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日本の街道 5 京への道から 162件ヒットしました。

日本の街道 5 京への道


日 本 の 街 道 - ー ー 全 8 巻 ( 書 名 と 責 任 編 集 者 ) 第 1 巻 風 か け る み ち の く 仲 野 東 北 大 : / ロ 学 教 授 / 度 辺 信 夫 奥 州 街 道 羽 州 街 道 会 津 街 道 浜 街 道 学 習 院 大 学 児 玉 幸 多 〇 第 2 巻 江 尸 へ の 道 東 海 道 日 光 道 甲 州 路 水 戸 ・ 佐 倉 道 大 山 道 第 3 巻 雪 の 国 北 陸 粤 木 下 良 北 国 路 越 後 路 能 登 路 三 国 街 道 千 国 街 道 ・ 第 4 巻 山 な み 遙 か 歴 史 の 道 林 英 夫 信 濃 路 木 曾 路 伊 那 路 美 濃 路 飛 騨 路 ・ 第 5 巻 京 へ の i 直 大 阪 市 立 大 原 田 伴 彦 学 名 誉 教 援 若 狭 路 近 江 路 丹 波 路 大 和 路 伊 勢 路 紀 州 路 第 6 巻 夢 誘 う 山 陽 山 陰 兵 庫 教 育 ン こ ロ ラ 登 夫 大 学 学 長 ロ 山 陽 路 吉 備 路 安 芸 路 出 雲 路 長 門 路 第 7 巻 海 光 る 瀬 戸 内 ・ 四 国 山 本 大 遍 路 道 金 毘 羅 参 詣 道 土 佐 路 瀬 戸 内 の 海 路 第 8 巻 日 燃 ゆ る 九 男 ヨ 九 州 大 学 助 教 授 丸 山 雍 成 筑 紫 路 日 向 路 薩 摩 路 長 崎 路 唐 津 街 道 ・ 印 は 既 刊 / 〇 印 は 次 回 配 本 ( 5 月 刊 行 ) 日 本 の 街 道 5 京 へ の 道 昭 和 五 六 年 四 月 二 十 一 日 第 一 刷 発 行 著 者 代 表 ー ー 原 田 伴 彦 編 集 者 株 式 会 社 日 本 ア ー ト ・ セ ン タ ー 東 京 都 千 代 田 区 神 田 神 保 町 一 ー 二 五 電 話 ー 東 京 郵 便 番 号 101 発 行 者 ー ー 。 - 。 堀 内 末 男 発 行 所 株 式 会 社 隹 木 英 社 東 京 都 千 代 田 区 一 ッ 橋 二 ー 五 ー 一 〇 電 話 ー 販 売 部 東 京 ・ 2 3 8 ・ 2 7 81 出 版 部 東 京 ・ 2 3 0 ・ 6 3 81 郵 便 番 号 101 卩 . ⅱ メ 圷 共 同 印 刷 株 式 会 社 製 本 所 中 央 精 版 印 刷 株 式 会 社 製 本 に は 十 分 注 意 し て い ま す が 、 落 丁 ・ 乱 丁 の 際 は お と り か え い た し ま す ◎ 集 英 社 Printed in Japan 日 本 音 楽 著 作 権 協 会 出 認 第 8012941 号 032 ト ロ 6005 ー 30

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津 市 ー ー ー 津 の 北 郊 の 風 示 。 津 は 伊 勢 参 宮 の 要 衝 。 右 手 ( 北 方 ) の 伊 ー 0 勢 街 道 に 向 こ う ( 西 方 ) の 伊 勢 別 街 道 が 合 流 す ま い ば ら っ た 。 京 ・ 大 坂 が 上 方 と い わ れ る 所 以 で あ る 。 鳥 居 本 宿 か ら 中 山 道 を 分 岐 し て 、 北 方 へ 、 米 原 、 長 % い ま の し よ う ち な み に 東 海 道 の 日 程 は ど の く ら い で あ っ た か 。 浜 、 木 之 本 の 宿 を へ て 、 越 前 の 今 庄 へ と 北 陸 道 が あ ぶ つ に 『 十 六 夜 日 記 』 で は 鎌 倉 時 代 に 阿 仏 尼 は 、 京 か ら 鎌 走 る 。 木 之 本 で 東 南 の 関 ヶ 原 か ら 来 た 北 陸 脇 往 還 が し お づ つ る が 合 流 す る 。 ま た 木 之 本 か ら 塩 津 を へ て 敦 賀 に む か う 倉 ま で 一 四 日 で 着 い て い る 。 鎌 倉 幕 府 は 、 鎌 倉 ・ 京 の 間 の 飛 脚 行 程 を 七 日 と 定 め て い る 。 後 に は 四 日 に 塩 津 街 道 が 分 岐 す る 。 か っ て は 湖 西 の 西 近 江 路 が 京 4 短 縮 し た 。 品 川 、 か ら 北 陸 へ 行 く 主 要 ル ー ト で あ っ た が 、 江 戸 時 代 に 京 都 間 は 一 二 五 里 二 〇 町 茫 - 9 ほ っ こ く な る と 北 国 街 道 が こ れ に か わ る 形 勢 に な っ た 。 ト ) で あ る 。 江 戸 時 代 の 足 で 、 男 は 一 日 一 〇 里 ( 8 ロ メ ー 元 祿 の 前 ご ろ か ら 大 坂 の 経 済 的 発 展 が 著 し く 、 ) 女 と 老 人 は 一 日 八 里 ( 約 に 」 。 ) と さ れ て い る か ら 、 江 戸 時 代 も 一 三 ー 五 日 ぐ ら い で あ っ た 。 江 戸 「 天 下 の 台 所 」 は 京 都 か ら 大 坂 に 移 っ た 。 大 坂 が 上 時 代 の 飛 脚 は 江 戸 、 大 坂 間 が 四 八 時 (*l, 時 圦 「 「 貶 ) と 方 の 商 業 ・ 金 融 の 中 枢 の 地 歩 を 占 め る 。 大 坂 市 場 の い う か ら 、 ま る 四 日 の 日 程 で 、 こ れ は 鎌 倉 時 代 と お 流 通 は 主 と し て 海 上 輸 送 に よ る も の だ が 、 そ れ で も あ さ の た く な じ で あ る 。 元 祿 十 四 年 (8\) 三 月 十 四 日 、 浅 野 内 大 坂 を 起 点 に い く つ か の 商 業 道 路 が 賑 わ っ て く る 。 み の か み た ま っ く り ′ 、 、 り カ り ・ そ の 主 な も の は 玉 造 か ら 松 原 宿 を へ て 暗 峠 を 越 匠 預 ( 一 旻 ら 6 「 ) が 殿 中 で 刃 傷 事 件 を 起 こ し た と き 、 あ こ 、 つ 赤 穂 へ の 第 一 回 の 急 使 と し て 早 水 藤 左 衛 門 と 萱 野 三 え て 、 生 駒 谷 、 矢 田 丘 陵 を 通 っ て 奈 良 に 至 る 道 で あ 平 が 早 飛 脚 で 江 戸 を 出 立 し 、 四 日 目 の 十 八 日 の 夕 方 る 。 こ の 東 に む か う 奈 良 街 道 は 大 坂 と 大 和 を 結 ぶ 幹 に は 西 国 街 道 の 西 宮 あ た り に 着 い て い る 。 こ こ ら が 線 道 路 に な っ た 。 『 河 内 名 所 図 会 』 に 「 此 街 道 条 大 個 人 と し て の 超 ス ピ ー ド の 限 界 で あ っ た ろ う 。 坂 よ り 大 和 及 伊 勢 参 宮 道 な り 、 峠 村 に 茶 店 旅 舎 多 に っ ぽ ん ば し し 」 と み え て い る 。 ま た 大 坂 の 日 本 橋 を 起 点 に し 東 海 道 の 脇 往 還 の 発 展 て 、 い わ ゆ る 堺 筋 を 南 下 し 、 天 王 寺 、 住 吉 を へ て 堺 わ き お う か ん 東 海 道 に 関 連 す る 脇 往 還 を み る と 、 伊 勢 路 は 、 四 に 達 し 和 歌 山 に 通 ず る 紀 州 往 還 も 脇 街 道 な が ら 南 紀 日 市 で 東 海 道 を 分 岐 し て 、 神 戸 、 白 子 、 上 野 、 津 、 に 通 ず る 盛 ん な 道 だ っ た 。 堺 か ら は 小 栗 街 道 が 分 岐 お ば た 松 坂 、 小 俣 を へ て 山 田 に 達 す る 。 こ の 道 は 伊 勢 参 宮 し 、 さ ら に 狭 山 を へ て 三 日 市 場 で 、 京 か ら く る 東 高 ね っ と う で ひ じ よ う な 熱 人 9 こ み あ 「 て 野 街 道 に 合 流 す る 西 高 野 街 道 も 整 え ら れ た 。 和 歌 山 ) を 呈 し た 。 き か わ 草 津 宿 か ら 中 山 道 が 東 に の び る 。 む か し の 東 山 道 か ら は 紀 ノ 川 ぞ い に 東 に 進 み 、 吉 野 を 経 て 高 見 峠 を む さ え ち が わ と り い も と ば ん で あ る 。 守 山 、 武 佐 、 愛 知 川 、 高 宮 、 鳥 居 本 、 番 こ え て 伊 勢 に 出 る 紀 州 街 道 や 大 和 の 八 木 か ら 青 山 峠 ば さ め が い か し わ ば ら は せ 場 、 醒 井 、 柏 原 と 宿 々 が 続 い て 美 濃 路 に つ づ く を こ え て 伊 勢 に 抜 け る 初 瀬 街 道 も 、 伊 賀 街 道 ( 伊 賀 か ん べ し ろ こ と き

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丹 波 近 世 の 山 陰 街 道 丹 波 路 は 、 京 都 か ら 亀 山 ( 現 在 の 亀 岡 市 ) 、 鳥 羽 、 園 部 、 福 知 山 を 通 り 、 与 謝 峠 を 越 え て 宮 津 へ 出 る 街 道 で あ っ た 。 こ の ほ か に も 丹 波 に は 、 綾 部 か ら 田 辺 ( 現 在 の 舞 鶴 市 ) を 経 て 宮 津 へ 至 る 道 や 、 篠 山 へ 向 か う 道 な ど 、 古 く か ら い く つ も の 道 が 山 陰 や 山 陽 に つ な が っ て い た 。 丹 波 路 は 、 山 国 と い っ て も 、 ゆ る や か な 山 頂 の 連 な り で 、 と こ ろ ど こ ろ の 小 盆 地 に 、 城 下 町 や 宿 場 が 開 け て い た 。 山 間 の 盆 地 を 縫 う 丹 波 路 は 、 秋 に な る と 霧 が か か り や す く 、 「 丹 波 の 霧 」 と し て 、 旅 行 く 人 た ち に 親 し ま れ て い た 。 ま た 、 丹 波 路 の 京 へ の 入 口 、 老 ノ 坂 は 、 歌 や 伝 説 で 知 ら れ て い る 42

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す べ て の 道 は 京 を め ざ す 街 道 小 史 古 代 の 幹 線 、 大 路 と 中 路 や ま し ろ や ま と 上 方 と は 、 ゝ し わ ゆ る 五 畿 内 す な わ ち 山 城 、 大 和 、 せ つ つ か わ ち は ん し よ う 摂 津 、 河 内 、 和 泉 の 地 域 を さ す 汎 称 だ が 、 の ち に は 狭 義 に は 京 都 と 大 坂 の こ と を 呼 ん だ も の で あ る 。 中 世 に は 、 ・ 京 の こ と を 上 方 と 呼 ん だ 。 江 戸 時 代 に な っ て 、 京 、 大 坂 を ふ く む も の と な っ た が 、 江 一 尸 中 期 う ま で も な か ら は 大 坂 の 比 重 が 大 き く な っ た 。 い く 、 そ れ は 経 済 の 中 心 地 だ っ た か ら で あ る 。 古 代 の 律 令 時 代 に お い て 、 上 方 へ の 道 で 、 は や く か ら 整 備 さ れ 、 ま た も っ と も 重 ん じ ら れ た の が 山 陽 道 で あ る 。 令 制 に は た い ろ 大 路 、 謂 、 山 陽 道 中 路 、 謂 、 東 海 東 山 道 し よ う と あ り 、 北 陸 、 山 陰 、 南 海 、 西 海 の 諸 道 は 「 路 」 と さ れ て い た 。 飛 鳥 か ら 奈 良 時 代 に か け て 、 わ が 国 の 歴 史 は 西 国 と の 関 係 が 深 か っ た 。 ま た 朝 鮮 、 中 国 と の 外 交 関 係 が さ か ん で あ っ た 。 日 本 の 歴 史 は 西 か ら 動 い て い た だ ざ い ふ と い っ て よ い 。 都 と 九 州 の 太 宰 府 を 結 ぶ 道 は 、 日 本 ち ゅ う ろ 原 田 伴 彦 大 阪 市 立 大 学 名 誉 教 授

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日 賀 茂 別 雷 神 社 京 都 の 道 ( 色 刷 り は 平 安 京 ) 、 、 . ノ ・ 桃 山 奈 良 の 道 ( 色 刷 り は 平 城 京 ) 都 府 北 今 宮 神 社 植 物 園 修 学 院 奈 良 坂 東 東 春 日 山 卍 卍 手 向 山 神 社 ム 大 幵 春 日 大 社 新 薬 師 寺 ロ ロ 寺 ロ 一 固 園 ロ 第 卍 ロ ロ ロ ロ ロ ロ 北 京 極 一 条 大 路 二 条 大 寺 卍 詩 仙 堂 西 京 極 路 路 大 . 大 大 : 条 条 京 大 知 . 、 寺 ( 通 ; 土 御 門 。 迦 所 : 第 鹿 苑 寺 ( 金 持 明 院 を 生 駒 神 社 幵 生 駒 △ 衣 笠 山 童 安 寺 霊 山 寺 卍 街 を 、 首 京 終 生 駒 線 東 明 寺 卍 金 剛 山 寺 卍 1 卍 等 / 片 生 ノ 仁 和 寺 卍 一 条 大 △ 双 ケ ノ ノ 星 帯 大 大 極 路 ・ 路 路 路 京 福 ・ 一 を 1 メ - イ ・ 一 フ . 、 真 正 極 楽 寺 喜 光 院 ・ 勝 寺 鳴 滝 常 盤 土 門 大 路 松 尾 寺 卍 岡 本 宮 法 輪 寺 卍 卍 法 中 宮 寺 神 法 隆 寺 卍 卍 社 斑 鳩 宮 ・ 貴 △ 竜 田 道 曰 、 野 一 5 6 三 7 第 神 林 寺 天 理 線 大 理 右 京 職 3 4 法 降 寺 竜 田 峠 を 館 院 四 条 を 輝 原 院 五 条 七 条 六 条 発 を 「 蓮 卍 石 上 神 宮 鉄 橿 原 山 の 辺 の 大 和 神 社 八 坂 神 社 将 軍 塚 住 大 五 条 大 六 条 大 を ー を / 名 石 光 寺 卍 当 麻 寺 卍 竹 内 街 道 清 水 山 、 五 一 " 条 通 鴻 臚 館 鴻 臚 館 シ / く / 三 輪 山 日 大 神 神 社 穴 虫 峠 ニ 上 山 法 往 寺 殿 大 和 高 田 卍 円 通 寺 桂 離 宮 ロ 耳 成 山 九 条 殿 高 田 竹 内 峠 路 大 和 八 本 卍 法 性 寺 卍 最 勝 金 剛 院 卍 観 音 寺 九 条 . 藤 原 宮 跡 天 香 久 山 ・ 飛 鳥 大 仏 卍 岡 寺 石 舞 台 古 墳 種 智 - 近 、 亟 大 畝 傍 山 橿 原 神 宮 第 原 神 宮 南 妙 法 寺 卍 吉 祥 院 殿 殿 院 殿 殿 院 居 松 二 閑 東 鴨 高 小 、 6 「 ー 8 9 “ 0 宀 元 宀 元 宀 元 宀 元 宀 元 外 学 学 河 弘 左 奨 勧 堀 2km 新 幹 線 ー 国 鉄 私 鉄 ー - 区 界 市 街 地 域 寺 寺 院 寺 寺 市 市 安 木 伯 興 一 西 東 大 葛 佐 元 ⑧ ⑨ ⑩ ⑩ ⑩ ⑩ ⑩ 裏 寺 寺 寺 寺 提 寺 内 華 隆 大 原 招 師 大 法 西 西 菅 唐 薬 ① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ 橘 寺 卍 炎 山 神 社 日 多 武 峰 △ 1 三 ロ 御 所 上 島 羽 ~ 足 都 イ ン タ ー 2 km

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梶 家 と 椿 の 老 樹 一 一 - 本 確 、 陣 の 梶 家 は い ま て も 堂 堂 た る 家 の 構 え を み せ て い る 。 椿 の 老 樹 も 昔 の 面 影 を 偲 ば せ る 。 京 と 中 国 路 を 結 ぶ 古 代 の 官 道 西 国 街 道 原 田 伴 彦 大 阪 市 立 大 学 名 誉 教 授 が あ る 。 そ の 原 形 は 、 京 の 東 寺 口 か ら 南 進 し て 、 鳥 羽 を 経 て 山 崎 に 達 し 、 さ ら に 播 磨 国 の 明 石 駅 に 達 す る 古 代 官 道 だ っ た 。 近 世 に な り 、 京 か ら 山 崎 に む か う 行 程 は 少 し 変 わ ぜ む こ っ た 。 東 寺 口 か ら 西 へ 進 み 、 桂 川 を 渡 り 、 久 世 ・ 向 こ う た り 日 ・ 神 足 の 長 岡 丘 陵 の ふ も と を 南 下 し 山 崎 に 至 る コ か ら ー ス と な っ た 。 こ の 道 は 「 唐 街 道 」 と も い う 。 豊 臣 一 秀 吉 の 朝 鮮 出 兵 の と き の 、 京 か ら の 派 兵 路 で あ っ た た め 、 そ の 名 が 出 た と い う 。 さ て 山 崎 宿 で 、 唐 街 道 と 、 東 方 の 伏 見 宿 か ら 来 た 道 と 合 流 し て 、 い わ ゆ る 西 国 街 道 と な る 。 こ の コ ー ど お り ス を 、 江 戸 時 代 に は 「 山 崎 通 」 と い っ た 。 「 山 崎 通 」 は 、 伏 見 宿 か ら 、 西 国 街 道 を へ て 、 中 国 路 の 兵 庫 宿 に 至 る 、 約 一 七 里 半 此 9 ) の 街 道 あ く た が わ で 、 こ の 間 に 、 山 崎 ・ 芥 川 ・ 瀬 川 ・ 昆 陽 ・ 西 宮 の 明 石 に 達 す る 古 代 の 官 道 し ま で も 宿 駅 が 配 置 さ れ た 。 こ の 宿 駅 コ ー ス に は 、 ゝ 「 西 国 街 道 」 と い う の は 江 戸 時 代 に つ く ら れ た 俗 称 所 々 に 、 古 い 宿 場 の 町 並 み が 、 往 時 の 面 影 を の こ し で あ る 。 京 を 出 て 、 淀 川 の 右 岸 の 山 崎 か ら 西 宮 に 出 て い る 。 て 、 こ こ で 「 中 国 路 」 に 合 流 し 、 い わ ゆ る 山 陽 道 を 山 崎 は 古 代 い ら い 、 京 の 関 門 と し て の 水 陸 の 要 衝 西 下 す る 行 程 で あ る 。 「 西 国 路 」 と も 称 さ れ る こ と で あ っ た 。 中 世 に は 離 宮 八 幡 宮 の 門 前 と し て 製 油 産 さ い ′ 」 く こ や 7 58

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社 寺 と 神 仏 に あ ふ れ る 大 和 路 に は 、 「 街 道 」 の 原 点 と も い え る 道 が 今 も 遺 っ て い る 大 和 盆 地 の 東 に 連 な る 春 日 山 か ら 三 輪 山 へ の 山 裾 を 縫 っ て 、 北 は 奈 良 旧 市 街 か ら 南 は 桜 井 市 へ 走 る 「 山 の 辺 の 道 」 、 大 和 飛 鳥 か ら 西 へ 、 橿 原 を 経 て 竹 内 峠 を 越 え 、 河 内 飛 鳥 か ら 大 坂 難 波 へ 至 る 竹 内 街 道 な ど が そ れ で あ る 「 山 の 辺 の 道 」 は 日 本 の 歴 史 に 登 場 す る 最 古 の 道 で あ り 、 竹 内 街 道 は 推 古 天 皇 の と き に 設 け ら れ た 最 初 の 官 道 と い う 。 こ の ほ か に も 大 和 盆 地 か ら は 、 京 や 大 坂 を 結 ぶ 奈 良 街 道 、 伊 賀 上 野 へ 出 る 伊 賀 街 道 、 柳 生 へ 至 る 柳 生 街 道 な ど 、 道 は 四 方 に 通 じ て い た 。 た い の ・ つ 4 」 カ 4 っ 東 大 寺 一 一 東 大 寺 は 創 建 以 来 、 た び た び 天 災 や 兵 火 て 伽 藍 ( が ら ん ) を 失 い な が ら 、 よ く そ の 偉 容 を と ど め 、 昭 和 55 年 ( 1980 ) に 大 修 復 が な り 盛 儀 が 行 わ れ た 。 東 大 寺 大 仏 - ー - 聖 武 天 皇 の 発 願 に よ り 、 天 平 勝 宝 4 年 ( 752 ) に 開 眼 し た 盧 舎 那 仏 ( る し や な ぶ っ ) て 、 東 大 寺 の 本 尊 て あ る 。

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三 第 イ ・ 異 日 本 居 宣 長 の 〃 京 へ の 道 〃 ー ー 足 立 巻 下 古 く か ら 〃 京 に 七 ロ 〃 と い わ れ た 。 七 ロ と い う の は 必 す し も 京 に 限 っ た 言 い か た で は な い が 、 京 都 へ た ん ば ぐ ち は 諸 街 道 が 集 中 し て い た 。 山 陰 道 は 丹 波 ロ へ 、 丹 波 か ら は 鷹 翠 へ 、 若 狭 か ら は 大 原 へ 、 山 中 越 え は 北 白 や ま と ふ し み 川 へ 、 東 海 道 は 粟 田 口 へ 、 大 和 街 道 は 伏 見 へ 、 西 国 街 道 は 鳥 豺 ロ へ 道 は す べ て 歴 史 で も あ る が 、 そ れ ら 諸 街 道 は 特 に 激 動 の 舞 台 と な っ た 。 木 曾 義 仲 ・ 源 義 経 ・ 織 田 信 長 の 軍 勢 は そ れ ら の 街 道 の い す れ か を と っ て 京 に は い り 、 明 智 光 秀 は 本 能 寺 を 攻 め 、 幕 末 の 激 戦 が 繰 り 返 さ れ た こ と は い 、 つ ま で も な い し か し 、 街 道 に は 、 そ う し た 歴 史 の 表 層 に あ ら わ れ た 事 件 よ り も す っ と 多 く の 人 生 が 刻 み こ ま れ て い る 一 七 三 〇 5 一 八 〇 一 た と え ば 、 本 居 長 ( ) は 生 涯 に 数 度 、 松 坂 と 京 と の 街 道 を 往 復 し た が 、 そ の 時 期 と 心 境 と は そ れ ぞ れ に 相 隔 た っ た も の だ っ た 。 ま す 延 一 一 年 十 六 歳 の と き 上 京 し 、 北 野 天 満 宮 な ど の 洛 中 の 名 所 に 遊 び 、 十 九 歳 の と き も 近 江 か ら ~ 示 都 に は い り 、 大 坂 へ と 出 た 。 こ の 二 度 の 上 京 ま う れ き は い わ ば 青 少 年 期 の 遊 覧 の 旅 だ っ た 。 し か し 、 宝 暦 年 ( ← 「 ) 二 十 三 歳 の と き の 上 京 は 、 そ の 生 涯 の 方 向 を き め る 遊 学 の 旅 だ っ た 。 滞 京 六 年 、 宣 長 は 青 春 の 時 を 過 ご し て 学 ・ 田 5 想 の 基 礎 を 築 い た 松 坂 に 帰 っ た 翌 年 に も 、 養 子 の 話 か あ っ て 一 度 上 京 し た が 、 そ れ か ら 久 し く 宣 長 の 上 京 は 中 絶 す る 。 嵐 山 ・ 渡 月 橋 の 亀 岡 か ら 、 激 流 岩 を 噛 む 保 津 峡 を 通 り 、 嵐 山 に 至 る 保 津 川 下 り は 勇 壮 て あ る 。 こ の 川 は 渡 月 橋 を 過 ぎ る と 桂 川 と 名 を 変 え る 。 あ わ た

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ー 3 よ ー ら ゞ ら ' を ・ 、 苧 等 東 村 : 一 ま お を 表 を 第 。 一 き を は 第 ↓ ・ 当 「 。 を 第 を 、 ネ . ド 、 、 ゾ ・ 第 す み ~ ・ 総 玉 囀 ・ 、 4 ー を 曜 い ま L. 〕 物 、 . 。 は ) 第 第 を 、 洋 《 き を 督 」 ー ト ー ー 」 発 を ー な を を ご ま ー 当 を 丹 獲 国 「 は を を 、 、 を 釜 第 拏 ( 一 ま - : い を ー 要 】 名 , ・ み ぎ を 第 ま を 要 阜 、 立 す 都 ま ・ ニ ト 」 を ・ ン い 第 ー は 、 イ 、 1 き お 第 面 0 、 了 囀 そ れ よ り 水 西 ・ 正 明 寺 ・ 今 安 を 経 て 福 知 山 市 小 田 付 近 の 前 浪 駅 に 入 り 、 一 宮 ・ 下 中 上 佐 々 木 ・ 雲 原 を 経 て 大 江 山 の 西 に 横 た わ る 与 謝 峠 三 六 三 メ ー ト ル を ま が り か ね 越 し て 丹 後 国 に 入 り 、 勾 金 駅 よ り 丹 後 国 府 に 達 す 絵 図 に よ る 近 世 の 街 道 『 延 喜 式 』 の こ ろ の 山 陰 道 は 、 亀 岡 盆 地 か ら 西 へ 、 あ ま び き 天 引 峠 を 越 え て 篠 山 盆 地 に 入 り 、 鐘 ケ 坂 峠 よ り 柏 原 に 入 り 、 但 馬 国 に 続 い て い る 。 こ れ に 対 し 近 世 の 山 陰 街 道 は 、 亀 山 ( 亀 岡 ) か ら 園 部 、 観 音 峠 を 越 え て し ゅ う ち う ば ら 須 知 、 菟 原 、 福 知 山 を 経 て 但 馬 国 へ 入 り 、 ほ ば 現 在 の 国 道 九 号 線 沿 い の 道 順 を と っ て い る 。 そ し て 亀 岡 か ら 芦 山 、 埴 生 、 天 引 峠 、 篠 山 の 古 代 山 陰 道 は 篠 山 街 道 の 名 を も っ て 親 し ま れ て き た 。 寛 政 十 一 年 (R) の 『 丹 波 国 大 絵 図 』 に よ る と 、 道 は 次 の と お り で あ っ た 。 太 字 は 城 下 町 、 * は 一 里 旅 籠 屋 ) を 表 す 山 陰 街 道 老 坂 峠 町 ー ー ・ 王 子 ー ー 篠 村 ー ー 亀 山 な び か ー ー ー 宇 津 根 ー ー ー 並 河 ー ー 千 原 ー ー 卞 川 関 ー ー ー 八 木 新 お や ま * 町 ー ー ー 鳥 羽 ー ・ ・ ・ ・ 小 山 。 ー ー 園 部 ー ー 観 音 峠 ー ー 水 戸 ー ロ △ ー 須 知 ー ー 曾 根 ー ー 檜 山 ー ー 井 尻 ー ー ・ 水 原 ー ・ ・ ー ー 下 大 久 保 ー ー ー 菟 原 下 ー ー ー 千 束 ー ー 上 野 ー ー 生 野 ー ー 池 田 あ ら が * * は ぜ ー ー ー 岩 崎 ー ー ー 土 師 新 村 ー ー 福 智 山 ー ー 下 荒 河 ー ー 立 お だ た か う ち * お ぐ ら 原 ー ー 上 小 田 ー ー ー 池 内 ー ー ー 日 置 ー 亠 局 内 ー ー 小 倉 村 よ り 但 馬 国 野 間 村 へ 一 一 九 町 ( 約 三 ・ 」 キ 。 し 鳥 羽 よ り 若 わ ら * ロ △ す い さ い は ぶ * ロ △ ロ * ロ △ * た っ

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の の 美 。 ん る の ぬ 山 杉 の い る た れ 築 ら 北 は 杉 お あ 、 ら 建 な 。 お て 本 げ 京 は 京 た る を 観 一 あ は て あ あ 面 景 本 き 太 く の て 一 な 一 磨 丸 な 杉 郷 地 山 と は に き に だ 山 野 心 が ご 材 ん が 柱 の 」 中 林 み 杉 ね み 床 も 名 前 が 載 っ て い る 。 り つ づ け て く る と 、 三 尾 に た ど り 着 く 。 三 尾 と い う た か お ま き の お と が の お 町 は も と も と 古 び た 家 並 み の も の が 多 く 、 い か に の は 、 高 尾 ( 高 雄 ) 、 槇 尾 、 栂 尾 の 三 山 で 、 ど れ も も 街 道 の 宿 場 町 と い っ た 感 じ が 残 っ て い る 。 み な 紅 葉 の 名 所 と し て 知 ら れ て い る 。 昔 の 周 山 街 道 も 、 国 道 一 六 一 一 号 線 と 名 前 が 変 わ っ 特 に 高 雄 の 紅 葉 は 日 本 一 で 、 毎 年 晩 秋 の こ ろ に な て 、 今 で は ド ラ イ バ ー 専 用 に な っ た 観 が あ る 。 る と 、 そ れ こ そ 人 の 波 が 麓 か ら 山 上 ま で つ づ く こ と 周 山 を 出 発 し て く ね く ね と つ づ く 坂 道 を 南 下 し て に な る 。 ふ た ま た じ ん ご じ わ け の き ょ ま ろ 行 く と や が て 杉 坂 口 へ 出 る 。 二 又 に 分 か れ た 道 を 東 神 護 寺 は 、 初 め 和 気 清 麻 呂 に よ っ て 開 か れ 、 後 、 も ん が く し よ う に ん め い さ っ 南 へ と る と 小 野 道 風 神 社 の あ る 杉 坂 で 、 そ の ま ま 進 文 覚 上 人 に よ っ て 再 興 さ れ た 名 刹 で 、 真 言 宗 の 別 た か が み ね む と 鷹 峰 へ 抜 け る 。 格 本 山 で あ る 。 き ょ た き 杉 坂 口 を ま っ す ぐ 南 下 し て 行 く と 、 清 滝 川 の 西 側 全 山 、 真 紅 に 染 め 上 げ ら れ た よ う な 紅 葉 の 季 節 は き た や ま す ぎ に 杉 山 が 見 え て く る 。 こ こ が 北 山 杉 で 名 高 い 中 川 で 圧 巻 で 、 一 枚 一 枚 念 入 り に 朱 を 塗 り 上 げ て い っ た か あ る 。 と 田 5 , つ 、 は か り , ・ 」 0 小 野 、 中 川 と い っ た 北 山 地 区 は 杉 材 で 知 ら れ た 所 一 た ん 神 護 寺 の 石 段 を 下 り て 、 清 滝 川 の 渓 流 に 沿 だ が 、 そ の 由 緒 を 訪 ね る と 、 室 町 時 代 に 、 茶 の 湯 が っ て さ ら に 上 流 へ さ か の ば っ て い く と 、 槇 尾 の 西 だ い す ぎ み よ う じ 流 行 し て 茶 室 の 建 築 に こ の 地 の 台 杉 が 多 く 用 い ら れ 明 寺 へ 出 る 。 た こ と に は じ ま り 、 そ れ が 次 第 に ひ ろ ま っ て 今 み る 高 雄 と く ら べ る と こ ち ら は 静 か に 観 賞 で き る 。 よ う な 見 事 な も の に 磨 き 上 げ ら れ て い っ た 。 槇 尾 か ら さ ら に 北 へ 行 く と 栂 尾 で 、 清 滝 川 の 清 流 し わ 磨 き 丸 太 の 中 で も 表 面 に 皺 の あ る の が 、 シ ボ と い に 臨 ん で 老 樹 巨 木 が 全 山 を 覆 っ て い る 。 み よ う え し よ う に ん こ う ざ ん じ っ て 珍 重 さ れ て い る 。 川 端 康 成 の 『 古 都 』 の 背 景 に 明 恵 上 人 が こ の 地 に 庵 を 結 ん だ の が 高 山 寺 の は こ の 北 山 杉 が 扱 わ れ て 以 来 、 ま こ と に 有 名 に な っ た じ ま り で 、 こ の 人 は 文 覚 上 人 の 弟 子 に 当 た っ て い も の で あ る 。 る 。 境 内 の 茶 園 は 、 初 め て わ が 国 に 茶 を も た ら し た え い さ い ぜ ん じ す く す く と 伸 び た 杉 山 の 眺 め は 、 ま る で 日 本 画 を 栄 西 禅 師 を 記 念 し た も の で あ る 。 ひ み る よ う で 、 奇 妙 に 人 の 心 を 惹 き つ け る 。 中 国 か ら 栄 西 が 持 ち 帰 っ て 明 恵 に 与 え た の が 、 日 さ ん び 本 の お 茶 の は じ ま り と い う 。 と ば そ う じ よ う ち ょ う じ ゅ う じ ん ぶ つ ぎ が 紅 葉 の 名 所 、 三 尾 の 山 々 も う 一 つ 、 鳥 羽 僧 上 の 筆 に な る 鳥 獣 人 物 戯 画 京 北 町 か ら ど こ へ も 寄 ら ず に 車 で 一 時 間 半 ほ ど 走 も こ の 寺 の 宝 物 の 一 つ で あ る が 、 本 物 は よ そ へ 持 っ 8 6