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新潮45 2016年08月号

り食材や器に凝る渋谷の小料理屋のガンもっとも多かった世代だ。つまり一一↓た。 コ親爺のゴーストをしていたから私は前後で戦争を迎え、一一十五歳前後で敗戦彼らだけでなく、大西巨人や鶴見俊輔、 となる。 『新潮菊』の愛読者となった ) 。 加藤周一、吉本隆明といった大正生まれ だがこの世代は、戦争を生きのびたあの人は長生きした。 「高齢化社会」という問題 と、まるで " 第一一の青春〃をむかえたか つまり、「高齢化社会」から「超高齢 その頃、「高齢化社会」が問題になつのように若々しく活躍する。 社会」へ、である。 ていた。 そのエネルギーは還暦を過ぎても衰え それに合わせて、今回、このような特 六十五歳以上の人口比率が七。ハーセンなかった。 集が組まれたのだろう。 トを超える「高齢霧会」に日本が人っ作家を例にとれば、阿川弘之や安岡章だが、私は、待てよ、と言いたい。 ていったのは一九七〇年で、有吉佐和子太郎、庄野潤三という大正九年十年作家、たしかに大正生まれは「超高齢社会」 の『の人』は一九七一一年のベストセもう少し年上の小島信夫といった〃第一二を生きた ( 生きている ) 。 ラーになったが、それがいよいよ鬮化の新人〃の作家たちは六十歳過ぎてますしかし、それに続く世代はそれ以上に したのが一九八〇年代半ばだった。 ます健筆を揮った。同じ " 第一一一の新人〃高齢化を生きるのだろうか。 六十五歳以上の人口比率を「高齢程の作家でも吉行 / 」介や導滕周作ら、若私はそう思わない。 会」の指標とするのは不思議な感じがすき日に肺病を患った人は還暦過ぎてから『東示人』時代に私が親しくしていただ る。 の衰えが目立った ( 安岡章太郎も若き日いた常盤新平さん、山口昌男さん ) それ 一九八〇年代半ば、と書いたが、例えに病を患らったがそれは脊椎カリエスでから憧れを持って接した野坂昭如さんは ば一九八五年は一九一一〇 ( 大正九 ) 年生肺病とは違う ) 。 皆、昭和一ヶタ世代だ。 まれの私の父がまさに六十五歳になった還暦どころか私の父は七十代に人って常盤さんと山口さんが昭和六 ( 一九三 年だ。 も、いや八十代になっても元気だった。 一 ) 年、野坂さんが昭和五 ( 一九三〇 ) しかし父に老人感はまったくなかった。 さすがに九十歳が近づく頃に衰えは年生まれだ。 父が例外であったわけではない。 じめ九十一歳で亡くなったが、先に名つまり私が『示人』 2 者だった 大正九年とそれに続く大正十 ( 一九一一前を出した阿川弘之や安岡章太郎や庄当時の彼らの年齢は、ちょうど今の私と 一 ) 年生まれは太平洋戦争での戦死者が野潤三や小島信夫も同じくらい長生きし同じくらいなのだ。 A 2016 48

岸信介 : 権勢の政治家

参考文献 近衛文麿「平和への努力」 , 昭和戦争文学全集編集委員会『知 られざる記録』集英社 , 昭和 40 年 木戸幸一『木戸幸一日記』 ( 下巻 ) 東京大学出版会 , 昭和 41 年 ウィリアム・ J. シーポルト ( 野末賢三訳 ) 『日本占領外交の回 想』朝日新聞社 , 昭和 41 年 片倉衷・古海忠之『挫折した理想国一一満州国興亡の真相』現 代ブック社 , 昭和 42 年 東郷茂徳『東郷茂徳外交手記ー一時代の一面』原書房 , 昭和 42 年 清瀬一郎『秘録東京裁判』読売新聞社 , 昭和 42 年 東久邇稔彦『東久邇日記ー一日本激動期の秘録』徳間書店 , 昭 年 東条英機刊行会・上法快男編『東条英機』芙蓉書房 , 昭和 49 ビー回顧録』番町書房 , 昭和 48 年 C. A. ウイロビー ( 延禎監修 ) 『知られざる日本占領 高橋正衛『昭和の軍閥』中公新書 , 昭和 44 年 和 43 年 ウイロ 2 56 年 岸信介・矢次一夫・伊藤隆『岸信介の回想』文藝春秋 , 昭和 ジョン・エマーソン回想録』朝日新聞社 , 昭和 54 年 ジョン・ K. エマーソン ( 宮地健次郎訳 ) 『嵐の中の外交官 細川護貞『細川日記』中央公論社 , 昭和 53 年 岩川隆『巨魁ーー岸信介研究』ダイヤモンド社 , 昭和 52 年 昭和 51 年 藤山愛一郎『政治わが道ーー藤山愛一郎回想録』朝日新聞社 , 中谷武世『戦時議会史』民族と政治社 , 昭和 50 年 年 び其の由来」 , 橋川文三編『大川周明集』筑摩書房 , 昭和 50 大川周明「日本精神研究」「印度に於ける国民的運動の現状及

大往生

「文明論之概略」を読む丸山真男宗教 哲学・思想 三島憲一 三枝充悳 仏教入門 廣松渉 新哲学入門 イスラームの日常世界片倉もとこ 臨床の知とは何か中村雄二郎 松長有慶 思想の自由の歴史森島恒雄訳密教 民族という名の宗教なだいなだ 久野収 本居宣長 子安宣邦現代日本の思想鶴見俊輔キリスト教と笑い宮田光雄 松浪信三郎 ハイデガーの思想木田元実存主義 木田元仏教〔第二版〕渡辺照宏 自由主義の再検討藤原保信現象学 渡辺照宏 ダルマの民俗学 沢田允茂日本の仏教 吉野裕子現代論理学入門 よ 渡辺照宏 ソクラテス 田中美知太郎お経の話 書 新 フラトン 斎藤忍随イエスとその時代荒井献 波 塩カ 野田又夫聖書入 中村雄二郎デカルト 岩哲学の現在 シーグフリ 術語集 中村雄二郎ルネッサンス的人間像下村寅太郎ユダヤの民と宗教鈴木一郎訳 なだいなだ 権威と権力 人間ー過去・現在・未来マンフォード イスラーム ( 回教 ) 蒲生礼一 久野収訳 上・下 丸山真男 日本の思想 ギリシア哲学と現代藤沢令夫 吉野源三郎 同時代のこと 戦後思想を考える日高六郎 世直しの倫理と論理 田実 生きる場の哲学花崎皋平上・下 中村雄二郎 知の旅への誘い 山口昌男 文化人類学への招待山口昌男 (D) ( 1995. 3 )

世界 2016年07月号

平野芳英 水島治郎編 判 280 頁片山厚志・スペシャル取材班 岩波新書 240 頁 加日刊 古代出雲を歩く 5 日刊密室の戦争発掘・日本人捕虜の肉声 変貌する保守 四六判 216 頁 ー保守主義とポピュリズムをめぐる欧州比較政治学ー 日刊 深町英夫 嘉糠洋陸 岩波新書 256 頁 孫文 〈岩波科学ライプラリー〉 日刊 判 96 ・頁 ー近代化の岐路ー 判 128 頂共同通信「戦争証言一取材班編 なぜ蚊は人を襲うのか 5 日刊 語り遺す戦場のリアル 四六判 272 頁 奥山俊宏 岩波新書 256 頁 小林美希 1 日 . 日刊 秘密解除ロッキード事件 磋峨井勝・杉本裕明 ルポ看護の質 判 72 一貝 〈岩波ブックレット〉 〈リーディングス戦後日本の思想水脈 2 〉 5 日刊 ディーゼル車に未来はあるか 岩波新書 240 頁 金森修・塚原東吾編 祖田修 ー排ガス偽装との脅威ー 日刊 自可獣圭ロ動物たちと、どう向き合うか 科学技術をめぐる抗争判 3 2 頂 1 日・甲一 松沢弘陽・植手通有・平石直昭編 張竸・村田雄一一郎編 / 飯塚容・及川淳子・ テレビ「」取材班編 定本丸山眞男回顧談田 王雪萍・小野寺史郎・篠崎美生子・ <t-n 判 320 一貝 鈴木将久編集協力 岩波現代文庫 3 2 頂綾瀬はるか「戦争」を聞くⅡ 岩波ジュニア新書 2 3 2 頁 1 日羽 . 1 日羽 . り〈日中の 120 年文芸・評論作品選 5 〉 日刊 あ蜜月と軋み 岩波現代文庫 288 頁 小森陽一 日刊共同通信社会部編岩波ジュニア新書 224 頁 漱石を読みなおす 合高橋宏幸訳 場カエサル戦記集アレクサンドリア戦記 代記者たちが出会った戦争日刊 大塚敦子 ー激戦地を歩くー るアフリカ戦記ヒスパーニア戦記 四六判 288 頁大、そして猫が生きる力をくれた さ 【再録】日刊 ー介助大と人びとの新しい物語ー 岩波ジュニア新書 2 5 6 頁 小西雅子 岩波現代文庫 2 2 頂地球温暖化は解決できるのか日刊 判 368 頁 変菊地文雄〈岩波数学叢書〉 1 日舸 . リ協定から未来へ ! 1 日羽 . は数値解析 岩波現代文庫 240 頁 大石芳野 行伊藤智永 日刊〈岩波講座現代 8 〉 5 判 3 0 4 頁 四六判 224 頂沖縄若夏の記憶 佐藤卓己編 刊忘却された支配 幻日舸・ 日刊 ー日本のなかの植民地朝鮮ー 学習する社会の明日 目 峠三吉 岩波文庫 160 頁 書福嶋伸洋 1 日旧・ 四六判 160 頂原爆詩集 幻日・ 〈岩波講座教育変革への展望 3 〉 〕リオデジャネイロに降る雪 佐藤学・秋田喜代美・志水宏吉・判 288 頁 本ー祭りと郷愁をめぐる断想ー 鈴木大拙 岩波文庫 368 頁 小玉重夫・北村友人編集委員 日刊 1 日甲 四六判 192 頁浄土系思想論 の井田喜明〈岩波現代全書 2 〉 変容する子どもの関係 2 日刊 刊定人類の未来と地科学 パスカル / 塩川徹也訳 岩波文庫 512 頁 z スペシャル取材班 ハンセ e ヴィンス・ヴォーター作 店行吉田茂と岸信介自民保守・二大潮流の系譜 原田勝訳 四六判 208 頁藤井淑禎編 岩波文庫 288 頁 ーポーイ 書刊 1 日羽 . 日刊漱石紀行文集 波月 マージェリー・シャープ作 岩波新書 256 頁 一石 7 〈ひとびとの精神史 9 〉 四六判 304 頁村井章介 岩波少年文庫 2 56 頁 日刊渡辺茂男訳 % 日刊分裂から天下統一へ 震災前後 ミス・ピアンカダイヤの館の冒険燔日刊 シリーズ日本中世史④ー 2000 年以降 四六判 296 頁 8 日刊

世界 2016年07月号

新刊案内に表示した発売日は小社出庫日です 6-2016 ・ ()5 ・バガニーニ ・ 5 月日発売デカルトと懐疑主義 : 6 月ロ万本体 85 。円 2 ー古代人か近代人か ? ー さ 田 5 目 5 6 月号 ◆年間購読料 10 、 000 円 しだ 本体 140 。円心理学的認識論と哲学的認識論 : ・大橋容一郎 ( 税込・臨時増刊号を除く ) ◆年間購読料概算 22 、 200 円 ーヴィルヘルム・ヴントを手がかりにー 《特集》死の商人国家になりたいか 送「中華民族」の由来 : ・葛兆光霊性論 : ・若松英輔 〈インタビュー〉いまこそ軍縮の理念を語れ・ : 河野洋平 ー一一十世紀上半期の中国知識界の曲折ー ー第一一章愛国と非戦新渡戸稲造の霊性ー イラクの現実と軍需産業 : : 高遠菜穂子 デモクラシーに関するシュムペーテリアン・ 国策化する武器輸出 ー追悼安丸良夫 5 パラドクスについて・ ・空井護 防衛企業関係者は何を思うか : : : ・望月衣塑子 悪魔の成長戦略 : : 古賀茂明 科学としての哲学・メタファーとしての哲学・成田龍一趙景達喜安朗 小野塚知ニ ・・ローティー 係政治としての哲学 : 【思想の言葉】・ 岸本美緒武器輸出とアベノミクスの破綻 : ・ 〈座談会〉メイド・イン・ジャパンの武器はいらない 読 8 ・江田正雄 x 杉原浩司 x 満田夏花 部 o 】人為的破壊行為 / 【不健全な安全文化 オーストラリアへの潜水艦売り込みの背景 : ・杉田弘也 ・ 5 月日発売 軍産複合体の地殻変動 : ・ ・ : 谷口長世 ②防御の階層 死の商人の国にだけはなるな : 小山内美江子 本体 1333 円 科学。月号 0 【立地基準 / 第 1 層〕堅牢な設計 / 話振 ◆年間購読料概算 17 、 280 円 ュニクロ裁判の顛末 : : 横田増生 電便 第 2 層【検査・試験による異常・不適合の検知 / 〈座談会〉「クスリがやめられない」が言える社会を目指して 第 3 層【設計基準事故・事象への対策 / も齷《特別企画》日本の原子力安全を評価する : 松本俊彦 x 近藤恒夫 x 田代まさし 第 4 層〕過酷事故評価と対策 / ホセ・ムヒカ大いに語る : : 伊高浩昭 もっかい事故調・日本の原子力安全評価 第 5 層〕原子力防災計画 プロジェクト ドイツは難民問題を解決できるか : : 梶村太一郎 藤田宙靖論文について : ・ 【連載】 ・樋口陽一 す公科目別採点結果通知表 がんは治る : 本庶佑大震災と憲法ーー議員任期延長は必要か ? : ・高見勝利 1 評価法 2 評価のための参考情報 動く大地に住まう : 中谷礼仁〈対談〉伊勢神宮と国家儀礼 だ環 ・島薗進 x ジョン・ブリーン 脅威の分類 ・「一以後の科学リテラシー : 牧野淳一郎石綿汚染列島 : : 加藤正文 < 【内部起因事象 / 【外部起因事象 / パラサイトの惑星 : 小澤祥司香港「銅鑼湾書店事件」の闇 : : ・王冠緒 み図 日本版「イノセンス・プロジェクト」をなぜ立ち上げたか : 笹倉香奈 ・ 5 月日発売告白の奨励ー自然主義から婦人問題へー 川内原発をこのまま動かしていいのか : : ・ : 海渡雄一 5 ー 6 月ロ万 〔隔月刊〕 ・木村洋新資料・沖縄核密約 = ・ : 春名幹男 本体 275 。円 で送 : ・辛淑玉 x 蓮池透 〈文壇〉のハッピー ースディ : : ・金子明雄〈特別対談〉拉致と日本人 : ・ 書観特集“文壇のアルケオロジー 植民地の地方都市における「文壇」と「文学」編集 " 日本応用数理学会 ・大東和重 川村湊・大澤聡 〈対談〉批評と文壇 = の購文学のコミュニティ / 研究のコミュニティ想像力と戦後転向 : ・梶尾文武し く間 第巻 / 第 2 号 近年 応用数理 ・紅野謙介・大澤聡一九五〇年代の詩壇と鮎川信夫 : : ・ : 田口麻奈 お 本体 1 。。 0 円 ・ 6 月日発売 はす文壇と市場のアルケオロジー ・山本芳明文壇とその外部 : ・鳥羽耕史 ◆年間購読料概算 4320 円 い「文壇」論の居場所 = ・ ・佐藤泉パトスとしての文壇 : ・鈴木責宇 第巻 中島国彦 定ある「文壇」意識の位相 : 1977 年の文芸時評 : : 水谷真人 のおー新資料にみる一八九七年の漱石の俳壇意識ー 農業経済研究ー 純文学再設定ー純文学と大衆文学ー : 中沢忠之 本体 1219 円 雑に文壇醜聞と友情ー薄田泣菫と平尾不孤ー ◆ 掛野剛史【文学のひろば】・ ・坪内祐三 ◆年間購読料概算 5268 円 お文学 ・ 6 月四日発売 世界

小説すばる2017年1月号

名作の巻末に名解説あり。一一倍読みたくなること請合いの文庫本ガイドー 池上冬樹のこの文庫解説がすごいー 税 十 円 庫 0 文 潮体 新本 ク阿川と最初に口をきいたのは、昭和二十七かがわかる。吉行しかり、遠藤周作しかり、あっても、真冬に北風の来ない日溜まりで温 年の五月の末だったと思うクという文章からもちろん阿川しかり。たとえば阿川は、「宮かさを味わえるような場、というものがあっ 三浦朱門の解説は始まる。「現在の会」とよ脇俊三さんを悼む」という追悼文でも、病気たはすだ。阿川の作品は戦時中をテーマにし ばれる文筆業の新人たちの集会があり、そのに襲われた晩年の悲痛な様子からはじめてても、戦後をテーマにしても、誠実に生き 年のメーデー参加者が警官隊に突撃した話をも、最後は宮脇の中央公論時代の結婚式の話て、それなりに時代に適応しながらも、その 武勇伝のように語るので、阿川弘之が、文学で締める。嶋中社長がみ率直に申しますと、時代の光と影、ぬくもりと厳しさを書いてい の集まりであって政治集会ではないといったお二人とも再婚ですが、出版社にとって、再る、という印象を私は感じているツと。 ら厳しく批判を受け、阿川、三浦、吉行淳之版を出すのは、誤植も無くなりますし、まこ ク阿川が死んだ今、戦時中のことを語り、書 介、庄野潤三、島尾敏雄が退席してタクシー く者がまた一人消えてしまったという喪失感 とにめでたいことでクというみ洒落たスピ 1 で吉行の家に向かった。それが交流の始まりチを紹介して微苦笑を添えるのである。 を私は覚えている。ある時代を語るには、歴 で「第三の新人」の原型になったという。 阿川の文章は師匠の志賀直哉に関するもの史学者の文章だけでは不十分である。その時 はじめてのとき三浦は、阿川に「今、何をが目立つ。『暗夜行路』の印象が強くて、クき代を生き、その時代を描写した芸術家たちが 書いていらっしやるんですか」ときいた。そびしく近寄りがたい孤高の芸術ツのように思存在して、後世の者がその作品を理解するな うすると「うーん、サンデー毎日でね」とい われるが、それは誤解でク人にのびのびとしら、その時代の光と影を知ることができるの さはや だ。その意味で、阿川の存在は貴重クとい う返答があり、サンデー毎日に阿川の連載がた爽かな読後感を与へる一筆描きのやうな小 あったかなと思ったら、毎日がサンデー、つ 品が少なくないし、ユーモラスなものもずゐう。淡々と交流を語り、文学の効用を語り、 まり何もしていないとい、つことだった。 ぶんある % 実際、三浦もまた阿川の小説世時代を語り、そして阿川の存在の重要さに焦 点をあてる。一刷毛の寂しさが滲むのもいい 解説といっても随筆の類で、第三の新人た界をさりげなく分析するのである。 ちの交流をユーモラスに綴る。近年新潮文庫ク人は戦争というのは如何に悲惨なものかと いけがみ・ふゆき靨年山形県生まれ。文芸評論家。著書 に「ヒーローたちの荒野」 ( 本の雑誌社 ) 、レピュー「あなたに から出た安岡章太郎の随筆集もそうだが、第 いうことばかり強調するが、その時代を生き 有利な証拠として」 (httpJ/wwwsakuranbo.cojp/specW 3 三の新人たちがいかにユーモアを大切にしたた者にとっては、たとえ厳しい戦争の最中に review/index. html) も随時更新中。 〈第九十一回〉阿川弘之『鮨そのほか』解説三浦朱門 し日 一そのほか何川弘之

図説 ロンドン 都市と建築の歴史

主な参考文献・図版引用文献 蛭川久康・櫻庭信之・定松正・松村昌家・ P. スノードン編著「ロンドン 事典」大修館書店 2002 年 ヒュー・クラウト編「ロンドン歴史地図」 ( 中村英勝監訳 ) 東京書籍 1989 ・ 97 年 R. D. オールティック「ロンドンの見世物 I ・Ⅱ・Ⅲ」 ( 小池滋監訳 ) 国書 刊行会 1989 ・ 90 年 ェドワード・ラザファード「ロンドン上下」 ( 鈴木主税・桃井緑美子訳 ) 集英社 2001 年 アンドルー・セイント、ジリアン・ダーリー「図説ロンドン年代記上下」 ( 大出健訳 ) 原書房 1997 年 クリストファー・ヒパート『ロンドン一一ある都市の伝記」 ( 横山徳爾訳 ) 朝日選書 1997 年 小池滋『ロンドン一一世界の都市の物語』文春文庫 1999 年 出口保夫編紲紀末のイギリス」研究社出版 1996 年 長谷川如是閑「倫敦 ! 倫敦 ? 」岩波文庫 1996 年 鈴木博之「ロンドン一 - 一地主と都市デザイン」ちくま新書 1996 年 東秀紀「漱石の倫敦、ハワードのロンドン一一・田園都市への誘い」中 公新書 1991 年 小池滋「ロンドン一一ほんの百年前の物語」中公新書 1978 年 出口保夫「ロンドン塔ーー光と影の九百年」中公新書 1993 年 桜井武「ロンドンの美術館ーーー王室コレクションから現代アートまで』平 凡社新書 2008 年 清水品子「ロンドンの小さな博物館』集英社新書 2003 年 湯浅慎ー「フリーメーソン一一その思想、人物、歴史」中公新書 小野二郎「ウィリアム・モリスーーラディカル・デザインの思想」中公新書 小林章夫『コーヒー・ハウスーー 18 世紀ロンドン、都市の生活史』講談 本城靖久「グランド・ツアーー - ー良き時代の良き旅』中公新書 1983 年 1990 年 1973 年 社学術文庫 2000 年 多木浩二「眼の隠喩ーー視線の現象学」ちくま学芸文庫 2008 年 高山宏「カステロフィリアーー - 記憶・建築・ピラネージ」作品社 1996 年 高山宏「テクスト世紀末」ポーラ文化研究所 1992 年 2007 年 高山宏「近代文化史入門ー -- ー超英文学講義」講談社学術文庫 幾子訳 ) 品文社 1986 年 E. H. ゴンプリッチ「アビ・ヴァールプルク伝ーー -- ある知的生涯」 ( 鈴木杜 1975 年 アーサー・ラヴジョイ「存在の大いなる連鎖」 ( 内藤健二訳 ) 品文社 フランシス・ A ・イエイツ『記憶術」 ( 青木信義他訳 ) 水声社 1993 年 フランセス・ A ・イエイツ紲界劇場」 ( 藤田実訳 ) 品文社 1978 年 ウィリアム・モリス眠衆の芸術』 ( 中橋一夫訳 ) 岩波文庫 1953 年 術出版 1994 ~ 96 年 ジョン・ラスキン「ヴェネッィアの石 I ・Ⅱ・Ⅲ」 ( 福田晴虔訳 ) 中央公論美 ジョン・ラスキン「建築の七燈」 ( 杉山真紀子訳 ) 鹿島出版会 1997 年 1997 年 スティープ・ジョーンズ「恐怖の都・ロンドン」 ( 友成純一訳 ) ちくま文庫 講談社選書メチェ 1999 年 見市雅俊「ロンドン = 炎が生んだ世界都市ーーー大火・ベスト反カソリック」 川崎寿彦「庭のイングランドーー風景の記号学と英国近代史」名古屋大 ロビン・フッドからチャタレー夫人まで」 荒俣宏「目玉と脳の大冒険ーー - 博物学者たちの時代」ちくま文庫 143 学出版会 1983 年 平凡社ライプラリー 1997 年 川崎寿彦「森のイングランド 1992 年 川崎寿彦「楽園と庭ーーイギリス市民社会の成立』中公新書 1984 年 遠山茂樹「森と庭園の英国史」文春新書 2002 年 出口保夫「物語大英博物館ーー二五〇年の軌跡」中公新書 2005 年 松村昌家「水品宮物語ーーロンドン万国博覧会 1851 」ちくま学芸文庫 2000 年 ジュリアン・ハックスリー「ジュリアン・ハックスリー自伝 1 ・ 2 」 ( 太田芳三 郎訳 ) みすず書房 1973 年 s. E. ラスムッセン「ロンドン物語ーーその都市と建築の歴史」 ( 兼田啓一 訳 ) 中央公論美術出版 1987 年 S. E. ラスムッセン「近代ロンドン物語ー一都市と建築の近代史」中央公 論美術出版 1992 年 大場建治「ロンドンの劇場』研究社出版 1975 年 鵜飼哲矢「ロンドンの近現代建築ーーー古い都市が生み出した新しい空 間」 ( 建築巡礼 39 ) 丸善 1998 年 連健夫「イギリス色の街ーー -- 建築にみる伝統と創造性」技報堂出版 1996 年 浜田邦裕「ロンドン・アヴァンギャルド」鹿島出版会 1997 年 谷川俊太郎・長谷川堯・前田愛「チュビスム宣言」 Parco 出版 1982 年 G. ヴェヴァーズ「ロンドン動物園 150 年」 ( 羽田節子訳 ) 築地書館 1979 年 鈴木博之「建築の世紀末」晶文社 1977 年 ニコラス・ペヴスナー「モダン・デザインの展開ーー -- モリスからグロピウスま で』 ( 白石博三訳 ) みすす書房 1957 年 アドルフ・ロース「装飾と犯罪ーー建築・文化論集」 ( 伊藤哲夫訳 ) 中央 公論美術出版 2005 年 アーキグラム編「アーキグラム』 ( 浜田邦裕訳 ) 鹿島出版会 1999 年 渡邉研司・松本淳・北川卓編「イギリス / アイルランド / 北欧 4 国」 ( 世界 の建築・街並みガイド 2 ) ェクスナレッジ 2003 年 大橋竜太「英国の建築保存と都市再生歴史を活かしたまちづくりの 歩み」鹿島出版会 2007 年 ワシシトフ・ポミアン「コレクション - ー趣味と好奇心の歴史人類学」 ( 吉 田誠・吉田典子訳 ) 平凡社 1992 年 ジョン・エルスナー、ロジャー・カーディナル編「蒐集」 ( 高山宏他訳 ) 研 究社出版 1998 年 磯崎新「サー・ジョン・ソーン美術館 [ 19 世紀 ] 」 ( 磯崎新の建築談義 # 11 ) 六耀社 2004 年 菅靖子「イギリスの社会とデザイン一一モリスとモダニズムの政治学」彩 流社 2005 年 Tecton 建築事務所「テクトン防空の計画一一特に避難所の計画に就い て」 ( 碓井憲一訳 ) 東光堂書店 1942 年 パトリック・ゲデス『進化する都前 ( 西村一朗訳 ) 鹿島出版会 1982 年 ダーシー・トムソン「生物のかたち」 ( 柳田友道他訳 ) 東京大学出版会 1973 年 「建築世界」 1938 年 4 月号建築世界社 1938 年 ァンドレア・パラーディオ「パラーディオ建築四書注解」 ( 桐敷真次郎訳 ) 中央公論美術出版 1997 年 SD 編集部「アンドレア・パラディオ 1508-1580 」鹿島出版会 1982 年 「チュビスム宣言 (vol. I)J parco 出版 1982 年 リュック・ヌフォンテーヌ「フリーメーソン」 ( 村上伸子訳、吉村正和監修 ) 創元社 1996 年 栂正行「コヴェント・ガーデンロンドンで一番魅力的な広場」河出書 房新社 1999 年 フランク・ジェンキンス「建築家とパトロン 16 世紀から現代までの建 築家の職能と実務の史的研究」 ( 佐藤彰、五島利兵訳 ) 鹿島出版会、 1977 年

世界 2016年08月号

三重ス。ハイ 芸一口 連載第 5 回 ( 最終回 ) ~ = 第野田峯雄 前回までのあらすじ 戦後、怪奇事件が次々と発生した。ラストボロフ事件もその一 つだ。一九五四年一月、在日ソ連代表部のラストボロフ二等書記 官 ( 諜贄 ) が失踪。ソ連が「手先」にしていたという約五〇人の 日本人スパイに関する実態を暴露する。同時に警視庁が外務事務 官の庄司宏や日暮信則らを逮捕した。しかし、庄司は無罪を叫 び、日暮は壅足地検特捜部の長谷多郎検事の目前で自殺した。私 (F) は、一九六五年に無罪を得て弁護士へ転じた故庄司宏の多 量の同事件ファイルを入手した。庄司被告の眼に映っていた事件 光景とは。庄司ファイルを抱え事件の再検証を進める。ゆっくり と「怪奇のカラクリ」が浮かんでくる。日暮の死は偶発的ではな かった。訪米して「ラストボロフ」に会った長谷検事はなぜか追 従笑いを浮かべ、庄司有罪の切り札とされたラストボロフ供述は 虚言まみれだった。この惨事や嘲笑めいた動きを、そもそも誰が 操っているのか。連載最終の今回、事件の暗がりに潜んでいた男 がついに「真実」に触れる。 のた・みねおジャーナリ スト。一九四五年生まれ。大 韓航空機爆破事件の真相を 追った「破壊工作』、日米防衛 利権の暗闇に踏み込んだ「憂 ラストボロフ事件の被告、庄司宏 ( 後に弁護士 ) の同事件関 国と腐敗」など著書多数。 係資料 ( 庄司ファイル ) はむろんほとんどが「彼自身の裁判」 にかかわるものである。私はそれらを抱え、これまで四回に わたり、外務事務官の庄司宏をはじめ元ソ連諜報員ラストボ ロフ、外務事務官の日暮信則や高毛礼茂、さらに検察 ( 公安 、世警察 ) の動きの追跡結果などを述べてきた。庄司被告はさま 私はソ連スパイ

正義の偽装

廰新潮新 圭 Brevity is the soul of wit, 日 and tediousness thelimbs and outward flourishes. 正 の 装 膩ⅡⅢ川Ⅷ II 9 7 8 4 1 0 6 1 0 5 5 4 8 何を信じたらよいか、何を信じるべきか景気回復、 東京五輪など楽観的ムードが漂う中、日本人の精神に 何が起きているのか「アベノミクス」という虚構、「憲 法」という誤謬、「復興」という矯飾、「天皇家」への 警鐘・ : ・大震災後の出来事から表出する国家のメルト ダウン。民意や国民主権という幻想の下、幸福を一途 に追求してきた日本に今、民主主義の断末魔が聴こえ る稀代の思想家が真理を隠す「偽善の仮面」を剥ぐ 529 やつばり見た目が 9 割ー - ー竹内一郎 530 ネットのバカ 中川淳一郎 531 人間の浅知恵一一 - 徳岡孝夫 532 プロの尼さん 露の団姫 落語家・まるこの仏道修行 5 社会脳とは何かーーー一千住淳 534 国語教科書の闇ーーー川島幸希 535 国家の成熟ーー - 榊原英資 536 イスラムの人はなぜ日本を尊敬するのか 宮田律 537 犯罪は予測できる 小宮信夫 538 キレイゴトぬきの農業論ーーー久松達央 539 カネ遣いという教養ーーー -- 藤原敬之 540 日本人には二種類いる 1960 年の断層ーーー -- 岩村暢子 541 歴史をつかむ技法ー -- ーー山本博文 542 「いいね ! 」が社会を破壊する一一一楡周平 543 知的創造の作法ーー - 阿刀田高 544 E U 崩壊ーー - ー木村正人 545 交通事故学一一一石田敏郎 546 史論の復権一一一與那覇潤対論集 547 フランツ・リストは なぜ女たちを失神させたのかーーー - 浦久俊彦 548 明治めちゃくちや物語 維新の後始末ーー野口武彦 549 現場主義の竸争戦略 次代への日本産業論ーーー藤本隆宏 550 和食の知られざる世界一一一辻芳樹 551 知の武装 救国のインテリジェンスーー一手場龍ー佐藤優 552 日本版 NSC とは何か 春原剛 553 仏像鑑賞入門ーーー島田裕巳 554 正義の偽装ーー -- -- 佐伯啓思 555 心を操る文章術ーーー清水義範 佐伯啓思さえきけいし 九四九 ( 昭和一一十四 ) 年奈良県生まれ京都大学 大学院人間・環境学研究科教授東京大学経済 学部卒。同大学院経済学研究科博士課程単位取 。二〇〇 七年正論大賞著作に『隠された思 考』 ( サントリー学芸賞 ) 、『現代日本のリべラリズ ム』 ( 読売論壇賞 ) 、『反・幸福論』『日本の宿命等 佐伯啓思 正義の偽装 & 4 お 'K / 房 1 9 2 0 2 1 0 0 0 7 4 0 0 I S B N 9 7 8 - 4 - 1 0 ー 6 1 0 5 5 4 - 8 C 0 2 1 0 \ 7 4 0 E ⑧定価 : 本体 740 円 ( 税別 ) 佐 啓 田 554 ー新潮社 554 カバーの言葉 「簡潔こそは智慧の心臟、 冗漫はその手足、飾りにすぎませぬ」 シェイクスピア「ハムレット』福田恆存訳より カバー印刷錦明印刷デザイン新潮社装幀室

世界 2016年07月号

・復刊書目 ■みすず書房 ー吉川弘文館 ー白水社 ■青土社 03 ( 3813 ) 9151 03 ( 3291 ) 7811 凪 03 ( 3814 ) 0131 侃 03 ( 3294 ) 7829 6 ■紀伊國屋書店 ゲォルク・ジンメル / 居安正訳 ヨハンネスラアプリキウス ロラン・バルト / 佐藤信夫訳 五野井隆史 0 2 03 ( 69190519 大瀧啓裕訳 社会学上・下 モードの体系晉日本キリシタン史 6 ー社会化の諸形式についての研究ー 錬金術の世界 の研究 ガャトリ・ O ・スビヴァック 島田虔次 刊 鈴木大野雅子、鵜飼信光、片岡信訳 由良君美 8 ゲォルク・ジンメル / 居安正訳中国の伝統思想円服藤早苗 復文化としての他者引円風狂虎の巻 貨幣の哲学 ( 新訳版 ) % 平安王朝の カルロ・ギンズプルグ クリストファー・ウッドワード エーリッヒ・フロム 共 上村忠男訳 子どもたち サミュエル・べケット 森夏樹訳 佐野哲郎、佐野五郎訳 ー王権と家・ー 片山昇訳 0 歴史・レトリック・ 廃墟論 CO 社ワイマールから 8 円 事の次第 野邑理栄子 帑立証 版ヒトラーへ ( 新装版 ) 陸軍幼年学校体制 第一一次大戦前のドイツの ロバート・グレーヴズ 労働者とホワイトカラー エリック・サティ 0 の研究 多田智満子、赤井敏夫訳 ・法政大学出版局 覚え書 ジョージ・レイコフ この私、 円渡辺実 凪 03 ( 5214 ) 5540 池上嘉彦、河上第作ほか訳 4- 7 円 クラウデイウス 日本食生活史 つ」 ギュンター・アンダース 認知意味論 ( 歴史文化セレクション ) 青木隆嘉訳 ー言語から見た人間の心ー ・東京大学出版会 ーマン・・ディリー 高岸輝 時代おくれの人間上田功、藏本忍、大森正耆 03 ( 6407 ) 1069 ー第ニ次産業革命時代における人間の魂ー持続可北な 繝円室町絵巻の魔カ っ 0 黒田亘 4 ■勁草書房 ー再生と創造の中世ー 発展の経済学 円ギュンター・アンダース 経験と言語 青木隆嘉訳 03 ( 3814 ) 6861 黒田亘 時代おくれの人間下 岩崎武雄 ・オン・デマンド書目 ■未來社 8 4 円ー第三次産業革命時代における人間の魂ー 円知識と行為 カント新装版 03 ( 3814 ) 5521 坂野潤治 ミシェル・アンリ / 青木研ニ訳 ■法政大学出版局 ・オーモン、 < ・ベルガラほか -) ・ボーマン、ルツツ・バッハマン編 武田潔訳 明治憲法体制の見えないものを見る円細樹、田辺俊明、舟場保耆 ーカンディンスキー論ー 映画理論講義 確立 カントと永遠平和 2 円山口誠一 ー映像の理解と探求のためにー ー富国強兵と民カ休養ー ヘーゲル哲学の根源 ミシェル・アンリ / 中敬夫訳 ー「精神現象学一の問いの解明ー フィリップ・ラクーⅱラバルト 芦部信喜 ・ウルフ / 森村進ほか訳 谷口博史訳 身体の哲学と 8 円 円 ノージック 憲法と議会政 現象学 虚構の音楽 円今谷明 ー所有・正義・最小国家ー ービラン存在論についての試論ー 守護領国支配機構 ハンナ・アレント 京極純一 の研究 寺島俊穂、藤原隆裕宣訳 ロイ・ボーター / 目羅公和訳 樋口陽一 日本の政治 イングランド 近代立憲主義と ーリアとしての 8 円ノ 8 0 世紀の社会 ユダヤ人 現代国家新装版 5200 3800 7500 円 円 3500 円 7600 円 9- 2