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「ドイツ帝国」が世界を破滅させる : 日本人への警告

工セル『怒れ ! 憤れ ! 』 ( 村井章子訳、日経社、二〇一一年 ) を念頭に置 あろう〕 憤る者たちといっても、われわれのヨーロッパ社会ではその人数が多くありません。 許せないのはエリートの責任放棄 ます、この社会では、年齢の中央値が四〇歳強 ( フランスで四〇歳、ドイツで四四歳 ) だからです。 また、社会構造がすでに個人単位となり、いわば原子化されているため、集団行動にプ レーキがかかるのです。集団的な異議申し立ての持っパワーを私は信じません われわれに必要なのは強力な意識化であって、社会全般にわたる革命的な転覆ではあり ません。私はエリートたち ( 指導的階層 ) が理性に立ち返るように闘っているのであって、 彼らの地位の転覆を狙っているのではないのです。 私はエリートたちに対し、何ら含むところはありません。しかし、彼らが自分たちの任 階級闘争が現実に存在していることは認めたほうがよい。 務を裏切るのは我漫ならない。 いた問いかけで 222

「ドイツ帝国」が世界を破滅させる : 日本人への警告

こうした事情の結果、次々に起こってくる事件を読み取る西洋のエリートたちの読み方 か、かなり貧しく、薄っぺらなものになっています。だからこそ数多くのジャーナリスト たちがこのところ、「プーチンの狙いは何なのか」としきりに論議するのです。 この論議が仄めかしたがっている前提、それは、「ヨーロッパ人」とアメリカ人はロシ ア人とは違う、自分たちが何をしたいのかを非常に明確に分かっている、ということにほ かなりません。ところが真実はというと、それと正反対のことが起こっているのです。ロ シア人たちは明確に定義された、かなり大きいけれども限定されたパワーへの意志を示し ているのに、西洋はこの問題において明確で分かりやすいどんな目標も最終的に持ってい ないのです。 さらに、「ヨーロッパ人」と称せられるわれわれにとっては、もしかしたらロシア嫌し の感情だけが、今やたいしたものを意味しなくなってしまった政治的・通貨的空間を一つ にまとめておくための鎖なのかもしれないとさえ一一一一口えます。 ネイションと歴史の再浮上の文脈において、そしてユーロ圏の衰退を背景として、西洋 人たちのこの分別のなさは、単に滑稽であると同時に残念なものであるだけではなく、危 険なものともなります。

世界の非ネイティブエリートがやっている英語勉強法 = HOW THE WORLD'S NON-ENGLISH-SPEAKING ELITE STUDY ENGLISH

イエール大学式 [ グラマー〕養成メソッド【初級編①】 イエールの学生もやっている 「文法の丸暗記」とは ? イエール大学の外国語の授業では、文法をとても細かく教 えてくれます。 日本の場合、穴埋め間題や選択問題によるべーパーテスト によって成績がつけられますが、イエールでは「文がスラス ラと言えるかとうか」までがじっくり試され、評価がつけら れます。 なぜそうするのかというと、ロではっきりと言えるまで覚 えられれば、それを書くこともできるからです。 私自身も高校生のころ、文法を記憶する際には、参考書の 例文を何度も書き写すだけでなく、音読もするようにしてい ました ( いま読み返すと、酷い例文だと思うものが多数あり ますが・・・。大学入試に頻出する例文は、必ずしも英語として 自然な表現だとはかぎりません ) 。 一文法については「泥臭い学習」が欠かせない 文法については、穴埋めや選択式で解答できる程度の知識 で満足してはいけません。ロでスラスラ言えるまで徹底して 文法を叩き込むべきなのです。 日本の英語教育は残念ながらそのようにはなっていません が、世界から優秀なエリートが集まるイエールでさえ、文法 に関してはこのような地道な学ひ方をしているのです。 10 6

物語ビルマの歴史 : 王朝時代から現代まで

章 4 ピルマ人行政エリートの世界

アデナウアー - 現代ドイツを創った政治家

ムナジウムに入学した。このギムナジウムはカトリック系であり、ラテン語やギリシャ語の 古典語教育に授業時間の半分近くを費やしていた。ギムナジウムは大学に進学するエリート を養成するための九年制の中等教育機関だが、当時のドイツでは非常に狭き門だった。一八 八〇年代の。フロイセンでは、中等教育に進む子どもは七 % 程度に過ぎず、アデナウアーのよ うにギムナジウムに進むのは三 % 程度であった。 アデナウアーは、突出して優秀というわけではなかったが、真面目な生徒であった。一八 九四年三月六日、アデナウアーは無事アビトウーア ( 卒業Ⅱ大学入学資格 ) を取得するが、 ここで問題が生じた。すでに兄二人が大学に進んでいたアデナウアー家には、さらに三男を 大学に進ませる家計的余裕がなかったのである。それゆえアデナウアーは、大学進学を断念 ーリヒマン させられ、職に就かねばならなくなった。こうしてアデナウアーは、しぶしぶゼ 銀行に就職する。しかし、大学へ行くという希望を捨てきれず、長男アウグストのように法 学を学びたいと父を説得し、ケルン市の奨学金を獲得して大学に進学する。結局、銀行勤め は二週間で終わった。 アデナウアーは、一八九四年の一期をフライブルク大学で、九四、九五年の二期をミュン ヘン大学で、そして残りの九五年から九七年までをポン大学で過ごした。 フライブルクの学生組合でアデナウアーは、ライムント・シュリューターという農家の息

湯川秀樹&朝永振一郎 : 二つのノーベル物理学賞 コミック

トモナガ 残念ながら 研究できるような 環境ではなく なってきたよう です 残念です ばうがい ナチの妨害さえ なければ : ああ・ : 戦争が 終わったら また来たまえ ええ ぜひまた お会いしたい です / 133

新潮45 2016年08月号

一九七五年の国民投票に先立っ交渉であるのに対し、英国にとっては国益を守舵を切るべきだったのに曖昧にしてしま は、英国がニュージーランドの乳製品へることを目的とした国際想織でしかない。った。 の例延長を獲得しただけではなく、「@>加盟とは、英国の利益になる限り >< —では救われた。決し 欧州地域開発基金など現在において窈な契約なのであるー て後退ではない。あまりにも人々を無視 でも欧州の格差解消・発展に大いに役立それに、英国が残留したら、「離脱」して突っ走りすぎたのにプレーキがかか っている改革も生んだ。 をちらっかせて各国がこぞって特別待遇るだけのことだ。いまの「エリート」と しかし、今回は、統合の理念の否定、を求めてくるであろう。は支離滅裂「グロ ーバリズム」のは、遅かれ早 域内労働者の移動の自由の制限、各国間になる。 かれ立ち行かなくなる。仕切り直して着 の連帯の拒否などの根幹を揺るがす 実な基礎固めをするチャンスが与えられ 要求ばかりだった。 オランド大統領は「いまや欧州の解体たのである。 そもそも英国は、欧州に自由貿易圏をがかかっているのである」とテレビ演説六月一一十七日のオランド大統領、レン つくろうとしているだけである。がで言った。この発言もそうだが、巷間一言ツイ首相、メルケル首相の共同記者会見 めざしている多様な文化を尊重しつつ連われている「欧州崩壊」は今までのエリでは、いまこそは「内部と外部の安 帯する「共同体ーではない。 ート主導による統合の行き詰まりである全保障」とくにテロ対策、欧州防衛と欧 英国の国民投票を間近に控えた六月一にすぎない。これは、国家におきかえれ州国境の監視、「強い経済強い社会的統 日に議長提出されたフランスの元老院財ば、 , 甲央の上からの統合にあたる。合」とより高い経済成長、そして「若者 務会の「英国がを離脱した場合しかし、現在、国家の統合形態には大き向けの大胆な計画」の三点に集甲すべき の経済的財政的影響」報告書は、アダムな変化が起きている。中央の権化でだと表明された。まさに、地方分権統合 とイヴの「顎」をもじった欧州議員アあったフランスでさえ地方分権国家となモデルの方向性である。 った。これと同じように、において ラン・一フマスールの「原誤解」という言 英国離脱の衝撃を受けて「エリート」 葉を引いて、英国は独特の欧州建設の概も分権しつつ統合するモデルに転換中では、こんどこそ真摯に反省したのだろう 念をもっているという。すなわち、大陸ある。原則としてはすでに採用されていか。それともただ嵐が過ぎるのを待って、 諸国にとっては、国を超越した独自るが、一一〇〇五年の欧州憲法は、中央集崩壊へ進んでしまうのだろうか。 の存在を持っ常により緊密になる連合で権モデルのままだった。その否決を機に August 2016 88

新潮45 2016年09月号

出来、また追加でさえ支払えば期それが敵対するようになったのは単に経に対する民衆の不満が爆発し、李自成と 間を延長することもできたことから、米済に於ける信用の逆転のみが原因ではないう人物が乱を起こす。その勢いを食い 市場では証書自体が取引の主要な物件とい。もっと決定的な要素があったのだ。止めることが出来ぬまま、一六四四年に なっていった。 ただそこに至る経緯を再考するには、一明は滅亡してしまった。新しく立ち上が そのうちに財政赤宀子に苦しむ藩の蔵屋六四〇年代から一六八〇年代ーー家光晩った李自成の王朝「順」も満州族によっ 敷では、まだ蔵に人っていない米を見込年から四代将里豕綱の時代の思潮の変化て滅亡。満州族は清を建国した。以後は 明の残党と清との戦いが続く。 んだうえで米切手を発行し、財政を補填を考察しておく必要がある。 この頃から明のエリートが日本に・ するという発想が生まれてきた。勿論米人間は使命や生き方を示唆する哲学が 切手と実際の蔵米の量に食い違いが生じ無ければ生きていけないものなのかもしを乞うべく渡ってくる。実際に家光もそ る。しかし証書を扱う商人の経済力にはれない。東西をまとめ、一つの国としての要請を受け人れ出兵の準備を考えたの 絶大な信頼があったため、米切手はどん 2 呱を民が持っためにも、哲学的指針だが、明に到底勝ち目は無いとし断 どん流通していった。 が必要であったろう。信長の「天下」と念している。渡日したエリートの中には ここで小判と米切手を比較すると、名いう思想もそういったものであった。徳そのまま住み着いた者もいる。代表的な 例としては水戸に留まった朱舜水。水尸 目貨幣とはいえ小判は幕府の権威以上に、川幕府はそれを朱子学に求めた。 含有する金属の価値に重きが置かれてい その思想の同顧問として家康が選ん光圀は彼に儒教の教えを乞う。そして一一 る点で現物的である。一方米切手は、蔵だのが林羅山であったことは有名である君には仕えず、ただひたすらに明の白 米として存在しなくてもその価値を認めが、淀屋一一代旦 = 〕當は、羅山をはじめ多のみに忠節を誓った彼の姿勢に感銘を受 流通している点で、より高度な名目貨幣くの文人と親しく交流をしており、幕府ける。またそれを日本の楠木正成になぞ 西 東 ( 紙幣 ) であった。このような状況の中の進める「時代の思想」も共有していたらえ、湊川に正成の碑も建てた。 た で起きた凶作と幇の死。経済的な信用と言ってよい。そういった点でも幕府と朱子学を深める上で明からのエリートけ は幕府から淀屋へと大きく傾いていった。淀屋とのは固いものであった。 の流人自体は有益であった。しかし同時 それが後に府による淀屋髜へと繋が ところが朱子学の大本である中国に変に「勤皇の心」を日本の「哲学界」に芽信 ってゆくのだが、ま迦のとおり幕府の貨動が起きた。明でも十七世紀の小氷期の生えさせる結果を残した。考え方、捉え 幣政策と淀屋の米市場は協働していた。影響を受け凶作が続き、同時に政治腐敗方にも時代の潮流というものがある。現

20世紀とは何だったのか : 西洋の没落とグローバリズム

エリート主義の管理通貨制度 経済の長期停滞をもたらしかねない「美人投票」 民主主義と公共事業は両立しないーー大衆社会へのアンチ・テーゼ 第 7 章アメリカ文明の終着占 ~ ーー技術主義とニヒリズム 現代文明としてのアメリカ 「共和主義の精神、は大衆民主主義を警戒する衂 移民社会となり「自由、の観念が変貌する 民主主義が現実から遊離し、理想化されていくプロセス 多文化主義とアメリカの精神の間に矛盾が生じる 自由や民主主義を守るはずのアメリカが、それらを形式化してしまう逆説 アメリカ資本主義の変貌ーー個人的な土地財産から組織的な産業技術へ 大量生産方式がもたらした消費社会 人間を生産プロセスの一環として管理する「技術主義ー 255

湯川秀樹&朝永振一郎 : 二つのノーベル物理学賞 コミック

いミ、、ミ しかし 残念ながら その後日本の軍国化に ともない 1 第ド 純粋に学術的な研究 だけではなく ぐんじ 軍事的に役立っ研究に 転換していった