『ロジカル・コミュニケーション』 はじめに Part 1 「話がうまく伝わらない」のは、 ロべただから ? コミュニケーションカアップにあった ! アナタの話、サッパリわかりませ ~ ん ! 国際社会で求められるスキルは 語学力よりもコミュニケーションカである 現地ですぐに溶け込める人、ダメな人 まずは、「コミュニケーションとは何か」 を特定しよう 管理職のコミュニケーションカを高めれば、 組織は活性化する スタンダードな視点を付加して 「伝えたいこと、伝える順番」で すべて決まる ! 相手を見て法を説け ! 情報伝達しだいで シロがクロ、クロがシロに ? 37
Part 2 「話の設計図」を使えば、 論理的コミュニケーションができる ! ロべたで、話がわかりにくいと 言われてしまうんです 実際に話してもらうと・・・ A さん、あなたが今回の日本語のプレゼンテーション研修に 望むことはなんですか 問題を分析 舌が整理されていない ! チェック -- 話の大筋がはっきりしない Step1> 話を大きく分ける ーーー何個に話を分けるか Step2> 情報のかたまりに名前 ( ラベル ) をつける バランスとコントロール性を考えて Step3> 名前を使って、伝えたい情報の全体像を予告する 目印のついた地図を共有してもらう 再チャレンジ 結果ーー自分の頭の中が整理された ! 自分としてはわかりやすく話しているつもりなので、 何が問題なのか見当もつかないんです ! 実際に話してもらうと・・・ T 社との取引破棄の危険、前任者の不評・・・ 問題を分析 舌が長い ! いつまで続く・・ 44 ose 1 一三ロ 話の設計図 cose 2 一三ロ
チェックーー話が整理されてない Step1> 話を大きく分ける 2 階層か、 1 階層か Step2> 情報のかたまりに名前 ( ラベル ) をつける ネーミングのバランスをとる Step3> 名前を使って、伝えたい情報の全体像を予告する 最初に伝えるべきことは何か ? 再チャレンジ 結果ーー話が簡潔になった ! ◆ T 社との取引破棄を「分け方その 1 」でまとめると・・ OA 機器販売会社営業アシスタントの C 子さん・・ 本当に私の話し方は 要領を得ないのでしようか ? 実際に話してもらうと・・・ 顧客からのクレームの報告 問題を分析 - ーーイ云える順番がおかしい Step1> 話を大きく分ける ーー報告内容は 3 つに Step2> 情報のかたまりに名前 ( ラベル ) をつける 見てすぐわかるラベルを貼る Step3> 名前を使って、伝えたい情報の全体像を予告する 話の設計図え・ case 3 話の設計図 -- -- 感情的側面と物理的側面 結果ーーースムーズに複数の話を展開可能に ! ◆トラブル処理の依頼ーー改善のポイントは 改善後 - ア - ア にあった !
Port 3 なせ、日本人は論理的に話すのが 苦手なのか ? 「話し方の問題点」とは ? 問題点 1 結論がハッキリしない 問題点 2 曖昧な表現を好む 問題点 3 話の主体性が見えない 問題点 4 論理的飛躍が許される 問題点 5 話の内容が連鎖的に変わる 問題点 6 質疑応答の直接性を重要視しない 問題点 7 言葉数が少なく、 コミュニケーションに対する意欲が低い 問題点 8 重要な内容と瑣末な内容が混在する 問題点 9 短い単語、句、センテンスを用いる 問題点 10 話の先の展開が予想できない 問題点 11 たとえ話や事例を積み上げて話を構成する びな 1
なせ、日本人には そんな問題が起きてしまうのか ? ハイコンテクスト文化とローコンテクスト文化 Point1 日本は世界で最もハイコンテクストな社会 Point2 「通じる」ための環境が逆に落とし穴 Point3 「話し方のトレーニング」を誰も受けたことのない国 Point4 しかし、「通じる」ことにも限界が・ Point5 自由な構造の日本語がわかりにくさを生む Poi nt6 相手に理解を委ねる日本語の難点 Point7 び。 2 ション っミュ′・ ケ ュ つニ
Port 4 0 「論理的に話す」ための アウトライン・トレーニング 新任管理職研修プログラムの変更の提案 「どうして新任管理職研修のメニューを一部変更し なければいかないのか」と考える。話は大きく 2 つに分 かれる。 「 K 支店はどんな状況で、どうすべきなのか」と考 える。「問題」→「対策」と捉えてみる。 トップ営業マン青山さんを見習うべき点 「どんなところを見習うべき」と考えていたのか。 2 階層に分けて考えてみる。 「ネット通販のさらなる拡充のためには、ホームペ ージをどうすればいいのか」と考えてみる。「問題点」 →「原因」→そして「対策」。 「図書広告の掲載先は何を基準に選ぶべきか」とい う視点で考える。選択基準が明瞭であれば、それだけ説 得力も増す。 ーー連絡する内容が難しくないだけに、ついつい思いつ いた話し方に・・・。きちんと図にしてから話してみよう。 付録論理的に話すための 25 の整理バターン 「ロジカルコミュニケーション」は株式会社パンネーショ ンズコンサルティンググループの登録商標です。 カバー装丁・モウリマサト / 本文デザイン・ムープ / 本文イラスト・福々ちえ 104 、宀 2 109 、宀つつ 4 、宀 5 、宀 6 120
安田正 ( やすだただし ) パンネーションズ・コンサルティング・グループ代表取締役。 1953 年、宮 城県生まれ。 76 ~ 77 年、英国留学。 78 年、神奈川大学卒業。兼松パ ーソナル・サーピス国際文化事業部部長を経て、 90 年に企業向け語 学研修機関 ( 株 ) パンネーションズ・コンサルティング・グループを設立。 自ら講師としても活躍。主な著書として、「会議力」 ( 日本経済新聞社 ) 、 『日本人のための英語プレゼンテーションの技術』 ( いずれもジャパン タイムズ ) 、『ビジネス最前線の英語上達法」 ( 日興企画 ) など多数。 株式会社パンネーションズ・コンサルティング・グループホームページ http//www.pan-nations.co.jp/ 安田正のプログ http 〃 www.pan-nations. CO. jp/mt/ ロジカル・コミュニケー 2007 年 1 月 20 日初版発行 2012 年 7 月 20 日第 18 刷発行 ション⑩ 発行者 発行所 「女日 OT. Yasuda 2 Ⅲ ) 7 杉本淳一 東京都文京区本郷 3 ー 2 ー 12 〒 113 ー 833 齢日本実業出版社 大阪市北区西天満 6 - 8 ー 1 〒 530 ー開 47 編集部谷 03 ー 3814 ー 5651 営業部谷 03 ー 3814 ー 5161 振替開 170 ー 1 ー 25349 http: 〃 www.njg. CO ・ jp 印刷 / 壮光舎 製本 / 若林製本 この本の内容についてのお問合せは、書面か FAX ( 03 ー 3818 ー 2723 ) にてお願い致します。 落丁・乱丁本は、送料小社負担にて、お取り替え致します。 ISBN 978 ー 4 ー 534 ー 04174 ー 6 Printed in JAPAN