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検索対象: 岸信介―権勢の政治家 (岩波新書 新赤版 (368))

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岸信介―権勢の政治家 (岩波新書 新赤版 (368))


参 考 文 献 Ⅱ 雑 誌 ( 引 用 し た も の の み ) 小 林 一 三 「 大 臣 落 第 記 」 ( 『 中 央 公 論 』 昭 和 16 年 5 月 号 ) 岸 信 介 「 我 が 思 ひ 出 の 記 」 「 保 守 結 集 に つ い て 」 ほ か ( 『 風 声 』 創 刊 号 ・ 第 2 号 ・ 第 4 号 ・ 第 5 号 ・ 第 7 号 ・ 第 8 号 ・ 第 10 号 ・ 第 11 号 , 箕 山 会 , 昭 和 28 ~ 31 年 ) 佐 藤 市 郎 「 弟 ・ 信 介 , 栄 作 を 語 る - ー 一 世 評 と 反 対 な 兄 弟 愛 」 ( 『 文 藝 春 秋 』 昭 和 30 年 1 月 号 ) 星 野 直 樹 「 岸 信 介 来 り 又 去 る 」 ( 『 特 集 文 藝 春 秋 ・ 人 物 読 本 』 昭 和 32 年 10 月 ) 桐 生 一 郎 「 岸 ・ 佐 藤 一 家 の 華 麗 な 履 歴 書 」 ( 『 諸 君 ! 』 昭 和 45 年 7 月 号 ) I 岸 信 介 著 者 に よ る イ ン タ ビ 、 獄 中 記 録 横 浜 獄 中 作 ( 詩 ) 大 森 獄 中 作 ( 詩 ) 一 次 資 料 ー ( 昭 和 55 年 12 月 ~ 57 年 4 月 ) 獄 中 日 記 ( 昭 和 21 年 3 月 1 日 ~ 23 年 12 月 23 日 ) ー ー 巣 鴨 プ リ ズ ン に て 獄 中 絶 句 ー ー ー 巣 鴨 プ リ ズ ン に て 獄 中 詩 ー ー ー 巣 鴨 プ リ ズ ン に て 断 想 録 - ー ー 巣 鴨 プ リ ズ ン に て 書 簡 類 ー ー 巣 鴨 プ リ ズ ン か ら 手 帳 ( 昭 和 46 年 ~ 61 年 ) 手 帳 ( 昭 和 55 年 ~ 58 年 ) ー ー 旅 行 日 記 日 記 ( 昭 和 50 年 1 月 1 日 ~ 61 年 12 月 19 日 ) 4

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林 茂 ・ 辻 清 明 編 『 日 本 内 閣 史 録 』 ( 2 , 3 , 4 ) 第 一 法 規 , 昭 和 56 年 東 郷 文 彦 『 日 米 外 交 三 十 年 』 世 界 の 動 き 社 , 昭 和 57 年 伊 藤 隆 『 昭 和 期 の 政 治 』 山 川 出 版 社 , 昭 和 58 年 岸 信 介 『 岸 信 介 回 顧 録 ー ー 保 守 合 同 と 安 保 改 定 』 廣 済 堂 , 昭 和 58 年 角 田 順 編 『 石 原 莞 爾 資 料 ー ー 国 防 論 策 篇 [ 増 補 版 ] 』 原 書 房 , 昭 和 59 年 赤 松 貞 雄 『 東 条 秘 書 官 機 密 日 誌 』 文 藝 春 秋 , 昭 和 60 年 高 木 惣 吉 『 高 木 惣 吉 日 記 』 毎 日 新 聞 社 , 昭 和 60 年 読 売 新 聞 政 治 部 編 『 権 力 の 中 枢 が 語 る 自 民 党 の 三 十 年 』 読 売 新 聞 社 , 昭 和 60 年 渡 辺 京 二 『 北 一 輝 』 朝 日 新 聞 社 , 昭 和 60 年 石 田 博 英 『 私 の 政 界 昭 和 史 』 東 洋 経 済 新 報 社 , 昭 和 61 年 『 国 史 大 辞 典 』 ( 第 8 巻 ) 吉 川 弘 文 館 , 昭 和 62 年 武 藤 富 男 『 私 と 満 州 国 』 文 藝 春 秋 , 昭 和 63 年 原 彬 久 『 戦 後 日 本 と 国 際 政 治 一 一 安 保 改 定 の 政 治 力 学 』 中 央 公 論 社 , 昭 和 63 年 岸 信 介 伝 記 編 纂 委 員 会 編 『 人 間 岸 信 介 波 瀾 の 九 十 年 』 岸 信 介 遺 徳 顕 彰 会 , 平 成 元 年 木 下 道 雄 『 側 近 日 誌 』 文 藝 春 秋 , 平 成 2 年 寺 崎 英 成 『 昭 和 天 皇 独 白 録 ー ー 寺 崎 英 成 ・ 御 用 掛 日 記 』 文 藝 春 秋 , 平 成 3 年 原 彬 久 『 日 米 関 係 の 構 図 』 NHK ブ ッ ク ス , 平 成 3 年 大 江 志 乃 夫 『 御 前 会 議 』 中 公 新 書 , 平 成 3 年 岩 見 隆 夫 『 新 版 ・ 昭 和 の 妖 怪 岸 信 介 』 朝 日 ソ ノ ラ マ , 平 成 6 年 ( 第 14 巻 ) 日 本 図 書 セ ン タ ー , 平 成 5 年 粟 屋 憲 太 郎 ・ 吉 田 裕 編 集 ・ 解 説 『 国 際 検 察 局 ( IPS ) 尋 問 調 書 』 コ ・ 文 藝 春 秋 , 平 成 4 年 安 倍 洋 子 『 わ た し の 安 倍 晋 太 郎 3 岸 信 介 の 娘 と し て 』 ネ ス

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参 考 文 献 ( 刊 行 年 順 ) I 書 籍 河 村 彌 一 郎 編 『 田 布 施 町 誌 』 昭 和 13 年 帆 足 計 『 統 制 会 の 理 論 と 実 際 』 新 経 済 社 , 昭 和 16 年 下 村 海 南 『 終 戦 秘 史 』 講 談 社 , 昭 和 25 年 鳩 山 一 郎 『 鳩 山 一 郎 回 顧 録 』 文 藝 春 秋 新 社 , 昭 和 32 年 吉 本 重 義 『 岸 信 介 伝 』 東 洋 書 館 , 昭 和 32 年 二 木 会 編 『 三 木 武 吉 』 三 木 会 , 昭 和 33 年 河 上 丈 太 郎 ( 編 集 者 代 表 ) 『 麻 生 久 伝 』 麻 生 久 伝 刊 行 委 員 会 , 昭 和 33 年 北 一 輝 「 国 体 論 及 び 純 正 社 会 主 義 」 , 『 北 一 輝 著 作 集 』 ( 第 一 巻 ) み す ず 書 房 , 昭 和 34 年 北 一 輝 「 国 家 改 造 案 原 理 大 綱 」 , 『 北 一 輝 著 作 集 』 ( 第 二 巻 ) み す ず 書 房 , 昭 和 34 年 西 村 熊 雄 『 安 全 保 障 条 約 論 』 時 事 新 書 , 昭 和 34 年 通 商 産 業 省 『 商 工 政 策 史 』 ( 第 九 巻 ) 商 工 政 策 史 刊 行 会 , 昭 和 36 年 吉 野 信 次 『 お も か じ と り か じ ー ー ー 裏 か ら み た 日 本 産 業 の 歩 み 』 通 商 産 業 研 究 社 , 昭 和 37 年 ダ グ ラ ス ・ マ ッ カ ー サ ー ( 津 島 一 夫 訳 ) 『 マ ッ カ ー サ ー 回 想 記 』 恒 文 社 , 昭 和 39 年 迫 水 久 常 『 機 関 銃 下 の 首 相 官 邸 ー ー ー 2 ・ 26 事 件 か ら 終 戦 ま で 』 佐 藤 栄 作 『 今 日 は 明 日 の 前 日 』 フ = イ ス , 昭 和 39 年 星 野 直 樹 『 見 果 て ぬ 夢 ー -- 満 州 国 外 史 』 ダ イ ヤ モ ン ド 社 , 昭 和 大 野 伴 睦 『 大 野 伴 睦 回 想 録 』 弘 文 堂 , 昭 和 37 年 38 年 7 ( 下 ) 朝 日 新 聞 社 , 昭 和 39 年

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第 四 章 国 家 経 営 の 実 験 , ー 満 州 国 時 代 昭 和 9 年 11 月 , 運 転 を 開 始 し た 満 鉄 0 特 急 あ じ ぁ 号 . ( 毎 日 新 聞 社 提 供 )

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Ⅱ 著 者 に よ る イ ン タ ビ 、 一 ( 引 用 し た も の の み ー ー ー 実 施 順 ) 宮 沢 喜 一 ( 昭 和 55 年 9 月 25 日 ) 東 郷 文 彦 ( 昭 和 56 年 3 月 31 日 ) 矢 次 一 夫 ( 昭 和 56 年 6 月 29 日 ) 三 木 武 夫 ( 昭 和 57 年 4 月 26 日 ) 中 村 長 芳 ( 昭 和 57 年 9 月 14 日 ) 飛 鳥 田 一 雄 ( 昭 和 59 年 6 月 18 日 ) 岩 垂 寿 喜 男 ( 昭 和 62 年 5 月 12 日 ) 岩 井 章 ( 昭 和 62 年 7 月 20 日 ) 5 ⑤ そ の 他 tary of State, No : 728 , October 3 , 2PM, そ の 他 ) ④ 安 保 改 定 日 米 交 渉 関 係 資 料 ( Fr 。 rn : Tokyo, To : Secre- Secretary of State, No : 2256 , ApriI 10 , 4PM, そ の 他 ) ③ 岸 ・ マ ッ カ ー サ ー 予 備 会 談 関 係 資 料 ( Fr 。 rn :Tokyo,To: Embtels 67 , July 11 ; 309 , August 8 , 1956 , そ の 他 ) To : THE DEPARTMENT OF STATE WASHINGTON, ② ア リ ソ ン 大 使 報 告 ( From : American Embassy, Tokyo, sation, August 29 , 1955 , そ の 他 ) ① 重 光 ・ ダ レ ス 会 談 関 係 資 料 (Memorandum of Conver- ア メ リ カ 外 交 記 録 ア イ ゼ ン ハ ワ ー 大 統 領 「 訪 日 」 関 係 資 料 , そ の 他 外 務 省 外 交 記 録 Ⅲ 外 交 文 書 岸 信 和 ( 平 成 2 年 4 月 25 日 ) 岸 仲 子 ( 平 成 元 年 10 月 24 日 , 同 5 年 11 月 9 日 )

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進 歩 党 系 民 主 ク ラ ブ を 吸 収 し て 民 主 自 由 党 と な り 、 こ の 民 主 自 由 党 が 二 五 年 三 月 、 同 じ く 進 歩 党 ( 昭 和 一 一 〇 年 一 一 月 一 六 日 結 成 ) を そ の 前 身 と す る 民 主 党 の 一 部 ( 犬 養 派 ) を 吸 引 す る 形 で 自 由 党 が 生 ま れ る 、 と い う 流 れ で あ る 。 吉 田 が 一 貫 し て 指 導 し て き た い わ ゆ る 「 保 守 本 流 」 で あ る 。 い ま 一 つ は 、 進 歩 党 が 民 主 党 と な り ( 昭 和 一 三 年 三 月 ) 、 他 方 協 同 党 が 協 同 民 主 党 ( 昭 和 一 一 一 年 五 月 結 成 ) を 経 て 国 民 協 同 党 ( 昭 和 一 三 年 三 月 結 成 ) と な っ た の ち 、 両 者 す な わ ち 民 主 党 の 一 部 ( 芦 田 派 ) と 国 協 党 が 主 勢 力 と な っ て 国 民 民 主 党 が 結 成 さ れ ( 昭 和 二 五 年 四 月 ) 、 こ れ が 一 一 七 年 一 一 月 、 改 進 党 の 結 成 を 導 い て い く 。 「 保 守 傍 流 」 と い わ れ る も の で あ る 。 「 バ カ ヤ ロ ー 解 散 ー に よ る 総 選 挙 に 初 当 選 し た 岸 が い よ い よ 取 り 組 む こ と に な る 「 政 界 再 編 」 と は 、 戦 後 絶 え 間 な く 続 い た 以 上 の よ う な 保 守 政 党 同 士 の 離 合 集 散 に 終 止 符 を 打 っ て 自 由 て 党 ・ 改 進 党 を 主 勢 力 と す る 保 守 新 党 を つ く り 、 そ の 保 守 新 党 が 、 や が て 統 合 さ れ る で あ ろ う 社 会 党 中 心 の 新 党 と 拮 抗 す る シ ス テ ム 、 す な わ ち 一 一 大 政 党 制 の 実 現 を 意 味 す る も の で あ っ た 。 向 岸 が 二 大 政 党 制 を 主 張 す る 理 由 は 、 お よ そ 次 の よ う な と こ ろ に あ る 。 す な わ ち 共 集 結 ニ 大 政 党 と 産 主 義 に 対 抗 し う る 「 強 力 な 安 定 政 権 ー の 確 立 で あ る 。 し か も そ の 政 権 は 「 総 裁 小 選 挙 区 制 保 中 心 」 で は な く 、 あ く ま で 「 政 策 中 心 」 の 政 党 を 基 礎 に 樹 立 さ れ な け れ ば な ら な 章 い ( 『 風 声 』 創 刊 号 ) 。 一 一 つ の 大 政 党 が そ れ ぞ れ 理 念 と 政 策 の 選 択 肢 を 国 民 に 示 し 、 議 会 政 治 の 枠 第 の な か で 国 民 が こ れ を 選 び と る 、 政 権 交 代 の 政 治 シ ス テ ム が 重 要 な の で あ る 。 し た が っ て 彼 が 、 155

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原 理 大 綱 』 を 手 に 入 れ 、 「 夜 を 徹 し て 筆 写 ー し て い る ( 同 前 ) 。 こ の 『 国 家 改 造 案 原 理 大 綱 』 は 、 例 え ば 、 天 皇 が ク ー デ タ ー に よ っ て 三 年 間 憲 法 を 「 最 も 深 停 止 し て 「 両 院 ヲ 解 散 シ 全 国 ニ 戒 厳 令 ヲ 布 ク 」 こ と 、 華 族 制 度 を 廃 止 す べ き こ と 、 い 印 象 」 か い ふ く 治 安 警 察 法 や 新 聞 紙 条 例 な ど の 廃 絶 に よ る 「 国 民 自 由 ノ 恢 復 ー を 計 る こ と 、 皇 室 財 産 を 国 家 に 下 付 す べ き こ と ( 以 上 巻 一 ) 、 国 民 の 私 有 財 産 を 制 限 す 、 へ き こ と ( 巻 一 l) 、 大 資 本 の 国 有 化 を 行 な う こ と ( 巻 四 ) 、 そ し て 私 企 業 の 純 益 を 労 働 者 に 配 当 し 、 一 日 八 時 間 労 働 と 日 曜 祭 日 の 休 業 ( 賃 金 は 支 払 う ) を 断 行 す 。 へ き こ と ( 巻 五 ) 等 々 を 唱 導 し 、 文 字 通 り 国 家 改 造 の 具 体 的 な シ ナ リ オ を 示 し て い る 。 ま た 、 「 日 本 国 民 ハ 平 等 自 由 ノ 国 民 タ ル 人 権 ヲ 保 障 セ ラ ル と し て 、 「 国 民 人 権 ノ 擁 護 ー を 高 唱 し て い る こ と ( 巻 六 ) も 注 目 さ れ る 。 国 家 社 会 主 義 革 命 へ の 烈 し い 熱 気 が 読 み と れ る 。 同 『 大 綱 』 は さ ら に 世 界 領 土 の 再 分 割 を 説 く 。 「 不 法 ノ 大 領 土 ヲ 独 占 シ テ 人 類 共 存 ノ 天 道 ヲ 印 無 視 ス ル 者 」 に は 「 戦 争 ヲ 開 始 ス ル ノ 権 利 ヲ 有 ス ー と し て 、 オ ー ス ト ラ リ ア や 極 東 シ ベ リ ア 取 刻 春 得 の た め の 開 戦 は 「 国 家 ノ 権 利 ナ リ 」 と し て ( 巻 八 ) 、 帝 国 主 義 的 領 土 拡 大 の 正 当 性 を 訴 え て い 青 る の で あ る 。 章 北 は こ れ よ り 一 三 年 前 、 す な わ ち 明 治 三 九 年 、 一 一 三 歳 の と き 『 国 体 論 及 び 純 正 社 会 主 義 』 な 第 る 著 書 を 自 費 出 版 し 、 す ぐ さ ま 発 禁 処 分 に 遭 っ て い る 。 同 書 は 、 社 会 主 義 革 命 と 対 外 膨 張 論 を

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あ と が き も ち ろ ん 、 戦 前 ・ 戦 中 ・ 戦 後 の 回 想 、 さ ら に は 他 の 政 治 家 へ の 評 価 な ど 多 岐 に わ た っ た 。 岸 氏 の 残 し た 数 々 の 証 言 が 政 治 学 研 究 に と っ て き わ め て 有 用 で あ る こ と は い う ま で も な い 。 本 書 に そ の 証 言 を 引 用 さ せ て 頂 い た こ と に 深 謝 す る 。 そ の 他 イ ン タ ビ ー に 応 じ て 頂 い た 方 々 、 獄 中 日 記 を は じ め 他 の 貴 重 な 未 公 開 資 料 を 提 供 し て 下 さ っ た 岸 信 和 氏 ( 岸 信 介 氏 ご 子 息 ) 、 並 び に 、 執 筆 過 程 で ご 協 力 頂 い た 関 係 各 位 に 厚 く お 礼 申 し 上 げ た い 。 こ れ ら の 方 々 が 私 の 執 筆 に い か な る 条 件 も 課 さ な か っ た こ と は 、 そ れ が 当 然 の こ と と は い え 、 特 記 さ れ て よ 、 ま た 、 本 書 に 収 め ら れ て い る 岸 氏 関 連 の 写 真 等 を 提 供 し て 頂 い た 関 係 者 及 び 関 係 諸 機 関 に 感 謝 し た い 。 原 稿 の 整 理 等 に つ い て は 熊 坂 雅 彦 氏 を 煩 わ し た 。 お 礼 申 し 上 げ る 。 な お 、 こ の 「 あ と が き 」 を 含 め て 本 書 の 人 名 は 、 敬 称 を 省 略 さ せ て 頂 い た 。 引 用 文 の 旧 字 体 漢 字 は こ れ を 新 字 体 に 変 え た こ と 、 年 号 は 、 本 書 の テ ー マ か ら し て 原 則 的 に 元 号 を 用 い た こ と に つ い て も 、 こ こ で お 断 り し て お き た い 。 最 後 に 、 岩 波 書 店 編 集 部 の 坂 巻 克 巳 、 佐 藤 司 両 氏 に 謝 意 を 表 し た い 。 執 筆 開 始 か ら 比 較 的 短 期 間 の う ち に 脱 稿 し え た の は 、 び と え に 両 氏 の 叱 咤 激 励 の 賜 物 で あ る 。 平 成 六 年 一 〇 月 一 一 〇 日 研 究 室 に て 原 彬 久 243

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動 い た と は 、 少 な く と も 常 識 的 に は 考 え に く 、 し か し 、 岸 の こ う し た 身 動 き と れ な い 境 遇 を よ そ に 、 獄 外 で は 彼 の 「 起 訴 」 、 「 不 起 御 前 会 議 訴 ー を め ぐ る さ ま ざ ま な 状 況 が 展 開 さ れ て い た こ と は 事 実 で あ る 。 そ も そ も < 級 戦 へ の 出 席 犯 容 疑 者 が 起 訴 な い し 不 起 訴 と な っ た そ の 分 岐 点 の 一 つ は 、 太 平 洋 戦 争 開 始 前 に も た れ た 日 米 交 渉 ( 第 五 章 ) に 関 連 し て 対 米 開 戦 の 国 家 的 意 思 決 定 に 彼 ら 一 人 び と り が ど う か か わ っ た か と い う こ と で あ っ た 。 い / ま 少 し 具 体 的 に い え ば 、 当 時 の 最 高 政 策 決 定 機 関 た る 大 本 営 政 府 連 絡 会 議 、 と り わ け 対 米 開 戦 を 決 定 し た 昭 和 一 六 年 一 一 一 月 一 日 の 連 絡 会 議 ( 御 前 会 議 ) に 出 席 し た か ど う か が 、 国 際 検 察 局 (— (-O) の 最 大 関 心 事 で あ っ た と い う こ と で あ る 。 し た が っ て 、 商 工 大 臣 岸 信 介 も ま た こ の 点 を — か ら 厳 し く 追 及 さ れ た こ と は い う ま で も な い 。 一 二 月 一 日 の 「 御 前 会 議 出 席 」 に つ い て 、 戦 後 岸 は こ れ を 認 め た り 否 定 し た り し て い る が 、 最 近 整 理 公 開 さ れ た の 尋 問 調 書 ( 『 国 際 検 察 局 ( ) 尋 問 調 書 』 第 一 四 巻 ) は 、 岸 が こ の 御 前 会 議 に 紛 れ も な く 出 席 し て い た こ と を 明 ら か に し て い る 。 モ ー ネ イ ン 副 検 察 官 ( オ ー ス ト ラ リ ア ) は 、 昭 和 一 三 年 六 月 三 〇 日 付 の 報 告 書 で 、 昭 和 一 六 年 七 月 二 日 か ら 一 二 月 一 日 ま で の 御 前 会 議 に お け る 出 席 者 リ ス ト 、 す な わ ち 証 拠 物 件 一 一 〇 七 号 を 確 保 し た こ と 、 そ し て そ れ に よ れ ば 、 一 二 月 一 日 の 御 前 会 議 に 岸 は 確 か に 出 席 し た と い う の で あ る 。 さ ら に モ ー ネ イ ン 報 告 書 は 、 一 一 一 月 八 日 す な わ ち 対 米 開 戦 日 に 開 か れ た 枢 密 院 会 議 の 記 録 を 136

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と で あ る ( 『 風 声 』 第 五 、 七 号 ) 。 こ れ が す な わ ち 「 独 立 の 完 成 」 で あ る 。 岸 に お い て 「 独 立 の 完 成 は 、 も ち ろ ん 共 産 主 義 へ の 防 壁 を 完 成 す る こ と で あ る 。 し か し 政 治 の 現 状 を み る に 、 「 政 策 上 は 殆 ど 差 異 な き に 拘 ら ず 、 感 情 や 行 き 懸 り や 過 去 の 因 縁 情 実 か ら 、 徒 ら に 小 党 分 立 し て 対 立 抗 争 し た り 、 其 の 間 に 於 け る 不 明 朗 な る 掛 引 や 腹 の 捜 り 合 び を や っ て 、 政 治 力 を 薄 弱 な ら し め 、 政 局 を 不 安 な ら し め ー て い る と い う の が 、 岸 の 率 直 な 印 象 で あ っ た ( 同 誌 第 五 号 ) 。 さ て 、 保 守 結 集 に 向 か う 岸 の 行 動 に は 、 大 き く 分 け て 二 つ の ス テ ー ジ が あ る 。 一 第 一 次 保 守 つ は 、 追 放 解 除 後 間 も な く 「 政 界 再 編 ー に 動 き 出 し て か ら 、 一 一 九 年 一 一 月 、 岸 派 、 合 同 へ の 道 鳩 山 派 、 改 進 党 な ど を 糾 合 し て 日 本 民 主 党 を 結 成 す る ま で の 時 期 で あ る 。 い ま 一 て つ は 、 日 本 民 主 党 結 成 時 か ら 、 翌 三 〇 年 一 一 月 の 保 守 合 同 、 す な わ ち 民 主 党 と 自 由 党 の 一 大 結 集 と し て の 自 由 民 主 党 を 結 党 す る ま で の 時 期 で あ る 。 前 者 を 第 一 次 保 守 合 同 へ の 道 、 後 者 を 第 向 二 次 保 守 合 同 へ の 道 と い 。 て も よ い 守 ま ず 第 一 次 保 守 合 同 に 岸 が ど う か か わ っ た か 、 再 建 連 盟 挫 折 以 後 を み て み よ う 。 「 バ カ ヤ ロ 保 ー 解 散 」 に よ る 総 選 挙 で 吉 田 自 由 党 が 過 半 数 を 大 き く 割 り 込 ん だ こ と は 前 に の 。 へ た が 、 他 の 保 章 守 党 す な わ ち 改 進 党 は 、 投 票 前 の 八 八 議 席 か ら 七 六 議 席 へ と 転 落 し 、 ま た 同 解 散 に 前 後 し て 自 療 第 こ う ぜ ん 由 党 を 離 脱 し た 鳩 山 派 ・ 広 川 ( 弘 禅 ) 派 の 合 併 勢 力 、 す な わ ち 分 党 派 自 由 党 ( 分 自 党 ) は 投 票 前 の