完訳日本の古典 第55巻 芭蕉文集 去来抄

キーフレーズ

芭蕉 先師 去来 俳諧 おくのほそ道 江戸 蕉門 元禄 一六 初め 曾良 笈の小文 発句 其角 幻住庵 去来抄 紀行 西行 貞享 猿蓑 深川 一四 一九 一句 伊勢 野ざらし紀行 支考 歌枕 現代語 自分 木曾 文集 侍る 見える 年刊 中国 鹿島 嵯峨 当時 考え 京都 付句 知ら 見る 許六 一つ 名古屋 三年 丈草 底本 落柿舎 詠ん 三六 見え 秋の しよう 素堂 一三 和歌 所収 人々 日記 延宝 天和 須磨 享保 思わ 作者 日本 凡兆

目次

芭蕉文集 紀行・日記編 野ギ、らし , 紀 ( 打・ 鹿島詣 : 笈の小文 : 更科紀行 : おくのほそ道 : 嵯峨日記 : 校訂付記 : 凡例 : 目次 井本農一校注・訳 原文現代語訳 ・ : 四六・ : ・ : 一 0 九

俳文編 校訂付記 : 解説 : 付録 紀行・日記編主要諸本異同表・ : 紀行・日記編地図 : 『おくのほそ道』地名巡覧 原文現代語訳 こゝのとせの ( 柴の戸 ) : : 一六七 : ・ 一一我其句を識て ( 乞食の翁 ) 一六八 : ・ : 一一 0 六 三深川三またの ( 寒夜の辞 ) 一七 9 : 四草の戸さしこめて ( 「蓑虫ノ説」跋 ) : ・ 五みのゝくに ( 十八楼ノ記 ) 一七五 : 六北陸道に行脚して ( 銀河ノ序 ) 村松友次校注・訳 原文現代語訳 七幻住庵記・ : 八望月の残興 ( 堅田十六夜之弁 ) : 九こゝかしこ , つかれありきて ( 栖去之弁 ) : 一九四 : ・ 一 0 芭蕉を移す詞 一一許六離別の詞 ( 柴門の辞 ) 一究 : ・ 一一一閉関之説 : ・ 一一五六 ・ : 二四

『幻住庵記』『望月の残興』地名一覧 : 『幻住庵記』『望月の残興』出典解説 主要人物略伝 : 初句索引 : 去来抄 去来抄 先師評 : 同門評 : 校訂付記 : 解説 : 主要俳人略伝 : 初句索引 : : 三一一四 : ・ : 三九三故実 : ・ ・ : 四 0 九修行 : ・ 栗山理一校注・訳 ・ : 三五 0 ・ : ・ : 四五八 ・ : 三八九 ・ : 四三四

ロ絵目次 月はやし懐紙 : 芭蕉旅の画巻 : ・ 一一見文台 : 〈装丁〉中野博之

芭蕉文集 2 あ行 亠めか / , 、、レ」 秋風や 秋涼し 秋十とせ 秋の日の雨 あきをこめたる あけ 明ばのや あさがほや 足駄はく 暑き日を あつみ山や あの中に あふ 扇にて 海士の顔 あまや 蜑の家や 雨に寝て ぐさ あやめ艸 荒海や 初句索引 嵐山 あらたうと 八 0 有明に 一九有難や 八 0 いギ、もに いざ行む いざよひも 一一九石山の いちびと 一九市人よ = 0 一一偽せめて 三八命二つの 七六芋洗ふ女 うゑ 実 いも植て いもの葉や 四 0 うきふしゃ , つき我を うすひ 耄碓氷の峠 = 八宇津の山 六三卯の花に 大一大卯の花を 一、芭蕉文集の本文中に改行して掲げた俳句・連句 ( 長句五・七・五、短句 七・七 ) および和歌の初句を、歴史的仮名づかいにより、五十音順に配列 した。和歌は初句の下に ( 歌 ) と示した。 一、下の漢数字 ( 一一一三など ) は本文のページを示すものである。 八九馬に寝て 五三馬をさへ 空海くれて 七三梅こひて 一一三梅白し 三四梅の木に 哭送られつ おこらご 八一御子良子の おひ = 0 笈も太刀も 九五大峯や おもかげ 一一一一俤や 一六おり / 、に ( 歌 ) 一宅 か行 かきつばた 八九杜若 かけはし 九一桟や いのちをからむ 九四 九五 ー先おもひいづ 六九笠嶋は 夭かさねとは かし 一五樫の木の かたつむり = 0 蝸牛 語られぬ 一一三歩行ならば 一一 = 神垣や からさき 三七辛崎の 四九かりかけし かれしば 三七枯芝や か 六一香を探る きさがた 九七象潟や ー雨に西施が ー料理何くふ 木曾のとち きつつき 木啄も きめた 四三碪打て きゃうく 狂句木枯の 四八京までは 哭霧しぐれ 六一一霧晴て 五五草の戸も . . . 三 - 匕ツし 三四 . 五 . 四 、五 . 四 - 七 - ヒ

草枕 くたびれ 草臥て くまの路や 雲の峯 くれくれ くわんぶつ 灌仏の 今日よりや こがひ 蚕飼する あじか 腰の簣に このあたり このごろ 頃日の 此松の 此山の ごペう 御廟年経て さ行 桜がり 桜より 酒のみに さなへ 索早苗とる 句寂しさや 初さまみ、の さみだれ 五月雨の 五月雨や 五月雨を 一一 0 寒けれど 三八 さらしなや きくひと 九七猿を聞人 つの 七五鹿の角 しづか 一六九閑さや 四一一賤の子や 八一一しにもせぬ 七一しのぶさへ 九四しばの戸に 一七六時は 九七汐越や = 八しほらしき 三六白げしに 一八涼しさや 一六九涼しさを 須磨寺や 須磨のあまの ぜんまい 四 0 狗脊の そう 六三僧朝顔 そりすて 三九剃捨て 六 0 た行 八六 三六田一枚 六九鷹一つ 九八誰が聟そ 当竹の子や た くひ ー喰残されし をさなき 哭 ー稚時の たこつば 一四蛸壺や たてよこ 四一一竪横の ( 歌 ) たきね 七一一旅寐して = 八旅人と 一九ためつけて 一一 0 ちゝはゝの 一六七鎖あけて ぢゃうろく 五四丈六に 七七ちる花に 八 0 つかみあふ = 三塚も動け 七五月影や 七一月清し 四四月さびし 四四月はあれど 九一一月はやし 一七月見ても 五三月見んと 蔦植て 露とノ、 /. 、、 毛出替りや 三四手にとらば消ん 一一一寺に寐て 手をうてバ ったうゑ きえ と 九七磨なをす 九一一時は冬 四四年暮ぬ 五六 な行 三一夏草や なつごろも 一一一四夏衣 四 0 夏山に 一九一一猶みたし 一一一六波こえぬ なみ 四一浪の間や 八九何の木の 八 0 庭掃て 四九ぬぐはゞや ねぐら 会塒せよ のう = 八能なしの 四三野ざらしを のわき 四三野分より 一一九野を横に は行 九一一萩原や 一六箱根こす ばせみ・は 一一八芭蕉葉を 九一一裸には なほ 一九七 三四 六九 八三 . 五 . ツし - ヒ

はたけ 畠の塵に はなの秋 はひいで 這出よ はまぐり 集蛤の 文春雨の 蕉春て 春なれや 春の夜や 半俗の ひぎ 膝折ルや ひとついへ 一つぬひで 人の汲間を ひとひ 日は花に ひばり 雲雀より ひょろ / 、と ひんぎん 貧山の 風流の 深川や 吹とばす 二日にも ふみづき 文月や 冬の日や 冬牡丹 ふるさと 旧里や ふき くむま 九五星崎の 一一九牡丹蘂ふかく 七一ほとゝぎす 八セ ー大竹藪を きえゆくかた ー消行方や ー啼や榎も 一一一ほろ / 、と 三〈 ま行 九四 さぎんくわ 天又山茶花を 七九又やこん 四一一またれつる 九五松嶋や 九一一先たのむ 四 0 豆植る 三九まゆはきを 四九みそか月なし 一天道のべの 夭水とりや 一四身にしみて たれ 四九昔誰 むざんやな 七八名月や 三三芽出しより 一九物書て 三五物の名を しペ 三一一もゝひきや や行 やが 九 0 頓て死ぬ 四四山里に ( 歌 ) 九四山路来て 三九山中や ゆきは不レ申 ゆくコマ 三一行駒の 九 0 行春に 九七行春や 六七湯殿山 ゅ 一八九柚の花や よしとも 九一一義朝の 七一吉野出て 一五よし野にて ー桜見せふそ ー我も見せふぞ よだ 四九夜田かりに 九一世の人の よもすがら 八一終宵 八六 ー秋風聞や 九四九五 ー嵐に波を ( 歌 ) ら行 三七 きく らん = 九蘭の香や 櫓声波を打て こゑ 天九艪の声波を打て わ行 わかかへで 八一一若楓 一一六我がきぬに 八一一若葉して = 三わせの香や 四一わた弓や 七五 八九 三八 五九 三九 一六八 一七 0 七九

あ行 赤人の 秋の風 あくるがごとく あさがほ あさぢふ 浅茅生に 尼に成るべき あまのやは あや 綾のねまきに 嵐山 あれは松にて あを 青みたる いくとせ 幾年の いけだひ 索生鯛の 句いそがしゃ いなづま 初電の 命嬉しき 岩鼻や うぐひす 鶯の 初句索引 ー岩にすがりて ー海むいてなく 三一三三耄 ー舌に乗せてや な 三六五 ー啼いて見たれば 一宅五 ー身を逆に うづくまる 三 = 一一卯の花に 一宅九卯の花の うはおき 三 0 八上置の 三 = 一姥らもさぞな 三三一一馬に出ぬ日は 三六六馬の耳 三一七梅白し 三三七梅にすずめの 三四六梅の花 三一六 , つらやオ ( し えび 三三三海老肥えて おうおう 三七九応々と 三 0 八起きざまに おしろいを さかさま 一、『去来抄』本文中に改行して掲げた俳句・連句 ( 長句五・七・五、短句 七・七 ) の初句を、歴史的仮名づかいにより、五十音順に配列した。 一、下の漢数字 ( 一一三など ) は本文のページを示すものである。 おほとし 三三 0 大歳を おめいこ 三四九御命講や おもかぢ 三三 0 面梶よ 三一一九 か行 三三 0 三一 0 かかりあしくや 三 = 八かきよりは かけごひ 三八六懸乞に かささ 三大笠提げて 三五一歩行ならば かどぐち 三大門ロや からさき 三毛辛崎の から一け 三哭干鮭と 三一八君が春 きゃうだい 三四六兄弟の 三 00 清滝や 三六六切られたる 三三六桐の木の くらつば 三一一九鞍坪に くらのかみ 三天内蔵頭かと 三 0 五くれ縁に 三四 0 くろみて高き ぐわんじっ 三 0 一一元日や こがらし 凩の 三五一此木戸や 三六一駒買に 三七九駒ひきの 三 = 七是は是は さ行 三四 0 さうあん 一一九七草庵に 三一一九咲く花に 三 0 一一一 ーかき出す縁の 三一六 三 0 一 さびしさや さんせん 三 0 六散銭も 三三一時雨るるや したぶし 三三五下臥に 三八 0 じだらくに この 三七七 三 = 0 三四三 一一一 00 三 00 = 究 三 = 三 三六五 三七九 三一一 0 三三八 三 0 六 三一四

しもゃう 下京や しらうを 鮖白魚しろき しろみづ 白水の 抄すずしさの 来 た行 去たうきび 唐黍に 滝あり蓮の葉に 田のヘりの 玉棚の 玉祭 ちゅうれんじ 中連子 ちる時の ちる花に つかみあふ 月に つき出すや 月に柄を 月雪や ったの葉 妻呼ぶ雉子の 丁固が松 でっちが荷ふ 手をはなっ どこへ行くやら 年たつや てい・一 としどし 三一 0 年々や 三六七取られずば 三 = 八鳥共も 三 0 一一鳥も囀る 泥がめや とをだ′一 十団子も 三三八 な行 き四なき人の 三四泣く泣くも 三三九菜種色なる 三 = 一何となく 三三一一 につント朝日に 三六八 は行 三七九はつの亥の子に 三会花ちりて 三六五花守や 三 0 六春風に 一二 = 春の野を はれもの 三一一 0 一宅五腫物に びやうがん 三六七病雁の 三一九ふすまっかうで 二つにわれし 三四六舟に煩ふ 三四三振舞や さへづ 三四七まりこ川 まんぢゅう 三一一一饅頭で 三七八身細き太刀の 三五一一むすやうに 三一七名将の 盲より もりやま 守山の や行 三三 = 三八六役者模様の 三 0 一山路きて 三一一七行かずして 三一一四 雪の日に ゆくはる 三 0 八行春を ゅふ 三七九タぐれは 三一二タ涼み ゅふだち 三一八白雨や 三 0 四弓張の 三五一一分別なしに 三三四蓬莱に 三八七細き目に 三セ七発心の ほととぎす 三一三時鳥 三全ばんとぬけたる ま行 三大 一一一四セ 三一一五 一一九八 三三五 三一五 三三七 三三 三四一 三六六 三六 0 三四五 三五一 = 九七 ゐのしし 三天猪の ーねに行くかたや 三三三 ー鼻ぐすっかす 三一一 0 をととひは わ行 三四 0 き七

奥付

完訳日本の古典第五 + 五巻芭蕉文集去来抄 昭和年貶月日初版発行 定価一瓦〇〇円 校注・訳者井本農一村松友次栗山理一 発行者相賀徹夫 印刷所凸版印刷株式会社 発行所株式会社小学館 〒期東京都千代田区一ッ橋二ー三ー 振替口座東京八ー二〇〇番 電話編集 ( 〇三 ) 二九二ー四七六三製作 ( 〇三 ) 二 三〇ー五三三三販売 ( 〇三 ) 二三〇ー五七三九 ・造本には十分注意しておりますが、万一、落丁・乱丁 などの不良品がありましたらおとりかえいたします。 ・本書の一部あるいは全部を、無断で複写複製 ( コビー ) することは、法律で認められた場合を除き、著作者およ び出版者の権利の侵害となります。あらかしめ小社あて 許諾を求めてください Printed in Japan N. lmoto T. Muramatu ( 著者検印は省略 R. Kuriyama いたしました ) ISBN4 , 09 し 56055 ・ X 1985