桑原 - みる会図書館


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1. 西郷隆盛 第13巻

( ・伊藤さん、今度は大丈夫でしような。このは私の船が下関で打ち沈められて、びどい目に会いま したぜ」 伊藤は笑いながら答えた。 「僕は外国応接掛だから、ユ = オン号のほうは保証するが、胡蝶丸までには責任は持てんよ。なにし ろ薩摩の藩旗は長州人の恨みの的だ」 「桑原桑原、下関の砲台が見えたら、私は逃げ出すかもしれません。あとはよろしくお願いしますよ。 船底のミネー銃だけは無事に長州におろしてもらいたいものですな」 八月二十六日、 = = オン号は下関に着いた。すこしおくれて、胡蝶丸も入港した。 桂小五郎が前原一誠を従えて = = オン号に乗りこんできた。大久保が来なかったことを知って、 「またか ! 実は藩公もお待ちになっていた。大久保氏に賜わる太刀と鍔を用意して来たが、無駄に よっこよ 明らかに不信と失望の色を見せたが、「しかし、グラバーが来てくれたことは好都合た。初対面た。 ひきあわせてくれ」 桂はグラバーに今回の骨折りを謝し、代金のことは責任をもっから心配はいらぬ、今後ともよろし く頼むとあいさっし、そのあとで、井上を甲板の船具のかげによび出して、小声で命令した。 二隻とも、す 0 に港を出ろ。おれもこの船にのこる。前原が下船して、海軍局の奴らをおさ える。この港においておくと、何がおこるかわからぬ」 「なんで、いった、 132

2. 京阪神道路地図 奈良・和歌山・姫路方面

8km 広 岩森 6km 4km 2k m lkm ・条水。 下島野 島野ー翁 - 善城 稲讎巨内 善ゖ村 卍強寺 ー浴原」 寄足飛山ッ 新田 橋 c:a ら 卍金剛寺・ は腑生 尽 0 原 リ子堂・ さ野丹原・山安寺 表 良 cc ( 野コース ) 五條市 真 : に。 ~ ー・ 4 日八幡宮 百谷 , 馬場毛 相谷 下市町 ・ - 向量 ケ△ 垣内 生子トンネル丿 西占野村 夜中 - Ⅲ殿 さいしみず 鹿場 田 小 原石 月野 西吉野温泉 " 垣 手常な天 5 ア 4 ーーノ 川岸 フ ンネソウ 栃ヶ岳 国城山 552 △、 大日川 - 防城峰 彦谷 - 玉月キャンプ場 リ裏 度山町 青少年旅行 : , 宿、 七霞山人 8 引 西野 桑原垣当 永谷 北乂 西野トン 一本谷 0 下筒査 高城山 420 ・杖ヶ 武士ヶ峰 天川村 白石山 柳山 △ 1035 西蜂 出屋 △Ⅱ 20 申定 国 高野 不動沌 Ⅱ 06 、 中原 曰、伏下トンネル、 - / ・一△Ⅲ 8 新宮川 ( ス , ノ人庵 山西 中原 猿谷隧道 擘川 引イ水 矢放峠 ・閉君 425 惣谷 - 中峰 ヶ峰 △Ⅱ引 荒神社日 荒神岳 △に 50 ) 野迫川村 を瀬見ン - ー 464 ・ 、中Ⅲリ 野瀬見・、 沼田原沼原 \ 長殿 赤谷を ( 全線 ) 普面 2060 円 二 1440 円 十津川村 - 栂ノ木 <. 、、 : - 殿発電所 中 0 野迫川は泉

3. 完訳 日本の古典 第四十八巻 狂言集

りまで参れば一天俄にかき曇り、その上、神鳴が鳴るやうな。ピッカリ、 ( と一 0 はなはだ不本意ではあるが。 一一世渡りのためとあれば、やむ さと ながゐ び上がり ) アア桑原、桑原、桑原、このやうな所に長居は無用ぢゃ。少しも里をえないことです。 一ニ広々として果てしのないさま。 なに なに ぢか 近くへ参らう。何とぞ里へ出るまで何ごともなければようござるが。 ( 橋がか「渺々水ノ貌」 ( 易林本節用集 ) 。 一三さあっと曇って。「曇る」の強 調形。 りを揚幕の際まで行ったところへ、中から神鳴、羯鼓を打ちながらとび出してくる ) 一四あとの「グワラリ」とともに稲 神鳴「ピッカリ、グワラリグワラリ。 妻・雷鳴を示す。狂言ではこうし た擬音の類はすべて演者がロで言 うことになっている。 医師 ( びつくりし、耳を押えながら転倒して ) 「アア悲しや、桑原、桑原、桑原。 一五落雷を避けるために唱えるま じない。「桑原々々迅雷ノ時呪 神鳴「ピッカリ、グワラリグワラリ。 ノ詞」 ( 諺苑 ) 。 医師「桑原、桑原、桑原。 ( 本舞台まで転がってくる ) 一六落雷したことを示す。 神鳴「グワラリグワラリ、ドウドウドウ。 ( 舞台で一回転して、どんと座る。腰をたたき宅虎寛本に「ふと雲間を踏みは づいて」とあるのが正しい。「風 と」と記した本文を読み誤り、「風 ながら ) ア痛、ア痛、ア痛。 に乗り過ぎてーの意ととってしま ったのであろうか。「風度」 ( 饅頭 島医師「桑原、桑原、桑原。 ( 耳を押えながら震えている ) 屋本節用集 ) 、「与風」 ( 岡田希雄旧 けふ 4 と風と雲間を踏みはづいて、蔵本節用集 ) 。 神鳴「ハハア、今日は心面白う鳴りわたったが、 神 入強く。ひどく。 一九 このやうな広い渺々とした野へ落ち、腰の骨をしたたかに打った。辺りに駆一九樹木など高いものをよりどこ ろとして、神は天降ったり昇天し なに け上がる木もなし、これはまづ何と致さう。 ( 辺りを見回し、医師を見つけ ) ャイ、たりすると考えられていた。 一五 にはか一三 かっこ べウ ( ふ )

4. 週刊文春 2017年3月30日号

ミルクを入れて飲んだ。酸味があ ってヒ日い 0 「このコーヒー代て、桑原さんが払 3 0 「組の経費じゃ」 2 「ほな、鮨とか鰻とか、出前のとり 放題ですね」 「食いたいんやったらとったるぞ。 鮨か鰻か」 「いまの気分は、鮨かな」 「二万円にしとこ」 桑原はプラックでコーヒーをすす 週刊文春 嶋田のいない二蝶会に用はないか ら、早々に外へ出た。桑原がフィア ットのそばに立つ。 「軽四か」 「五ナンバーです。一 ・三リッター の普通車」 ロックを解除すると、桑原はドア を開けて助手席に乗り込んだ。とめ「あの、どこか行くつもりですか」 「おったら会う。おらんかったら、 桑原はの音量をあげた。「な るまもなかった。二宮はしかたな「そらそうやろ。ショーファー・ト 施設見学や」 んや、これは」 、運転席に座った。 リプンや」 「見学は桑原さんひとりでできるで「ビョンセです」 「なんや、このヘッドレストは。餡大東へ行け、と桑原はいう。 「似合わんのう」 パンみたいやの」 「大東 : : : 。ひょっとして『やすら「わしは車がないんやそ。おまえが グロープポックスのディスクを物 「デザインです」確かに、丸くて平ぎ』ですか」 盗られたんや」 色しはじめた。 もろふく 「寺川や。諸福から阪奈道へ行かん「おれは車を盗られたんやない。キ 「顔のデザインが狂うてると、車もかい」 ーを落としたんです」 大東市寺川 。桑原に指示さ そうかい」 「岸上に会うんですか」岸上篤「二宮くん、サジェッションはええれ、国道 170 号を越えた交差点を 桑原はいって、シートベルトを締 。警慈会代表で『やすらぎ』のんや。大東へ行ってくれるか。この左に折れた。住宅街を抜けて坂道を める。 理事長だ。 チビ車で」 あがっていく。小さな橋の手前で、 る。 ーレ 6 4

5. 週刊文春 2017年5月18日号

ったことがある。タレントの誰それ 桑原は片膝を立てた。間宮から視桑原の上着の肩が裂けていた。そもあるんかい」 がどうだこうだと、くだらない話を 線を逸らさず、「二宮くん、このどれで我に返ったのか、桑原は間宮を「それって、おれの責任ですか」 得意気に喋り散らしていた。装りは 腐れをどっきまわしてもええか」放した。間宮は畳に尻餅をつき、肘「ないといいたいんか、え」 それなりに気障ったらしかったが、 ・ : 」この男を相手にしてい と尻であとずさる。恐怖に歪んだ顔「 : ・ 「あかん、桑原さん : : : 」 たらきりがない。自己責任という概かわいそうにエラの張った平たい は灰だらけだ。 「切れたんや、わしは」 顔は、どこかの寺で見た、仁王に 桑原は黙って背を向けた。部屋を念がないのだから。 桑原は間宮の襟首をつかむなり、 「くそったれ、着替えるぞ」守口の踏みつけられた鬼にそっくりだっ 引き倒した。間宮は座卓に額を打ち出る。二宮もつづいた。 『キャンディーズ』へもどれ、と桑た。 つける。 「男は顔と言動に責任持たなあきま 車に乗った。走り出す。桑原は裂原はいう。 「やめろ。やめんかい」 「そんなもん、針と糸で縫うたらえせんね」 けたスーツの肩口に手をやって、 「誰にほざいとんのじゃ」 「なにいうとんのや」 「おまえにはスーツを二着もばろにえやないですか」 桑原は間宮の逆手をとり、座卓に 「おまえが縫うんかい」 「男の顔は履歴書、女の顔は請求書 顔を押しつけた。カッラがずれ、灰されたわ」 「いや、それはおれかもしれんけど「お裁縫グッズを車に積んでるのですわ」 皿が撥ねる。桑原は拳をかまえた。 は、デザイン専門学校の生徒さん「誰がいうたんや、んなこと」 : こ二着も破った憶えはない。 「桑原さんつ」二宮は桑原の腕をと 「リンカーンやったかな」 「島之内でヴェルサーチがずたばろか、ファッション雑誌のスタイリス バス通りに出た。近畿自動車道の になった。今日は門真でゼニアがばトですわ」 「じやかましい」 堂山のゲイバーでスタイリストと高架が見えた。 肘で払われた。ビリッと音がした。ろや。は盗られる、スーツは ささら 「なにさらすんじゃ」 簓にされる、おまえはわしに恨みで称する金髪男がカウンターの隣に座 かるみ 第十八回 里川専一丁 挿画・高橋雅専 0

6. 週刊文春 2017年5月18日号

2017.5.18 茎週刊文春 たぶん、バチンコをしている、と「一階のロビーの奥にソフアがあっ 「今度、わしを起こしたら、その包「それはそうやけど : : : 」 むし 、つこ 0 たやろ」そこで田所を張る、と桑原帯を毟りとって、おまえのロに詰め「来んかい」 勝ってたら遅くなるし、負けはいう。 る。ええな」 桑原はわめいた。二宮は立って、 たときは夕方に帰ってきます。 「刑事みたいですね」 「はい、はい」煙草に火をつけた。 エレベーターホールへ走った。 なるほどね。 「誰がや」 三階で降りた。部屋に入ったはず 壁にもたれている桑原を見た。小 「桑原さん」 五時四十分ーー。玄関からロビー の田所が廊下にいる。ドアに鍵を挿 さく手を振る。 「おまえもや」 に男が入ってきた。紺色のプルゾンして開けようとしていた。 すんません。出直しますわ。 桑原はエレ・ヘーターに向かった。 にグレーのズボン、ポケットに両手「田所さん」 二宮さんですね。 を突っ込み、さも不機嫌そうに歩い 桑原は大股で近づいた。気づいた はい、そうです。 寄木のバーティションの陰で、桑てくる。二宮はバーティションの後田所は身構える。 わたし、もうすぐ出るから、原はソフアにもたれて寝ている。二ろに身を伏せた。 「そんな怖い顔せんでもよろしいが メモを残しときます。 宮も眠いが、寝るとあとが怖い。 「桑原さん、田所です」 な。知らん仲ゃなし」 女はいって、インターホンは切れ四時五十分ーー。赤いロングへア いうと、桑原はソフアに片肘を預桑原は笑い声をあげた。「わしの をアップにした女がエレ・ヘーターか けてエレベータ 1 ホールに視線をや車、返して欲しいんや」 「ーー・ということです」桑原にいつら出てきた。丈の短い白のワンピー 「なにをいうとんのじゃ、こら」 スにピンクのカーディガン、シルバ 「負けよったな。。ハチンコみたいな「田所さんよ、他人の車を盗るのは 「もうすぐ出る : 。ホステスか」 ーのピンヒールバンプス、肩にヴショポくれた博打をしくさって」極泥棒やで」 「たぶんね」腕の時計を見た。四時イトンのトートバッグを提げてい道は賭場に行け、という。 「キーをおいて行ったんやないけ、 一一十分ーー る。女は足早にロビーを出て行っ 「いま、常盆てあるんですか」 このポケが」 女は美容院へ寄って髪をセット 「あったら行くんかい」 田所は二宮を睨みつける。二宮は し、同伴があれば客と食事をして出「桑原さん、女が出て行きましたわ」「そうですね、サイ本引きがしたい眼を逸らした。 勤するのだ。田所は四十代半ばだか「そうかい : : : 」眼をつむったまかな。久しぶりに」 「おまえ、こいつにサバキの仕事を ら、女は四十すぎか三十代かもしれま、桑原はいう。 「いっぺん逮捕してもらえ。常習賭もろたことあるんやろ。いうたら、 「足首がきゅっと締まった、ええ女博で」 クライアントやないけ。そのクライ 「どうします」 です。さっき喋った田所の女のよう桑原は田所がエレベーターに乗るアントの頭を割るて、どういうこっ な気がするんですけどね」 のを待って応接コーナーから出た。 ちゃ」 「女はどうでもええ。おまえは田所「こら、なにしとんのや」と、振り「なんじゃい アヤつけに来たん を見張らんかい」 返る。 か。相手を見てものいえよ」 「あっ : 「いや、おれはここで待ってます」 田所もヤクザだ。肚を据えたらし 「ん : : : 」桑原は上体を起こした。 「おまえはインターホン係とちがう 「また、宅配です」 んかい」 ひと ( つづく ) 4

7. 週刊文春 2017年3月9日号

「その、バディいうのやめてくれま すか。世間が誤解するし」 「飯沢はわしに、折れにしよ、とい いくさった。腐った爺やで」 「それはひどいな。ネタを提供した だけで半分くれとは、欲のかきすぎ ですわ」 「おまえがそれをいうか」桑原は嗤 う。「飯沢もおまえもええ勝負やぞ」 肝焼きが来た。串に刺している。 手でとって口に入れた。これもまた ビールを 独特の風味があって旨い 飲みほして、お代わりを頼んだ。 「日頃はポーツとしてるのに、飲み と食いは早いのう」 「旨いもんに対する渇望が強いんで すかね」 肝焼きに山椒をかけるのを忘れ た。もう一本にかけて、食う。 「ここはおまえの払いか」桑原は冷 酒を飲む。 「めっそうもない。伝票見たら、渇 望が減退しますねん」 食欲がある。ビールも旨い。頭を 【前回までのあらすじ】建設コンサルタントの ニ宮のもとをヤクザの桑原が訪ね、特別養護老 人ホームを裏で経営する暴力団・白姚会の人間 を紹介するよう、要求する。白姚会事務所に赴 いた二人だが、二宮は拉致監禁され重傷を負 、桑原は一人で逃げていた。二宮は府警四課 の中川を呼び寄せて、ヤクザの監禁から逃れる ことに。二宮と桑原は、白姚会に向かうまでに 使用した桑原のの行方を探すが、車は消 えていた。桑原が組事務所を訪れた目的とは。

8. 週刊文春 2017年7月6日号

里川博一丁 挿画・高橋雅専 よューッドウビーソーナイス マスターは立ってウォーマーから鹿せんべいはないだろう。そんな 「まだ、八時すぎですよ」 トウーカムホームトウ 5 桑原は に大きいハゲではない。 坂町の『ポーダー』は中川の巣だおしばりを出し、カウンターにおい こ 0 小さく歌った。 「中川は」桑原が訊いた。 が、顔を出すのは十時ごろだ。 「今日は来んかもしれんな。来ても「それ、聴いたことある」 「ーーーなんで、中川に会いたいんで「なに、する」 「歌え」 「そうやな、プランデーにしよか」遅いやろ」 「なんでや」 「知らんのに歌えますかいな」 桑原はおしばりを使いながらキャ 「ちょいと訊きたいことがある」 ビネットを見て、「コルドンプル「本社の偉いさんのよめさんが死ん「わしが歌う。マスター、入れてく 「なにを」 だらしい。お通夜や」 。水割り」 「いちいち、うるさい。黙ってつい 「めんどい。自分でやれ」 刑事は府警本部のことを本社とい 「あんたは」 てこい」 マスターはコントローラーをカウ 「はい、同じく」おしばりで首筋を 、所轄署を支社という。符牒だ。 太地家から『ポーダー』まで歩い マスターは元刑事だから。 ンターにおいた。桑原は二宮の前に て一分だ。桑原の目的は鯨ではな拭く 押しやって、 「あの中川もゴマをするんやの」 「包帯、とれたんかいな」 、中川だったのかもしれない。 桑原につづいて『ポーダー』に入「とったんです。うっとうしいか「日頃の行いがわるいからな」しれ「ほら、入れんかい」 っとしてマスターはいう。 「タイトルは」 った。客はいない。カウンターの奥ら」 桑原は煙草をくわえた。 「歌手で検索せいや。ヘレン・メリ でテレビを眺めていたマスターはこ俯いて、頭のてつべんを見せた。 「歌、うたえ」二宮にいう。 いらっしや「きれいなハゲでしよ」 ちらを振り返った。、、 「ヘレン・メリルストリープね 、ともいわず、桑原と二宮はスッ「鹿せんべいにゲジゲジが這うてる「いきなりですか」 「ズージャゃ。ヘレン・メリル」 ・ : 」検索した。「『帰ってくれたら みたいや」 ールを引いて座った。 かるみ 連載 れ」 ロ 100

9. 週刊文春 2017年7月6日号

′ 3 よごナ : よ うれしいわ』 ? 」 「おう、それや」桑原はマイクを探 「喉を潤してから歌いませんか。高 級プランデーで」桑原の歌など聞き 「そうやの」桑原は金張りのカルテ イエで煙草に火をつけた。 桑原は一曲歌っただけで、あとは 二宮の独演会だった。憂歌団、サウ ス・トウ・サウス、 O サクセショ ン、サザンオールスターズ : あきなおみから髙橋真梨子のあたり で声が嗄れてきた。いつのまにか、 コルドンプルーのポトルが半分にな 「次は誰にしよ。百恵ちゃんかな」 「おまえ、情緒不安定か」 「なんです : : : 」 「もうええ」 マイクを取りあげられたところへ ドアが開き、中川がのっそり入って きた。黒のスーツに黒のネクタイを 【前回までのあらすじ】建設コンサルタントの ニ宮と、ヤクザの桑原は老人ホームを裏で経営 する暴力団・白姚会事務所に赴いた。老人ホー ムは設立後しばらくして、白姚会と警察 o= ら によって乗っ取られていた。二人は老人ホーム に関係する人物の話を聞きにまわるが白姚会に 奪われた桑原のを取り戻す過程で白姚会 の組員を怪我させてしまう。その後、二人はさ らに情報を得るべく、福祉プローカーの飯沢、 老人ホームの元経理責任者の佐々木を訪ねる。 101

10. このへんでドロンします : 昭和へっぽこフレーズ大全

レトロなへつぼこ くく わわ ばば らら ~ に 0 ・解説 嫌なこと、不吉なことを避ける呪文として、 「鬼部長がもうしき戻ってくるそ、くわはらく わはら」なとと使う。また、雷が激しく鳴った とき、お年寄りが手を合わせながら一言うが、こ れは雷神は桑樹が嫌いなので、「桑原桑原」と唱 えると雷が落ちないという伝説にもとづく。 日本全国の「桑原さん」は、子供の頃、散々か らかわれ、自分の苗字を恨んだこともあるは すた。 ・間違った使い方 なんだ外出中か」 「くわばら、くわばらー ※桑原さんを呼んでいるわけではない。 0