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新潮45 2016年7月号 新潮社


「 鳥 瞰 」 高 木 亮 新 潮 2016 年 7 月 号 新 潮 社

新潮45 2016年7月号 新潮社


PLINLVS July 2016 148

新潮45 2016年7月号 新潮社


い し 、 ま た 、 生 命 や 自 由 の 擁 護 と い う 人 だ か ら 、 今 日 、 必 要 な も の は 、 ま さ に か け が な さ れ て い た 時 代 で あ っ た 。 そ し 権 主 義 で も な い 。 た だ 、 「 人 間 と は 自 ら シ = ー マ ッ ハ ー が 述 べ た よ う に 、 価 値 の て 、 も し も 、 今 日 、 シ = ー マ ッ ハ ー が 新 の 営 為 の 音 味 を 問 う も の で あ る 」 と い う 、 観 点 か ら 経 済 学 の 理 論 を 相 対 化 す る よ う 鮮 に 響 く の だ と す れ ば 、 わ れ わ れ は 、 し ご く 当 た り 前 の 人 間 観 か ら 出 て く る も な 「 メ タ 経 済 学 」 な の で あ る 。 経 済 に 関 年 代 と 同 様 の 、 大 き な 社 会 的 な 転 換 点 に す る 「 メ タ フ ィ ジ ッ ク ス ( 形 而 上 学 ) 」 さ し か か っ て い る こ と に な る の で あ ろ う 。 の で あ る 。 に も か か わ ら ず そ れ は 、 経 済 学 の よ う と い っ て も よ い 。 人 間 に と っ て 「 よ き こ の 「 反 ・ 幸 福 論 」 で 、 し ば ら く 、 そ の な ~ 科 学 か ら は で て こ な い の で あ る 。 生 」 と は い か な る も の か 、 「 よ き 仕 事 」 よ う な 問 い を 発 し て み た い 。 十 分 に 答 え む し ろ 、 的 学 問 は 時 と し て そ の 障 害 と は 、 「 よ き 物 的 生 活 」 と は 、 「 よ き 組 を 見 出 す こ と は 不 可 能 だ と し て も 、 ど こ に さ え な る 。 な ぜ な ら 、 ~ 科 学 は 、 事 織 」 と は 、 と い っ た 「 メ タ フ ィ ジ ッ ク に 考 え る べ き 鬮 が あ る の か 。 ど う 考 え 実 と 価 値 の 分 離 を こ そ 最 大 の 身 元 証 明 に ス 」 ( の 問 い か け を 決 し て 怠 ら な い 経 済 る べ き な の か 。 読 者 の 皆 さ ん に も 投 げ か け て み た い と 思 う 。 使 い 、 そ の う え で 、 価 値 に つ い て は 咸 ~ 学 が 求 め ら れ て い る の で あ る 。 確 か に 、 E 年 代 と は 、 そ の よ う な 問 い し よ う と す る か ら で あ る 。 7 月 号 2016 第 35 巻 第 7 号 ・ 通 巻 第 411 号 平 成 28 年 7 月 18 日 発 行 ( 平 成 28 年 6 月 18 日 発 売 ) ( 禁 無 断 転 載 ) 定 価 880 円 編 集 兼 発 行 者 三 重 博 一 発 行 所 株 式 会 社 新 潮 社 〒 162-8711 東 京 都 新 宿 区 矢 来 町 71 電 話 [ 編 集 ] 0 5266-5445 [ 営 業 ] 03 弓 266-5111 印 刷 者 北 島 義 俊 印 刷 所 大 日 本 印 刷 株 式 会 社 @2016 SHINCHOSHA Printed ⅲ Japan 来 月 8 月 号 は 、 7 月 19 日 発 売 で す 。

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Z 代 美 術 専 門 」 を う た い 、 次 々 と 現 れ 出 る 色 と 形 を 追 っ 「 現 〇 東 京 品 川 の 邸 宅 を 改 装 て い く の が 楽 し く て 、 歩 を 進 庫 す る 形 で 誕 生 し た の が 原 美 術 め る た び に 心 が 浮 き 立 つ 。 予 館 。 と き は 一 九 七 九 年 で 、 か 備 知 識 が ゼ ロ で も 、 難 し い コ な り 時 代 に 先 駆 け て い た 。 展 ン セ プ ト を 理 解 し な く た っ て 、 示 と 並 行 し て コ レ ク シ ョ ン に 現 代 美 術 作 品 は 充 分 に 楽 し め も 注 力 し 、 こ れ ま で に 収 集 し る と 教 え て く れ る 。 一 九 三 八 年 竣 工 の 邸 宅 を リ た 現 代 美 術 作 品 は 千 点 超 と な っ た 。 そ の 中 の 選 り す ぐ り を フ ォ 1 ム し た 展 示 空 間 の あ ち 館 全 体 に 展 開 し よ 、 つ と い 、 つ の ら こ ち ら に は 、 さ り げ な く 常 が 「 み ん な 、 う ち の コ レ ク シ 設 作 品 も 置 か れ る 。 杉 本 博 司 、 ョ ン で す 」 展 。 横 尾 忠 則 の 大 宮 島 達 男 、 森 村 泰 昌 ら 当 代 一 き な 絵 画 、 ユ ー モ ラ ス か っ グ 流 の 現 代 美 術 作 家 と 、 戦 前 の ロ テ ス ク な ウ ィ リ ア ム ・ ケ ン モ ダ ン 建 築 が 見 事 に 融 合 し た ト リ ッ ジ の 映 像 。 展 示 室 を 移 さ ま も 見 逃 さ ぬ よ う 。 ( ラ イ タ ー ・ 山 内 宏 泰 ) る た び 、 作 品 に 目 を 奪 わ れ る 。 e V 一 e W 原 美 術 館 の エ ン ト ラ ン ス 。 今 に 残 る 責 重 な 戦 前 の モ ダ ン 建 築 で 、 館 自 体 が 鑑 賞 に 堪 え る も の 。 期 は 入 館 迫 ア あ ヒ 2 上 的 ら た で れ 化 彼 尾 間 所 文 と 松 月 時 場 な カ 一 タ オ 「 館 , 催 ・ ま る せ フ き . 休 初 イ の 時 無 時 本 じ 気 イ 日 中 日 通 人 デ 見 幸 年 代 に ( 国 民 目 に 鮮 や か で 、 同 じ 柄 の 手 ぬ ぐ い な ど グ ッ ズ を 買 い 求 め る 7 総 幸 福 量 ) を 提 唱 。 理 な 開 発 を せ ず 、 ゆ っ く り と 人 が あ と を 絶 た な い よ う す 。 目 玉 は 5 年 前 の 来 日 で 美 男 近 代 化 を 進 め る 方 針 を 示 し た 国 、 プ ー タ ン 。 2005 年 の 美 女 つ ぶ り が 話 題 と な っ た 第 調 査 で は % も の 国 民 が 「 し 5 代 国 王 夫 妻 の 衣 装 の 展 示 。 あ わ せ 」 と 回 答 し た ん だ と か 。 今 年 の 2 月 、 待 望 の 王 子 生 誕 そ ん な 幸 せ の 国 と 日 本 の 外 後 、 初 お 披 露 目 の 際 に 着 用 し ・ 館 ま 美 交 関 係 樹 立 周 年 を 記 念 し て て い た も の だ 。 日 閉 時 原 示 休 所 伝 統 を 大 切 に 丁 寧 に 生 き る 開 催 さ れ た 本 展 で は 、 九 州 ほ レ 展 翌 日 場 術 品 ど の 国 土 に 詰 ま っ た プ ー タ ン プ 1 タ ン の く ら し に ど こ か 懐 美 作 ち 嗇 0 代 な の 魅 力 を 生 活 様 式 、 信 仰 、 王 か し さ を 覚 え 、 帰 り 際 に 展 示 2 8 ~ 分 な シ に ア 室 の 三 部 構 成 で 堪 能 で き る 。 の マ ニ 車 を 回 し て 幸 せ の お す ん ク 催 た は み ご と な 伝 統 的 織 物 は 日 本 そ わ け を も ら っ た 。 外 代 み レ ( ラ イ タ ー ・ 与 都 井 花 ) 亠 思 現 的 な 色 彩 感 覚 と 異 な る も の の L ー . コ 時 曜 館 、 館 美 ま 、 を ま : 、 0 を 0 第 グ ル ・ ダ ク ポ 立 像 所 蔵 . ブ ー タ ン 王 国 国 立 博 物 館 July 2016 296

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佐 藤 健 太 郎 サ イ エ ン ス ラ イ タ ー 【 t970 年 兵 庫 県 生 ま れ 。 東 京 工 大 大 学 院 修 士 課 程 修 了 。 主 な 著 作 に 、 炭 素 文 明 論 」 「 国 道 者 」 「 世 界 史 を 変 え た 薬 」 な ど 。 第 ・ 回 「 魔 の 山 」 を 越 え る 国 道 行 号 筆 者 は 自 分 の 車 で 、 こ れ ま で 約 三 二 万 の 気 候 を 大 き く 変 え て し ま う 。 冬 場 、 大 人 公 が 冬 の 江 尸 の 真 っ 青 に 晴 れ た 空 を 見 、 キ ロ を 走 っ て き た 。 も し 、 そ の 中 で 最 も 陸 か ら 吹 き 寄 せ る 季 節 風 は 、 日 本 海 か ら 息 を 呑 ん で 感 動 す る 描 写 が あ る 。 鉛 色 に 感 動 的 だ っ た 体 験 は 何 か と 聞 か れ た な ら 、 た つ ぶ り と 水 蒸 気 の 供 給 を 受 け 、 日 本 の 閉 ざ さ れ た 空 、 隣 家 に 行 く に も 苦 労 す る 一 四 年 前 の 夏 に 走 っ た 渋 峠 ( 群 馬 、 長 野 脊 梁 山 脈 に ぶ つ か る 。 上 空 に 持 ち 上 げ ら ほ ど の 積 雪 、 何 を 生 産 す る わ け で も な い 県 境 ) で の ド ラ イ プ を 挙 げ た い 。 長 野 側 れ て 冷 や さ れ た 水 蒸 気 は 、 雪 と な っ て 降 雪 下 ろ し の 労 働 を 強 い ら れ る 新 潟 の 人 々 か ら 、 篠 突 く 雨 の 中 を や っ と の 思 い で 登 り 注 ぐ 。 本 州 日 本 海 側 が 、 世 界 有 数 の 豪 に は 、 こ の シ ー ン は 多 大 な 共 感 を も っ て り 切 り 、 峠 を 越 え て 群 馬 側 に 出 た 緬 、 雪 地 帯 で あ る の は こ の た め だ 。 一 方 太 平 読 ま れ た こ と だ ろ う 。 都 へ の 道 を 閉 ざ し 、 そ こ に は 真 っ 青 な 夏 の 青 空 が 広 が っ て い 洋 側 に は 山 を 越 え て 乾 い た 刄 の み が 到 膨 大 な 雪 を も た ら す 、 こ の 越 後 山 脈 さ え た の だ 。 山 を 越 え て 天 気 が 変 わ る こ と は 達 し 、 冬 場 は か ら り と 晴 れ た 日 が 続 く 。 な け れ ば ー ー と は 、 古 今 の 新 潟 人 が 、 一 ま ま あ る が 、 峠 ひ と つ で あ そ こ ま で 鮮 や 同 じ 国 と は 思 え ぬ ほ ど の 気 候 の コ ン ト ラ 度 は 必 ず 思 っ た こ と で あ る に 違 い な い 。 か に 天 候 が 切 り 替 わ る 体 験 は 、 あ れ が 初 ス ト は 、 列 島 の 中 心 に 居 座 る 山 脈 の 存 在 当 然 な が ら 、 気 候 の 差 は 各 種 産 業 の あ め て で あ っ た 。 「 歴 史 の 分 水 嶺 」 「 今 夜 が に よ っ て も た ら さ れ て い る の だ 。 り 方 や 住 民 の 人 と な り に も 影 響 を 及 ぼ し 、 峠 」 と い っ た 表 現 は 本 当 な の だ な 、 と 改 棄 の 越 後 長 岡 藩 の 家 老 ・ 河 井 継 之 助 歴 史 の 流 れ さ え も 変 え て し ま う 。 た と え め て 思 い 知 っ た 次 第 で あ っ た 。 の 生 涯 を 描 い た 小 説 「 峠 」 ( 司 馬 遼 太 郎 ) ば 越 後 を 根 拠 地 と し た 上 杉 謙 信 は 、 生 涯 山 と い う 存 在 は 、 そ れ だ け で 広 い 範 囲 に は 、 苦 労 し て 峠 を 越 え 、 江 尸 に 出 た 主 に 一 三 回 も 関 東 遠 征 を 繰 り 返 し た が 、 結 さ と う け ん 、 」 た 」 ろ う 新 潟 県 0 高 , 水 峠 ◆ △ 朝 日 岳 苗 場 山 、 、 、 み な か み 町 0 沼 田 市 長 野 県 17 July 2016 282

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日 本 的 ナ ル シ シ ズ ム の 罪 6 月 の 新 刊 好 評 発 売 中 ! 「 頼 ら れ た い 」 と い う 病 、 消 え な い 「 甘 え の 構 造 」 、 私 た ち の 民 族 的 宿 痾 と は ? 個 人 よ り 集 団 、 論 理 よ り 情 緒 、 現 実 よ り 想 像 ・ : う つ 病 の 急 増 、 プ ラ ッ ク 企 業 や 原 発 事 故 な ど 、 あ ら ゆ る 社 会 問 題 に 通 底 す る 堀 有 申 イ 日 本 人 特 有 の ナ ル シ シ ズ ム の 構 造 と は 。 ◎ 700 円 0 「 甲 。 ム 0 007 一 ・ ~ マ ッ ダ と カ ー プ だ け じ ゃ な い ー , 広 島 は す ご い な せ 広 島 に は 、 独 自 の 戦 略 を 貫 く ュ 一 〒 ク な 会 社 や 人 材 が 多 い の か 日 経 広 島 支 局 長 が 、 そ の 理 由 を 「 群 れ な い 、 媚 び な い 、 靡 か な い 」 安 西 巧 広 島 人 気 質 か ら 説 き 起 こ す 。 ◎ 740 円 978 ト 薈 6 672 ・ 9

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解 故 軍 に は 上 官 が 部 下 の 給 料 を ピ ン ハ ネ す る 慣 習 が あ リ ま す も つ ど も 腐 敗 し て い る の は 軍 の 不 動 産 を 一 手 に 握 る 共 砧 部 門 業 者 か ら 賄 賂 を 取 リ 放 題 総 後 勘 部 軍 の 用 地 を 払 い 、 2 《 下 げ て や る か ら サ イ ド ビ ジ ネ ス も や り 放 題 2 013 年 の 汚 職 逮 捕 数 4 万 5000 人 宅 地 開 発 し て 販 売 価 格 の % を キ ッ ク バ ッ ク し ろ う ち 佐 官 級 760 人 6 了 第 さ ら に 最 高 幹 部 も ・ 除 才 厚 ・ 上 将 ( 国 家 中 央 軍 事 委 員 会 副 主 席 ) 共 站 部 門 の 中 将 ・ 谷 俊 山 の 汚 職 額 は 、 な ん ど 3000 億 円 超 ! 谷 俊 山 十 将 ( 総 後 勤 部 副 部 長 ) ま さ に 国 く る み の 汚 職 で す ! 習 近 平 ・ 国 家 主 席 の 親 族 の 名 も 「 ハ ナ マ 丈 書 」 に CO Lu ) 元 実 家 に は ト ラ ッ ク 4 台 分 の 財 宝 が 隠 さ れ て い ま し た 純 金 の 洗 面 台 に 純 金 の 毛 沢 東 像 ! 0 July 2016 262

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ポ ロ に の め り 込 む 世 界 の 大 富 豪 た ち 全 米 オ ー プ ン ポ ロ 選 手 権 観 戦 記 決 勝 は 、 ド バ イ の 大 富 豪 の 息 子 の チ ー ム と 米 国 ア ム ウ ェ イ 会 長 の チ ー ム 。 見 渡 す 限 り 芝 生 の 平 原 に 、 100 頭 余 り の 馬 た ち が 静 か に 出 番 を 待 っ て い た 。 チ だ 。 会 扁 ~ 〔 交 ク ラ ブ で あ る 。 大 金 持 ち が 集 っ た 全 米 大 会 「 ミ ス タ ー ・ ト ラ ン プ は た ま に 娘 の イ ヴ 4 月 幻 日 ( 日 曜 日 ) は 朝 か ら 雲 ひ と っ 無 い 久 し ぶ り の 快 晴 だ っ た 。 ま る で デ ュ ア ン カ を 連 れ て ポ ロ を 観 に 来 ま す 。 マ ー パ ー ム ビ ー チ は フ ロ リ ダ 半 島 の 南 、 フ ィ の 絵 画 の よ う な 淡 い 色 彩 の 碧 が 混 じ ラ ー ゴ の 前 庭 で も 、 1S2 年 前 に チ ャ リ 大 西 洋 に 面 す る ~ 〕 リ ゾ ー ト 地 で あ る 。 テ ィ ポ ロ 試 合 が 開 か れ ま し た よ 」 こ こ か ら 飛 行 機 で 1 時 間 も 飛 べ ば 、 そ こ り あ う 穏 や か な 海 。 燦 々 と 降 り 注 ぐ フ ロ リ ダ の 太 陽 を 浴 び て 、 大 富 豪 た ち の 白 亜 と は 、 あ る ポ ロ 関 係 者 の 弁 で あ る 。 5 は も う カ リ ブ 海 に 浮 か ぶ バ ハ マ 諸 島 だ 。 温 暖 な こ の 地 は 世 界 指 折 り の ポ ロ 競 技 の の 館 が ま ば ゆ い ほ ど に 輝 い て い る 。 た め つ 星 ホ テ ル の 前 を 通 り か か る と 「 ト ラ ン メ ッ カ で も あ り 、 全 米 オ ー プ ン の 会 場 と 息 が で る ほ ど の 豪 邸 が 大 西 洋 沿 い に 建 ち プ に 投 票 し よ う 」 と 黄 色 い 文 字 で 書 か れ な る イ ン タ ー ナ シ ョ ナ ル ポ ロ ク ラ ブ (— 並 ぶ サ ウ ス オ ー シ ャ ン 通 り を 車 で 走 っ て た 、 ~ 蛮 辛 子 色 の 奇 抜 な キ ャ ン ペ ー ン カ ー が さ り げ な く 横 付 け さ れ て い た 。 (o) を 筆 頭 に 、 大 ・ 中 ・ 小 規 模 の ク ラ い る と 、 さ ん ざ め く 波 ま で が ま る で ダ イ 今 年 で 112 回 目 を 迎 え た 全 米 オ ー プ ア モ ン ド の 粒 の よ う に 煌 め い て 見 え て く プ や 各 チ ー ム 専 用 の 厩 舎 な ど が 集 甲 し 、 る 。 そ ん な 舞 れ の 大 豪 邸 群 の 中 で も ひ ン ポ ロ チ ャ ン ピ オ ン シ ッ プ は 、 英 ・ ア ル 100 面 近 く の ホ ロ フ ィ ー ル ド が あ る 。 ア メ リ カ ボ ロ 界 が 誇 る 世 界 で 唯 一 の ポ ロ と き わ 目 を 惹 く お 城 が 、 ド ナ ル ド ・ ト ラ ゼ ン チ ン ・ ス 。 ヘ イ ン の オ ー プ ン 大 会 と 並 ン プ が 経 営 す る マ ー 一 フ ー ゴ ク ラ ブ と い う ぶ ポ ロ 四 大 大 会 の ひ と つ 、 米 国 で 最 も 伝 殿 堂 博 が あ る の も 、 こ こ 。 ハ ー ム ビ ー ノ ン フ ィ ク シ ョ ン ラ イ タ ー 19 5 7 年 東 京 都 生 ま れ 。 慶 應 大 学 卒 、 筑 波 大 学 大 学 院 博 士 課 程 単 位 取 得 退 学 。 元 ポ ロ 殿 堂 博 物 館 ( 米 国 ) 国 際 委 員 。 ポ ロ 研 究 に お け る 日 本 の 第 一 人 者 。 著 書 に 「 ポ ロ そ の 歴 史 と 精 神 」 ( 朝 日 新 聞 社 ) ほ か 。 森 美 香 も り み か July 2016 132

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ジ ャ ー ナ リ ス ト 大 学 卒 業 後 、 出 版 社 を 経 て 取 材 記 者 と な 週 刊 ポ ス ト 、 週 刊 朝 日 な ど の 雑 誌 を 中 心 に 、 カ ル ト や 暴 力 団 、 警 察 の 裏 金 や 不 祥 事 の 内 幕 、 情 報 機 関 の 実 像 、 税 の 無 官 公 庁 デ ー タ ベ ー ス へ の 入 力 作 業 は 、 多 く が 中 国 で 行 わ れ て い る 駄 遣 い 、 天 下 り 問 題 な ど を レ ポ ー ト 。 ど ん な に 対 策 を 講 じ て も 、 そ の 現 場 か ら 情 報 は 洩 れ て い く の た い こ と は 大 い に 気 に な る が 、 そ も そ も な し て 挙 げ ら れ た の が 、 公 安 調 査 庁 や 内 閣 日 本 人 は な ぜ 捕 ま っ た か ぜ 、 こ う い っ た こ と が 起 こ っ た の か 情 報 調 査 室 の 機 密 デ ー タ の 人 っ て い る コ 多 数 の 日 本 人 た ち が ス 。 ( イ の 疑 い で 中 そ れ も お ざ な り に で き な い 。 不 思 議 な こ ン ピ = ー タ ー の 盛 旦 状 況 だ 。 機 密 保 持 の 国 に 拘 束 さ れ て か ら 1 年 が 過 ぎ た 。 公 安 と に 、 い ず れ も が 中 国 人 り し た 直 後 、 い た め に ス タ ン ド ・ ア ロ ン す な わ ち 外 部 と 調 査 庁 の エ ー ジ ェ ン ト ( 協 力 者 ) と さ れ ま だ 情 報 収 集 も ろ く に 行 っ て い な い 時 点 の 接 続 を 断 っ た 環 境 下 に あ り 、 し つ か り る 4 名 の ほ か 、 内 閣 情 報 調 査 室 の エ ー ジ で 早 く も 公 安 当 局 に 摘 発 さ れ た と い う の と 保 全 さ れ て い る と い う の で あ る 。 し た エ ン ト も 川 名 以 上 が 身 柄 を 押 さ え ら れ た で あ る 。 が っ て 、 エ ー ジ ェ ン ト ・ リ ス ト な ど の 機 ま ま 、 い ま だ 解 放 さ れ ぬ 状 況 に あ る と 言 一 説 に は 、 公 安 調 査 庁 や 内 閣 情 報 調 査 密 が 抜 け る と し た ら 、 そ れ は 内 部 の 人 間 わ れ て い る 。 室 の デ ー タ が 中 国 に よ っ て ハ ッ キ ン グ さ の 手 を 通 し て 以 外 に な い 、 と い う わ け だ 。 拘 束 さ れ て い た う ち の ひ と り が 今 年 5 れ 、 エ ー ジ ェ ン ト ・ リ ス ト が 漏 れ た か ら だ が 、 当 の 公 安 調 査 庁 や 内 閣 情 報 調 査 月 に 起 訴 さ れ た も の の 、 そ の 容 疑 す ら 定 だ 、 と さ れ る 。 拘 束 の 事 実 が 明 ら か に な 室 は 、 い ず れ の 説 も 明 確 に 否 定 し た 。 ハ か で な い こ と や 、 そ れ 以 外 の ひ と た ち の っ た 昨 年 秋 以 降 、 そ ん な 説 が 流 れ た 。 ッ キ ン グ の 可 能 性 は あ り え な い と す る 一 動 向 が 一 切 、 明 ら か に さ れ て い な い こ と 、 そ れ に 対 し 、 ″ も ぐ ら ( 潜 人 ス パ イ ) 〃 方 で 、 そ れ か ら 日 本 政 府 が ま っ た く 動 い て い な が い る と の 説 も 流 布 さ れ た 。 そ の 根 拠 と 「 そ も そ も エ ー ジ ェ ン ト ・ リ ス ト な ど の 官 公 庁 デ ー タ ベ ー ス か ら 中 国 に 流 出 す る 個 人 情 報 中 国 対 日 工 作 の 最 前 線 時 任 兼 作 と き と う け ん さ く JuIy 2016 94

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き 立 て ら れ た エ リ ー ト が 劇 場 に 押 し か け 、 け た か ら だ っ た 。 キ ン プ リ の 応 援 上 映 が 際 に キ ン プ リ を 観 た と こ ろ で わ か っ た 気 「 い ま の う ち に 体 験 し と か な い と ! 」 と た び た び メ デ ィ ア で 取 り 上 げ ら れ て い る に な ど ま っ た く な れ な い と い う の に 、 な 新 し く プ リ ズ ム の 彼 方 へ 飛 び 込 む 勇 者 も が 、 マ ッ ド マ ッ ク ス も 立 川 シ ネ マ シ テ ィ ん と 愚 か で 浅 は か だ っ た の だ ろ う 。 後 を 絶 た ず 、 焼 け 石 に 水 ど こ ろ か 火 に 油 で の 極 上 爆 音 上 映 が 話 題 に な っ て い た 。 三 月 初 旬 、 最 初 に 通 常 上 映 で キ ン プ リ を 注 ぐ 結 果 と な っ て い る 。 私 の 最 寄 り の ス ト ー リ ー は 極 め て シ ン プ ル 、 だ が そ こ を 観 終 わ っ た 時 、 私 は 映 画 の 内 容 を ほ と 劇 場 も 上 映 延 長 を 続 け て い て 、 「 体 力 的 に 映 画 数 十 本 分 の 情 報 量 が ぶ ち こ ま れ て ん ど 覚 え て い な か っ た 。 正 気 の 沙 汰 と は に も 時 間 的 に も き つ い か ら 早 く 終 わ っ て い る の で 、 処 理 が 追 い っ か ず 鑑 賞 後 ど っ 思 え な い 奇 想 天 外 な 映 像 を 一 時 間 浴 び る ほ し い ! 」 「 私 が 死 ぬ ま で 上 映 を 続 け て と 疲 労 感 が 襲 っ て く る と い う 点 も 共 通 し よ う に 食 ら い 、 あ ま り の シ ョ ッ ク に 記 憶 く れ ! 」 と い う 相 反 す る 気 持 ち に 引 き 裂 て い る 。 や は り キ ン プ リ は 女 児 向 け マ ッ 障 害 を 起 こ し て し ま っ た の だ 。 な に が な か れ そ う に な っ て い る 。 つ ら い 、 し あ わ ド マ ッ ク ス な の で あ る 。 ん だ か わ か ら ぬ ま ま 茫 然 と し 、 た ま た ま せ : : : キ ン プ リ は い い ぞ : で は い っ た い な に が 我 々 を そ こ ま で 夢 同 じ 回 を 観 て い た 知 人 と 「 な ん か よ く わ 中 に さ せ 、 雪 だ る ま 式 に フ ァ ン を 増 や し か ら な か っ た け ど す ご か っ た 」 「 う ん 、 雪 だ る ま 式 に 増 え る リ ピ ー タ ー 続 け て い る の だ ろ う 。 『 KING OF PRISM す ご か っ た 」 と ま る で 難 解 な 前 衛 映 画 を 熱 狂 的 な フ ァ ン が 何 度 も 劇 場 に 足 を 運 by PrettyRhythm 』 は 「 ア イ ス ス ケ ー 観 た 直 後 の よ う な 会 話 を ひ た す ら ル ー プ び 、 「 ま だ 五 回 し か 見 て い ま せ ん 」 と 申 ト 」 「 ダ ン ス 」 「 歌 ー の 三 要 素 を 組 み 合 わ し な が ら 劇 場 の 外 へ 出 る と 、 春 の は じ め し 訳 な さ そ う に 鑑 賞 回 数 を 申 告 す る 。 鑑 せ た プ リ ズ ム シ ョ ー の 世 界 で 絶 大 な 人 気 の や わ ら か な タ 闇 の 中 、 け れ ど た し か に 法 魔 賞 後 し ば ら く は 一 一 一 呈 中 枢 を や ら れ 、 極 端 を 誇 る 「 Over The Rainbow 」 の 三 人 と 、 世 界 が 輝 い て 見 え た 。 の に 語 彙 が 少 な く な る 。 そ れ に し て も こ の 彼 ら に 憧 れ 明 日 の プ リ ズ ム ス タ ア を 目 指 新 し く な に か の 作 品 に 触 れ る 時 、 「 こ カ 現 象 、 な ん だ か 身 に 覚 え が あ る よ う な す 少 年 た ち の 青 春 群 像 劇 で あ る 。 の タ イ プ の 作 品 に は こ う い う キ ャ ラ が 出 お 。 そ う 、 昨 年 公 開 さ れ た 『 マ ッ ド マ ス ト ー リ ー だ け を 抜 き 出 す と 、 「 は い て き て こ う い う 展 開 が : : : 」 と 無 音 呱 の め は い 、 イ ケ メ ン が い つ ば い 出 て く る 腐 向 う ち に こ れ ま で の 蓄 積 か ら 予 測 を た て る ッ ク ス 怒 り の デ ス ・ ロ ー ド 』 で あ る 。 が そ も そ も 私 が 最 初 に キ ン プ リ に 興 味 を 持 け ア ニ メ ね 。 そ ん な の 観 な く て も 大 体 わ も の だ が 、 キ ン プ リ に は そ の 理 屈 が 通 用 人 っ た の は 「 キ ン プ リ は 女 児 向 け マ ッ ド マ か る わ 」 な ん て 思 わ れ そ う だ が 、 私 も キ し な い 。 映 画 の 冒 頭 で は 、 は じ め て プ リ ッ ク ス 」 と い う 島 を ツ ィ ッ タ ー で 見 か ン プ リ を 観 る ま で は そ う 思 っ て い た 。 実 ズ ム シ ョ ー を 訪 れ た 主 人 公 の 一 条 シ ン が