フロローグ 第一章現代の天皇陵を訪れて 大正天皇と昭和天皇の葬地 : : : 「陵の森」へ向かう : : : 古人の立場に立ってみる : : : 多 摩陵が築かれた位置 : : : 武蔵野陵が身近に感じられる理由 : : : 陵墓選地と風水思想 : 古代風水師の始祖郭璞 第一一章風水の原点を探る 単身のフィールドワーク : : : 風水の探索に南京をめざす : : : ある考古学論文に導かれて ・ : 中国南朝陵墓は風水思想の原型 : : : まずは拠点の確保から : : : 南京周辺にある陵墓 目次 9.
区 : : : 踏査作戦を練る : : : 梁王朝の皇室墓地へ : : : 死者の魂を引き止める「懸重」 : ・ 最初の探索は空振りに終わる : : : 石獣と昼寝の老人 : : : 笑えない冗談「呉越同車」 : 建康から遠く離れた蕭績墓 : : : 山を意識した選地 : : : 南唐皇帝陵の地下宮殿 : : : 未発見 の墓を求めて : : : 失敗は成功への階段石 第三章大化改新以前の陵墓を歩く 日本の古墳にも風水の影響 : : : 「アスカ」という地名の 治定の確かな陵墓は少ない 由来 : : : 磯長谷の梅鉢五陵 : : : 話題の尽きない聖徳太子墓 : : : 包まれ閉ざされた立地 用明陵改葬の意味 : : : 植山古墳は推古天皇の廃陵か : : : 谷奥に鎮座する用明・推古 陵 : : : 景観から見た墓の正面 : : : 蘇我氏勢力下から離れた舒明陵 : : : 桜井の古墳探訪 尾根に抱かれ : 「閉鎖性」という隠れた要素 : : : 安倍文殊院西古墳の被葬者は ? : ・ : ・ 舒明陵は八角墳の た東西両古墳 : : : 安倍氏本拠の谷首古墳 : : : 忍阪の谷へ行く前に 嚆矢 : : : 「皇室の谷」にニつの皇女墓 : : : 感動的な峯塚と仏塚 : : : 「谷側部密着型」の選 地 : : : 谷の景観を我が物にする
第四章飛島の陵墓をめぐる 古代飛鳥の範囲 : : : 出発は飛鳥駅から : : : 岩屋山古墳は吉備姫王の墓か : : : 墳形を推理 する方法 : : : 棺の変化と送終儀礼 : : : 方位に合わせて配置される四神 : : : 牽牛子塚古墳 の「ずらしの工夫」 : : : 真弓鑵子塚は古墳か祭祀場か : : : 風水の祖型に出会う : : : 乾城 古墳の石室は必見 : : : 「谷奥部突出型」の選地 : : : 櫛玉命神社からマルコ山古墳へ : 変化した地形を心眼で復元 : : : 束明神古墳の谷筋 : : : 谷の奥に「君臨する」印象 : : : 選 地から判断しても草壁皇子の墓 : : : いざ注目のキトラ古墳へ : : : 檜隈寺跡へちょっと寄 り道 : : : 文武陵の中途半端な立地 : : : 心やすらぐ高松塚古墳 : : : 中尾山古墳こそが真の 文武陵 : : : 神にします天武天皇のミササギ : : : 圧倒的な景観の占有 : : : 政治的に変更さ れた陵墓の兆域 : : : 鬼の俎・雪隠古墳 : : : 欽明陵は梅山か見瀬丸山か 第五章奈良時代の天皇陵を推理する 平城京の六陵一墓 : : : 元明女帝による遷都の詔 : : : 「四禽が図に叶う土地」 : : : 大地に記 16 ろ 109
録された堪輿家の事績 : : : 佐保山に眠るニ人の女帝 : : : 「墳丘を造るな」という指示 江戸中期に発見された元明陵の石碑 : : : 聖武陵の地形を損なった多聞築城 : : : 平城 京ー佐保川ー聖武陵 : : : 宮城と陵を結ぶ水の流れ : : : 孝陵は歴代堪輿術の集大成 : : : 魄 の宿る場所を消し去る悪習 : : : 称徳女帝の陵を探せ : ・ : ・「山陵八町を除く」の割注 : 堪輿家の視点で推論すると : : : 太安万侶墓に見る真の風水 : : : 天智系復活はひとつの革 命 : : : 桓武天皇による父帝光仁陵の改葬 : : : 天智系の新陵区を造る 第六章風水て解く桓武天皇陵の謎 東アジア最高の風水の宝地 : : : 都から放り出された桓武天皇 : : : 平城天皇の言葉の裏を 読む : : : 桓武柏原陵の所在地を推理する : : : 四つの史料の記述から : : : 稲荷山の麓に見 つけたニ嶺一谷の兆域 : : : 十陵の筆頭は天智山科陵 : : : 天智天皇と桓武天皇を結ぶ選地 : 治定された 山科陵に見える朝山への糸 : : : 桓武天皇所望の地は村上陵であった : ・ 村上陵と「小右記』の矛盾 209
第草天皇陵の環境を考える 古代人の環境意識を探る 兆域拡大の謎・・・・ : そもそも「兆域」とは何たろう ? ・・・・ : 民 も動員しての皇帝陵の管理 : ・ : 兆域を侵したものは厳罰に ・ : 風水の名のもとに陵墓環 境を保つ : : : 嵐山と後宇多天皇陵 : : : 風水術を超越した自然回帰への道 : : : 京都泉涌寺 の天皇陵 : : : 泰然とした陵の出現 : : : 孝明陵の手本となった舒明陵 : : : 明治天皇陵のす ばらしい景観 : : : 陵に投影された天皇の個性 column 1 「風水術と清代皇帝陵」 column 2 「四神十ニ支図と四方位」 column 3 「大津皇子と長屋王の墓所」 column 4 「歴代陵墓の兆域」 工ヒローグ あ AJt か当、 274 121 201 241
発行者ーー野間佐和子発行鏨ー株式会社講談社 東京都文京区音羽一一丁目一一一 ー二一郵便番号一一二ー八〇〇一 電話 ( 出版部 ) 0 三ー五三九五ー三五一一一 ( 販売部 ) 0 三ー五三九五ー五八一七 ( 業務部 ) 0 三ー五三九五ー三六一五 装幀者ー・杉浦康平 + 佐藤篤司 印刷所。・・ー凸版印刷株式会社製本所、ー、株式会社大進堂 ( 定価はカバーに表示してあります ) P 「 inted in Japan 囮〈日本複写権センター委託出版物〉本書の無断複写 ( コピー ) は著作権法上ての例外を除き、禁じられています。 複写を希望される場合は、日本複写権センター ( 03 ー 3401 ー 2382 ) にご連絡ください 落丁本・乱丁本は購入書店名を明記のうえ、小社書籍業務部あてにお送りください。送科小社負担にてお取り替えいたします。 なお、この本についてのお問い合わせは、現代新書出版部あてにお願いいたします。 講談社現代新書二 36 ふうすいてんのうりよう 風水と天皇陵 二〇〇四年九月一一〇日第一刷発行 きたむらたかし 著者ーー・ : 米 , タタ . 加山久 @Takashi Kitamu 「 a 2004 N. D ℃ .210 276P 18cm ISBN4-06-1497 ろ 6-7