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検索対象: 現代日本の文学 10 武者小路実篤 集

現代日本の文学 10 武者小路実篤 集から 472件ヒットしました。

現代日本の文学 10 武者小路実篤 集


武 者 小 路 実 篤 集

現代日本の文学 10 武者小路実篤 集


現 代 日 本 の 文 学 武 者 小 路 実 篤 集 全 60 巻 昭 和 45 年 5 月 1 日 初 版 発 行 昭 和 57 年 10 月 1 日 27 版 発 行 著 者 発 行 者 発 行 所 武 者 小 路 実 篤 古 岡 滉 学 習 研 究 社 東 京 都 大 田 区 上 池 台 4 ー 40 ー 5 〒 145 振 替 東 京 8 ー 142930 電 話 東 京 ( 720 ) 1111 ( 大 代 表 ) 印 刷 大 日 本 印 刷 株 式 会 社 中 央 精 版 印 刷 株 式 会 社 製 本 中 央 精 版 印 刷 株 式 会 社 本 文 用 紙 三 菱 製 紙 株 式 会 社 表 紙 ク ロ ス 東 洋 ク ロ ス 株 式 会 社 製 函 永 井 紙 器 印 刷 株 式 会 社 * こ の 本 に 関 す る お 問 合 せ や ミ ス な ど が あ り ま し た ら , 文 書 は , 東 京 都 大 田 区 上 池 台 4 丁 目 40 番 5 号 ( 〒 145 ) 学 研 お 客 さ ま 相 談 セ ン タ ー 現 代 日 本 の 文 学 係 へ , 電 話 は , 東 京 ( 03 ) 7 ー 1111 へ お 願 い し ま す 。 OTatsuko Mushanokoji 1970 Printed in Japan ISBN4 ー 05 ー 050220 ー 8 C0393 本 書 内 容 の 無 断 複 写 を 禁 す

現代日本の文学 10 武者小路実篤 集


現 代 日 本 の 文 学 70 武 者 、 路 実 篤 集 北 尾 奥 足 三 川 井 伊 崎 野 立 集 端 上 藤 修 五 + 杜 秀 健 巻 委 紀 康 夫 成 靖 整 聖 夫 樹 男 学 習 研 究 社

現代日本の文学 10 武者小路実篤 集


注 解 年 譜 武 者 小 路 実 篤 文 学 ア 化 ハ ム 評 伝 的 解 説 紅 野 敏 郎 九 装 幀 大 川 泰 央 写 真 撮 影 横 田 正 知 榎 本 時 雄 編 集 責 任 桜 田 満 製 作 担 当 東 弘 紅 野 敏 郎 四 四 0 中 川 孝 四 四 四

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耕 治 人 武 者 小 路 実 篤 文 学 紀 行 宮 崎 県 児 湯 爺 耒 符 に あ る 新 し き 村 ( 手 前 三 角 形 の 部 分 )

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学 習 院 在 学 中 の 実 篤 ( 明 治 三 十 七 年 ) ル 治 代 ・ ノ 等 写 高 筆 院 を 大 学 時 代 志 賀 直 哉 氏 ( 左 ) と 徒 歩 ( 明 治 39 年 ) 旅 行 の 時 る 。 今 日 、 新 潮 文 庫 に も 、 角 川 文 庫 に も 、 『 武 者 小 路 実 篤 詩 集 』 が 収 め ら れ て い る と い う 風 景 を 我 々 は 忘 れ 4 て は な る ま い 。 右 の 詩 集 の 中 に は 、 武 者 小 路 の 二 十 代 の 「 自 分 は 暁 の 光 の 歌 を 唄 う 詩 人 で あ り た い 」 「 亡 び ゆ く 美 を 唄 う 歌 は も う 自 分 の 胸 に ひ び か な い 」 「 自 分 よ り 前 に 生 れ た も の と 自 分 と は 世 紀 を 異 に し て い る 」 そ う に ゆ う と い う 一 節 を 持 っ た 「 過 渡 期 」 と い う 詩 も 挿 入 さ れ て い る 。 こ の 一 句 な ど は 、 武 者 小 路 実 篤 そ の 人 の す べ て し あ て た こ と ば で も あ る を も っ と も 象 - 徴 的 に い ) ま た 、 武 者 小 路 は 、 今 日 、 書 家 で も あ り 、 画 家 で も あ る 。 彼 の 書 や 画 は 、 彼 の サ イ ン が な く て も 、 一 目 で 彼 の も の と 判 断 で き る ほ ど 個 性 的 な も の だ 。 従 っ て 、 武 者 小 路 に つ い て 語 る 場 合 、 小 説 家 と い う 一 面 の み か ら 彼 に ふ れ る こ と は 、 片 手 落 ち で あ ろ う 。 そ も そ も 彼 に 小 説 家 ・ 戯 曲 家 ・ 評 論 家 ・ 随 想 家 ・ 詩 人 ・ 書 家 ・ 画 家 と い う よ う な ジ ャ ン ル わ け の 区 別 を す る こ と 自 体 が 間 違 っ て い る の か も 知 れ な い 。 そ れ ら の う ち の な に に な る 、 と い う こ と を 当 所 か ら 限 定 し て 考 え た わ け で は な く 、 み ず か ら を 生 か す た め の 試 み が 、 あ る と き は 、 」 説 の ス タ イ ル を と り 、 あ る と き は 、 詩 の ス タ イ ル を と り 、 あ る と き は 、 画 の ス タ イ ル を と っ た に す ぎ な い と 考 え ら れ も す る の で あ る 。 芸 術 家 武 者 小 路 、 文 学 者 武 者 小 路 、 と い っ て も 、 ど こ か そ の 概 念 で は ひ っ

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1 叔 父 勘 解 由 小 路 資 承 0 2 青 年 時 代 の 父 実 世 若 き 日 の 母 秋 子 た 向 日 性 と い う よ う な も の が 作 用 す る の で は な い か 0 と っ た 事 が あ る 」 右 の 一 文 は 、 ま こ と に 武 者 小 路 の 本 質 を 鋭 く 射 あ て た こ と ば と し て 、 私 の 心 に 深 く 残 っ て い る 。 た し か に 武 者 小 路 と い う 人 に は 、 「 後 一 民 り 」 や 「 停 滞 」 と い 、 つ こ と が な く 、 日 々 新 た に 、 進 め る だ け 進 ん で き た 、 と い う 感 が 強 い 。 そ れ は 、 挫 折 を 知 ら ぬ 「 向 日 陸 」 と い う こ と 、 人 の 心 を ぐ い と っ か み 、 イ ン ス パ イ ヤ す る 不 思 議 な 力 を 持 っ て い る 、 と い う こ と と か ら み あ っ て も い る 武 者 小 路 実 篤 は 、 『 お 目 出 た き 人 』 や 『 友 情 』 や 『 真 理 先 生 』 を 書 い た 小 説 家 武 者 小 路 で あ る と 同 時 に 、 『 そ の 妺 』 や 『 人 間 万 歳 』 や 『 愛 慾 』 を 書 い た 戯 曲 家 武 者 小 路 実 篤 で も あ る し 、 「 白 橄 」 創 刊 前 後 、 当 時 の 文 壇 か ん ぜ ん の 主 流 で あ っ た 自 然 主 義 、 自 然 主 義 的 人 生 観 に 敢 然 と 挑 戦 し た 評 論 家 武 者 小 路 の 一 面 も 充 分 に 持 っ て い た 。 ま た 、 数 多 く の 雑 感 、 人 生 論 を 書 い た 随 想 家 武 者 小 路 の 姿 も 我 々 は 知 っ て い る し 、 詩 人 武 者 小 路 と い う 面 の 仕 事 に も 我 々 は 接 し て い る 。 最 近 、 「 新 し き 村 」 の 機 関 誌 で も あ る 「 こ の 道 」 の 同 人 た ち に よ っ て 起 さ れ た 皆 美 社 と い う 出 版 社 か ら 、 そ の 旗 上 げ の 刊 行 物 と し て ッ プ に 出 さ れ た の も 、 武 者 小 路 の 詩 集 「 人 生 の 特 急 車 の 上 で 一 人 の 老 人 』 と い う 本 で あ っ た 、 と い う 事 実

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( 写 真 編 集 ⅱ 実 篤 文 庫 中 川 孝 氏 。 写 真 の 著 作 権 は 極 力 調 査 し ま し た ) 新 し き 村 五 十 周 年 記 念 祭 撮 影 ( 昭 和 四 十 三 年 十 一 月 ) ま ー 工 は 実 篤 自 筆 の 書 画 ( 昭 和 四 十 三 年 ) 埼 玉 ・ 新 し き 村 の 展 覧 会 会 場 ( 昭 和 四 十 四 年 ) 今 日 も ま た 、 「 白 樺 」 出 発 当 初 や 、 「 新 し き 村 」 創 設 当 初 0 の よ う に 、 武 者 小 路 に 対 し て 嘲 笑 的 言 辞 を 弄 す る こ と は 容 易 な こ と で あ る 。 楽 天 的 な 肯 定 主 義 、 あ れ も よ し 、 こ れ も よ し の 調 和 的 態 度 に 批 難 を あ び せ か け る こ と も で き る 。 し か し 、 そ の 種 の 嘲 笑 や 批 難 は 、 武 者 小 路 の 心 の 奥 に ま で と ど き 、 大 き な 打 撃 を 与 え る 、 と い う ふ う に は な ら す 、 そ の ま ま 空 中 に 拡 散 し て し ま っ て い る 。 多 少 の 嘲 笑 や 批 難 に は 一 喜 一 憂 せ ぬ 武 者 小 路 が 我 々 の 前 に す っ く り と 立 っ て い る 今 日 も ま た 武 者 小 路 は 、 「 こ の 道 」 や 「 心 」 に 工 、 セ イ を 書 き 、 「 新 潮 」 に は 、 延 々 と 「 新 し き 村 」 以 降 を 描 い た 「 一 人 の 男 」 と い う 作 品 を 連 載 し つ づ け て い る 。 『 或 る 男 』 が 生 涯 の 前 半 の 峠 で ふ り 返 っ た 自 伝 小 説 な ら ば 、 こ の 「 一 人 の 男 」 は 、 八 十 を 越 え た 最 晩 年 の 回 想 小 説 ぺ い じ ゅ と い う こ と に な る 。 す で に 書 く こ と を 止 め 、 米 寿 を 迎 え る 志 賀 直 哉 の 美 し く 完 成 し た 老 人 ぶ り と 、 次 か ら 次 へ ま だ 創 造 の 泉 を か き た て る 武 者 小 路 実 篤 の 初 心 を 失 わ ぬ た く ま し い 老 人 ぶ り は 、 ま こ と に 対 照 的 な 一 幅 の 絵 で も あ る 。 簡 潔 そ の も の の 文 体 を も っ 志 賀 直 哉 と 、 あ る も の す べ て を 吐 き 出 し て し ま う 武 者 小 路 の 発 想 は 、 / / 絶 妙 の 対 照 を 呈 し つ つ 、 そ の 底 根 に お い て 、 そ の 「 白 樺 」 的 な も の に お い て 、 二 人 は 依 然 、 濃 厚 な 関 連 を 今 日 も な お 持 ち つ づ け て い る の で あ る 。

現代日本の文学 10 武者小路実篤 集


ヨ ー ロ ッ パ 出 発 直 前 横 浜 埠 頭 に て の 実 篤 と そ の 家 族 ( 昭 和 11 年 4 月 27 日 ) 年 』 と い っ た 本 と 、 こ の 『 荒 野 』 と は 、 内 容 ・ 形 式 と も に 大 変 に 異 な っ て い る の で あ る 。 こ こ に は 、 の ち の 4 小 説 家 武 者 小 路 、 戯 曲 家 武 者 小 路 、 評 論 家 武 者 小 路 、 随 想 家 武 者 小 路 、 詩 人 武 者 小 路 の ど ろ ど ろ と し た 原 型 が 発 見 で き る し 、 ま た 、 こ の 『 荒 野 』 の 形 式 自 体 が 、 「 白 樺 」 の 編 集 そ の も の の 原 型 で も あ っ た 。 い わ ば こ の 自 由 自 在 な 形 態 、 さ ま ざ ま の ス タ イ ル の 同 時 共 存 性 、 そ こ に 武 者 小 路 そ の 人 の 真 面 目 が あ る と 同 時 に ( こ れ は 、 「 白 樺 」 そ の も の の 特 色 と い え る も の な の で あ る 。 十 四 日 会 、 『 荒 野 』 は 、 さ ら に 回 覧 雑 誌 『 望 野 』 を 生 ん で 、 し く 。 こ の 皆 か ポ ャ ポ ャ し て い る か ら と い う こ と で つ け ら れ た と い う 「 望 野 」 は 、 の ち 「 白 樺 」 と ま で 名 が 変 え ら れ て い る か ら 、 文 字 通 り 、 公 刊 さ れ た 「 白 樺 」 の 前 身 と い う こ と が で き る 。 実 は 、 公 刊 「 白 樺 」 和 は 、 こ の 回 覧 雑 誌 「 望 野 」 ( 「 白 樺 」 ) に 、 学 習 院 下 級 の 里 ・ 児 喜 久 雄 ・ 園 渺 公 致 ら の は じ め た 回 覧 ゃ な ぎ む ね よ し こ お り と ら ひ こ 実 雑 誌 「 麦 」 、 さ ら に 下 級 の 柳 宗 悦 ・ 郡 虎 彦 の は じ め た る 回 覧 雑 誌 「 桃 園 」 の 合 同 体 と し て で き あ が っ た も の な 拶 の で あ る 。 挨 回 覧 雑 誌 時 代 の 武 者 小 路 は 、 徐 々 に ト ル ス ト イ 主 義 で 会 か ら の 脱 出 を 模 索 し て い た 。 す な わ ち 、 肉 欲 の 肯 定 、 送 あ る い は 、 大 胆 な エ ゴ イ ズ ム の 肯 定 と い う と こ ろ へ と 欧 移 行 し つ つ あ 0 た 。 こ の 移 行 は 、 本 多 秋 五 に よ 0 て 、 ト

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先 生 の 生 れ た 場 所 を 訪 ね る む し ゃ の こ う じ さ ね あ っ 私 は い ま ま で 何 度 か 武 者 小 路 実 篤 先 生 の 生 れ た 場 所 を 訪 ね た い と 思 っ た こ と が あ っ た 。 そ の 場 所 が 東 京 に あ る こ と も 知 っ て い た 。 私 は 現 在 東 京 に 住 ん で い る 。 旧 制 中 学 を 卒 業 し 、 東 そ れ も 昨 日 今 日 の こ と で な い 京 に 出 て き て か ら 、 四 十 年 あ ま り に な る 。 し か も 私 は 中 学 時 代 か ら 武 者 小 路 先 生 の 読 者 だ っ た 。 宮 崎 県 に 新 建 し き 村 を 、 先 生 が 同 志 と 共 に 創 設 さ れ た の は 私 の 中 学 一 年 頃 で は な か っ た ろ う か 。 私 は 中 学 四 年 頃 新 し き 村 会 た カ な へ を 訪 ね た こ と が あ る 。 長 い 時 間 汽 車 に ゆ ら れ 、 高 鍋 駅 で お り 、 駅 前 の 旅 館 に 一 泊 し 、 翌 朝 山 道 を 歩 い た の で 業 あ っ た 。 そ の と き の こ と を 考 え る と 、 先 生 が 生 れ た 場 所 を 訪 わ る こ と は な ん で も な い は す だ 。 な せ 訪 ね な か っ た の だ ろ 、 つ 。 不 田 5 議 と い 、 つ よ り は か な い 私 は 自 分 を 先 生 の 弟 子 だ と 思 っ て い る 。 弟 子 の 癖 に た い ま ん 言 訳 け の よ う だ 怠 慢 だ と い 、 つ 人 が あ る か も し れ な い が 、 先 生 誕 生 の 地 を 訪 ね た 記 事 を こ れ ま で 読 ん だ こ と し か し こ れ は 私 が 不 勉 強 で 、 気 が っ か な か っ 篤 力 な い た の だ ろ う 。 こ の た び こ の 集 に 収 め ら れ た 作 品 「 お 目 出 た き 人 」