須磨 - みる会図書館


検索対象: 完訳 日本の古典 第二十三巻 源氏物語 ㈩
36件見つかりました。

1. 完訳 日本の古典 第二十三巻 源氏物語 ㈩

須磨 3 = 四 ( 三五一 ) 嵐吹く風はいかにと宮城野の小萩が上を露も問へかし あじろひを 桐壺田一一三 ( 四三 0 いかでなほ網代の氷魚に言問はむ何によりてか我を問はぬと あられ 語霰降る深山の里のわびしきは来てたはやすく訪ふ人もなし 総角 3 一一三一一 ( 四九三 ) 物 総角 3 一一四七 ( 四九六 ) いかでなほありと知らせじ高砂の松の思はむこともはづかし あした 氏 あらたまの年たちかへる朝より待たるるものは鶯の声 源 末摘花四一 I( 三七 0 ) ・初音団一空 ( 四 = 0 いかで我つれなき人に身をかへて苦しきものと思ひ知らせむ ありし世は夢に見なして涙さへとまらぬ宿ぞ悲しかりける 総角区一一六七 ( 四九七 ) いかでわれ人にも問はむ暁のあかぬ別れや何に似たりと ありと見て頼むぞかたきかげろふのいっとも知らぬ身とは知る知る 蜻蛉囮一四六 ( 四三七 ) いかならむ巌のなかに住まばかは世の憂きことの聞こえこざらむ ありぬやとこころみがてらあひ見ねば戯れにくきまでぞ恋しき 須磨 3 一一 0 ( 三五 0 ) ・澪標 3 一一六 ( 三六四 ) ・ 帚木田六一一 ( 四四 0 ) ・明石 3 八一 ( 三六 0 ) ・ 総角 3 一八八 ( 四八七 ) ・宿木一 0 六 ( 三七五 ) ・東屋一六七 ( 三七九 ) 朝顔団八四 ( 四一一一 ) ・梅枝 3 一究 ( 四一 0 ) ・総角 3 = 一一六 ( 四九一 l) いかなれば近江の海のかかりてふ人をみるめの絶えて生ひねば ありはてぬ命待っ間のほどばかり憂きことしげく思はずもがな 総角 3 一一三一 ( 四九一 I) 松風団一五 ( 四 0 九 ) ・鈴虫第八三 ( 三九一 I) ・宿木六一 ( 三七 0 ) いかにしていかによからむ小野山の上より落つる音なしの滝 ある時はありのすさびに憎かりきなくてそ人は恋しかりける タ霧一四三 ( 三九八 ) 桐壺田一一 0 ( 四三七 ) いかにしてかく思ふてふことをだに人づてならで君に語らむ かず あるはなくなきは数そふ世の中にあはれ、・ しつれの日まで嘆かむ 若菜上囹六 0 ( 三究 ) ・若菜下一一一一 ( 四 0 四 ) 須磨 3 一一六 ( 三五 l) いかはかり恋てふ山の深ければ入りと入りぬる人まどふらむ あわゆき 沫雪は今日はな降りそ白たへの袖まき乾さむ人もあらなくに 若菜下圈一一 0 四 ( 四一 0 ) 末摘花②一一八 ( 三六九 ) 生きての世死にての後の後の世も羽を交せる鳥となりなむ あをや 青柳を片糸に縒りてやおけや鶯のおけや鶯の縫ふと 桐壺田一一八 ( 四三九 ) いふ笠はおけや梅の花笠や 幾世しもあらじわが身をなそもかく海人の刈る藻に思ひ乱るる 胡蝶団一一一六 ( 四三三 ) ・若菜上圈四六 ( 三九七 ) 宿木 3 五四 ( 三六 0 池はなは昔ながらの鏡にて影見し君がなきそ悲しき みやま たはぶ 朝顔 3 七一一 ( 四一 0 桐壺田一一三 ( 四三 0 須磨 3 一七 ( 三五 0 )

2. 完訳 日本の古典 第二十三巻 源氏物語 ㈩

タ顔田一三一 ( 四四六 ) 白波は立ち騒ぐともこりずまの浦のみるめは刈らむとそ思ふ 須磨 3 三三 ( 三吾 l) 知らねども武蔵野といへばかこたれぬよしやさこそは紫のゆゑ せんぎい 千歳千歳千歳や千歳や千年の千歳や 若紫田 = 一一 ( 四五三 ) ・ まんぎい 朝顔団全 ( 四 = 一 ) ・胡蝶団 = 一四三四 ) ・常夏 3 五五 ( 四 00 ) 万歳万歳万歳や万歳や万代の万歳や若菜下圈一三九 ( 四 0 六 ) 白雪の色わきがたき梅が枝に友待っ雪そ消え残りたる 若菜上圈五四 ( 三九 0 ・浮舟四五 ( 四毛 ) その駒そや我に我に草乞ふ草は取り飼はむ水は取り草 白雪の降りてつもれる山里は住む人さへや思ひ消ゆらむ 松風団三 0 ( 四一一 D は取り飼はむや 手習囮一一 0 九 ( 四四 0 ) 園原や伏屋に生ふる帚木のありとて行けど逢はぬ君かな す 帚木田九 0 ( 四四一 ll) 背くとて雲にも乗らぬものなれど世の憂きことぞよそになるてふ 過ぎにしも今行く末も二道になべて別れのなき世なりせば 総角 3 一九六 ( 哭八 ) タ顔田一夭 ( 四哭 ) それをだに思ふこととてわが宿を見きとな言ひそ人の聞かくに 鈴鹿山伊勢をの海人の捨て衣しほなれたりと人や見るらむ 帚木田八三 ( 四四三 ) 空蝉田一 0 五 ( 四四四 ) そゑにとてとすればかかりかくすればあな言ひ知らずあふさきるさ 須磨の海人の塩焼き衣なれゆけばうとくのみこそなりまさりけれ 帚木田五 0 ( 四四 0 ) 朝顔団天 ( 四一九 ) 索須磨の浦にあさりする海人の大方はかひあるよとぞ思ふべらなる 歌 須磨 3 五一一 ( 三五七 ) 高砂のさいささごの高砂の尾上に立てる白玉玉椿玉柳 吾須磨の浦の塩焼く煙風をいたみ思はぬ方にたなびきにけり 物 真木柱 3 一七一 ( 四 0 七 ) ・タ霧一 ( 一 = 究 ) ・浮舟六一一 ( 四三一 ) それもがとさむ汝もがと汝もがと練緒染緒の御衣架にせ 氏 源墨染の君が袂は雲なれや絶えす涙の雨とのみ降る幻一一 0 四 ( 四 0 一 D む玉柳 何しかもさ何しかも何しかも心もまたいけむ百合花の 住江の松を秋風吹くからに声うちそふる沖っ白波 さ百合花の今朝咲いたる初花に逢はましものをさ百合 若菜下一三六 ( 四 0 五 ) 花の 賢木一九四 ( 三九 0 ) 末の露もとの雫や世の中の後れ先立っためしなるらむ 葵一三一 ( 三会 ) ・柏木四三 ( 三八八 ) ・ 御法一会 ( 四 00 ) ・同一九 0 ( 四 0 一 ) ・椎本一六 0 ( 哭三 ) ・宿木 3 究 ( 三七五 )

3. 完訳 日本の古典 第二十三巻 源氏物語 ㈩

十六・香炉峯下新ト山居草堂初成偶題東壁 ) 五十八翁方ニ後有リ静カニ思フニ喜プニ堪へ亦嗟クニ堪へタ 須磨 3 四 0 Ⅱ・総角 3 一一六 = 5 ・ : 杯ヲ持チ祝ヒ願フニ他ノ語無シ慎ンデ頑愚ハ汝ノ爺ニ似 もたひほとり 柏木三九 4 甕ノ頭ノ竹葉ハ春ヲ経テ熟ス階ノ底ノ薔薇ハ夏ニ入リテ開ク ルコト勿レ ( 巻五十八・自嘲 ) や すなは ( 巻十七・薔薇正開春酒初熟因招劉十九張大夫崔一一十四同飲 ) 欣然トシテ三友ヲ得タリ三友ハ誰トカ為ス琴罷ンデ輒チ酒ヲ たがひ 賢木一九三川 挙ゲ酒罷ンデ輒チ詩ヲ吟ズ三友ハ逓ニ相引キ循環シテ已ム 時無シ ( 巻六十二・北窓三友 ) 末摘花一三 2 郷国ハ倶ニ抛ッ白日ノ辺往事渺茫トシテ都テ夢ニ似タリ旧遊 白雪ノ花繁クシテ空シク地ニ撲ッ緑糸ノ条ハ弱クシテ鶯ニ勝へ 零落ノ半ハ泉ニ帰ス酔ノ悲シビ涙ヲ灑ク春ノ盃ノ裏吟苦シテ ズ ( 巻六十四・楊柳枝詞 ) 若菜下一 7 頤ヲ支フ暁燭ノ前 ( 巻十七・十年三月三十日、別徴之於澄上、十 きめた 月ハ新霜ノ色ヲ帯ビ碪ハ遠雁ノ声ニ和ス ( 巻六十六・酬夢得霜 四年三月十一日夜、過微之於峡中、停舟夷陵、三宿而別、言不尽 タ顔田一 = 七 4 ・末摘花 = 0 者、以詩終之、因賦七言十七韻以贈、且欲寄所遇之地、与相見之 夜対月見懐 ) ともしびいっさん 時、為他年会話張本也 ) 須磨 3 五三 6 香火一炉灯一盞白頭ニシテハ夜仏名経ヲ礼ス ( 巻六十八・戯 幻一三一 6 礼経老僧 ) 鶯ノ声ニ誘引セラレテ花下ニ来タリ草ノ色ニ勾留セラレテ水辺 本朝秀句天ト善人トヲ吾ハ信ゼズ右将軍ガ墓ニ草初メテ秋ナリ ニ坐ス ( 巻十八・春江 ) 竹河 3 五五 4 四月ノ天気ハ和シテ且ッ清シ緑槐ノ陰合シテ沙堤ハ平カナリ ( 紀在昌 ) * 『本朝秀句』は『河海抄』所載の当該詩句ほか若干 胡蝶 3 一一一一八 の佚文を残すのみで、現在散佚 柏木五 = 9 ( 巻十九・贈駕部呉郎中七兄 ) あり うてな みなづきつごもりおおはらえのりと 風ノ竹ニ生ル夜窓ノ間ニ臥セリ月ノ松ヲ照ラス時台ノ上ニ行ク六月晦大祓祝詞八百万ノ神タチヲ神集へ集へタマヒ 須磨 3 五五 9 少女団一一八 8 ・胡蝶団一一三 ( 巻十九・贈駕部呉郎中七兄 ) しふ さや ちんしょ 天ノ下四方ノ国ニハ、罪トイフ罪ハアラジト、科戸ノ風ノ天ノ八 文誰ガ家ノ思婦カ秋帛ヲ擣ッ月苦カニ風凄ジク砧杵悲シメリ八 とど 重雲ヲ吹キ放ッ事ノ如ク、 : : : 彼方ノ繁木ガモトヲ焼鎌ノ敏鎌モ 灘月九月正ニ長キ夜千声万声了ム時無シ ( 巻十九・聞夜砧 ) 用 タ顔田一一一七 4 ・同一五四 4 ・末摘花 = 0 貶 チテウチ掃フ事ノ如ク : : : 大海ノ原ニ持チ出デナム 須磨 3 五五 6 ・朝顔団七三 9 ・橋姫 3 一 0 六 4 ・蜻蛉九五 9 語漆琴一張儒道仏書各三両巻楽天既ニ来リテ主為リ ( 巻二十 もうゅう 物 六・草堂記 ) 須磨 3 一三 5 蒙求蛍雪の功。孫康は雪光、車胤は蛍光で書を読む ( 上・孫康映 氏 いたづら こうじようなん 少女 3 一 0 一 2 雪車胤聚蛍 ) 源黄壌詛ゾ我ヲ知ラン白頭ニシテ徒ニ君ヲ憶フ唯老年ノ涙ヲ 毛詩注女ハ陽気ノ春ヲ感ジテ男ヲ思フ、男ハ陰気ノ秋ヲ感ジテ女 将テ一タビ故人ノ文ニ灑グ ( 巻五十一・題故元少尹集後 ) 若菜下圈一璧 6 幻一三 04 ヲ思フ 文選妾ハ巫山ノ陽高丘ノ岨ニアリ旦ニハ朝雲ト為リ暮ニハ 晴虹橋影出デ秋雁櫓声来ル ( 巻五十四・河亭晴望 ) 須磨 3 四一一 7 すべ なげ や

4. 完訳 日本の古典 第二十三巻 源氏物語 ㈩

賢木一六 0 ( 三八七 ) 玉笹の上に 藤袴同一三五 ( 四 0 四 ) いざかくてをり明かしてむ冬の月春の花にもおとらざりけり いっとても恋しからずはあらねども秋のタベはあやしかりけり 朝顔団八六 ( 四 = 一 ) 薄雲団六三 ( 四一七 ) ・玉鬘団一契 ( 四 = 六 ) ・真木柱 3 一大 ( 四 0 八 ) いざここにわが世は経なむ菅原や伏見の里の荒れまくも惜し いっとても月見ぬ秋はなきものをわきて今宵のめづらしきかな 早蕨一六 ( ・三六四 ) 鈴虫八七 ( 三九一 l) - 一まうど 石川の高麗人に帯を取られてからき悔する いつはりと思ふものから今さらに誰がまことをかわれは頼まむ いかなるいかなる帯そ縹の帯の中はたいれなるか 梅枝 3 一一 0 一 ( 四一 l) かやるかあやるか中はたいれたるか いつまでか野辺に心のあくがれむ花し散らずは千代も経ぬべし 紅葉賀七四 ( 一宅七 ) ・花宴九一 ( 三八一 ) 梅枝一八九 ( 四一 0 ) 伊勢の海人の朝なタなに潜くてふみるめに人を飽くよしもがな 和泉なる信太の森の楠の千枝にわかれて物をこそ思へ 紅葉賀六三 ( 三七三 ) 若菜上六一 ( 四 00 ) 伊勢の海に釣する海人の泛子なれや心ひとつを定めかねつる いで人は言のみぞよき月草のうっし心は色異にして 葵一 0 六 ( 三八一 ) ・総角 3 一一一一五 ( 四九一 ) 総角 3 一一三四 ( 四九四 ) 伊勢の海の清き渚に潮間になのりそや摘まむ貝や拾はむや いで我を人なとがめそ大舟のゆたのたゆたに物思ふころそ 玉や拾はむや 明石 3 セ六 ( 三五九 ) ・宿木一 0 八 ( 三七六 ) 須磨四五 ( 三契 ) せびと 伊勢人はあやしき者をや何ど言へば小舟に乗りてや波の上 いとどこそまさりにまされ忘れじと言ひしに違ふことのつらさは を漕ぐや波の上を漕ぐや 須磨 3 三八 ( 三五四 ) 蓬生 3 一六一 ( 三六九 ) いたづらに立ち返りにし白波の名残に袖のひるときもなし いとどしく過ぎゅく方の恋しきにうらやましくもかへる浪かな 明石 3 一 00 ( 三六三 ) 索 須磨 3 三一 ( 三五一 l) ・玉鬘団一五一 ( 四一一五 ) 厭いづくとて尋ね来つらむ玉かづら我は昔の我ならなくに いとどしく物思ふ宿の荻の葉にあきと告げつる風のわびしさ 語 玉鬘団一会 ( 四天 ) 野分 3 七八 ( 四 0 一 I) 物 いづくとも所定めぬ白雲のかからぬ山はあらじとそ思ふ 糸によるものならなくに別れ路の心細くも思ほゆるかな 氏 源 浮舟囮八 0 ( 四三三 ) 総角 3 一七六 ( 哭五 ) いづくにか世をば厭はむ心こそ野にも山にもまどふべらなれ いなせとも言ひはなたれず憂きものは身を心ともせぬ世なりけり 柏木一一 ( 三会 ) ・橋姫 3 九八 ( 四七七 ) 御法一九一一 ( 四 OII) ・総角 3 一九三 ( 四八八 ) ・宿木 3 六一一 ( 三七一 ) いなむしろ いづこにか駒を繋がむ朝日子がさすや丘べの玉笹の上に 稲蓆川添ひ柳水ゆけば起き伏しすれどその根絶えせす はなだ

5. 完訳 日本の古典 第二十三巻 源氏物語 ㈩

0 語源氏物語引用漢詩文索引 物 氏 源 一、本索引は、『源氏物語』に引用されている漢詩文として、本書曰 ~ の各冊の脚注欄 に掲げてある辞句や解説を一覧すべく、索引化したものである。 一、構成は、引用漢詩文を出典ごとに一括し、その出典名の五十音順に、さらに巻・篇の 順に配列した。 、ページ等の掲出の仕方は、巻名 ( 桐壺 ~ 夢浮橋 ) 、本書の冊数 ( 田 ~ 囮 ) 、本文中の引 用されている箇所のページ数 ( 漢数字 ) 、行数 ( 算用数字 ) の順に示した。 一、脚注欄における漢詩文の指摘は、主として本文の辞句を抄出して掲げてあるが、まま 内容を要約して解説した場合もある。本索引においても、その二通りのままにした。 雲仙雑記唐ノ穆宗ハ宮中ノ花開ク毎ニ重頂ノ帳ヲ以テ欄檻ヲ蒙被 五十一・賈鄒枚路伝 ) 賢木一八一 2 シ、惜花ノ御史ヲ置キテ之ヲ掌ラシメ号シテ括香ト日フ 韓非子守株待兎の故事。ある宋人が切株で頸を折った兎を得て、 ごと 幻 = 0 六 3 再び次の兎がぶつかるのを待ちその株を守った ( 第四十九・五蠹 ) 大鏡駅長驚クコトナカレ時ノ変改一栄一落是春秋 ( 時平伝 ) タ霧一一三 5 かんびようのごゆいかい 須磨 3 四五貶 寛平御遺誡外蕃ノ人必ズ召シ見ルべクハ、簾中ニ在リテコレヲ 菅家後集我ハ遷客タリ汝ハ来賓共ニコレ蕭々トシテ旅ニ漂サル 見ョ、直チニ対スペカラズ 桐壺田三一 7 なか ル身ナリ枕ヲ欹テテ帰リ去ラム日ヲ思ヒ量ラフニ我ハ何レノ 万事ニ淫スルコト莫レ、 ・ : 用意平均、好悪ニ由ルコト莫レ 歳トカ知ラム汝ハ明春 ( 聞旅雁 ) 須磨 3 五三 9 総角 3 = 一七 5 くようぶにん 去年ノ今夜清涼ニ侍ス秋思ノ詩篇独リ断腸恩賜ノ御衣今此一一 公卿補任藤原保忠、世ニ賢人ノ大将ト号ス 柏木五 = 9 およ あらず 在リ捧持シテ毎日余香ヲ拝ス ( 九月十日 ) 九条殿遺誡凡ソ病患有ルニ非ンバ日々必ズ親ニ謁スペシ 須磨 3 四三・明石 3 究 4 野分 3 七一 2 をさな 少キ男ト少キ女トノミ : : ソノ父ハ公卿ニシテ : : 今ハ飯ニスラ 大風疾雨雷鳴地震水火之変、非常之時ハ早ク親ヲ訪ヒ、次ニ朝ニ ああ 鑿キ飫クコトナカラム ( 慰少男女 ) 総角 3 一突 9 参ル 野分 3 七一 5 めい 発シ桂芳シク半バ円ヲ具ス三千世界一周ノ天天カニシテ孝経七十ニシテ老イテ致仕シテ、其ノ仕フル所ノ車ヲ懸ケテ諸廟 げんかん 玄鑒ノ雲将ニ霽レントス唯ダ是レ西ニ行クナリ左遷ニアラズ ニ置ク 若菜下 3 一一 = 0 ほ、つば - っ おス′もみ′ ( 代月答 ) 須磨 3 哭 6 後漢書後漢の逢萌は、王莽に仕えるのを忌避、冠を東都の城門に 漢書燕の太子丹は、秦の始皇帝を討つべく刺客の剏軻を派遣した 挂け、家族を連れて遼東に逃れた ( 巻八十三・逸民伝 ) が、その時白い虹が太陽を貫くのを見て謀反の失敗を恐れた ( 巻 若菜下圈一三一 4 ・同 = 一一 0 つかさど はる えっ

6. 完訳 日本の古典 第二十三巻 源氏物語 ㈩

さいけいギ、つき 羽翼已ニ成ル ( 巻五十五・留侯世家 ) 西京雑記王昭君は、妃たちの画像を描く画工に賄賂を贈らす、た 須磨 3 五四川・行幸 3 一 0 三・同一 0 四 5 めに漢の元帝に知られないまま胡王に遣わきれることになった。 昔、荊軻ハ、燕丹ノ義ヲ慕フ、白虹日ヲ貫ケリ、太子畏チタリ 出発に際してその美貌を知った帝は後悔し、画工たちを処刑した 賢木一八一 2 ( 巻八十三・魯仲連鄒陽列伝 ) 須磨 3 哭 2 ・絵合 3 一会 2 ・宿木九三貶 明月ノ珠、夜光ノ璧、闇ヲ以テ人ニ道路ニ投ズレバ、人トシテ剣 史記楚の養由基、百歩の距離から柳の葉を百発百中で射る ( 巻 若菜下圈一一一一一 5 ヲ按ジテ相眄ミザルハナシ、・ : ・ : 隋侯ノ珠、夜光ノ璧トイへドモ、 四・周本紀 ) ナホ怨ヲ結ビ徳ヲ見ズ ( 巻八十三・魯仲連鄒陽列伝 ) 松風団一六 6 秦の始皇帝、阿房宮を造営する ( 巻六・秦始皇本紀 ) 匂宮 3 一三 7 屈原は、楚王と同族であり、楚懐王に重用されたが讒言にあい 秦の趙高は、二世皇帝に馬と言って鹿を献上、群臣の追従をため べきら 須磨 3 四六 江潭に漂い汨羅に投身した ( 巻八十四・屈原賈生列伝 ) した ( 巻六・秦始皇本紀 ) 須磨 3 一五・同三一 6 高祖五日ニ一タビ大公ニ朝スルコト、家人父子ノ礼ノ如シ ( 巻 りよふい 藤裏葉 3 一一一 0 秦の始皇帝は、皇帝の母太后が臣下の呂不韋と密通して生れた子 八・高祖本紀 ) せきふじん 薄雲 3 五八 2 ( 巻八十五・呂不韋列伝 ) 戚夫人、漢の高祖に寵愛される。高祖崩後、呂后の子の孝恵が即 少女団三 5 明父、子ヲ知ル ( 巻八十七・李斯列伝 ) 位すると、呂后は戚夫人とその子趙王を虐殺。残忍な母太后に孝 えうてう ・」うきゅう かんしょ 恵帝は気を病み、飲酒淫楽に走って早没する ( 巻九・呂太后本紀 ) 詩経窈窕タル淑女ハ君子ノ好逑タリ ( 国風・関雎 ) 若菜上 3 一一一朝 あまのがは 維レ天ニ漢アリ : : : 跂タル彼ノ織女 : : : 睆タル彼ノ牽牛 : 賢木一七一川・明石 3 八一ⅱ・澪標 3 一 0 六 5 帚木田六一一 8 ・松風 3 三一一 8 ・幻一一一七 3 ( 小雅・大東篇 ) 呉の季札は、自分の剣を欲しがっていた徐の君主に生前献上でき 総角 3 一一三一 1 ・同一一三一 5 ・東屋 3 一五六 6 ・同一六五Ⅱ ず、墓辺の樹に剣をかけた ( 巻三十一・呉世家 ) 竹河 3 吉 7 じゅっいき らんか 文ワレハ文王ノ子武王ノ弟、成王ノ叔父ナリ、ワレ天下ニオイテマ述異記爛柯の故事。晋の王質が童子らのうつ碁を見ているうちに、 くさ 斧の柯が爛り、帰ると七世の孫に会った 賢木一九四 タ賤シカラズ ( 巻三十三・魯周公世家 ) 松風 3 一二 2 ・同三 02 ・胡蝶 3 = 一四 囲梁王日ク、寡人ノ国ノゴトキハ小ナレドモ、尚ホ径寸ノ珠車ノ前 かんしゆくさいしゆく いかん 語後オノオノ十二乗ヲ照ラスモノ十枚アリ、奈何ゾ万乗ノ国ヲ以テ向書周公旦は、周の成王の時、弟の管叔、蔡叔に讒言されて東征 物 し、東都での二年目の秋にはげしい暴風雨と雷鳴に遭う ( 巻五・金 宝ナカランヤ、ト、威王日ク、寡人ノ宝ト為ス所以ハ王ト異ナル 明石 3 五九 2 縢篇 ) 松風団一六 6 源ナリ ( 巻四十六・田敬仲完世家 ) 呂后が張良に謀って、隠棲の四皓 ( 四人の老賢人 ) を招き、わが続日本後記尾張浜主の故事。百十三歳の浜主が宮廷に召され、長 寿楽を舞い、「翁とてわびやはをらむ草も木も栄ゆる時に出でて 子の太子を安泰ならしめた ( 巻五十五・留侯世家 ) 花宴八八 8 舞ひてむ」の歌を奉った ( 承和十二年 ) 澪標 3 一 0 六 5 ・行幸突 3 かへり

7. 完訳 日本の古典 第二十三巻 源氏物語 ㈩

わもこ まきばしら 0 ・ワ 1 らなり ( 古今六帖・第五「枕」 ) 我妹子が来ては寄り立っ真木柱そもむつましゃ 独り寝の床にたまっている涙では、重たい石の枕も浮いてし ゆかりと思へば ( 紫明抄 ) まいそうである あの人が来ては寄り添い立っていた真木柱、私にはそれさえ 語 前出 ( ↓須磨 3 三五五ハー下段など ) 。物語では、入水を前にい も親しみ深い。縁故のものと思われるものだから : ・ 物 前出 ( ↓須磨 3 三五三ハー下段など。ただし、第四句「そもむつま 氏よいよ思い乱れて涙にくれる浮舟について、この歌を引き 源ながら「枕のやうやう浮きぬるを」と叙述する。 しき」 ) 。物語では、浮舟の死への悲嘆にくれる匂宮が、薫 ・・ 9 今日過ぎば死なましものを夢にてもいづこをは と対面して、生前の浮舟が向き合っていた相手としての薫 かと君が問はまし ( 後撰・恋二・六四一中将更衣 ) を、親しみ深い真木柱と見立てた。 さっき はなたちばな そで 今日が過ぎたら死んでもよさそうなものを、夢にでも、どこ ・燗・ 3 五月待っ花橘の香をかげば昔の人の袖の香ぞす る を目当てに私の墓を、あなたは訪ねてくれるだろうか。訪ね ( 古今・夏・一三九読人しらす ) てはくれまい 五月を待って咲く花橘の香をかぐと、昔のあの懐かしい人の 袖の香が思い起される。 「はか」は、目当て、墓の両意。物語では、浮舟が入水直 前に匂宮に詠み送った歌「からをだに : ・」にふまえた。 前出 ( ↓花散里三九一ハー上段など ) 。物語では、薫が、もし やしき 「はか」を誰にもはっきり示さずに孤独に死のうとする歌も浮舟が存命ならば今日あたり京の邸に迎えていたものを、 になっている。 と回想する。この歌をふまえて「橘の香のなっかしきに」 とあるが、これに限らず、このあたりの叙述全体にこの歌 の回想の情緒が浸潤している。 わが庵は都のたつみしかそ住む世を宇治山と人 ・燗・ 4 亡き人の宿に通はばほととぎすかけて音にのみ はいふなり ( 古今・雑下・九八三喜撰法師 ) 泣くと告げなむ ( 古今・哀傷・八五五読人しらす ) 前出 ( ↓四二九ハー上段 ) 。物語では、浮舟の死を知った薫の 死んだあの人のいるところを訪ねてもらえるものなら、はと 言葉に「心憂かりける所かな」とあるが、この歌によって、 とぎすよ、私があの人のことを思い出しては、声に出して泣 いてばかりいると、告げてほしいものだ。 宇治すなわち憂き所と思われている。これは、橋姫巻以来 の認識でもある。 「ほととぎす」は、冥土と往来する鳥、あるいは昔を思い

8. 完訳 日本の古典 第二十三巻 源氏物語 ㈩

の 憎からぬ人の着すなる濡れ衣はいとひがたくも思ほゆるかな 残りなく散るそめでたき桜花ありて世の中はての憂ければ 紅葉賀六九 ( 三七五 ) 匂宮 3 一四 ( 四七 l) にくさのみ益田の池のねぬなははいとふにはゆるものにぞありける野辺見れば若菜摘みけりうべしこそ垣根の草も春めきにけれ 早蕨 = 一 ( 三六五 ) 初音一九五 ( 四 = 九 ) にほ鳥の息長川は絶えぬとも君に語らむ言尽きめやも 索 歌 タ顔田一三 0 ( 四四六 ) 語にほはねどほほゑむ梅の花をこそ我もをかしと折りてながむれ 初草のなどめづらしき言の葉そうらなくものを思ひけるかな 物 常夏 3 五 0 ( 三究 ) ・若菜下一一 = = ( 四一 0 ) 若紫田一セ一 ( 四四九 ) ・胡蝶団一一三一 ll( 四三五 ) ・総角 3 一一三九 ( 四九四 ) 氏 源匂ふ香の君思ほゆる花なれば折れる雫に今朝ぞ濡れぬる 初時雨ふるの山里いかならむ住む人さへや袖の濡るらむ 匂宮 3 一九 ( 四七 l) 総角 3 一三五 ( 四九一 ) 初瀬川古川の辺に二本ある杉年を経てまたも逢ひ見む二本ある杉 ぬ 玉鬘 3 一七一 l( 四毛 ) ・手習⑩一会 ( 四四 0 ) ぬきがは 浪立たば沖の玉藻も寄りくべく思ふ方より風は吹かなむ 貫河の瀬々のやはら手枕やはらかに寝る夜はなくて親放く 須磨 3 四一 ( 三五五 ) る夫 やはぎ 波にのみ濡れつるものを吹く風のたよりうれしき海人の釣舟 親放くる妻はましてるはししかさらば矢矧の市に沓買ひ にカむ 明石 3 六七 ( 三夭 ) せんがい 鳴り高しゃ鳴り高し大宮近くて鳴り高しあはれの鳴り高沓買はば線鞋の細底を買へさし履きて上裳とり着て宮路通 はむ 花宴八八 ( 三七九 ) ・常夏 3 四一 l( 三九七 ) 音なせそや密かなれ大宮近くて鳴り高しあはれの鳴り高主知らぬ香こそにほへれ秋の野に誰がぬぎかけし藤袴ぞも . し 匂宮 3 一九 ( 四七一 ) ・橋姫 3 一 0 六 ( 四大 ) あなかま子供や密かなれ大宮近くて鳴り高しあはれの ね 鳴・り , 高一ーし 馴れゆくは憂き世なればや須磨の海人の塩焼き衣間遠なるらむ ねぬなはの苦しかるらむ人よりも我そ益田の生けるかひなき タ顔田一五四 ( 四四七 ) 少女 3 究 ( 四一一 = ) 朝顔団大 ( 四一九 )

9. 完訳 日本の古典 第二十三巻 源氏物語 ㈩

君が行く越の白山知らねども雪のまにまに跡はたづねむ 蓬生 3 一五五 ( 三六七 ) 君が代は天の羽衣まれにきて撫づとも尽きぬ巌なるらむ 澪標 3 一一一 ( 三六三 ) 君恋ふる心は千々に砕くるをなど数ならぬわが身なるらん タ霧一 0 六 ( 三九五 ) 君恋ふる心は千々に砕くれど一つも失せぬものにそありける タ霧一 0 六 ( 三九五 ) 君恋ふる涙の凍る冬の夜は心とけたるいやは寝らるる 空蝉田一 0 一 ( 四四四 ) 君しのぶ草にやつるる故里はまっ虫の音そ悲しかりける 蓬生 3 一六 = ( 三六九 ) 君ならで誰にか見せむ梅の花色をも香をも知る人そ知る 梅枝 3 一八七 ( 四 0 九 ) ・紅梅三六 ( 四七三 ) ・橋姫 3 九四 ( 四七七 ) 君に逢はむその日をいっと松の木の苔の乱れてものをこそ思へ 浮舟七四 ( 四三一 ) 君見ずて程のふるやの廂には逢ふことなしの草そ生ひける 須磨 3 一一 = ( 三五 0 ) 索君をいかで思はむ人に忘らせて問はぬはつらきものと知らせむ 歌 若紫田一会 ( 四五 0 ) 語君をおきてあだし心をわが持たば末の松山波も越えなむ 物 明石 3 八八 ( 三六一 ) ・浮舟六八 ( 四三一 ) 氏 源君を惜しむ涙落ちそふこの川の汀まさりて流るべらなり 須磨 3 三三 ( 三五三 ) ・明石 3 六 0 ( 三夭 ) 霧深き雲居の雁もわがごとや晴れせず物の悲しかるらむ 少女団一一八 ( 四 = 三 ) 草枕紅葉むしろにかへたらば心をくだくものならましゃ 蜻蛉囮一 = 三 ( 四三五 ) 雲の上も物思ふ春は墨染に霞む空さへあはれなるかな 薄雲団 ( 四一五 ) 雲居にてあひ語らはぬ月だにもわが宿過ぎて行く時はなし 帚木田六三 ( 四四一 ) 雲居にもかよふ心のおくれねば別ると人に見ゅばかりなり 明石 3 八九 ( 三六一 l) くやしくぞ汲みそめてける浅ければ袖のみ濡るる山の井の水 若紫田一八八 ( 四五一 ) ・葵一 0 九 ( 一一穴一 ) くら 冥きより冥き道にぞ入りぬべきはるかに照らせ山の端の月 御法一会 ( 四 0 一 ) 苦しくも降り来る雨か三輪の崎狭野の渡りに家もあらなくに 東屋一九五 ( 一穴一 ) 紅に色をば変へて梅の花香そことごとに匂はざりける 紅梅 3 三八 ( 四七三 ) 紅の濃染の衣下に着て上に取り着ばしるからむかも 紅葉賀七三 ( 三七七 ) 紅を色濃き花と見しかども人をあくだにうつろひにけり 末摘花三九 ( 三六九 ) 黒髪に白髪交じり老ゆるまでかかる恋にはいまだあはなくに 紅葉賀六八 ( 三七四 ) くもゐ

10. 完訳 日本の古典 第二十三巻 源氏物語 ㈩

思はじと思ふも物を思ふなり言はじと言ふもこれも言ふなり 葵一一 0 ( 三八一 l) 思はむと頼めしこともあるものをなき名を立ててただに忘れね 東屋一六九 ( 三七九 ) かがりび 思ひあまり出でにし魂のあるならむ夜ぶかく見えば魂結びせよ 篝火の影となる身のわびしきは流れて下に燃ゆるなりけり 葵一一三 ( 三八三 ) ・柏木一六 ( 三尖 ) 薄雲団六六 ( 四一七 ) ひな 思ひきや鄙の別れに衰へて海人の縄たき漁りせむとは かきくらす心の闇にまどひにき夢うつつとは今宵さだめよ 須磨 3 四五 ( 三五六 ) ・蓬生 3 一六一 ( 三六九 ) ・玉鬘一五一 ( 四一一六 ) 紅葉賀七六 ( 三天 ) 思ひつつ寝なくに明くる冬の夜の袖の氷はとけずもあるかな 限りある別れのみこそ悲しけれ誰も命を空に知らねば 真木柱一五一 ( 四 0 五 ) 初音団一一 0 七 ( 四三一 D 思ひやる心ばかりはさはらじを何へだつらむ峰の白雲 限りなく思ひながらの橋柱思ひながらに中や絶えなむ 橋姫一一六 ( 四大 ) 紅葉賀六八 ( 三七四 ) 思ふこと昔ながらの橋柱ふりぬる身こそ悲しかりけれ かくてこそ見まくほしけれよろづ世をかけてにほへる藤波の花 紅葉賀六八 ( 三七五 ) 宿木 3 一一一一一 ( 三七六 ) - 一と 思ふてふ言よりほかにまたもがな君一人をばわきてしのばむ かくばかり惜しと思ふ夜をいたづらに寝であかすらむ人さへぞ憂き 蜻蛉⑩一四五 ( 四三六 ) 横笛六七 ( 三九一 I) 思ふどちいざ見にゆかん玉津島入江の底に沈む月影 かずかずに思ひ思はず問ひがたみ身を知る雨は降りぞまされる 明石 3 会 ( 三六一 ) 浮舟 2 五五 ( 四 = 九 ) すりごろも 索思ふとていとこそ人になれざらめしかならひてぞ見ねば恋しき 春日野の若紫の摺衣しのぶの乱れ限り知られず帚木田四三 ( 四四 0 ) 歌 タ顔田一五三 ( 四四七 ) ・須磨 3 五四 ( 三毛 ) 数ならぬ身には思ひのなかれかし人なみなみに濡るる袖かな 語思ふとも恋ふとも言はじロなしの色に衣を染めてこそ着め 東屋 3 一六七 ( 三七九 ) 物 真木柱 3 一七五 ( 四 0 八 ) 数ならぬ身のみもの憂く思ほえて待たるるまでになりにけるかな 氏 源思ふには忍ぶることそ負けにける色には出でじと思ひしものを 賢木一八三 ( 三八九 ) 明石 3 七九 ( 三五九 ) 風はやみ峰の葛葉のともすればあやかりやすき人の心か 思へども身をしわけねば目に見えぬ心を君にたぐへてそやる タ霧第一三八 ( 一一一九七 ) 末摘花盟一一 ( 三六七 ) かぞいろはあはれと見ずや蛭の子は三年になりぬ足立たすして 親の親と思はましかばとひてまし我が子の子にはあらぬなるべし 朝顔団八一 ( 四一一 0 )