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検索対象: 現代日本の文学 19 中野 重治 集

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現代日本の文学 19 中野 重治 集


中 野 重 治 集

現代日本の文学 19 中野 重治 集


現 代 日 本 の 文 学 中 野 重 治 集 三 川 井 伊 北 尾 奥 足 編 崎 野 立 集 端 上 藤 修 五 + 杜 秀 健 巻 委 紀 康 夫 成 靖 整 聖 夫 樹 男 学 習 研 究 社

現代日本の文学 19 中野 重治 集


現 代 日 本 の 文 学 中 野 重 治 集 全 60 巻 昭 和 45 年 12 月 1 日 初 版 発 行 昭 和 57 年 10 月 1 日 26 版 発 行 著 者 発 行 者 発 行 所 中 野 重 治 古 岡 滉 鑾 学 習 研 究 社 東 京 都 大 田 区 上 池 台 4 ー 40 ー 5 〒 145 振 替 東 京 8 ー 142930 電 話 東 京 ( 720 ) 1111 ( 大 代 表 ) 印 刷 大 日 本 印 刷 株 式 会 社 暁 印 刷 株 式 会 社 製 本 文 勇 堂 製 本 工 業 株 式 会 社 本 文 用 紙 三 菱 製 紙 株 式 会 社 表 紙 ク ロ ス 東 洋 ク ロ ス 株 式 会 社 製 函 永 井 紙 器 印 刷 株 式 会 社 * こ の 本 に 関 す る お 問 合 せ や ミ ス な ど が あ り ま し た ら , 文 書 は , 東 京 都 大 田 区 上 池 台 4 丁 目 40 番 5 号 ( 〒 145 ) 学 研 お 客 さ ま 相 談 セ ン タ ー 現 代 日 本 の 文 学 係 へ , 電 話 は , 東 京 ( 03 ) 720 ー 1111 へ お 願 い し ま す 。 OShigeharu Nakano 1970 Printed in Japan ISBN4 ー 05 ー 050229 ー 1 C0393 本 書 内 容 の 無 断 複 写 を 禁 す

現代日本の文学 19 中野 重治 集


昭 和 三 十 六 年 三 月 < ・ 作 鑷 家 会 議 東 京 大 会 に て 左 か ら 野 間 宏 、 堀 田 善 衛 、 ひ と り お い て 、 青 野 季 吉 、 佐 多 稲 子 、 草 野 心 平 、 亀 井 勝 一 郎 、 重 治 、 阿 部 知 一 一 、 芹 沢 光 治 良 MON も 0 し け 、 そ / コ ・ " ル レ バ / ン 0 三 好 達 治 詩 集 の 会 に て 右 か ら 吉 田 健 一 、 ひ と り お い て 石 川 淳 、 重 治 、 伊 藤 信 吉 、 石 原 八 束 、 左 端 後 姿 河 盛 好 蔵 ( 昭 和 三 十 七 年 ) 会 書 記 長 と い う 具 合 に 、 組 織 面 で の 仕 事 が 多 忙 を き わ め て い た 。 こ れ に 加 え て 、 昭 和 二 十 五 年 一 月 に は コ ミ ン フ ォ ル ム の 日 本 共 産 党 批 判 が あ り 、 い わ ゆ る 「 五 〇 年 問 題 」 が 生 じ 、 十 、 一 月 に は 「 人 民 文 学 」 が 発 刊 さ れ て 混 乱 は 文 学 運 動 の 場 面 で も 顕 在 化 し て き て い た 。 か れ の 戦 後 に お け る 本 格 的 な 創 作 活 動 は 、 こ れ ら の 問 題 が 一 応 は お さ ま り 、 昭 和 一 十 九 年 に 『 む ら ぎ も 』 を 完 成 し た こ ろ か ら で あ る 。 こ こ で 「 本 格 的 な 」 と い う 意 味 は 、 言 う ま で も な く 、 戦 後 ほ と ん ど 断 片 の よ う な 短 篇 し か 発 表 し て 来 な か っ た 中 野 重 治 が 、 文 字 通 り 個 の 完 結 し た 文 学 的 世 界 を 作 り あ げ た 点 を 指 し て の こ と で あ る 。 ま た そ れ と と も に 、 戦 後 の 文 学 の 流 れ の な か で 、 漸 く 中 野 重 治 が そ の 頂 上 に ま で 突 出 し て き た と い う 意 味 で も あ る 。 そ の 主 題 が 大 学 卒 業 間 際 に お け る 自 己 の 選 択 の 回 顧 的 確 認 と い う こ と も あ っ て 、 プ ロ レ タ リ ア 文 学 運 動 に 投 し た 時 代 の 具 体 的 な 個 物 に 迫 る 明 晰 な 対 象 把 握 や 、 プ リ ミ テ イ ヴ な 青 春 の 心 情 を 潔 癖 に 再 現 せ ん と し た 『 歌 の わ か れ 』 の 緊 張 し た 文 体 は 、 も う こ の 『 む ら ぎ も 』 に は 見 ら れ な し 、 。 け れ ど も 、 そ の 代 り に 中 野 重 冶 は 、 回 想 に 回 想 を 継 ぐ 内 的 意 識 の 持 続 に 耐 え る 文 体 を 、 こ の 作 品 で 獲 得 し て い た 。 現 代 文 学 の 表 現 史 に お い て も 、 こ れ は 明 ら か に 一 章 を 要 求 で き る 高 度 な 文 体 を 達 成 し て い る 。

現代日本の文学 19 中野 重治 集


中 野 重 治 文 学 ア ル ・ ハ ム 評 伝 的 解 説 亀 井 秀 雄 巴 七 装 幀 大 川 泰 央 写 真 撮 影 増 山 紀 夫 横 田 正 知 作 品 校 正 鴻 本 実 夫 編 集 責 任 桜 田 満 製 作 担 当 宮 下 襄

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414 雀 、 江 口 渙 、 蔵 原 准 人 、 窪 川 鶴 次 郎 、 壺 井 繁 治 、 徳 永 直 、 藤 森 成 『 話 四 つ 、 つ け た り 一 つ 』 、 四 月 、 評 論 集 『 批 評 の 人 間 性 』 を 新 日 本 、 『 労 働 者 階 級 と あ た ら し い 文 化 』 を 全 日 本 吉 、 宮 本 百 合 子 と と も に 発 起 人 と な り 、 新 日 本 文 学 会 創 立 準 備 の た 文 学 会 よ り 刊 行 。 産 業 別 労 働 組 合 会 議 出 版 部 よ り 刊 行 。 十 二 月 、 『 論 』 を ナ ウ カ め 働 く 。 十 二 月 、 会 創 立 、 中 委 員 に 選 ば れ る 。 四 十 四 歳 社 よ り 旧 彳 昭 和 ニ 十 一 年 ( 一 九 四 六 ) 四 十 八 歳 三 月 、 日 本 民 主 主 義 文 化 連 盟 発 足 、 五 月 ま で 理 事 長 と し て 働 く 。 四 昭 和 ニ 十 五 年 ( 一 九 五 〇 ) 月 、 衆 議 院 議 員 選 挙 に 福 井 県 で 日 本 化 ( 産 党 か ら 立 候 補 、 落 選 す る 。 六 月 、 第 二 回 参 議 院 議 員 選 挙 に 日 本 共 産 党 か ら 全 国 区 に 立 侯 浦 、 落 五 月 、 評 論 集 『 日 本 文 学 の 諸 問 題 』 を 新 生 社 よ り 刊 行 。 六 月 、 福 井 選 。 七 月 、 母 と ら 、 位 Ⅲ 谷 の 家 で 死 去 。 四 十 九 歳 県 の 衆 議 院 議 員 賻 選 挙 に 立 侯 補 、 落 選 。 「 批 評 の 人 間 性 」 を 「 新 日 昭 和 ニ 十 六 年 ( 一 九 五 一 ) 本 文 学 」 七 月 、 第 四 号 に 発 表 、 翌 年 九 月 号 ま で 荒 正 人 、 平 野 謙 と 十 二 月 、 評 論 集 『 啄 木 」 を 弘 文 堂 よ り 刊 行 。 五 十 歳 昭 和 ニ 十 七 年 ( 一 九 五 二 ) 「 政 治 と 文 学 」 論 争 を す る 。 十 月 、 「 ア カ ハ タ 」 化 部 長 と な る 。 四 十 五 「 新 日 本 文 学 」 電 集 長 を 三 月 り で 花 田 清 郵 と か わ る 。 六 月 、 評 論 集 昭 和 ニ 十 ニ 年 ( 一 九 四 七 ) 一 月 、 「 五 勺 の 酒 」 を 「 展 望 」 に 発 表 。 毛 沢 東 の 文 芸 講 話 の 紹 介 文 『 鶏 外 そ の 側 面 』 を 筑 摩 書 房 よ り 、 『 政 治 と 文 学 』 を 東 方 社 よ り 刊 行 。 「 『 現 段 階 に お け る 中 国 文 学 の 方 向 』 の こ と 」 を 「 前 衛 」 に 発 表 、 占 九 月 、 「 朝 鮮 の 細 菌 戦 に つ い て 」 を 「 新 日 本 文 学 」 に 発 表 。 五 十 一 歳 領 軍 の 検 閲 で 全 文 削 除 を 受 け る 。 四 月 、 第 一 回 参 議 院 議 員 選 挙 に 日 昭 和 ニ 十 八 年 ( 一 九 五 三 ) 本 共 産 党 か ら 立 候 補 、 当 選 し て 三 年 議 員 と な る 。 十 月 、 評 論 ・ 随 筆 六 月 、 評 論 集 『 話 す こ と と 書 く こ と と 』 を 東 京 大 学 出 版 会 よ り 刊 行 。 集 『 楽 し ぎ 雑 談 』 全 四 冊 を 筑 摩 書 房 よ り 刊 行 し は じ め る 。 評 論 集 『 文 十 月 、 長 編 小 説 「 む ら き も 」 を 書 き は じ め る 。 ( 翌 年 五 月 完 結 % 五 十 一 一 歳 昭 和 ニ 十 九 年 ( 一 九 五 四 ) 学 の こ と 文 学 以 前 の こ と 』 を 解 放 社 よ り 行 。 四 十 六 歳 八 月 、 『 む ら ぎ も 』 を 大 日 本 雄 介 会 講 談 社 よ り 刊 行 。 花 田 清 輝 に か 昭 和 ニ 十 三 年 ( 一 九 四 八 ) 一 月 、 『 中 野 重 治 選 集 』 を 筑 摩 書 房 よ り 刊 行 し は じ め る 。 五 月 、 日 わ り 九 月 号 か ら ふ た た び 「 日 本 文 学 」 編 集 長 と な る 。 五 十 三 歳 昭 和 三 十 年 ( 一 九 五 五 ) 本 共 産 党 文 化 部 副 部 長 と な る 。 六 月 、 福 井 県 地 方 に 大 地 震 が あ り 、 一 本 田 の 生 家 つ ぶ れ る 。 七 月 、 評 論 集 『 雪 の 下 』 を 那 珂 書 店 よ り 刊 「 新 日 本 文 学 」 編 集 長 を 四 月 号 か ら 中 島 健 蔵 に 引 き つ ぐ 。 四 月 、 「 わ 行 。 日 本 共 産 党 国 会 議 員 団 の 代 表 と し て 調 査 と 救 援 の た め に 福 井 県 が 読 書 案 内 』 を 和 光 社 よ り 刊 行 。 六 月 、 小 説 集 『 夜 と 日 の 暮 れ 』 を に 赴 く 。 占 領 軍 福 井 軍 政 部 軍 政 官 の 命 令 に よ り 、 森 田 町 で 武 装 警 官 筑 摩 書 房 よ り 刊 行 。 十 一 月 、 『 む ら ぎ も 』 に よ り 昭 和 三 十 年 度 毎 日 隊 に 逮 捕 さ れ 、 東 京 に 押 送 さ れ る 。 ふ た た び 福 井 県 に 赴 く 。 十 二 月 、 出 版 文 化 賞 を 受 け る 。 十 二 月 、 世 田 谷 区 世 田 谷 四 ノ 一 三 に 転 居 。 五 十 四 歳 昭 和 三 十 一 年 ( 一 九 五 六 ) 「 新 日 本 文 学 」 編 集 長 と な り 、 翌 年 三 月 号 か ら 編 集 に た ず さ わ る 。 四 十 七 歳 一 月 、 中 国 人 民 対 外 文 化 協 会 お よ び 中 国 作 家 協 会 か ら 、 日 本 文 学 に 昭 和 ニ 十 四 年 ( 一 九 四 九 ) 一 月 、 「 中 野 重 治 国 会 演 説 集 』 を 八 雲 書 店 よ り 刊 行 。 一 一 月 、 小 説 集 っ い て の 講 病 を 目 的 と し て 日 井 吉 見 、 本 多 秋 五 、 宮 本 顕 治 と と も に 招

現代日本の文学 19 中野 重治 集


中 野 重 治 文 学 紀 行 ふ る さ と 城 の 見 え る 故 郷 歌 の わ か れ む ら ぎ も ・ 春 さ き の 風 鉄 の 話 村 の 家 集 ・ ニ 一 口 注 解 年 譜 目 次 佐 々 木 基 一 一 七 : 三 当 : 三 六 三 紅 野 敏 郎 四 0 七 : 三 一 一 五

現代日本の文学 19 中野 重治 集


0 ヴ 右 ビ 上 た 十 フ 列 ち / と 年 の 重 ( 佐 藤 一 撮 影 ) 央 創 産 地 八 り 分 手 政 六 争 で 月 昭 っ 十 中 の 文 に 備 ま 始 実 ← 手 寺 フ 野 の の 年 毋 昭 日 和 貝 攵 ノ 、 子 五 治 十 お 月 戦 月 の 十 会 年 九 を よ 七 う 年 平 主 る 成 演 四 が そ 長 本 説 月 拘 警 ど 謙 月 五 集 月 に 第 十 さ 日 解 県 集 こ 帰 ・ 文 示 い 間 活 の た 展 十 に 除 郡 出 扉 こ 交 ノ 十 で 間 月 副 た 議 で さ る の 部 院 に オ 文 嵩 : れ 章 に れ 調 べ 昭 ば な を 和 本 十 議 選 多 か 会 学 い 治 共 土 れ な ノ 面 が ワ 装 家 甲 車 14 工 イ ノ 、 工 ト ー -1 作 和 69 央 来 作 治 オ の 動 当 本 三 野 文 年 重 ク ) 日 二 産 兄 部 昭 し さ れ よ フ 文 二 員 挙 ノ 活 上 昭 和 36 年 東 京 メ ー デ ー ー 会 場 に て 左 昭 和 37 年 、 広 津 和 郎 の 70 歳 を 祝 う 会 左 か ら 尾 崎 士 郎 、 重 治 、 井 伏 鱒 、 丹 羽 文 雄 、 尾 崎 一 雄 日 編 集 四 年 化 新 日 学 月 443 、 選 化 当 部 長 月 国 二 治 激 、 共 集 に 和 そ は 回 参 議 員 日 寺 の 野 [ 重 は 昭 年 月 い 取 多 ' い 民 そ し た ム 、 そ を 広 く せ ね 。 な ら と っ の り フ せ あ ろ っ そ れ 攻 こ 奪 て い 、 去 ら て オ こ ア の 開 プ 質 ー リ リ も の を 治 と 、 し 学 荒 争 、 文 、 れ れ 猛 な 野 要 や も の 、 時 は 撃 文 に 中 学 選 委 入 正 重 諸 の な 、 と 文 批 、 の 学 評 こ 動 人 あ た だ る 者 こ 本 目 を く り い 立 は っ た ・ 性 か の が の く ゆ 論 人 治 問 や さ と 期 本 員 準 に 迎 十 和 た い 月 開 た 、 九 日 二 十 召 県 一 の 新 十 塩 た 立 本 月 村 野 日 ェ : 本 、 日 題 。 な ど ヵ ゞ 委 ば て ム を い 結 な 十 日 創 中 兄 兄 じ の は 日 大 文 ー ム の え 五 二 こ 長 一 は 野 日 、 東 れ 田 と フ な 日 十 、 十 、 召 さ 中 重 は と っ 質 的 な 身 オ 丙 0 状 態 お る る 年 戦 束 察 月 の 署 に に 頭 す か 取 や の 力 、 。 て た い わ っ ゆ 後

現代日本の文学 19 中野 重治 集


を 」 を ッ 弩 を 第 第 罍 い 物 を 筑 摩 書 房 中 野 重 治 全 集 全 19 巻 完 結 記 念 会 に て 。 右 か ら 湯 浅 芳 子 、 重 治 、 平 野 謙 ( 昭 和 39 年 3 月 ) だ が そ れ に も か か わ ら す 、 こ の 「 む ら ぎ も 』 と い 、 つ 作 品 に は 、 ど こ か 曝 物 な 印 象 が っ き ま と っ て く る 。 新 人 会 合 宿 生 活 、 共 同 印 刷 所 ス ト ラ イ キ へ の 派 遣 、 「 驢 馬 」 同 人 と の 交 友 、 芥 川 龍 之 介 と の 面 会 、 大 正 天 皇 の 死 、 卒 業 な ど 、 作 者 が 体 験 し て き た 青 春 期 の 幾 つ か の ク ラ イ マ ッ ク ス を 一 時 に 重 ね 合 せ 、 凝 縮 し す ぎ た こ と か ら も 、 そ れ は 来 る の で あ ろ う 。 共 同 印 刷 所 の ス ト ラ イ キ を 年 ず ら し た た め 、 早 く も 作 者 自 身 が 身 を 投 し て い た プ ロ 芸 の 運 動 は 、 ま だ 片 ロ 安 吉 に と っ て は 卒 業 後 の 沓 掛 に て 昭 和 四 十 年 予 感 的 世 界 と し て し か 描 か れ て い な い 、 そ の 結 果 、 葛 飾 伸 太 郎 ( 芥 川 ) の 「 君 が 、 文 学 を 止 め る と か や ら ん と か い っ て る っ て の は あ れ や 本 当 で す か ? 」 と い っ た 質 問 が 、 安 吉 や 私 た ち 読 者 に と っ て 全 く 意 外 な 不 意 打 ち の 言 葉 に 聞 え て し ま う 、 そ う い う 構 成 上 の 難 点 と い う こ と も あ る の で あ ろ う 。 現 実 に プ ロ 芸 の 運 動 を 推 進 し は し め て い た 中 野 重 治 に し て み れ ば 、 新 人 会 員 の 卒 業 後 の 方 針 に 関 す る 相 談 会 に 出 席 し た と て 、 い ま さ ら 自 分 の 立 ち お く れ に 引 け 目 み た い な も の を 感 ず る 必 要 は な く 、 お 則 た ち に は そ れ ぞ れ 、 ふ さ わ し い ポ ス ト が 用 意 さ れ て い る ら し い が 、 こ と 文 学 運 動 に 関 し て い え ば 、 ポ ス ト な ど と い う も の は な い 、 創 造 ( 運 動 ) の 第 歩 か ら 踏 み 出 さ ね ば な ら ぬ の が こ の 世 界 な の だ 、 と は っ き り と 主 張 で き た は ず で あ る 群 馬 県 磯 部 ・ 大 手 拓 次 詩 碑 付 近 に て 昭 和 38 年 秋 ( 谷 田 昌 平 撮 影 )

現代日本の文学 19 中野 重治 集


ト 系 の 文 学 者 を 除 名 、 そ れ に 代 っ て 中 野 重 治 た ち の マ 中 野 重 治 は 金 沢 時 代 に 室 生 犀 星 の 知 遇 を 得 た の で あ ル 芸 が 参 加 、 か れ は 中 央 委 員 に 選 ば れ 、 プ ロ 連 も 日 本 た が 、 か れ を 通 し て 窪 川 鶴 次 郎 が 紹 介 さ れ 、 次 に 窪 プ ロ レ タ リ ア 芸 術 連 盟 ( プ ロ 芸 ) と 改 称 さ れ る 、 と い っ 川 鶴 次 郎 が 当 時 ま だ 第 四 高 等 学 校 の 学 生 で あ っ た 太 田 あ わ た に た 具 合 に 、 す で に か れ は 硫 し い 芸 術 運 動 の 叫 に 飛 び 辰 夫 を 紹 介 し た 。 宮 木 喜 久 雄 は 紹 介 状 な し で 、 い き な り 犀 星 の 家 を 訪 ね て き た と い う 。 西 沢 隆 二 は 佐 藤 春 夫 込 ん で い た の で あ 「 た 。 そ う し た 中 野 重 治 の 動 き が 「 驢 馬 」 の 休 刊 と 無 関 係 で な か っ た と す れ ば 、 ち ょ う ど こ の 、 堀 辰 雄 は 芥 川 龍 之 介 の 紹 介 で 、 犀 星 を 訪 ね て き た 。 の と き の 中 野 重 治 は 、 「 裸 像 」 解 散 当 時 の 大 間 知 篤 三 と こ う し て 室 生 犀 星 の 所 に 集 っ た 青 年 た ち の 出 し た 雑 誌 お な じ 立 場 に 立 っ て い た こ と に な る が 、 「 驢 馬 」 で あ っ た 。 こ れ は 昭 和 三 年 五 月 の 第 十 二 号 と こ ろ で 昭 和 二 年 一 月 の 「 文 藝 春 秋 」 で 、 芥 川 龍 之 ま で 続 き 、 そ の 末 期 に は 佐 多 稲 子 ( 田 島 い ね 子 ) も 参 実 は こ の 雑 誌 は 昭 和 一 一 年 三 月 の 第 十 号 が 出 介 は 、 最 近 の 批 評 家 た ち は い わ ゆ る プ ル ジ ョ ア 作 家 に 加 し た が 、 社 会 意 識 を 持 て と 主 張 し て い る が 、 む し ろ 自 分 は プ ロ て か ら 、 約 一 年 間 の 休 刊 状 態 に 入 っ て い る 。 そ し て 中 レ タ リ ア 作 家 も 詩 的 精 神 を 持 っ て も ら い た い と 考 え て 野 重 治 の 「 驢 馬 」 に お け る 活 動 も 、 実 質 的 に は そ の 第 い る 、 そ し て 自 分 の 希 望 が 無 駄 で な か っ た 証 拠 に 、 最 十 号 ま で で 終 っ て い る 。 か れ の 『 詩 集 』 で い え ば 、 「 堙 草 屋 」 か ら 「 彼 が 書 き 残 し た 言 葉 」 ま で が 「 驢 馬 」 時 近 の 中 野 重 治 の 詩 な ど 、 「 ど こ か 今 迄 に 類 少 い 、 生 ぬ き の 美 を え て 居 る 。 」 ( 文 芸 雑 談 ) と 語 0 て い た 。 そ う 代 の 作 品 で 、 「 北 見 の 海 岸 」 「 夜 明 け 前 の さ よ な ら 」 「 歌 」 い う 新 し い 希 望 を 中 野 重 治 に 繋 い で い た 芥 川 龍 之 介 に 「 機 関 車 」 な ど の 代 表 作 を た ど っ て ゆ く な ら ば 、 ま さ し く か れ が 「 兇 暴 な も の 」 へ 立 ち 向 い は じ め て い た 様 と っ て 、 当 時 の 中 野 重 治 の 激 し い 生 き 方 に は 、 危 惧 を 覚 え す に は い ら れ な か っ た の で あ ろ 、 つ 。 そ こ で か れ は 子 が 、 如 実 に 理 解 で き る で あ ろ う 。 「 驢 馬 」 の 同 人 ( 多 分 、 堀 辰 雄 ) を 通 じ て 中 野 重 治 に 中 野 重 治 が 第 十 号 で 実 質 的 に 「 驢 馬 」 か ら 手 を 引 い た の は 、 一 つ に は 、 こ の 昭 和 一 一 年 の 三 月 に 東 大 を 卒 業 会 い た が り 、 さ て 、 「 君 が 、 文 学 を 止 め る と か や ら ん と か い っ て る っ て の は あ れ や 本 当 で す か ? 」 と い っ た 会 し か し そ れ よ し た こ と が 原 因 で あ っ た か も し れ な い り 数 ヶ 月 前 、 大 正 十 五 年 の 十 一 月 に 日 本 プ ロ レ タ リ ア 話 が 、 二 人 の 間 で 交 さ れ る こ と に な っ た 。 こ れ は 些 細 な こ と の よ う で あ る が 、 『 む ら ぎ も 』 の 重 文 芸 連 盟 ( プ ロ 連 ) の 第 二 回 大 会 が 開 か れ 、 ア ナ ー キ ス