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現代日本の文学 15 横光 利一 集


現 代 日 本 の 文 学 15 横 光 利 一 集 全 60 巻 昭 和 57 年 10 月 1 日 25 版 発 行 昭 和 46 年 8 月 1 日 初 版 発 行 著 者 発 行 者 発 行 所 横 光 利 古 岡 滉 鑾 学 習 研 究 社 東 京 都 大 田 区 上 池 台 4 ー 40 ー 5 〒 145 振 替 東 京 8 ー 142930 電 話 東 京 ( 720 ) 1111 ( 大 代 表 ) 印 刷 大 日 本 印 刷 株 式 会 社 中 央 精 版 印 刷 株 式 会 社 製 本 中 央 精 版 印 刷 株 式 会 社 本 文 用 紙 二 菱 製 紙 株 式 会 社 表 紙 ク ロ ス 東 洋 ク ロ ス 株 式 会 社 製 函 永 井 紙 器 印 刷 株 式 会 社 * こ の 本 に 関 す る お 問 合 せ や ミ ス な ど が あ り ま し た ら , 文 書 は , 東 京 都 大 田 区 上 池 台 4 丁 目 40 番 5 号 ( 〒 145 ) 学 研 お 客 さ ま 相 談 セ ン タ ー 現 代 日 本 の 文 学 係 へ , 電 話 は , 東 京 ( 03 ) 720 ー 1111 へ お 願 い し ま す 。 OShozo Yokomitsu 1971 Printed ⅲ Japan ISBN4 ー 05 ー 050225 ー 9 C0393 本 書 内 容 の 無 断 複 写 を 禁 す

現代日本の文学 15 横光 利一 集


現 代 日 本 の 文 学 横 光 不 リ ー 集 〈 監 修 委 員 〉 伊 藤 整 井 上 靖 川 端 康 成 ネ 三 島 由 紀 夫 究 〈 編 集 委 員 〉 習 足 立 巻 一 奥 野 健 男 尾 崎 秀 樹 杜 夫 ( 五 十 音 順 )

図書 2016年8月


新 刊 案 内 に 表 示 し た 発 売 日 は 小 社 出 庫 日 で す 8-2016 日 本 的 精 神 主 義 を 重 ん じ る 矢 代 と 西 洋 的 自 然 主 横 光 利 一 円 義 に 偏 す る 久 慈 は 、 パ リ の 空 の 下 、 議 論 の 火 花 0 図 売 を 散 ら す 。 の 検 閲 に よ り 書 き 換 え を よ ぎ 6 な く さ れ た 問 題 作 、 検 閲 前 の テ キ ス ト で 横 光 利 14 日 体 一 の 真 意 に 迫 る 。 ( 解 説 十 重 田 裕 一 ) ( 全 ニ 冊 ) 本 緑 ・ イ ギ リ ス ・ ロ マ ン 派 を 代 表 す る 夭 折 の 詩 人 ジ ョ 円 ン ・ キ ー ツ ( 一 七 九 五 ー 一 八 一 三 の 主 要 二 詩 集 に 、 生 前 に 0 売 は 詩 集 に 収 録 さ れ な か っ た 拾 遺 詩 篇 を 精 選 し て 4 14 発 収 録 。 長 篇 物 語 詩 、 ソ ネ ッ ト 、 オ ー ド な ど 、 〈 美 15 日 キ 1 ッ 詩 集 体 4 の 詩 人 〉 の 詩 の 多 様 な 魅 力 に ふ れ る 貴 重 な 一 冊 。 本 赤 冊 ・ 九 鬼 周 造 ( 一 八 八 八 ー 一 九 四 一 ) は 、 時 間 論 、 偶 然 性 の 問 題 、 「 い き 」 の 考 察 な ど 、 様 々 な 分 野 で 独 創 的 な 哲 学 を 樹 立 し た 。 本 書 は 、 多 岐 に わ た る 九 鬼 7 売 、 冫 の 思 索 を 凝 縮 し た 、 九 鬼 哲 学 〈 の 最 良 の 入 門 書 1 人 間 と 実 存 で あ る 。 ( 注 解 ・ 解 説 " 藤 田 正 勝 ) 本 引 ・ ル ソ ー が 言 語 の 起 源 と 本 質 を 論 じ た 著 作 。 言 語 ル ソ ー / 増 田 真 訳 の 本 質 は 情 念 の 表 現 に あ り 、 音 楽 と 言 語 の 起 源 円 引 売 は 同 一 で あ っ た と い う 。 言 語 の 起 源 と 変 遷 、 諸 0 8 7 発 一 『 ロ 起 原 侖 、 冫 一 一 浦 言 語 の 地 理 的 差 異 、 音 楽 の 起 源 、 旋 律 、 和 声 の 5 甚 日 体 レ 原 理 と 歴 史 な ど が 分 析 さ れ る 。 ー 旋 律 と 音 楽 的 模 倣 に つ い て ー 本 青 ・ 庫 開 売 春 琴 抄 ・ 盲 目 物 山 岳 紀 行 文 集 日 本 ア ル プ ス フ ィ ン ラ ン ド 叙 事 詩 カ レ ワ ラ 田 文 再 醗 リ ョ ン ロ ッ ト 編 / 小 泉 保 訳 本 体 各 1140 円 波 版 7 本 体 600 円 谷 崎 潤 一 郎 小 島 烏 水 / 近 藤 信 行 編 本 体 95 。 円 上 〈 赤 七 四 五 ー 一 〉 4 ー 8 、 32745 一 ー 2 CO 一 98 〈 緑 五 五 ー 一 一 〉 4 。 8 ・ 3 一 0552 ・ 4 8 一 93 〈 緑 一 三 五 ー 一 〉 4 占 93 一 一 35 一 ・ 98 一 95 下 〈 赤 七 四 五 ー ニ 〉 4 占 9327452 占 CO 一 98 岩 重 ・ 九 鬼 周 造 中 村 健 ニ 訳 2

ジュリスト 2016年10月号


受 贈 図 書 公 法 ・ 統 治 機 構 の 憲 法 構 想 大 石 眞 02 2016 年 7 月 ・ 8 月 分 日 本 EU 学 会 日 本 地 方 自 治 学 会 東 ア ジ ア 行 政 法 学 会 日 本 法 哲 学 会 情 報 ネ ッ ト ワ ー ク 法 学 会 日 本 家 族 〈 社 会 と 法 〉 学 会 宗 教 法 学 会 日 本 保 険 学 会 日 本 犯 罪 社 会 学 会 日 本 租 税 理 論 学 比 較 憲 法 学 会 日 本 労 働 法 学 会 日 本 国 際 経 済 法 学 会 日 本 社 会 保 障 法 学 会 日 本 経 済 法 学 会 全 国 憲 法 研 究 会 金 融 法 学 会 日 本 私 法 学 会 日 本 公 法 学 会 ( 尚 学 社 ・ A5 判 275 頁 ・ 7020 円 ) 古 野 豊 秋 ・ 違 憲 の 憲 法 理 論 と 解 釈 ( 尚 学 社 ・ A5 判 286 頁 ・ 2700 円 ) 小 山 剛 ・ 「 憲 法 上 の 権 利 」 の 作 法 〔 第 3 版 〕 ( 法 律 文 化 社 ・ A5 判 365 頁 ・ 7776 円 ) ・ 日 本 国 憲 法 と 共 に 生 き る 「 真 理 と 平 和 」 を 求 め て 杉 原 泰 雄 ( 勁 草 書 房 ・ 四 六 判 217 頁 ・ 2808 円 ) ・ 行 政 の 組 織 的 腐 敗 と 行 政 訴 訟 最 貧 国 ー 放 置 国 家 を 克 服 す る 司 法 改 革 を 阿 部 泰 隆 ( 現 代 人 文 社 ・ A5 判 213 頁 ・ 2376 円 ) ・ 国 際 司 法 裁 判 所 国 際 法 ・ 外 国 法 2016 年 度 秋 季 学 会 予 告 法 に と ら わ れ る 政 治 一 政 権 交 代 , コ ア ・ 日 本 比 較 法 研 究 所 翻 訳 叢 書 ( 73 ) / ( 国 際 書 院 ・ A5 判 530 頁 ・ 6480 円 ) 横 田 洋 三 ・ 廣 部 和 也 ・ 山 村 恒 雄 編 著 ー 判 決 と 意 見 ( 4 ) ( 2005-10 年 ) 1 0 月 8 日 ( 土 ) ・ 9 日 ( 日 ) 10 月 8 日 ( 土 ) ・ 9 日 ( 日 ) 10 月 29 日 ( 土 ) ・ 30 日 ( 日 ) 10 月 29 日 ( 土 ) ・ 30 日 ( 日 ) 1 0 月 29 日 ( 土 ) ・ 30 日 ( 日 ) 1 0 月 23 日 ( 日 ) 1 0 月 16 日 ( 日 ) 1 0 月 16 日 ( 日 ) 10 月 15 日 ( 土 ) 1 0 月 15 日 ( 土 ) 1 0 月 10 日 ( 月 ) 1 0 月 10 日 ( 月 ) 1 1 月 5 日 ( 土 ) 1 1 月 5 日 ( 土 ) ・ 6 日 ( 日 ) 1 1 月 26 日 ( 土 ) ・ 27 日 ( 日 ) 1 1 月 19 日 ( 土 ) ・ 20 日 ( 日 ) 1 1 月 12 日 ( 土 ) ・ 13 日 ( 日 ) 1 1 月 12 日 ( 土 ) ・ 13 日 ( 日 ) 1 1 月 12 日 ( 土 ) ・ 13 日 ( 日 ) ・ 14 日 ( 月 ) ビ タ シ オ ン , そ し て 憲 法 院 ル イ ・ フ ァ ヴ ォ ル ー 植 野 妙 実 子 監 訳 ( 中 央 大 学 出 版 部 ・ A5 判 183 頁 ・ 2484 円 ) ・ 日 本 比 較 法 研 究 所 翻 訳 叢 書 ( 74 ) / ド イ ツ ・ ヨ ー ロ ッ パ 保 険 法 ・ 競 争 法 の 新 展 開 ー ポ ー ル マ ン 教 授 講 演 集 ペ ー ト ラ ・ ポ ー ル マ ン , 山 内 惟 介 編 訳 ( 中 央 大 学 出 版 部 ・ A5 判 140 頁 ・ 2268 円 ) 社 会 法 ・ 産 業 法 ・ 詳 説 独 占 禁 止 法 審 査 手 続 楙 原 美 紀 ・ 篠 浦 雅 幸 ・ 多 田 敏 明 ・ 長 澤 哲 也 ・ 宮 川 裕 光 ・ 矢 吹 公 敏 ( 弘 文 堂 ・ A5 判 327 頁 ・ 3780 円 ) Number 立 教 大 学 池 袋 キ ャ ン パ ス 明 治 大 学 中 野 キ ャ ン パ ス 上 智 大 学 四 谷 キ ャ ン パ ス 愛 媛 大 学 城 北 地 区 立 命 館 大 学 衣 笠 キ ャ ン パ ス 甲 南 大 学 岡 本 キ ャ ン パ ス 法 政 大 学 市 ヶ 谷 キ ャ ン パ ス 立 教 大 学 池 袋 キ ャ ン パ ス 獨 協 大 学 小 樽 商 科 大 学 小 樽 キ ャ ン パ ス 神 奈 川 大 学 横 浜 キ ャ ン パ ス 小 樽 商 科 大 学 小 樽 キ ャ ン パ ス 早 稲 田 大 学 早 稲 田 キ ャ ン パ ス 東 京 大 学 本 郷 キ ャ ン パ ス 東 京 大 学 本 郷 キ ャ ン パ ス 慶 應 義 塾 大 学 三 田 キ ャ ン パ ス * 詳 細 は 各 学 会 ウ ェ ブ サ イ ト 等 を ご 確 認 く だ さ い 。 一 橋 大 学 国 立 キ ャ ン パ ス 南 山 大 学 名 古 屋 キ ャ ン パ ス ガ ー デ ン ・ ヴ ィ ラ ・ カ オ シ ュ ン ( 台 湾 ) [ Jurist ] October 2016 / Number 1498 159

現代日本の文学 15 横光 利一 集


上 横 光 利 一 筆 の 軸 を 見 る 八 木 氏 上 野 高 校 1 左 横 光 コ ー ナ ー に 陳 列 さ れ た 書 簡 、 写 真 な と 岸 さ ん の 親 切 な 譿 ら い で 、 お な じ 市 内 に 住 む 今 鷹 瓊 こ ろ う 太 郎 氏 を 招 い て 下 さ っ た 。 今 鷹 さ ん は 三 重 県 立 第 三 中 学 ( 現 在 ・ 県 立 上 野 高 等 学 校 ) 時 代 、 横 光 利 一 の 一 級 下 で 、 中 学 時 代 は も ち ろ ん 、 早 稲 田 大 学 時 代 も お な し 下 宿 に 暮 ら し た は ど 親 し い 交 友 の あ っ た 方 で あ る 。 今 鷹 さ ん は 早 稲 田 を 中 退 し て 中 国 へ 渡 り 、 上 海 の 東 亜 同 文 書 院 を 卒 業 し て か ら 、 半 生 を 彼 地 で す ご し 、 現 ゅ う ゆ う じ て き 在 は 郷 里 で 悠 々 自 適 し て お ら れ る 。 こ の 今 鷹 さ ん が 一 昨 年 上 野 高 校 文 芸 部 か ら 出 さ れ た 「 横 光 利 研 究 」 と い う 小 雑 誌 に 、 『 横 光 さ ん の 思 い 出 』 と 題 す る 二 段 組 二 十 六 頁 に わ た る 長 文 の 回 想 記 を 書 い て お ら れ る 。 こ れ は 横 光 利 一 の 研 究 者 に と っ て は 貴 重 な 文 献 の 一 つ に な る だ ろ 、 つ と 思 、 つ か 、 そ の 詳 細 を こ こ に 紹 介 で き な い の は 残 念 で あ る 。 こ の 回 想 記 ー ( こ よ 、 旧 制 中 学 時 代 の 横 光 利 一 が 、 野 球 、 水 泳 、 剣 道 、 陸 上 競 技 、 器 械 体 操 な ど 万 能 の ス ポ ー ツ 選 手 と し て 全 校 の 花 形 で あ っ た こ と 、 し か も そ の 一 方 、 独 歩 、 藤 村 、 潤 一 郎 な ど の 日 本 文 学 や 、 露 ・ 仏 ・ 北 欧 な ど の 西 洋 文 学 に つ い て 、 今 鷹 さ ん は じ め 親 し い 仲 間 た ち と 熱 情 的 な 文 学 論 を 闘 わ せ た こ と 、 そ れ か ら 早 稲 田 時 代 、 横 光 利 一 の 下 宿 に よ く 集 ま っ た 親 し い 同 人 雑 士 い 山 ー 日 ー ー 中 山 義 秀 、 佐 藤 一 英 、 小 島 勗 、 大 山 広 光 、 臣 永 直 道 な ど の 諸 氏 ー ー と の 交 友 ぶ り が 、 あ ま り 人 に シ ャ ン ハ イ

現代日本の文学 15 横光 利一 集


宮 沢 賢 治 全 集 出 版 記 念 会 の と き 前 列 左 か ら 谷 川 徹 三 , 高 村 光 太 郎 , 利 , 中 島 健 蔵 ( 昭 和 15 年 ) 右 学 生 た ち を 前 に 講 演 を す る 利 上 改 造 社 社 長 山 本 実 彦 ( 右 ) と

現代日本の文学 33 檀 一雄 織田 作之助 田中 英光 集


現 代 日 本 の 文 学 33 織 田 作 之 助 集 田 中 英 光 〈 監 修 委 員 〉 伊 藤 整 井 上 靖 川 端 康 成 ネ 三 島 由 紀 夫 究 〈 編 集 委 員 〉 習 足 立 巻 一 奥 野 健 男 尾 崎 秀 樹 杜 夫 ( 五 十 音 順 )

現代日本の文学 16 川端 康成 集


昭 和 39 年 、 日 本 近 代 文 学 館 を 励 ま す 会 で ( 池 田 首 相 、 今 日 出 海 ら と ) 昭 和 36 年 、 第 21 回 文 化 勲 章 受 賞 者 に 選 ば れ た 皇 居 で ー う え ん 米 を 中 心 に し て 世 界 は 近 代 の 終 焉 、 現 代 へ の 突 入 と 大 き く 移 行 し つ つ あ っ た 。 文 学 、 芸 術 の 分 野 で も 、 ダ ダ 菊 イ ズ ム 、 シ ュ ル レ ア リ ズ ム 、 未 来 派 な ど 近 代 の 終 末 を 知 っ た 伝 統 破 壊 の 運 動 が 嵐 の よ う に 吹 き ま く っ た 。 そ れ は 近 代 小 説 の 黄 金 時 代 の 終 末 を 告 げ る も の で あ り 、 近 代 小 説 否 定 の 上 に た っ た 現 代 小 説 の 拠 の 始 ま り で あ っ た 。 欧 米 か ら 遠 い 日 本 は な お し ば ら く 大 正 近 代 、 大 正 デ モ ク ラ シ ー の 温 室 が 続 い た が 、 大 正 十 二 年 の 関 東 大 震 災 を き っ か け に し 、 は し め て 近 代 か ら 現 代 へ の 世 界 史 的 転 換 に 目 を 向 け た 。 「 文 藝 春 秋 」 を 創 刊 し た 菊 池 寛 は 、 大 正 十 三 年 ( 一 九 二 四 ) 文 藝 春 秋 の 周 辺 に 結 集 し た 若 い 文 学 者 た ち を 援 助 し 、 横 光 利 一 、 片 岡 鉄 兵 、 今 東 光 、 川 端 康 成 ら は 「 文 芸 時 代 」 を 創 刊 し た 。 時 を 同 し く し て 新 し い プ ロ レ タ リ ア 文 学 の 雑 誌 「 文 芸 戦 線 」 も 創 刊 さ れ た 。 こ の 二 誌 の ろ し は 日 本 に お け る 現 代 文 学 出 発 の 狼 火 と 言 え る 。 「 文 芸 戦 線 」 は 文 学 の 内 容 や 意 味 の 変 革 に よ り 社 会 革 命 を め ざ し 、 「 文 芸 時 代 」 は 新 し い 方 法 や 感 覚 に よ る 文 学 の 革 命 を め ざ し た 。 こ の 二 つ の 文 学 運 動 は 、 現 代 文 学 創 造 の た め の 二 面 で あ っ た 。 実 は こ の 二 つ の 運 動 が 統 一 綜 合 さ れ た と き 、 真 の 現 代 文 学 を め ざ す こ と が で き た の で あ っ た が 、 現 実 は お 互 い に 影 響 さ れ な が ら 、 敵 対 し た と こ ろ に 悲 劇 が あ っ た 。

現代日本の文学 42 島尾 敏雄 井上 光晴 集


現 代 日 本 の 文 42 島 尾 敏 雄 井 一 E 光 晴 三 川 井 伊 臣 北 尾 奥 足 崎 野 立 集 端 上 藤 修 五 + 杜 秀 健 巻 委 紀 康 夫 成 靖 整 聖 夫 樹 男 学 習 研 究 社

文藝 2015年 spring


多 く の 本 が 空 襲 で 焼 け 、 活 字 に 飢 え て い た 人 々 に と っ て 、 そ れ 廃 さ れ た 一 九 五 〇 年 代 に 入 っ て か ら だ っ た 。 は 待 ち に 待 っ た 新 し い 文 学 全 集 の 発 刊 だ っ た に ち が い な い 。 五 〇 年 代 前 半 の 文 学 全 集 業 界 を リ ー ド し た の は 、 河 出 書 房 、 角 当 然 、 出 す 側 に も 気 合 い が 入 る 。 川 書 店 、 筑 摩 書 房 の 三 社 で あ る 。 河 出 版 「 現 代 日 本 小 説 大 系 」 は 、 永 井 荷 風 、 正 宗 白 鳥 、 志 賀 直 「 現 代 日 本 小 説 大 系 」 で 河 出 書 房 が 戦 後 の 全 集 界 に 真 っ 先 に 躍 り 哉 、 谷 崎 潤 一 郎 の 四 人 を 編 集 顧 問 に 迎 え 、 川 端 康 成 、 中 野 重 治 、 出 た 後 、 後 に 続 い た の は 角 川 書 店 だ っ た 。 伊 藤 整 、 中 村 光 夫 、 荒 正 人 ら 八 人 の 作 家 ・ 批 評 家 が 編 集 を 担 当 す 一 九 五 二 年 一 一 月 か ら 刊 行 が は じ ま っ た 角 川 版 「 昭 和 文 学 全 集 ー る と い う 豪 華 な 布 陣 。 加 え て 、 こ の 全 集 の 特 徴 は 、 明 治 ・ 大 正 ・ ( 全 五 八 巻 + 別 巻 。 五 五 年 完 結 ) は 戦 後 も っ と も ヒ ッ ト し た 全 集 昭 和 の 文 学 を 全 巻 で 俯 瞰 す る と い う 文 学 史 的 な 野 望 を 秘 め て い た の ひ と っ と い え る だ ろ う 。 第 一 巻 「 横 光 利 一 集 , は ベ ス ト セ ラ ー こ と で あ る 。 〈 す べ て が 新 し く 生 れ 更 ろ う と し て い る 現 在 は 、 過 、 と な り 、 第 二 巻 「 山 本 有 三 集 , 以 下 の ラ イ ン ナ ッ プ も 「 寺 田 寅 彦 去 三 代 の 文 学 を 、 新 し く 、 根 本 的 に 読 み 直 し 、 理 解 し 直 す 絶 好 の 集 」 「 獅 子 文 六 集 ー 「 永 井 荷 風 集 」 「 小 林 多 喜 一 一 ・ 中 野 重 治 ・ 徳 永 機 会 で も あ り ま す し 、 ま た 一 方 、 そ の 必 要 の 今 日 ほ ど 痛 切 に 感 ぜ 直 集 」 「 志 賀 直 哉 集 」 「 宮 本 百 合 子 集 」 と 、 随 筆 か ら 、 純 文 学 、 ユ ら れ る 時 も あ り ま せ ん 〉 ( 原 文 は 旧 字 旧 仮 名 ) と い う 「 編 集 の 辞 」 ー モ ア 小 説 、 プ ロ レ タ リ ア 文 学 ま で 色 と り ど り 。 「 吉 川 英 治 集 , ( 二 か ら も 、 鼻 息 の 荒 さ が う か が え る 。 六 巻 ) の よ う な 娯 楽 小 説 と 「 小 泉 信 三 集 」 ( 二 七 巻 ) の よ う な 教 第 一 部 「 写 実 主 義 時 代 ( 一 八 九 〇 年 代 ) 」 か ら 第 十 部 「 戦 後 ( 昭 養 主 義 的 な 巻 が 同 居 し て お り 、 「 硬 軟 と り ま ぜ て 」 な 雰 囲 気 が こ 和 二 〇 年 代 ) 」 ま で 、 全 一 〇 部 の 六 〇 巻 ( + 別 冊 三 冊 、 序 巻 、 補 巻 ) の 全 集 の 特 徴 で あ る 。 当 初 、 二 五 巻 の 予 定 で ス タ ー ト し た の が 、 立 て 。 年 代 順 の 編 集 ゆ え 、 森 鵐 外 や 夏 目 漱 石 が 時 代 を 隔 て た 複 数 第 二 期 と し て 後 に 三 三 巻 が 追 加 さ れ た こ と か ら も 、 人 気 の 全 集 だ の 巻 に 収 録 さ れ て い る な ど 今 日 の 感 覚 だ と 「 あ れ つ ? 」 と 感 じ る っ た こ と が う か が え よ う 。 点 も あ る も の の 、 第 二 部 「 浪 漫 主 義 時 代 ( 一 九 〇 〇 年 代 ) 」 、 第 三 一 方 、 角 川 書 店 成 功 を 横 目 で 見 な が ら 、 こ れ に 対 抗 す る 形 で 翌 部 「 自 然 主 義 ( 一 九 〇 〇 年 代 ) 」 、 第 四 部 「 新 浪 漫 主 義 ( 一 九 〇 〇 一 九 五 三 年 に 登 場 し た の が 筑 摩 書 房 版 「 現 代 日 本 文 学 全 集 」 ( 五 年 代 ) 」 、 第 五 部 「 新 理 想 主 義 ( 一 九 一 〇 年 代 ) 」 、 第 六 部 「 新 現 実 九 年 で 完 結 ) で あ る 。 戦 前 の 改 造 社 を 意 識 し た シ リ ー ズ 名 。 第 一 主 義 ( 一 九 二 〇 年 代 ) 」 、 第 七 部 「 。 フ ロ レ タ リ ア 文 学 ( 一 九 三 〇 年 回 配 本 は 「 島 崎 藤 村 集 」 で 、 以 下 、 「 芥 川 龍 之 介 集 」 「 森 鵐 外 集 , 代 ) 」 : : : と 続 く 流 れ は 、 た し か に 初 学 者 が 文 学 史 を 学 ぶ に は ピ 「 斎 藤 緑 雨 集 」 と い う 順 で 刊 行 さ れ る が 、 純 文 学 寄 り の 作 家 と 作 ッ タ リ 。 戦 後 編 に は 、 椎 名 麟 三 、 野 間 宏 、 三 島 由 紀 夫 ら 、 戦 後 に 品 を 選 び 、 角 川 版 で は 未 発 売 の 作 家 を 先 に 刊 行 し て い る あ た り 、 デ ビ ュ ー し た 作 家 の 名 も 見 え 、 な か な か 野 心 的 で あ る 。 角 川 版 を 意 識 し て い る 気 配 が 濃 厚 で あ る 。 当 初 五 五 巻 の 予 定 で ス 文 学 全 集 が 本 格 的 に 始 動 す る の は し か し 、 用 紙 の 割 り 当 て が 撤 タ ー ト し た 筑 摩 版 「 現 代 日 本 文 学 全 集 」 も 次 々 と 巻 を 増 や し 、 最