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検索対象: 完訳 日本の古典 第二十一巻 源氏物語 ㈧

完訳 日本の古典 第二十一巻 源氏物語 ㈧から 507件ヒットしました。

完訳 日本の古典 第二十一巻 源氏物語 ㈧


方 丈 記 神 田 秀 夫 ( 武 蔵 大 学 ) 日 本 の 古 典 」 全 巻 の 内 容 永 積 安 明 ( 神 戸 大 学 ) 徒 然 草 荻 原 浅 男 ( 千 葉 大 学 ) 国 古 事 記 国 国 と は ず カ た り ・ 久 保 田 淳 ( 東 京 大 学 ) 小 島 憲 之 ( 大 阪 市 立 大 学 ) 佐 竹 昭 広 ( 成 城 大 学 ) 小 林 智 昭 ( 専 修 大 学 ) ー 萬 葉 集 7 内 木 下 正 俊 ( 関 西 大 学 ) 囮 回 宇 治 拾 遺 物 語 圄 小 林 保 治 ( 早 稲 田 大 学 ) 中 田 祝 夫 ( 筑 波 大 学 ) 回 日 本 霊 異 記 市 古 貞 次 ( 東 京 大 学 ) 囮 ー 囮 平 家 物 語 小 沢 正 夫 ( 中 京 大 学 ) 回 古 今 和 歌 集 囮 謡 曲 集 三 道 小 山 弘 志 ( 国 文 学 研 究 資 料 館 ) 佐 藤 健 一 郎 ( 武 蔵 野 美 術 大 学 ) 表 章 ( 法 政 大 学 ) 回 謡 曲 集 0 風 姿 花 伝 佐 藤 喜 久 雄 ( 学 習 院 大 学 ) 竹 取 物 語 片 桐 洋 一 ( 大 阪 女 子 大 学 ) 福 井 貞 助 ( 静 岡 大 学 ) 画 伊 勢 物 語 北 川 忠 彦 ( 京 都 女 子 大 学 ) 安 田 章 ( 京 都 大 学 ) 松 村 誠 一 ( 成 蹊 大 学 ) 囮 狂 言 集 土 佐 日 記 大 島 建 彦 ( 東 洋 大 学 ) 国 御 伽 草 子 集 伊 牟 田 経 久 ( 鹿 児 島 大 学 ) 木 村 正 中 ( 学 習 院 大 学 ) 回 蜻 蛉 日 記 好 色 一 代 男 康 隆 ( 早 稲 田 大 学 ) 永 井 和 子 ( 学 習 院 大 学 ) 松 尾 聰 ( 学 習 院 大 学 ) 回 囮 枕 草 子 冒 好 色 五 人 女 阿 部 秋 生 ( 東 京 大 学 ) 東 明 雅 ( 信 州 大 学 ) 今 井 源 衛 ( 梅 光 女 学 院 大 学 ) 国 回 ー 四 源 氏 物 語 7 田 秋 山 虔 ( 東 京 女 子 大 学 ) 鈴 木 日 出 男 ( 東 京 大 学 ) 好 色 一 代 女 和 泉 式 部 日 記 谷 協 理 史 ( 筑 波 大 学 ) 藤 岡 忠 美 ( 神 戸 大 学 ) 国 日 本 永 代 蔵 中 野 幸 一 ( 早 稲 田 大 学 ) 紫 式 部 日 記 大 養 窿 ( お 茶 の 水 女 子 大 学 ) 万 の 文 反 古 更 級 日 記 神 保 五 彌 ( 早 稲 田 大 学 ) 世 間 胸 算 用 鈴 木 一 雄 ( 明 治 大 学 ) 3 夜 の 寝 覚 井 本 農 一 ( 実 践 女 子 大 学 ) 中 村 俊 定 ( 早 稲 田 大 学 ) 図 芭 蕉 句 集 堀 信 夫 ( 神 戸 大 学 ) 堀 切 実 ( 早 稲 田 大 学 ) 堤 中 納 言 物 語 稲 賀 敬 一 ズ 広 島 大 学 ) 栗 山 理 一 ( 成 城 大 学 ) 久 保 木 哲 夫 ( 都 留 文 科 大 学 ) 芭 蕉 文 集 ・ 去 来 抄 顰 ( 実 践 女 子 大 学 ) 無 名 草 子 森 修 ( 大 阪 市 立 大 学 ) 鳥 越 文 蔵 ( 早 稲 田 大 学 ) 近 松 門 左 衛 門 集 橘 健 一 ズ 岐 阜 女 子 大 学 ) 四 大 鏡 冒 雨 月 物 語 高 田 衛 ( 都 立 大 学 ) 今 昔 物 語 集 7 国 馬 淵 和 夫 ( 中 央 大 学 ) 国 東 文 管 ( 早 稲 田 大 学 ) 中 村 博 保 ( 静 岡 大 学 ) 今 野 達 ( 横 浜 国 立 大 学 ) 本 朝 世 俗 部 春 雨 物 語 栗 山 理 一 ( 成 城 大 学 ) 新 間 進 一 ( 青 山 学 院 大 学 ) 国 外 村 南 都 子 ( 白 百 合 女 子 大 学 ) 囮 蕪 村 集 ・ 一 茶 集 暉 埈 康 隆 ( 早 稲 田 大 学 ) 梁 廛 秘 抄 圈 古 典 詞 華 集 冒 山 本 健 吉 ( 文 芸 評 論 家 ) 国 新 古 今 和 歌 集 峯 村 文 人 ( 国 際 基 督 教 大 学 ) 松 田 成 穂 ( 金 城 学 院 大 学 ) 石 埜 敬 子 ( 跡 見 学 園 短 期 大 学 ) 増 古 和 子 ( 上 野 学 園 大 学 ) 丸 山 一 彦 ( 宇 都 宮 大 学 ) 松 尾 靖 秋 ( 工 学 院 大 学 )

完訳 日本の古典 第二十一巻 源氏物語 ㈧


507 地 図 ー ー 彙 道 本 線 卍 東 福 寺 山 科 き よ う と 東 寺 卍 と う ふ ー 互 羽 山 ト ン ネ ル 行 者 ヶ 森 東 海 道 ・ 山 陽 新 幹 線 し 条 通 稲 荷 山 大 幵 伏 見 稲 荷 △ 石 神 卍 宝 塔 寺 社 深 草 山 名 神 高 修 宝 山 醍 醐 醍 醐 寺 大 岩 神 社 幵 △ 大 岩 山 深 草 大 亀 谷 栗 科 伏 見 挑 断 城 桃 山 御 陵 、 桃 山 示 △ い な り 高 塚 山 京 阪 本 線 醍 醐 山 上 醍 醐 陵 卍 金 剛 王 院 法 日 六 地 蔵 堂 伏 見 ち ゅ う し よ . じ ま も や ま 城 こ は た 木 幡 ヶ 庄 卍 万 福 寺 五 雲 峰 菟 道 稚 郎 子 は ・ テ 台 橋 宇 。 奈 良 街 道 社 ー ー ・ ー ー ー ン 巨 お う ば く 卍 三 室 戸 寺 橋 寺 宇 治 上 神 社 卍 興 聖 寺 卍 尾 日 府 幵 幵 治 神 社 衄 卍 平 等 院 一 県 神 社 ロ の 中 の 地 名 は 、 本 巻 に 関 係 あ る も の 。 伊 勢 田 し ん で ん 良 じ よ う よ う 京 都 周 辺 歴 史 地 図 ( 三 )

完訳 日本の古典 第二十一巻 源氏物語 ㈧


一 ま し て こ の 宇 治 の 地 で は 。 む な ど 、 せ め て の ど か に 思 ひ な し た ま ふ 。 秋 の 夜 の け は ひ は 、 か か ら ぬ 所 だ に 、 ニ 薫 は 大 君 と 「 定 め な き 世 の 物 ま が き お の づ か ら あ は れ 多 か る を 、 ま し て 峰 の 嵐 も 籬 の 虫 も 、 、 い 細 げ に の み 聞 き わ た 語 」 を 隔 て な く 話 し た い と 言 っ た 。 語 そ の 実 現 す る 趣 。 ↓ 一 八 一 ハ ー 一 行 。 物 さ る 。 常 な き 世 の 御 物 語 に 時 々 さ し 答 へ た ま へ る さ ま 、 い と 見 ど こ ろ 多 く め や 三 ↓ 一 八 三 ハ ー 七 行 。 氏 四 大 君 と 薫 が 契 り 交 し た と 思 う 。 源 す し 。 い ぎ た な か り つ る 人 々 は 、 か う な り け り と け し き と り て み な 入 り ぬ 。 宮 そ う 思 わ れ て も 無 理 か ら ぬ 事 態 。 五 以 下 、 大 君 の 心 中 。 亡 き 父 宮 の の た ま ひ し さ ま な ど 思 し 出 づ る に 、 げ に 、 な が ら へ ば 心 の 外 に か く あ る ま じ の 遺 一 言 を 想 起 し て 、 不 本 意 に も 生 き 長 ら え 、 遺 言 に 背 い て 恥 を さ ら き こ と も 見 る べ き わ ざ に こ そ は と 、 も の の み 悲 し く て 、 水 の 音 に 流 れ そ ふ 、 い 地 す こ と に な っ た 無 残 さ を 思 う 。 へ ん ぶ う 六 「 辺 風 吹 キ 断 ッ 秋 ノ 心 ノ 緒 ろ う す い し た ま ふ 。 隴 水 流 レ 添 フ 夜 ノ 涙 ノ 行 」 ( 和 漢 朗 詠 集 ・ 下 ・ 王 昭 君 大 江 朝 綱 ) 。 こ わ よ か な く 明 け 方 に な り に け り 。 御 供 の 人 々 起 き て 声 づ く り 、 セ 主 人 の 帰 宅 を 促 す 。 従 者 た ち 〔 四 〕 宇 治 の 邸 の 夜 明 け 。 も 、 二 人 の 実 事 を 想 像 し て い よ う 。 お と や ど り 薫 、 大 君 と 歌 を 交 す 馬 ど も の い ば ゆ る 音 も 、 旅 の 宿 の あ る や う な ど 人 の 語 る 思 ^ 「 晨 鶏 ビ 鳴 イ テ 残 月 没 ス 征 馬 連 ニ 嘶 ッ テ 行 人 出 ヅ 」 ( 白 氏 文 さ う じ し や ら れ て 、 を か し く 思 さ る 。 光 見 え つ る 方 の 障 子 を 押 し 開 け た ま ひ て 、 空 の 集 巻 十 一 一 ・ 生 離 別 ) 。 九 母 屋 か ら 廂 に 移 る 。 男 女 が と も に 夜 明 け の 戸 外 を 眺 め る の は 、 あ は れ な る を も ろ と も に 見 た ま ふ 。 女 も す こ し ゐ ざ り 出 で た ま へ る に 、 ほ ど も き ぬ ぎ め 後 朝 の 典 型 的 な 一 場 面 。 と 一 0 「 女 も : ・ ゐ ざ り 」 出 る の も 、 恋 な き 軒 の 近 さ な れ ば 、 し の ぶ の 露 も や う や う 光 見 え も て ゆ く 。 か た み に 、 し す る 男 女 の 後 朝 の 趣 。 え ん か た ち 艶 な る さ ま 容 貌 ど も を 、 薫 「 何 と は な く て 、 た だ か や う に 月 を も 花 を も 、 同 じ = 夫 婦 と い う わ け で な く と も 。 一 三 面 と 向 か う 不 体 裁 で な く 。 、 い に も て 遊 び 、 は か な き 世 の あ り さ ま を 聞 こ え あ は せ て な む 過 ぐ さ ま ほ し き 」 ( 現 代 語 訳 三 九 四 ハ ー ) の き あ

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( 現 代 語 訳 三 七 〇 ハ ー ) 。 い か で か 限 り あ ら む 御 命 も 夜 の 心 な が ら に や み に し を あ く ぞ 滝 も ひ と つ も の の や う に く れ ま ど ひ て 、 か う て ま 、 と い ひ し 声 は 聞 き き や 」 ( 河 海 抄 ) 。 一 四 以 下 、 晩 秋 の 宇 治 の 悲 哀 感 。 し ば し め ぐ ら ひ た ま は む と 、 さ ぶ ら ふ 人 々 は 心 細 く 、 い み じ く 慰 め き こ え つ つ 一 五 今 ま で に も ま し て 姫 君 た ち の 思 ひ ま ど ふ 。 こ こ に も 念 仏 の 僧 さ ぶ ら ひ て 、 お は し ま し し 方 は 、 仏 を 形 見 に 見 涙 を さ そ う か の よ う に 時 雨 が 降 り 。 一 六 こ の あ た り 晩 秋 の 景 に 姫 君 た ニ 0 い み こ も た て ま つ り つ つ 、 時 々 参 り 仕 う ま つ り し 人 々 の 、 御 忌 に 籠 り た る か ぎ り は 、 あ ち の 悲 哀 感 を か た ど る 。 「 わ が 世 を ば 今 日 か 明 日 か と 待 っ か ひ の 涙 の 滝 と い づ れ 高 け む 」 ( 伊 勢 物 語 ) 。 は れ に 行 ひ て 過 ぐ す 。 宅 姫 君 た ち の 定 め ら れ た 寿 命 。 兵 部 卿 宮 よ り も 、 た び た び と ぶ ら ひ き こ え た ま ふ 。 さ や う 一 ^ 山 寺 の み な ら ず 、 宮 の 邸 に も 。 〔 九 〕 匂 宮 の 心 寄 せ 姫 一 九 宮 の 居 間 。 「 仏 」 は 宮 の 持 仏 。 君 た ち 心 を 閉 ざ す の 御 返 り な ど 、 聞 こ え ん 心 地 も し た ま は ず 。 お ば っ か な け ニ 0 三 十 日 間 か 四 十 九 日 間 、 近 親 者 や 僧 が こ も り 故 人 の 冥 福 を 祈 る 。 れ ば 、 中 納 言 に は か う も あ ら ざ な る を 、 我 を ば な ほ 思 ひ 放 ち た ま へ る な め り と ニ 一 何 の 返 事 も な い の で 。 一 三 以 下 、 匂 宮 の 心 中 。 姫 君 た ち も み ぢ ふ み も 薫 と は 文 通 す る ら し い 、 と 嫉 妬 。 恨 め し く 思 す 。 紅 葉 の 盛 り に 、 文 な ど 作 ら せ た ま は む と て 、 出 で 立 ち た ま ひ し ニ 三 前 の 「 こ の 秋 の ほ ど に 紅 葉 見 に : ・ 」 ( 一 四 四 ハ ー 七 行 ) の 計 画 か 。 を 、 か く こ の わ た り の 御 逍 遥 、 便 な き こ ろ な れ ば 、 思 し と ま り て 口 惜 し く な ん 。 し か し 「 出 で 立 ち た ま ひ し 」 は 不 審 。 ひ ま ニ 四 い み 本 御 忌 も は て ぬ 。 限 り あ れ ば 涙 も 隙 も や と 思 し や り て 、 い と 多 く 書 き つ づ け た = 0 三 十 日 の 忌 を 過 ぎ た 九 月 二 十 日 過 ぎ か 。 四 十 九 日 の 忌 と す れ ば 十 月 初 冬 で 、 時 期 が 合 わ な い 。 ま へ り 。 時 雨 が ち な る タ っ 方 、 椎 一 宝 「 小 萩 ー 「 子 」 の 掛 詞 で 、 姫 君 を じ か な ぞ ら を 擬 え る 。 「 つ ゆ 」 は 涙 を 象 徴 。 匂 宮 「 牡 鹿 鳴 く 秋 の 山 里 い か な ら む 小 萩 が っ ゅ の か か る タ 暮 「 か か る 」 は 、 「 露 の か か る 」 「 か か た だ 今 の 空 の け し き を 、 思 し 知 ら ぬ 顔 な ら む も 、 あ ま り 心 づ き な く こ そ あ る べ る タ 暮 」 の 上 下 の 文 脈 に か か る 。 ニ 五 ニ 三 せ う え う び ん こ は ぎ

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女 房 「 あ な い と ほ し 。 戯 れ に の み も と り な す か な 」 な ど 言 へ ど 、 う る さ が り て 一 古 注 で は 、 四 月 九 日 、 宇 多 上 皇 に 京 極 御 息 所 ( 藤 原 時 平 の 娘 ) が 参 入 し た の に 准 拠 し た と す る 。 書 き か へ ず 。 語 ニ 以 下 、 タ 霧 も 雲 居 雁 も 協 力 的 。 物 三 玉 鬘 は 縁 者 と も 没 交 渉 だ っ た 九 日 に ぞ 参 り た ま ふ 。 右 の 大 殿 、 御 車 、 御 前 の 人 々 あ ま た 氏 〔 一 三 〕 大 君 参 院 蔵 人 少 が ( 四 六 ハ ー 一 ~ 三 行 ) 、 少 将 の 縁 談 源 将 と 歌 を 贈 答 す る で 頻 繁 に 文 通 し た と す る 。 奉 り た ま へ り 。 北 の 方 も 、 恨 め し と 思 ひ き こ え た ま へ ど 、 四 玉 鬘 へ の 手 紙 で あ る 。 年 ご ろ さ も あ ら ざ り し に 、 こ の 御 事 ゅ ゑ し げ う 聞 こ え 通 ひ た ま へ る を 、 ま た か 五 子 息 の 少 将 を さ す 。 六 大 君 参 院 の 件 を 、 あ な た か ら さ う ぞ く は っ き り 聞 い て い な か っ た 、 と す き 絶 え ん も う た て あ れ ば 、 か づ け 物 ど も 、 よ き 女 の 装 束 ど も あ ま た 奉 れ た ま へ る 。 さ り げ な い 嫌 み 言 で あ る 。 四 り 。 雲 居 雁 「 あ や し う 、 う っ し 心 も な き ゃ う な る 人 の あ り さ ま を 見 た ま へ あ っ か セ 「 お ど ろ か す 」 は 気 づ か せ る 意 。 ^ 雲 居 雁 の 、 お お ら か な 文 面 な が ら 、 さ り げ な く に お わ せ た 言 葉 。 ふ ほ ど に 、 う け た ま は り と ど む る こ と も な か り け る を 、 お ど ろ か さ せ た ま は ぬ 九 「 あ や し う : ・ ほ ど に へ の 同 情 。 一 0 参 院 の 儀 式 を 欠 席 す る 口 実 。 も う と う と し く な ん 」 と ぞ あ り け る 。 お い ら か な る や う に て ほ の め か し た ま へ = 前 に も 、 子 息 を 雑 役 に で も と お と ど る を 、 い と ほ し と 見 た ま ふ 。 大 臣 も 御 文 あ り 。 タ 霧 「 み づ か ら も 参 る べ き に 思 ひ 言 っ た こ と が あ る 。 ↓ 五 〇 ハ ー 三 蔵 人 少 将 の 兄 た ち 。 を の こ ぎ ふ や く た ま へ つ る に 、 つ つ し む こ と の は べ り て な ん 。 男 ど も 、 雑 役 に と て 参 ら す 。 疎 一 三 按 察 大 納 言 。 旧 頭 中 将 の 次 男 。 一 四 按 察 大 納 言 の 正 妻 。 ひ や う ゑ の す け な さ け か ら ず 召 し 使 は せ た ま へ 」 と て 、 源 少 将 、 兵 衛 佐 な ど 奉 れ た ま へ り 。 玉 鬘 「 情 一 五 鬚 黒 の 先 妻 腹 。 ↓ 紅 梅 二 九 ハ ー 。 一 六 玉 鬘 と 按 察 大 納 言 は 異 母 姉 弟 。 は お は す か し 」 と よ ろ こ び き こ え た ま ふ 。 大 納 一 一 一 一 口 殿 よ り も 、 人 々 の 御 車 奉 れ た 玉 鬘 と 真 木 柱 は 義 理 の 母 娘 。 真 木 柱 と 大 君 は 異 母 の 姉 妹 。 一 五 お と ど ま き ば し ら む つ ま ふ 。 北 の 方 は 故 大 臣 の 御 む す め 、 真 木 柱 の 姫 君 な れ ば 、 い づ 方 に つ け て も 睦 宅 真 木 柱 は 玉 鬘 に 好 意 を 寄 せ た ( 現 代 語 訳 三 一 五 ハ ー ) た は ぶ く る

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源 氏 物 語 6 4 見 出 し は 、 本 文 に 付 し た 見 出 し と 同 じ も の を 現 代 語 訳 の 該 当 箇 所 に 付 け た 。 原 文 と 現 代 語 訳 と の 照 合 の 検 索 の 便 を は か り 、 そ れ そ れ 数 ベ ー ジ お き の 下 段 に 、 対 応 す る べ ー ジ 数 を 示 し た 。 一 、 巻 末 評 論 は 、 本 巻 所 収 の 巻 々 に 関 連 し て 問 題 と な る テ ー マ を 一 つ と り あ げ て 論 じ た 。 一 、 巻 末 付 録 と し て 、 「 引 歌 一 覧 」 「 各 巻 の 系 図 」 「 地 図 」 「 官 位 相 当 表 」 を 収 め た 。 一 、 本 巻 の 執 筆 に あ た っ て の 分 担 は 、 次 の と お り で あ る 。 本 文 は 、 阿 部 秋 生 が 担 当 し た 。 脚 注 は 、 秋 山 虔 と 鈴 木 日 出 男 が 執 筆 し た 。 現 代 語 訳 は 、 秋 山 虔 が 執 筆 し た 。 巻 末 評 論 は 、 今 井 源 衛 が 執 筆 し た 。 付 録 の 「 引 歌 一 覧 」 は 、 鈴 木 日 出 男 が 執 筆 し た 。 一 、 そ の 他 1 ロ 絵 の 構 成 ・ 選 定 ・ 図 版 解 説 に つ い て は 田 口 栄 一 氏 を 煩 わ し た 。 2 ロ 絵 に 掲 載 し た 『 源 氏 物 語 絵 巻 』 に つ い て は 徳 川 黎 明 会 の 、 『 源 氏 物 語 図 扇 面 』 に つ い て は 浄 土 寺 の 協 力 を 得 た 。 5 4 3 2 1

完訳 日本の古典 第二十一巻 源氏物語 ㈧


引 歌 覧 れ る 思 い だ 、 と す る 。 庇 護 者 を 失 っ た 気 持 で あ る 。 物 語 で も 、 姫 君 た ち が 亡 き 父 宮 の 周 忌 の た め に 組 糸 を 縒 る う ば そ く の を 、 薫 が か い ま 見 て こ の 歌 句 を 口 ず さ む 。 「 伊 勢 の 御 も 優 婆 塞 が 行 ふ 山 の 椎 が 本 あ な そ ば そ ば し 床 に し あ ら ね ば ( 宇 津 保 物 語 ・ 嵯 峨 院 ) か う こ そ は あ り け め 」 と あ る の で 、 よ く 知 ら れ た 伝 承 で あ る ら し い 前 出 ( ↓ 四 七 八 ハ ー 下 段 ) 。 物 語 で は 、 薫 の 「 立 ち 寄 ら む : ・ 」 。 し か し 姫 君 た ち は 、 そ の よ う な 伝 承 の 歌 句 で あ の 歌 に ふ ま え ら れ る 。 八 の 宮 を 優 婆 塞 と し て 敬 愛 し て き た る と 知 り つ つ も 、 薫 に 対 し て 知 っ た ふ り に は 応 じ な か っ た 。 7 ・ 1 糸 冫 、 こ よ る も の な ら な く に 別 れ 路 の 、 い 細 く も 田 5 ほ と い う 思 い も こ め ら れ て い よ う 。 な お 、 そ の 「 椎 が 本 む な ( 古 今 ・ 羇 旅 ・ 四 一 五 紀 貫 之 ) ゆ る か な し き 床 に ・ : 」 の 語 句 か ら 、 巻 名 「 椎 本 」 も 出 た 。 か た い と 糸 に よ り あ わ せ る 前 の 片 糸 で は な い が 、 こ の 別 れ 道 が 心 細 く 思 わ れ る こ と だ 。 あ づ ま ・ 炳 ・ 9 身 を 憂 し と 思 ふ に 消 え ぬ も の な れ ば か く て も 経 詞 書 に 「 東 へ ま か り け る 時 、 道 に て よ め る 」 と あ り 、 道 を た と ( 古 今 ・ 恋 五 人 0 六 読 人 し ら ず ) 「 片 糸 」 に 喩 え 、 「 心 細 く 」 と を ひ び き あ わ せ た 。 物 語 に は 、 ぬ る 世 に こ そ あ り け れ わ が 身 を つ ら い と 思 っ て も 、 命 は 消 え ぬ も の だ か ら 、 こ う も 「 貫 之 が こ の 世 な が ら の 別 れ を だ に 、 心 細 き 筋 に ひ き か け け む を 」 と も あ る 。 姫 君 た ち は 、 前 項 の 伊 勢 の 歌 か ら 、 さ 生 き 長 ら え て い る の だ っ た 。 ら に こ の 貫 之 の 別 れ の 歌 を 想 起 し た 。 そ う し た 古 歌 へ の 連 前 出 ( ↓ 桐 壺 田 四 三 九 ハ ー 上 段 な ど ) 。 恋 へ の 絶 望 に 死 を 思 い な ふ る こ と が ら も 死 ね ぬ わ が 身 を 嘆 い た 歌 。 物 語 で は 、 父 八 の 宮 の 死 想 を 、 「 げ に 古 言 そ 人 の 心 を の ぶ る た よ り な り け る を 」 と を 嘆 く 姫 君 た ち の 言 葉 に 転 用 し て 、 生 き 残 る わ び し さ を 表 思 っ て も い る が 、 こ れ は 引 歌 表 現 の 重 要 な 契 機 を 語 る も の と し て 注 目 さ れ る 。 な お 、 物 語 本 文 に は 「 も の と は な し 現 す る 。 姫 君 た ち の 作 る 「 名 香 の 糸 」 の 縁 か ら 想 起 さ れ た 。 1 に 」 と あ る が 、 『 古 今 集 』 の 第 二 句 は 、 現 在 の 諸 本 す べ て よ り あ は せ て 泣 く な る 声 を 糸 に し て わ が 涙 を ば ( 伊 勢 集 ) 「 も の な ら な く に 」 で あ る 。 一 玉 に ぬ か な む ひ ろ あ げ ま き 聞 え て く る 泣 き 声 を 糸 に よ り あ わ せ て 、 そ の 糸 で 私 の 涙 を 玉 ・ 6 総 角 や と う と う 尋 ば か り や と う と う 離 と し て 貫 き 通 し て ほ し い も の だ 。 り て 寝 た れ ど も ま ろ び あ ひ け り と う と う か 寄 り あ ひ あ げ ま き ( 催 馬 楽 「 角 総 」 ) ・ け ・ . り ・ : っ と 一 , っ 前 出 ( ↓ 柏 木 第 三 八 九 ハ ー 上 段 ) 。 『 伊 勢 集 』 の 詞 書 に よ れ ば 、 髪 を 総 角 に 結 っ た 子 供 よ 、 ト ウ ト ウ 、 一 尋 ぐ ら い よ 、 ト ウ ト 宇 多 上 皇 の 中 宮 温 子 の 死 後 、 法 会 の 組 糸 を 縒 っ た 折 の 歌 。 ひ ご ゅ ひ と ひ ろ さ か

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ぞ う 一 四 対 岸 か ら 聞 え る 笛 の 音 を い う 。 は 、 致 仕 の 大 臣 の 御 族 の 笛 の 音 に こ そ 似 た な れ 」 な ど 独 り ご ち お は す 。 八 の 宮 一 五 旧 頭 中 将 。 そ こ か ら 柏 木 、 さ 「 あ は れ に 久 し く な り に け り や 。 か や う の 遊 び な ど も せ で 、 あ る に も あ ら で 過 ら に 薫 へ と 伝 わ る 笛 の 音 だ が 、 宮 は 薫 が 柏 木 の 子 と 知 る 由 も な い 。 ぐ し 来 に け る 年 月 の 、 さ す が に 多 く 数 へ ら る る こ そ か ひ な け れ 」 な ど の た ま ふ 一 六 生 き て い る と も い え ぬ さ ま で 。 宅 も っ た い な く 。 姫 君 を 山 里 に つ い で に も 、 姫 君 た ち の 御 あ り さ ま あ た ら し く 、 か か る 山 ふ と こ ろ に ひ き こ め 埋 れ さ せ る の を 、 哀 惜 に 堪 え ぬ と す る 。 貴 人 と の 結 縁 を 願 う 気 持 。 て は や ま ず も が な と 思 し つ づ け ら る 。 宰 相 の 君 の 、 同 じ う は 近 き ゅ か り に て 見 一 ^ 薫 。 一 九 縁 の 深 い 、 姫 君 の 夫 と し て 。 い ま や う ま ほ し げ な る を 、 さ し も 思 ひ ょ る ま じ か め り 、 ま い て 今 様 の 心 浅 か ら む 人 を ば = 0 仏 道 に 専 心 す る 薫 ゆ え 。 宮 は 薫 と の 結 縁 を 願 い な が ら も 断 念 。 あ い か で か は な ど 思 し 乱 れ 、 つ れ づ れ と な が め た ま ふ 所 は 、 春 の 夜 も い と 明 か し 一 = 当 世 風 の 軽 薄 な 男 な ど で は 。 一 三 八 の 宮 の 邸 で は 、 日 常 的 に 、 や ど り ニ 四 が た き を 、 心 や り た ま へ る 旅 寝 の 宿 は 、 酔 ひ の 紛 れ に い と と う 明 け ぬ る 、 い 地 し 所 在 な い 物 思 い に 屈 し て い る 。 ニ 三 巻 頭 に 「 二 月 の 二 十 日 の ほ ど 」 み じ か よ と あ り 、 し だ い に 短 夜 と な る 。 て 、 飽 か ず 帰 ら む こ と を 宮 は 思 す 。 ニ 四 匂 宮 の 宿 る 山 荘 の 人 々 の さ ま 。 か す は る ば る と 霞 み わ た れ る 空 に 、 散 る 桜 あ れ ば 今 開 け そ む る な ど い ろ い ろ 見 わ = 五 も っ と 滞 在 し 続 け た い 気 持 。 ニ 六 「 桜 咲 く 桜 の 山 の 桜 花 散 る 桜 月 そ ひ 柳 の 起 き 臥 し な び く 水 影 な ど お ろ か な ら ず を か し き を 、 見 あ れ ば 咲 く 桜 あ り 」 ( 源 氏 釈 ) 。 本 た さ る る こ 、 ー 、 、 い な む し ろ 毛 「 稲 蓆 川 添 ひ 柳 水 ゆ け ば 起 き な ら ひ た ま は ぬ 人 は 、 、 し と め づ ら し く 見 棄 て が た し と 思 さ る 。 宰 相 は 、 か か る 伏 し す れ ど そ の 根 絶 え せ ず 」 ( 古 今 椎 六 帖 六 、 原 歌 は 日 本 書 紀 ) 。 た よ り を 過 ぐ さ ず か の 宮 に 参 で ば や と 思 せ ど 、 あ ま た の 人 目 を 避 き て 独 り 漕 ぎ 夭 匂 宮 を さ す 。 ニ 九 薫 。 八 の 宮 に 会 う 絶 好 の 機 会 ふ な わ た か ろ 出 で た ま は ん 舟 渡 り の ほ ど も 軽 ら か に や と 思 ひ や す ら ひ た ま ふ ほ ど に 、 か れ よ と 思 う が 、 周 囲 に 遠 慮 。 お と ど と し つ き ニ 七 ま う ふ ニ 六 ゑ ひ ら 一 九 ニ 九 ニ 八

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地 505 図 京 都 周 辺 歴 史 地 図 ( ー ) 焼 杉 山 光 院 卍 院 1 ム / ・ 卍 横 川 中 堂 イ 滋 賀 県 卍 西 教 寺 9 長 高 社 ' 比 叡 山 、 レ も と ゆ う え ん 紀 貫 之 本 坊 幵 神 瀰 尼 池 宝 ( ロ ー プ 明 ウ ェ イ 松 ヶ 崎 ラ 叡 石 か ら 鬱 : . ・ . 植 物 園 卍 曼 殊 ド ? / プ 山 坂 一 乗 寺 、 中 相 国 ↓ 幵 鴨 神 社 卍 銀 閣 寺 京 大 学 文 大 文 字 山 、 黒 谷 鹿 ヶ 谷 如 ヤ 岳 【 ニ 条 大 橋 幵 平 安 神 宮 三 大 橋 卍 南 褝 寺 四 条 大 ) 栗 田 山 城 卍 建 仁 寺 - 蓮 坂 ー 、 . / 卍 清 水 寺 東 本 頼 等 ー ) 辺 山 山 科 泉 涌 寺 東 海 道 ・ 山 陽 新 幹 福 寺 幵 伏 見 稲 荷 貴 船 山 鞍 馬 山 馬 寺 川 江 文 峠 都 府 泉 お お っ 、 迂 大 橋 所 ー ー 音 羽 山 / 593 一 ー 音 山 一 ト ー ジ ネ 2 瀬 田 川 大 橋 瀬 田 唐 橋 九 近 鉄 一 い し や ま ー い し や ま で ら 石 山 寺 卍 し 畩 り 卍 勧 修 寺 京 阪 電 鉄 醍 醐 寺 も 桃 山 御 陵 醍 醐 山 ち 、 つ ー ) よ じ ま ・ ~ 卍 岩 間 寺 4 を 治 ノ

完訳 日本の古典 第二十一巻 源氏物語 ㈧


源 氏 物 語 462 し か し 、 こ れ ら の 規 定 や 教 戒 が ど こ ま で そ の こ ろ の 人 々 の 日 常 に 浸 透 し て い た も の か 。 こ れ ら の 規 定 や 戒 律 に 矛 盾 す る 自 殺 行 為 が 、 僧 俗 と も に か な り 多 数 見 受 け ら れ る の で あ る 。 し ゅ じ よ う し や し ん 僧 の 自 殺 で 断 然 多 い の は 捨 身 で あ る 。 古 来 の 釈 迦 本 生 譚 に あ る 捨 身 飼 虎 を は じ め 、 自 殺 と い っ て も 、 衆 生 済 度 に 連 な る も の で あ れ ば 、 仏 教 で は 許 さ れ る こ と で あ っ た 。 こ の 捨 身 の 方 法 は さ ま ざ ま で あ り 、 も と も と 多 く は 中 国 か ら 入 っ て き た も の だ が 、 自 害 往 生 ・ 焼 身 往 生 ・ 入 水 往 生 ・ 断 食 往 生 な ど あ る 。 「 律 令 」 で は こ れ を 一 律 に 禁 ず る が 、 仏 教 教 団 で は 、 た と え ば 『 真 俗 仏 事 編 』 、 ま た 『 法 然 上 人 行 状 画 図 』 二 八 に も 、 三 に は 正 法 の 捨 身 と 外 道 の 捨 身 と が あ っ て 、 是 非 を 区 別 せ よ と い い 「 上 代 の 捨 身 は 行 者 の 機 根 が す ぐ れ て い た か ら 不 思 議 の 奇 特 を 現 し た が 、 末 代 で は 行 者 の 機 根 も 弱 ま っ た の で 、 い ざ と な る と 後 悔 の 念 が 起 る か ら 、 無 益 だ 」 な ど と い っ て い る 。 そ の 具 体 例 と し て は 、 入 水 の 例 は 平 安 末 に 特 に お び た だ し く 、 安 元 二 年 ( 一 一 七 六 ) 八 月 十 五 日 か ら 十 七 日 ま れ ん げ じ よ う か つ ら が わ で の 三 日 間 に 、 桂 川 に 入 水 す る 者 の 数 は 蓮 花 城 上 人 以 下 二 十 四 人 に 達 し た と い う 。 こ の 蓮 花 城 が い ざ と な っ て 迷 い を 生 じ 、 再 三 入 水 に 失 敗 、 群 が る 見 物 に さ ん ざ ん 罵 ら れ な が ら も 、 つ い に 吾 り 澄 し て 無 事 本 懐 を 遂 げ た 話 が 伝 え ら れ て い る が 、 そ の 種 の は な し は 他 に も あ り 、 入 水 前 に は 然 る べ き 寺 院 で 百 日 間 の 懺 法 を 行 う な ど 、 方 式 も 定 ま っ て い た よ う で あ る 。 ま た 焼 身 も 早 く 、 平 安 中 期 に し ば し ば 見 え て 、 長 徳 元 年 ( 究 五 ) 九 月 十 五 日 に は 、 花 山 法 皇 が 菩 提 寺 の 覚 信 の 焼 身 を こ っ そ り と 見 物 に 出 か け て い る 。 こ れ も 多 く の 見 物 人 に 囲 ま れ て の こ と と 見 え る 。 同 三 年 九 月 に は 阿 弥 陀 峯 で 上 人 の 焼 身 が あ り 、 「 上 下 雲 集 シ テ 之 ヲ 見 ル 、 近 年 諸 国 身 ヲ 焼 ク 者 十 一 人 」 ( 『 百 煉 抄 』 ) 。 万 寿 三 と り べ の 年 ( 一 9 一 六 ) 五 月 十 五 日 に は 比 丘 尼 が 鳥 辺 野 で 焼 身 、 治 暦 二 年 ( 一 0 六 六 ) 五 月 十 五 日 に も 同 じ 場 所 で 釈 迦 院 の 文 一 い ど び く の の し せ ん ぼ う