日本会議の正体・目次
フロローグ 外国メディアはどう報じてきたか / 日本メディアの追随 第 1 章日本会議の現在 右派人士を網羅した「国民会議」 / ク宗教右派が結集した「守る会」 「国民運動」を支える基盤として / 「最大の敵」の喪失とク原点回帰ク 現実政治への影響 / 資金面は誰が支えているか / 個別のテーマごとにフロント団体 宗教団体が下支え / 「地方から都市へ」 / 日本会議のク理論的頭脳ク 内部資料による国会議員懇談会の現況 / 地方議会への浸透 「安倍さんにとっては、ありがたい存在」 第 2 章クもうひとつの学生運動クと生長の家ー源流 事務総長・椛島有一一一の原点 / 右派学生の蠢動 / 全国学協初代委員長・鈴木邦男の証一「ロ 創価学会へのライバル意識と危機感 / 「日本会議の大元は生長の家」 / 谷口雅春の才覚と手腕 「『天皇国日本』は世界最大の文化的創作」 / 政界のク谷口雅春信奉者ッたち 生長の家政治連合 / 生長の家の「政治との断絶宣言」 / 現総裁の「侵略戦争論」と路線変史 日本会議の実務部隊 / 「自民党ができないことをやってくれている」 日学同第 3 代委員長から見た日本会議 / 「楯の会」 1 期生の証言 / 根底にある「宗教心」
第 3 章くすぶる戦前への回帰願望ーー日本会議と神道 戦後体制への憤懣 / 日本会議内部での神社本庁の役割 / 神社界に流れる通奏低音 神社本庁の動員力、資金カ / 憲法改正「万人署名」の実態 「自民党に限らない改憲派を糾合したい」 / 「社会が乱れているのは、信仰心のなさ」 「運動がやりやすくなった」 第 4 章ク草の根運動クの軌跡 最初の成功体験 / 「下から」の運動と「上から」の政治カ 自民党を「正しき軌道に導く戦い」 / 都道府県にクキャラバン隊ク できあがった連動形態 / 「自民党の変質を憂う」 / 伝統にもとづく皇室行事を 「新憲法研究会」を組織 / 「謝罪病をいかに治療するか」 / 「伝統的家族観」に拘泥 国旗国歌法の可決で万歳一一一唱 / 靖国をめぐる動き / 渦を巻く教育基本法への憤懣 「教育基本法改正は憲法改正の前哨戦」 / 「阻止・反対の運動」からの転換 戦後体制の元凶の打破へ 第 5 章安倍政権との共振、その実相 蓄積してきた手法と組織を総動員 / 改憲へ向けて押される最後のスイッチ 217 121
「歴史的事件が起きている」 / ク右派政界の次期工ー / 稲田朋美の証一一口 「濃密な関係は全然ありません」 / 憲法改正問題の根本 日本会議の存在は大きいのか / 右派勢力へのアンチテーゼの消滅 そして、日本会議の正体とは あとがき 参考文献・資料一覧・ 関連年表・ 2 5 5 「扉写真」第 1 ・ 3 ・ 4 ・ 5 章Ⅱ共同通信社 第 2 章Ⅱ毎日新聞社
【著者】 : 青 ( 理 . ( あおきおさむ ) 1966 年長野県生まれ。ジャーナリスト。 90 年に慶応義塾 大学卒業後、共同通信社人社。社会部、外信部、ソウル 特派員などを経て、 2006 年にフリーとなる。主な著作に 『日本の公安警察』『絞首刑』『誘蛾灯ーーー二つの連続不 審死事件』『抵抗の拠点から一一朝日新聞「慰安婦報道」 の核心』 ( いすれも講談社 ) 、『ルポ拉致と人々ーーー救う 会・公安警察・朝鮮総聯』 ( 岩波書店 ) 、『トラオ徳田 虎雄不随の病院王』 ( 小学館 ) 、『青木理の抵抗の視線』 『ルポ国家権力』 ( いすれもトランスビュー ) などがある。 平凡社新書 8 1 日本会議の正体 8 初版第 1 刷 初版第 3 刷 発行日 著者 発行者 発行所 2016 年 7 月 8 日 2016 年 8 月 2 日 青木理 西田裕一 株式会社平凡社 東京都千代田区神田神保町 3 ー 29 〒川 1-0051 電話東京 ( 03 ) 3230 ー 6580 [ 編集 ] 東京 ( 03 ) 3230 ー 6573 [ 営業 ] 振替 00180 ー 0 ー 29639 印刷・製本一株式会社東京印書館 装幀 菊地信義 AOKIOsamu 2016 printed in Japan ISBN978 ー 4 ー 582-85818-1 NDC 分類番号 310 新書判 ( 17.2cm ) 総ページ 264 平凡社ホームページ http: 〃 www.heibonsha.co.jp/ 落丁・乱丁本のお取り替えは小社読者サービス係まで 直接お送りくたさい ( 送料は小社で負担いたします ) 。