 の 自 由 な 輸 送 路 は 、 こ の 三 州 残 っ て い る 。 西 町 の 本 屋 の 隣 に マ ン リ ン 小 路 が あ 街 道 ( 伊 那 街 道 ) に 集 中 す る こ と に な っ た 。 す な わ え び や り 、 本 町 に は 足 助 川 の 川 べ り に 向 か っ て 海 老 屋 小 路 ち 中 山 道 の 脇 街 道 も し く は 脇 往 還 と し て 、 三 州 街 道 ほ う れ き が あ る 。 そ の 小 路 の 西 側 に は 、 白 壁 の 塗 り ご め 造 り は き わ め て 重 要 な 役 割 を 果 た す こ と に な っ た 。 宝 暦 の 家 が な ら ん で お り 、 裏 に は 幾 棟 も の 土 蔵 が 建 っ て 年 (— 冒 一 化 聖 ) 、 松 本 と 飯 田 方 面 か ら 毎 日 往 復 一 千 ち ゅ う ま ぶ ん か ぶ ん せ い い る 。 文 化 ・ 文 政 期 に 作 ら れ た 家 が 多 い と い う 。 西 匹 余 の 中 馬 が 往 来 し た と い う こ と か ら 、 中 馬 道 も し ・ 第 町 に は 弘 化 一 一 年 に 立 て ら れ た 道 し る べ が あ く は 中 馬 街 道 と も 呼 ば れ て い る 。 る 。 そ の 道 し る べ に は 「 右 ほ う ら い じ 道 左 ぜ ん こ こ れ を 足 助 の 町 に 見 て ゆ く と 、 江 戸 時 代 の 中 馬 道 ほ う ら い じ う じ 道 」 と 彫 ら れ て い る 。 鳳 来 寺 へ の 参 詣 道 は 、 足 は 、 田 町 の は ず れ か ら 右 に 折 れ て 足 助 川 に 出 る 。 足 助 の 西 町 か ら 室 ロ 、 山 ヶ 谷 を 経 由 し て 東 南 に 向 か っ 助 川 の 右 岸 に あ る 細 い 道 が 、 か っ て 中 馬 の 往 き か よ ぜ ん こ う じ て い た 。 善 光 寺 参 り の 参 詣 道 は 、 江 戸 時 代 の 正 式 の っ た 道 で あ る 。 現 在 の 国 道 一 五 三 号 線 、 名 古 屋 と 塩 い な 文 書 に は 、 伊 奈 ( 伊 那 ) 街 道 と か 伊 奈 海 道 と い う 名 尻 を 結 ぶ 線 が ほ ば 三 州 街 道 に あ た る 。 こ の ほ か 三 河 み か わ し ん し ろ 、 称 で 記 さ れ て い た 。 そ れ も 三 河 か ら 見 た 場 合 の こ と と 信 州 を 結 ぶ 道 は 吉 田 ( 豊 橋 ) か ら 新 城 、 田 口 ( 設 で 、 信 州 か ら す れ ば 、 伊 那 谷 を 通 っ て 三 河 に 通 じ る 楽 町 ) 、 津 具 を 経 て 、 根 羽 で 中 馬 街 道 と 合 流 す る も さ ん し ゅ う 街 道 な の で 三 州 街 道 と い う 名 を も っ て い た 。 こ の の が あ っ た 。 三 州 街 道 は 、 戦 国 時 代 に 武 田 信 玄 が 三 と お と う み 小 文 で は 、 三 州 路 を 中 心 に 歩 く と い う こ と か ら 、 さ 河 や 遠 江 を 攻 略 す る 目 的 で 南 下 す る た め に 、 大 幅 ま ざ ま な 呼 称 を 三 州 街 道 と い う 名 で 統 一 し て 記 す る に 改 修 を お こ な い 整 備 を 加 え た も の で あ る 。 こ と に す る 。 輸 送 す る 物 資 の な か で は 、 塩 が も っ と も 重 要 な 品 物 で あ っ た 。 そ の 塩 と い う の は 今 の 碧 南 市 の 大 浜 や の あ え ば 馬 の 背 で も っ 足 助 塩 棚 尾 、 半 田 市 の 成 岩 、 一 色 町 の 生 田 、 吉 良 町 の 饗 庭 嬲 い な ぶ ち た 三 州 街 道 は 岡 崎 市 か ら 足 助 町 を 通 り 、 稲 武 村 に 抜 な ど 三 河 湾 と 知 多 湾 沿 岸 で と れ た 塩 が 一 番 多 く 、 瀬 ね ば ひ ら や な み あ い あ ち け 、 根 羽 、 平 谷 、 浪 合 、 阿 智 な ど の 村 々 を 経 て 、 飯 戸 内 塩 も そ の な か に ま じ っ て い た 。 産 地 の 塩 は 海 上 て ん り ゅ う し お じ り と も え 田 市 か ら 天 竜 川 ぞ い に 伊 那 谷 を 北 上 し 、 塩 尻 市 に を 輸 送 し て 矢 作 川 を さ か の ば る 。 そ し て 支 流 の 巴 け い ち ょ う 川 の 平 古 で 陸 あ げ し た 。 平 古 か ら は 馬 で 足 助 の 塩 問 い た る 街 道 で あ る 。 慶 長 七 年 (&fi) に 中 山 道 が 五 い っ ぴ ょ う 街 道 の 一 つ に き め ら れ て か ら 、 公 用 の 人 馬 の 継 ぎ 立 屋 に 送 ら れ た 。 産 地 に よ っ て 一 俵 の 目 方 に ち が い お か ざ き く む ね

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峠 を 越 え た 娘 た ち 出 稼 ぎ の み ち 野 麦 街 道 野 麦 街 道 と 呼 ば れ る ま で し ん し ゅ う ま つ も と 近 世 中 期 、 北 ア ル プ ス を 踏 み 越 え て 、 信 州 松 本 の む ぎ ひ だ た か や ま か ら 飛 騨 高 山 へ 歩 く 道 に 、 「 野 麦 道 」 と 「 飛 騨 道 」 き よ う ほ う が あ っ た 。 享 保 九 年 ( 一 一 し に 書 き あ げ ら れ た 『 信 ほ ん み ち 府 統 記 』 に は 、 松 本 か ら 高 山 へ の 道 と し て 、 本 道 や ま み ち ( 野 麦 道 ) と 山 道 ( 飛 騨 道 ) が し る さ れ て い る 。 し お じ り 〃 本 道 〃 は 、 松 本 か ら 南 下 し 、 い ま の 塩 尻 市 か ら 木 よ り あ い ど ゃ ぶ は ら な が わ 曾 郡 に 入 り 、 藪 原 か ら 奈 川 村 の 寄 合 渡 ・ 川 浦 、 飛 騨 国 大 野 郡 高 根 村 野 麦 へ と す す ん だ 。 川 浦 か ら 野 麦 峠 約 六 キ ロ 、 レ ) 信 飛 両 州 の 境 に 一 は し ま で は 一 里 半 ( メ さ さ ′ 」 は 、 西 に 野 麦 峠 、 東 に 笹 子 峠 が あ る 、 と 『 信 府 統 = = 当 は し る し て い る 。 つ ぎ の よ 一 つ な ル ー ト に よ る み ち の り " 本 道 。 の 道 程 は 、 二 八 里 一 六 町 ( 吶 一 」 1 キ し と み つ も ら れ て い る 。 ′ 」 う は ら 松 本 ー 一 里 三 〇 町 ー 村 井 ー 一 里 一 〇 町 ー 郷 原 ー 一 里 半 ー 洗 さ た 白 に え か わ も と や ま 吊 難 れ 馬 ー 三 〇 町 ー 本 山 ー 二 里 ー 贄 川 ー 一 里 半 ー 奈 良 井 ー 一 里 半 ー る 険 離 る れ の を め , ゅ 山 里 深 溪 藪 原 ー 二 里 ー 芝 原 ー 三 里 ー 寄 合 渡 ー 一 里 ー 河 原 ( 川 浦 ) 、 人 を 水 は 、 愁 冠 三 里 ー 野 麦 ー 三 里 ー か み か 洞 ( 上 ケ 洞 ) ー 三 里 ー き び う 橋 道 り 郷 泉 り の 語 の 温 吊 橋 を 旅 骨 ( 黍 生 ) 谷 ー 二 里 ー か ぶ と ( 甲 ) ー 一 里 ー 高 山 上 條 宏 之 信 州 大 学 助 教 授 97 ー ー ー 峠 を 越 え た 娘 た ち