シナリオ 2016年1月号

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目次

すリオ 目次 2016 年 1 月号 ◆インタヒュー ◆シナリオ 平松恵美子 ~ 山田洋次監督とのシナリオ創り ~ 『母と暮せば』山田洋次平松恵美子 『新しき民』山崎樹一郎 く追悼・大原清秀シナリオ特選〉 『実録ジプシー・ローズ』大原清秀 ◆「新しき民」ノート 山崎樹一郎 ~ 「新しき民」までのシナリオ考 / 自分のこと ~ 桑原広考 ~ 「新しき民」に至るささいな手記 ~ ◆山内久氏を偲んで 対談森川時久 x 渡辺千明 ~ 「若者たち」とその時代 ~ 追悼・山内久渡辺千明 ~ 馬場さん最後の手紙 ~ 長田紀生脚本家・大原清秀を哭す ◆リレー連載 里島美和私のマスターピース ~ シナリオの宝石箱から ~ / 『ふぞろいの林檎たち』「飛び出せ ! 青春』「メイド・イン・ヘブン』 ◆連載 佐伯俊道終生娯楽派の戯言第 42 回・ 照井康夫野田高梧の「蓼科日記」 第 24 回『秋日和』の執筆、快調な軌道に乗りはじめる・・ モルモット吉田 シナリオ評 / 『実録ジプシー・ローズ』 ◆情報シナリオボックス シナリオ倶楽部新聞 コンクー丿レ 特別賞大伴昌司賞作品募集 第 26 回新人シナリオコンクール 紙デザイン / 塚本友書 表紙写真 55 ◆追悼・大原清秀 66 59 ・ 123 ◆

奥付

作部をしておりました。 心の底から幸せに思っております。 特にシナリオスクールに通っ まだまだ右も左もわからない若輩者では ございますが、この幸せを失くしてしまう たわけでも、先生に付いたわけ ことのないよう、常に全力で丁寧に心を込でもないので、なにぶん我流な めて頑張って参りますので、ご指導、ご鞭きらいがあります。加えて、と 撻のほど、どうぞよろしくお願いいたします。りわけシナリオという意味では 仲間も多くありません。 脚本家とはもともと孤独な職 業ですが、協会のように、集う 場所があることは、一方心強い 感じがします。 自己と言って、あまり喧 伝するよ、つなことはないよ、つに 思います。 翻って、とはかけ離れま 19 7 7 年生まれ愛知県出身南山大学 すが、昨今、あまり先達のこ 文学部卒 主な作品】映画『オリヲン座からの招待状」とを意識しないで今まできてし まったと考えるよ、つになりまし 洋菓子店コアンドル」「ソレダケ \that's デ / テレヒ「ネオ・ウルトラ」 シナリオ作家協会は、歴史深 このたび、新たにシナリオ作家協会に入会 い場所かと思います。これから いたしましたいながききょたかと申します。 は、そういった歴史、またはシ すでに、シナリオを書き始めて幾年か経っ てしまいましたが、 改めて、シナリオ作家ナリオライターの先輩方、日本 の方々と交流を持てられればと思い、入会映画界を支えてきた巨人たちの 一端に触れられるべく、積極的 した所存です。 に様々な活動に参加していきた 以後、お見知りおきのほど、よろしくお いと考えております 原いいたします わたしは、もともと現場上がりです。制 いなかききょたか 0 、」 0 作協ニュース 432 号編集後記 ◎「カメラの目は脚本の目」今回のゲスト、美術監督の小澤秀高さんの言葉には唸った。カメラで写される映像はいった 小澤さんは脚本の目だという。脚本家の目ではない。そこがミソだ。たしかに脚本 い誰がなにを見ている映像なのか ? を書くという行為は見つめるという行為に似ている。まるで神様のように、その作り出そうとしている世界全体を俯瞰し つつ、同時に登場人物一人一人の主観にわけ入っていく。いや、寄り添い、ともに見つめ、感じていく、といった方がし っくりくるかも知れない。だとすれば天使か。どちらにしても正気の沙汰ではないが、もちろんみんな天使でも神様でも ないから、のたうち回りながら書くことになる。生みの苦しみってやつだ。それはたしかにある。が、だからといって神 様になりたいわけでもないし、なれるものでもない。映画は映画にむかって、ドラマはドラマに向かって書かれるべきだし、 そもそも映画やドラマ作りの醍餬味は、監督やプロデューサー、役者やスタッフ、携わる人々との邂逅とその化学反応に あるのたから、どれだけ苦労して書き上げたとしても、作り上げた脚本の世界がどう読まれていくのか、信じて手放すし かないのだ。とはいえ、一方で、脚本家にはゼロからイチを生み出した者の自負と責務がある。込めた想いや祈りをそう 簡単に捨て去ることもできない。この連載企画では、毎回各パートのゲストに対して、脚本をどう読み込んでいくのか ? と尋ねることになっているが、その過程は実にさまざまで、毎回新鮮な驚きと発見をもって受け止めている。今回のゲス ト、小澤さんは脚本の裏側から立ち昇ってくる空気ーー街の気配やそこで暮らす人々の息づかい、どんな家に住み、どんな 茶碗でご飯を食べているのか、それが見えたとき初めて監督やカメラマンと話ができると語られている。その対話の果て に完成した映画やドラマの世界があるのだとすれば、脚本家がいかに最後までその対話にかかわり続けることができるの か。もちろんそれは誰よりも先に手放してしまう脚本を通してしかないのだけど、ではそれはいったいどんな脚本なのか。 小澤さんの言葉にヒントがあるような気がしている。 ( 木田 ) 協同組合日本シナリオ作家協会ニュース 第 432 号 2016 年 1 月号 発行人◎加藤正人編集委員長◎井土紀州 編集委員◎荒井晴彦、金村英明、亀和夫、木田紀生、黒川美絵、佐藤稔、田中責大、中野太、西川美也子 東京都港区赤坂 5 ー 4 ー 16 TELO 3584-1901 FAX03-3584-1902 http://www.j-writersguild.org/ 16