完訳日本の古典 第54巻 芭蕉句集

キーフレーズ

芭蕉 元禄 おくのほそ道 季語 江戸 蕉翁 俳諧 句集 年刊 支考 猿蓑 真蹟 撰集 日記 三冊子 野ざらし紀行 貞享 連句 笈の小文 発句 其角 前書 桃青 延宝 曾良 付け 西行 去来 感じ 深川 蕉門 秋の 一句 伊勢 俳句 紀行 書簡 去来抄 歌仙 草稿 意味 四年 京都 冬の日 当時 草庵 幻住庵 生活 三年 木曾 寛文 伊賀上野 付合 時雨 名古屋 あたり 琵琶湖 自分 見える 別名 表現 思い 見る 言葉 秋風 杉風 宗房 大津

目次

俳句編 寛文二年・ : 寛文四年・ : 寛文六年・ : 寛文七年・ : 寛文十一年・ : 延宝三年 : ・ 延宝四年・ : 延宝五年・ : 延宝六年 : 延宝七年・ : 凡例 : 目次 ノ、 . フ、 . 五 . 四四 延宝八年・ : 延宝九年・天和元年・ : 天和二年・ : 天和三年 : ・ 天和四年・貞享元年 : ・ 貞享二年・ : 貞享三年 : ・ 貞享四年・ : 貞享五年・元禄一兀年 : ・ 貞享年間 井本農一 堀信夫 注解 : ・四七 : ・七六 ・ : 九八

元禄二年 : ・ 元禄三年 : 元禄四年 : 元禄三・四年 : 元禄五年 : 元禄六年 : 連句編 狂句こがらしのの巻 : 鳶の羽もの巻 : 市中はの巻 : 解説 : ・ 付録 芭蕉略年譜・ 俳句編出典俳書一覧 : ・ ・ : 一七四 元禄五・六年 : 元禄七年 : 元禄五・六・七年 元禄年間・・ 貞享・元禄年間 灰汁桶のの巻 むめがゝにの巻 中村俊定 堀切実 注解 ・ : 三五四 一一七九 一一九七

連句編作者略伝 : ・ 連句編引用注釈書一覧 : ・ 俳句編初句索引 : ・ 連句編初句索引 : ・ ロ絵目次 芭蕉像 ( 杉風画賛 ) 「枯枝に」「世にふるは」自画賛 : ・ 真蹟「自然」・ : -4 〈装丁〉中野博之 ・ : 三七一 ・ : 三七三 : ・三七四 ・ : 三八 0

芭蕉句集 374 あ 於春よ 秋風に 秋風や おろ ー石吹颪す ゃぶはたけ ー藪も畠も 秋近き ー心のよりや よる ー心の寄や 秋十とせ 秋の夜を 秋深き 秋もはや 明ばのや ーしら魚しろき ー白魚のしろき - あき、かほに あさがほ 蕣や ア、はるはる あけ 俳句編初句索引 朝露に 朝露や あぢさゐ 一一七紫陽草や 一一 0 九暑き日を 、にいれたり ー海に入レたる 一六四異あつみ山や 六一あなたふと あなむざんや 三一九異あなむざんやな あまや 三一九海士の屋は 五一一あやめ草 三一一九荒海や あらしやま 一一一三五嵐山 三一一八あらたうと ( あらたふと ) ー青葉若葉の ー木の下闇も なん 六四異あら何ともなや 四五あられきくや 一一九 0 あられせば 六四 、この索引は、俳句編の俳句の初句を、歴史的仮名づかいによる五十音順に 配列したものである。 二、初句の下には、句番号を漢数字 ( 一 = 三など ) で示した。 三、異形句については、句番号に異とつづけて ( 一一三異など ) 表した。 あられ 三一七三一七異丸雪せよ = 一一四異市人よ しぐれ 三一七異有がたや 一一九八異 あを いつけみな 三 0 八青くても = 七九一家皆 青葉して 一四七異いなづまを 一九八青柳の き六稲の香や 一九八異 命なり 命二ッ 一実異いかめしき 六三命二ツの 一一一一異いきながら き一家はみな 一三異いざ出む 一 = 三異いも植て いギ、き、らば いら、崎 ゆか 一八六 いざ行む 一一一三異入あひの = 0 六 いざよひも 一六一一色付や 孟四石の香や 一合 石山の ー石にたばしる うかれける ー石より白し 、つき我を うぐひす 一一 0 市人に 鶯や これ もちふん いで是うらん ー餅に糞する ・一のからかさ ー此傘の ー柳のうしろ 一七六異 一七六 いちびと セ 0 異 七 0 異 = 四四 うゑ 一一五六一一五六異 一一三一一異 一一 0 八異 七九異 一一九異 三一三 一三四 毛四 一一一三七 一七五 七 0 セ九

牛部やに くら ー蚊の声闇き ー蚊の声よはし うちは 団扇とって 団扇もて うづみび 理火も 埋火や うばギ一くら 姥桜 馬に寝て ー残夢残月 ー残夢月遠し 馬をさへ 馬をだに 海くれて 梅白し うめわかな 梅若菜 瓜作る お 索おき 句起よ / 、 初 おくられつ ーおくりつはては ー・別ッ果 - は おとろひ 衰や おほっゑ 大津絵の ー筆のはじめは ー筆のはじめや 一一四七異かげろふの 一七一一かれ芝や おほひえ かげらふや = 六三大比叡や ーまだかげろふの 一一宅異 ーしの字を引て 一一六三異 一六笠嶋は ーやゝかげろふの ひき 八一異 ーしを引すてし 一六異笠嶋や 一会異香を探る おはゐがは 全全異大井川 三一六異数ならぬ ー梅に家みる おめいこ = 六 0 一六七御命講や 天一風かほる ー梅に蔵見る おもかげ 天一一俤は 一六一異語られぬ 寒菊や 一一俤や ー湯殿にぬらす おもしろうて ーゅどのにぬるゝ ーやがて悲しき一五五一異歩行ならば 一一一六菊の香や カハウソ ーやがてなかるゝ 一一 = 七菊の花 一異獺の 六六おもしろき 三一一一 0 かびたんも 一一一きさがたの 一一一一かまくらは 六六異面白し 一一七六異象潟や 七一おもしろや 一一七六木曾のとち 一 = 一異鎌倉を おらんだ かみあっ 七五阿蘭陀も = 五噛当る = 五三異木曾の痩 紙ぎぬの 一三一木曾の痩も きつつき 一 0 九 かみこ着て 三異木啄も かきつばた 杜若 髪はえて 一大異 ー庵はくらはず かめわ ー語るも旅の 一四九瓶破るゝ ー庵はやぶらず一天一大異 からさき ーにたりやにたり 七七七七異きてもみよ 四辛崎の きのふ かくれ家や 聶も 三天異 = 四一一一一四一一異昨日から かり ー目だゝぬ花を = 七一きみ火をたけ 一八三異鴈さはぐ 九八九八異 きゃうく ーめにたゝぬ花を一会異枯枝に 狂句こがらしの きゃう 一一吾一かくれけり ー烏とまりたりや 三一異京にても かけはし ー烏のとまりけり 桟や 一六 0 一六 0 異 三一京に居て = 四七かげろふに 一三七異 ー烏のとまりたるや三一異京は九万 九 0 九 0 異 一夭異 五五異 一夭 一一四五 からす 一九七異 一 0 六 一と 一会 一九七 一 = 一三異 一三 0 異 一一一四異 一究異 一六五異 一一九五 三毛 = 九三 六 ^ 一究 一六三 一六五

京までは 清滝や ちりこむ ー波に散込 集 ー波に塵なき 句桐の木に 蕉 水鶏鳴くと いへばや佐屋の ー人のいへばや 草の戸も ー住替る代ぞ ー住かはる世や 草の戸や 草枕 くたきれ 草臥て 椹や 蜘何と 雲の峯 をりをり 雲折 / 、 ー人をやすむる ー人を休める くわんおん 観音の ぐわんじっ 元日は くひな 八三異 犬八八異 三一六 こがらし 三一六異凩の こがらしゃ 腰たけや こだひ 小鯛さす こちらむけ 三一一一一異此秋は 三一三此梅に 此道や 一七三 この道を 一当異木のもとに = 六五此山の ・一ほりにが 六九氷苦く こもをきて 四四 ごを焼て こんにやノ、に 一九六 ー今朝は売かっ ーけふは売かっ こんにやく 八三菎蒻の 一七一酒のめば さゞれ蠏 早苗つかむ 一一三七 一一五実や月 たい 三三一三三一異 三三一異 = 三早苗とる し さびしさや しうかいだう ー岩にしみ込 一九三異秋海棠 しぐれ 六八異 ー須磨にかちたる = 一七時雨をば はな ー華のあたりの 一四四異時雨をや しづか = 0 一異さまみ、の 一三八閑さや さみだれ = 0 四 = 0 四異五月雨に しにもせぬ シ / プ 旨五 = 三五異 ーかくれぬものや 一五 0 荵さへ 一 0 七 ー鳰の浮巣を ー枯て餅うる さみだれの ー枯て餅かふ しはう ー雲吹おとせ 三一 = 異四方より しほ′」し ー空吹おとせ 三一 = 汐越や しほだひ ー降のこしてや 一犬塩鯛の 一三一一五月雨や 塩にしても ー雲吹落す 三一一一異死よしなぬ ふる ー年み、降も 一会異しら菊の リウトウあぐ 一一七一一七異 ー龍灯揚る 一八しら菊や しら ー桶の輪きるゝ 一 0 五白げしに 一一会異五月雨を しら露も ーあつめてすゞし一九四異 ーこばさぬ萩の ーあつめて早し ーこばれぬ萩の さむき田や 一一八異白露を 猿引は 三四 0 城あとや きく 五三 九七猿を聞人 す 一一 0 猿を泣旅人 吾異 さをとめ 一会異五月乙女に 一八四異水仙や 天五 = 八七 一一四六 ふり 一九四 一八四 六七異 三 0 一一異 一一一 0 = 異 六一一異 三三三 三三三異 三 9 一 天 0 七異 一五四 一九三 六七

すくみ行や 涼風や 涼しさや ー海に入たる ーほの三か月の 一冴しさを ー海に入たり わがやど ー我宿にして すす 煤はきは 住つかぬ するが地や せうしゃう 少将の せきぞろ 節季候の 田一枚 だいりびな 3 大裏雛 たうき 句当皈より たこつば 編 蛸壺や 句 俳旅にやみて ゃん 旅に病で 旅人と たきね 旅寐して 一一八異たふとさや 一九五異ためつけて 誰やらが 一九八異 ー形にたり ー姿に似たり たんだすめ ち 一九 0 一一究ちゝはゝの ちどりたち = 四一千鳥立 ちまきまく 三一一粽巻 ゅ 粽結ふ ちゃうせう 長嘯の ぢゃうろく 一一一一三 = 一三異丈六に 一一四 0 丈六の っ 一耄塚も動け = 一一月清し 天八月さびよ 一一九月白き = 七一一月しろや 三三六異月澄や 三三六三三六異月花の 一一四月はやし まち 一 = 五月待や 一九八異 一九五 一七六異月雪と った 一 = 一一蔦植て っゝじいけて 一 0 一露とく / 、 て 手にとらば消ん てふとぶ 蝶の飛 てんびん 一四五天評や 一一四三 と とうギ、い 一一五九東西の くれ 一一一一一一年暮ぬ 一一宅一一宅異年み、や 一一宅異年の市 どむみりと もかノ、・も な 一二六一一一六異 一三 0 一三 0 異無き人の 会夏来ても 一一三六一一三六異夏草や 三三四夏の月 一一八三夏の夜や 一一一なに喰て 0 なまぐさし = 異 一 0 一異 一 00 なみだしくや 浪の間や ななへ 大奈良七重 堯何とはなしに なんこの 何に此 何の木の ー花とはしらず ー花ともしらず ー花ともしらぬ ー花ともしれぬ 七一一似合しゃ 天四西か東か 究西東 三 0 庭掃て にゆうめん 毛 0 乳麪の ね 一五一一ねぶかしろく 一吾一一吾一異 ー洗あげたる 一八七一全異 ー洗ひたてたる 一五一五異猫の妻 三一八 の = 九一能なしの 九一一異 夭 八 0 ねこ のう 一一一六異 = 六六異 一三五異 一宝異 一三五異 七六異 五 0 異 九 = 異 一三五 一一六六 一三五

のがれけり 野ざらしを のみしらみ 蚤虱 ー馬の尿する 集 句 ー馬のばりこく 蕉野を横に おち 馬上落ンとして 馬上眠からんとして ばせうのわき 芭蕉野分 芭蕉野分して ばせを植て はつくけん 八九間 初しぐれ ー猿も小蓑を ー初の字を我 初真桑 はっゆきや さいはひあん ー幸庵に ー水仙のはの 花さかで さき 花咲て 花にあそぶ 花にうき世 はつまくは 一一四五異花にやどり ー瓢簟斎と ー瓢単堂と 一八九はなのかげ 一八九異花の雲 一七九花みな枯れて 花を吸ふ はひいで 這出よ 五五異はまぐりに はまぐり 五五異蛤の ーふたみにわかれ 三九異 三九三九異 三六 ーふた見へ別れ はらなか 一三六原中や 三 0 五三異春雨や ー蜂の巣ったふ よも ー蓬をのばす 三 00 春たちて たっ = 0 三春立と はる立や 九五春なれや 九六春の夜や 八九異春もやゝ 兊春やこし ひ 四三 びいと啼 ひがし ひげ 天異髭風ヲ吹て 一四一一一声の 一 0 三人声や ひとついへ 会一家に ひとひ 一 9 一異一日 / 、 一九一一九一異人も見ぬ = 会異日は花に ひばり 雲雀より ー上にやすろふ = 一九 = 一九異 ー空にやすらふ 一一一九異ひや / 、と 一 0 四ひょろ′ / 、と ーこけて露けし 三 0 七 ー猶露けしゃ 三三八貧山の ふうりう 吾風流の 七三七三異吹落す ーあさまは石の ー石はあさまの おろす 一吹颪 吹とばす 鰒釣らん 天六 ふく ぶしゃう 三 = 六不性さや ーかき起されし だき ー抱起さるゝ ふつか = 八九異二日にも ふみづき 三三一異文月や = 0 七冬籠り 一一毛冬の田の 毛三冬の日や ふら 一四四降ずとも ー竹植る日は ー竹植る日や 一四一降らねども 三一一 0 振売の 古池や ー蛙飛こむ ー蛙飛ンだる 四 0 ふるさとや へそを ー臍の緒なかむ ー臍の緒に泣 一全一全異 ほうらい 一六四異蓬莱に 一六四異星崎の 一六四異ほとゝぎす ー大竹藪を ー声や横ふ 一異 一四一異 一六四 六五 四六 かはづ 一一八九異 三三九 三三九異 三三九異 = 九六 = 突異 一異 一一八異 九一異 一一一七異 一一一 0 三 = 0 五 一六六

379 俳句編初句索引 麦麦 ま先当町 三み見簑み水道道みみ 井ゐ渡虫なとほのぞそか日送 ゆた医 のの 穂穂む寺せの出りそ ~ れか月月リみはの師まく宿声 とるた ばな を 比ふ し のや 一一三一一一三一異 = 耄異 一一一一四異 ー便につかむ 三 0 九 ー先とふ荻の ーあふみの人と とりなきうを ーちからにつかむ三 0 九異餅を夢に ー鳥啼魚の 一四三麦はえて 行春を ゅふがほ や 麦まきて タ貞に 一 = 0 異 むざんやな タ貞の = 一一頓て死ぬ 一一むめがゝに = 三一一タ貞の白ク ーけしきは見えず ーけしきも見へず一三一一異タがほや め 痩ながら 一一三ゅふばれや 々須月に 一一三四宿かして 一一六九異 よ 名月の 三一一五宿かりて ゃなぎゴリ 一毛名月や 三一四三一四異よき家や 柳小折 毛七 ー池をめぐって 九四異ゃぶ椿 一三四異夜着は重し 九四やまざとは = 四九よくみれば ー池をめぐりて よしとも かどさし ー門に指くる 毛八山路来て 七六義朝の こむ よしなか ーー m-. にさし一込 = 大異山寺の 一三 = 異義仲の ー花かと見えて 三一一五異山寺や 一九三異よし野にて 会八六異山吹や 三 = 一めでたき人の ー桜見せふそ 病鳫の ー花を見せうそ も 、よに . おり・ . し ゅ 一一 = 藻にすだく ょにふるは 三五三五異 三四一雪薄し 六四異世にふるも = 六物いへば 一一六四物書て 雪ちるや 一六八、世の人の ヒソカ あふぎひき 扇引き、 / 、 = 一四雪の朝 三三夜ル竊ニ ゆくあき 一一九四よろ / 、と ー扇子へぎ分る = 一四異行秋の 一一五七異物の名を 行春に ー先とふ蘆の 一三三行はるや 一哭異 天九 七四 五六 五四 ものかい たより 三 0 四 やまち やむかり 一三三異 一一六九 一一三八 一三 0 異 一三 0 = 三 0 異 五異 一五六一五六異 一五九異 一三九異 一六三異 四七異 三七 一一 00 八七 六 0 一七四

りゃう 両の手に ろ ぐわっ 集六月や 句櫓声波を打て 蕉櫓の声波ヲうって 櫓の声に あ あくをけ 灰汁桶の 預けたる あっし / 、と あっ風呂ずきの あはれさの あぶらかすりて 雨のやどりの 綾ひとへ あらだたみ 新畳 有明の あるじはひんに 連句編初句索引 わ 若葉して 三一五わせの香や わび 四一一異侘テすめ われとめ 四一一我富リ 四 = 異 か * 川烏賊はゑびすの いちどきに * 繝 いちなか 市中は いつはりの * 糸桜 川 いのち嬉しき * 期 いまぞ恨の いまや別の * うき人を ゐ 一四セ猪のしゝの ゐのしし = 0 〈猪も 三八 ゑ ゑう 酔て寝む 一 0 八 、この索引は、連句編の連句 ( 長句Ⅱ五・七・五、短句ⅱ七・七 ) の初句 を、歴史的仮名づかいによる五十音順に配列したものである。 二、初句の下には、算用数字 ( など ) で本文のページを示した。 三、なお、色蕉以外の作者のものには、算用数字の上に * 印を付けた。 おしあう 浮世の果は 押合て うぐひす おひ 鶯の音に * 追たてゝ * うしの跡 おもひ切たる うそっきに * 期御留主となれば うゐきゃう * 茴香の うをくひ * 魚に喰あく * 魚の骨 かきなぐる カゲボウ 影法の え 笠ぬぎて * 扇江戸の左右 かしらの露を かすみうごかぬ お かへるやら おかしら かみ 扇御頭へ * 眦上のたよりに 五 0 異 = 三四異 をり = 三四折 / 、に おるす ゑびす講 を ー伊吹をみては ー伊吹を見てや = 六七異 278 2 行躍 = 六七 一一九七

句苔ながら 初湖水の秋の こ挈、 / く、と 連東風々に こちにもいれど ことしは雨の 此筋は 髪はやすまを 加茂のやしろは きえぬそとばに すぐき 木曾の酢茎に きゃうく 狂句こがらしの 霧にふね引 桐の木高く きんつば 金鍔と きんむくげ 巾に木槿を 草村に け けふはいもとの こ この春も 五六本 こんにやノ、ばかり・ * 草庵に さし木つきたる そめ * 里見え初て * き、オんく、に さる引の * 三里あまりの し * 秋水一斗 じっとう 日東の 柴さす家の * しばし宗祇の 柴の戸や しよろ / 、水に しらム・、、と す すさまじき すひもの * 繝吸物は さうあん せいてん * 圏青天に * せはし、けに そうこっ 痩骨の 僧やゝさむく * そのまゝに た だうしん 道心の * 圏たそがれを たそやとばしる たゞとひやうしに たゝらの雲の たゞ居るまゝに たち * 立かゝり * 田中なる * たぬきをゝどす ちそう * 旅の馳走に * 足袋ふみよごす ち * 千どり啼 ちゃうしゅう 圏町衆の ちゃうない 町内の 千代経べき たび * 躪 っ つつみ 堤より 露を相手に て てうせん * 躍朝鮮の でっちが荷ふ 手のひらに * 躪蝶はむぐらに * 剛てんじゃうまもり ところどころ * 処 としゃ・うじ * 戸障子も * と . なりさかしキ、 となり * 隣へも * 躅隣をかりて どの家も とびは 鳶の羽も な * 何おもひ草 * 繝何事も * なに故ぞ 何を見るにも てふ 2 爲 272 圏 312 313 7 277 247

なは手を下りて 奈良がよひ ならべて嬉し 二番草 ぬ ぬす人の ぬのこ着習ふ ね の 能登の七尾の 蚤をふるひに 乗出して のり物に はきごゝろよき はっ午に はっ雁に ねん 年に一斗の のみ * 花とちる はひ * 灰うちたゝく * 春は三月 ひ * ひたといひ出す ひとかまへ * 一構 人にもくれず ひと 一ふき風の 火ともしに * 人もわすれし なほり ひとり直し 日のちり / 、に * 枇杷の古葉に びやうぶ 屏風の陰に ひらふた金で * 昼ねぶる ひるくちど 蛭のロ処を ふき 蕗の芽とりに 冬がれわけて 冬空の ふよう * 躅芙蓉のはなの * 繝 ほっれたる * 脳ほとゝぎす皆 ほふいん * 法印の ま まいら戸に * 圏又このはるも * 又も大事の いれ 圏待人入し * 摩耶が高根に * 期 み * 未進の高の みこのしろ * 箕に鮗の む むかへ 期迎せはしき 娘を堅う むめがゝに * 物うりの * ものおもひ ももひき * 股引の もん 門しめて 門で押るゝ まや かた おさ や ゃぶごし 藪越はなす ゃぶしん 家普請を ゅ ふた ゆがみて蓋の * 雪けにさむき ゅどの * 湯殿は竹の ゅふづきょ * タ月夜 ゅふめしに よ よひ * 宵の内 よもすがら 終宵 ら らうか 眦廊下は藤の わ わがいのり * わがいほは 311 圏 284 四 1 269 275

奥付

完訳日本の古典第五十四巻芭蕉句集 定価一七〇〇円 昭和年 9 月日初版発行 井本農一堀信夫 校注・訳者 中村俊定堀切実 発行者相賀徹夫 印刷所凸版印刷株式会社 発行所株式会社小学館 〒期東京都千代田区一ッ橋一一ー三ー 振替口座東京八ー一一〇〇番 電話編集 ( 〇三 ) 一一三 0 ー五六六九業務 ( 〇三 ) 二 三〇ー五三三三販売 ( 〇三 ) 一一三〇ー五七六八 ・造本には十分注意しておりますが、万一、落丁・乱丁 などの不良品がありましたらおとりかえいたします。 ・本書の一部あるいは全部を、無断で複写複製 ( コビー ) することは、法律で認められた場合を除き、著作者およ び出版者の権利の侵害となります。あらかしめ小社あて Printed in Japan 許諾を求めてください N. lmoto N. 工 or 一 一 984 ( 著者検印は省略 S. Nakamara . Horikiri いたしました ) ISBN4 ・ 09 ・ 556054 ・ 1