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検索対象: リング
292件見つかりました。

1. リング

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2. リング

してそうするのか、偶然が導くのかは知らないが、足元にぼっかりと穴が開いたような底 なしの恐怖を人に与えることができるのだ、とぼくは考えを変えざるをえなかった。それ ほどまでに、『リング』という物語は恐い物語だったのである。 実際の話、『リング』を読み終わったのは梅雨のまっ盛りの午後十時過ぎだったのだが そのときのことは、いまだによく覚えているーーーぼくは、一人で部屋にいることに耐 えられなくて、新宿までタクシーを飛ばして仲間がたむろする飲み屋へ駆けつけた。一人 でいることがなんだか無性に恐く、一人でトイレヘ行くのが怖くてしかたのなかった子供 の時のように、他人のぬくもりを求めてしまったのだ。そう、理性ではなく本能を直撃す るような恐さが、『リング』にはあったのだ。こんなこと、恥ずかしながら、初めての体 験だっこ。 それほどまでの恐怖を、『リング』よ、 をしかにしてぼくに与えたのか ? それはひとえに、 鈴木光司が生みだした、新しいモンスターのせいである。そのモンスターは、活字の合間 から姿を現すやいなや、たちまちのうちに・ほくの理性を食い破り、長いこと忘れていた恐 怖の謝罘を暗示してい 0 たのだ。 物語の発端は、四人の少年少女たちのの突然死にはじまゑ四人とも、同じ日の同じ 時刻に申し合わせたように心不全で死ぬ。死んだ少女の父に当たる主人公が原因を調べ はじめ、見た人間の一週間後の死を予告する恐怖の ( まさしく恐怖の ! ) ヴィデオ・テー プを見てしまう。そのテープの末尾には死を回避するための方法が描かれているはずなの

3. リング

まれない気持ちになった。自分自身に対するごうごうたる非難 : : : 、そんな気がしたのだ。 画面が変わると、木製の台の上に、一台のテレビがあった。回転式のチャンネルを持っ たかなり古い型の四型で、うさぎの耳の形をした室内アンテナを木枠でできたキャビネッ トに乗せている。劇中劇ならぬ、テレビの中のテレビ。中のテレビにはまだ何も映っては いなかった。電源が入っているらしく、チャンネル横のパイロットラン。フが赤く灯ってい る。画像の中の、テレビ画面がジジッと揺れた。元に戻り、またジジッと画面が乱れる。 その間隔が短くなったかと思うと、。ほんやりとではあるが、ひとつの文字が浮かんだ。ど うにか「貞」と読める。貞の字は時々乱れ、歪んで、貝という字になったりしながら消え ぞうきんふ ていった。チョークで書かれた黒板の文字が、濡れ雑巾で拭き取られるような消え方であ っこ 0 見ているうちに、浅川は妙な息苦しさに襲われていった。心臓の鼓動が聞こえ、動脈を 流れる血の圧迫を感じる。それから、匂い、感触、舌を刺す甘酸つばい味。時々ふと思い 出したように現れる映像と音以外の媒体が、どういう仕組みで五感を刺激してくるのかと、 不思議に思う。 急に、男の顔が現れた。これまでの映像と違い、この男には確かに生ぎているという生 命の鼓動があった。見ているうちに嫌悪感を覚えた。なぜ自分が嫌悪感を抱いてしまうの かわからない。特に醜男というわけでもなかった。額がわずかに後退してはいるが、どち らかといえばいい男の部類に入る。ただ、目に危険な色を宿している。獲物を狙う獣の目。 ゆが ねら とも

4. リング

186 わめ せて、『幽霊を見た ! 』って大声で喚きやがった。トイレのドアを開けようとしたら、流 しの横のごみ箱の影に小さな女の子の泣き顔を見たんだとよ。その場にいたオレ以外の十 人はどんな反応をしたと思う ? 「半分信じて、半分は笑った、そんなところじゃないか。 竜司は首をふる。 「怪奇映画とかテレビの世界だとそうなる。最初は皆信じなくて、そのうち一人一人怪物 というパターンだ。しかしなあ、現実は違う。だれひとり例外なく、彼 に襲われて・ : とんなグループ の話を信じたんだ。十人ともな。十人が特別に弱虫だったからじゃない。・ で実験しても、同じ結果が出るに決まってる。根源的な恐怖心、こいつは人間の本能の中 に組み込まれてる 「例の四人がビデオを信じなかったのはおかしい、そう言いたいのか ? 」 竜司の話を聞くうちに、浅川はふと鬼の面を見て泣き出した娘の顔を思い出していた。 そして、あの時の当惑、な・せ、鬼の面が恐いってことをこの子は「知ってーいるのか。 「うーん、いや、あの映像はストーリー性もないし、見ただけではそれほど恐いものでは ない。だから、信じないこともあるだろう。しかし、あの四人はなんとなく心に引っ掛か らなかっただろうか。どうだ、おまえなら、オマジナイを実行すれば、死の運命から逃れ られる、としたら、たとえ信じなくとも実行してみようかという気にならないか。第一 やっ ひとりくらい抜け駆けする奴がいてもおかしくない。その場は他の三人の手前強気を装っ

5. リング

309 午前十一時、時間との戦いがまた始まろうとしていた。しかも、今回は、たったひとりで 戦わなければならない。竜司はもういないのだ。こんなところにへたり込んでいるわけに をいかない。早く行動を起こさねば : : : 、早く早く 表通りに出て、道の混雑具合を見る。電車よりも車のほうが早そうだ。浅川は横断歩道 を渡り、路上駐車しておいたレンタカーに乗り込んだ。妻と娘を迎えに行こうと、返却を 明日までに延長しておいたのが幸いした。 これは一体どういうことなんだ ? 浅川はハンドルを握りながら、考えをまとめようとした。様々なシーンがフラッシュ。ハ よみがえ ックのごとく甦り、ひとつにまとまるどころではない。考えるほどに頭の中は収拾がっか なくなり、事柄と事柄を結ぶ糸が絡み合ってパンクしそうだ。落ち着け ! 落ち着いて考 えろ ! 浅川は自分に言い聞かせた。そしてようやく、ポイントをどこに絞るべきかが明 らかになってきた。 ・ : まず、オレたちはオマジナイ、すなわち死の運命から逃れる方法を発見したわけで グはないということ。つまり、山村貞子は、自分の遺骨が発見され、供養してもらいたいと ン望んでいたわけではないのだ。彼女の望みはまったく別のところにある。なんだ ? それは一体。もっとわからないのは、オマジナイの謎を解いてないにもかかわらず、なぜ、 オレはこうして生きていられるのかということ。どういうことなんだ。説明してくれよ。 なぜオレだけが生きていられる ?

6. リング

300 なぜか、目をそらすことができない。じっと見つめた。呼吸があらい。疑念が顔をのそか せる 9 論理的な思考が働く余地はなく、イメージばかりが先走った。 「ヤべ工、やって来やがった : : : 」 竜司は机の縁に両手をそえて、背後の気配をうかがった。アパ ートは表通りを入った静 かなところにあって、通りの雑踏は種々入り混じって判然としない。急発進する車のエン ジンやタイヤの泣き声が時々際立つくらいで、街の音は・ほんやりとひと固まりになって背 後の空間を右に左にと浮遊していた。じっと耳を澄ますと、それそれの音の源が何なのか わかるものもあった。中には虫の声も含まれている。その、混然一体となった音の群れが、 ふわふわと人魂のように揺れだしたのだ。現実感が遠のいていく : 、竜司はそんな印象 すきま を持った。そして、現実が離れた分、竜司の体の回りに隙間ができ、そこに得体の知れな い霊気が漂った。冷え冷えとした夜気と、肌にまとわりつく湿気が、陰影となって身に迫 ってくる。心臓の鼓動が、カチカチと鳴る時計の秒針を追い抜き、一段と早くなった。気 つば 配が胸を圧迫していた。竜司はもう一度時計を見た。九時四十四分。見るたびに、唾を何 度も飲み込んだ。 : 一週間前、オレが浅川の家でビデオを見たのは何時だっけ ? 九時頃あいつのとこ ろのべイビーちゃんがおネンネするとか言ってたから : 、その後プレイボタンを押した として : : : 見終わったのは : 竜司は自分がビデオを見終わった時間をはっきりと把握していなかった。しかし、ポチ

7. リング

166 る。黒い幕は目を閉じた瞬間なんだよ」 再び吐き気に襲われた。最初にこれを見終わった時、浅川はトイレに駆け込んだが、今 度のほうが悪寒はもっとひどかった。自分の体に何者かが入り込んでしまった ! そう思 えてならない。機械が録画したのではなく、ある人間の、目、耳、鼻、舌それに皮膚感覚、 ようするに人間の五感のすべてがこんな映像を録画したのだ。この悪寒、たまらない程の 震え、それは、何者かの影がすうっと自分の感覚器官の中に入り込んだことによるもの : 。浅川は体の中の異物と同じ視点でこの映像を見ていたのだ。 ぬぐ 拭っても拭っても、額からは冷たい汗が流れ出る。 「知ってるか、おい。個人差はあるが、まばたきの平均回数は、男が毎分二十回で、女が 毎分十五なんだ。だからよお、この映像を録画したのは、女かもしれねえなあ 浅川には言葉が聞こえてなかった。 「へへへ、どうした ? おまえ、死人みてえな顔してやがるそ」 竜司が笑った。 「なあ、もっと楽観的に考えろよ。オレたちは一歩解決に近づいたんだぜ。この映像があ る人物の感覚器官によって記録されたものとすれば、オマジナイの中身はその人物の意志 と関係してくるだろ。つまり、この人物は我々に何かをしてもらいたいんだ」 みみもと 浅川の思考は一時的に機能を失っている。竜司の声が耳許に響いてはいるが、意味が頭 にまで届かないのだ。

8. リング

坂東齢人 活字を読んで、あるいは映像を見て、本当に恐い思いをすることなど、滅多にあること ではない。 キング・オヴ・モダンホラー スティーヴン・キングは・ほくが敬愛してやまない作家の リウッドが続々と制 一人ではあるが、彼の小説を読んで、恐い、と思ったことはない。ハ 作するホラー映画は、実際にはショッカーやスプラッタやスリラーであり、恐いという感 きようがく 情ではなく、驚愕や嫌悪、サスペンスを見るものに提供するだけである。そこには恐怖の かけらすら存在していないように、・ほくには思える。 才能にれた物語作家や、映像作家がありとあらゆるテク = ックを駆使してこちらを恐 がらそうとしてみたところで、この・ほくが、三日酒を断ったときに見た悪夢の足元にすら 説 をない。モンスターもヴァンパイアも狼男もこの世にはいない。今の世の中、死以上の たた 解恐布をぼくたちに与えてくれるものといったら、まったき孤独の中に叩き込まれるか、ド 7 ラッグが見せる幻覚しかないのではないか。 と、鈴木光司の『リング」を読むまではそう思っていた。真の才能に溢れた者は、計算 解説

9. リング

111 たのか。それとも、単に、オマジナイを実行しなかったから殺されたのか。いや、それ以 こ、オマジナイを消してしまったのが本当に例の四人かどうか、その確認が必要だ。ひ よっとして、四人が見た時もう既にオマジナイが消されていたってこともある」 「確認するっていっても、どうやって ? 四人に聞くことはできないぜ」 浅川は冷蔵庫からビールを取り出し、グラスについで竜司の前に置いた。 「まあ、見てみろや」 竜司はビデオのラストを再生し、オマジナイを消している蚊取り線香のの終わる瞬 ねら 間を狙って一時停止させ、ゆっくりとコマ送りをしていった。行き過ぎ、戻し、また停止、 。すると、ほんの一瞬、テーブルを囲んで座る三人の人間のシーンが現れた。 コマ送り : すんでの所で、 0 のはさまれた番組のシーンが引っ掛かっていたのだ。その番組は夜十 一時から放送される全国ネットのナイトショウで、三人のうちのひとりはだれもが知って いる白髪の流行作家、ひとりは若く美しい女性、そしてもうひとりは関西を中心に活躍す る若手落語家であった。浅川は画面に顔を近づけた。 グ「おまえ、この番組知ってるだろ」 ン 竜司が聞いた。 「 Z で放送中のナイトショウだ」 「だろ ? 流行作家は司会者、女はアシスタント、でもって、落語家はこの日のゲストっ てわけだ。だからよ、この落語家をゲストに迎えた日がいつなのかわかれば、四人がオマ

10. リング

258 「いや、できない てんねんとう 「それともうひとっ確認したい。山村貞子を犯した時、あんたはもう既に天然痘にかかっ ていたんだな」 長尾はうなずいた。 「てことはよお、日本で最後に天然痘に感染したのは山村貞子ってことになるんじゃねえ か ? 」 死の間際、山村貞子の身体に天然痘ウイルスが侵入したのは間違いない。しかし、彼女 はその後すぐ死んだのだ。宿主である肉体が滅べば、ウイルスも生きていることはできな 、感染したとはいえないだろう。長尾はどう答えていいかわからず、伏し目がちに竜司 の視線を避けるだけで、はっきりとした返事は返さなかった。 「おい、なにしてる ! 早く行くそ」 浅川は玄関口に立って、竜司を急かした。 「けつ、 しい思いしやがってよ 竜司は人差指でピンと長尾の鼻頭を弾くと浅川の後を追った。 理屈で説明できるわけではないが、小説を読んだり、くだらないテレビドラマを見たり じようとう の経験から、話の展開がこうなった場合の常套手段のように感じられた。しかも、展開の からだ せ はじ