え 第 1 章話の根拠をまず選りすぐる , ー・具体的に考える きんなん 「実に語らせる」第一歩ーー銀否を拾うと泥棒になるか絽 事実は法解釈をも左右する絽 / 情報が足りないときの考え方 / 思い込みから 類型化が始まる幻 曖味さをチェックしていくーー日本的「誠意」の限界 「自然に考えられることーは役立たない / 曖味で独りよがりな日本流 / 「同 じ人間同士ーを前提にしない 密封された情報を調べるーー具体的な事実をつかむ法 契約は友好のシンポルではない / & < の情報戦 目次 * プロ弁護士の思考術 4 のいま ` い
情報が新しい現実をもたらすーー個別的に考える肪 「書類の闘いーの緒戦を制する / 検索だけでは思索は進まない 訂 / たとえば登 言簿から読めるシグナルとは 根拠なき楽観を注意深く避けるーー・細分化して考える習慣 行動は思考を弱める / 思いっきで未来を台なしにする人たち しないことの大切さ 手順を考えることは理性で考えること貯 て方ーと「変え方ーを知る 第 2 章「考えもしなかったこと . を考えるーーオプションを発想する もれなく考えるための方法論ーーマルチプル・オプションとは ハラバラに見えるものはつながっている / 「これしかない , から「無数にある」 への発想転換 / 正解よりも選択肢を求める 2 自分に「発想の自由ーを確保するーーオプションは自由を意味する 粉飾決算をめぐるオプション発想 / 選択の自由は最大の自由 / 勝訴だけが / あえて行動 / 予定の「立
紛争の勝利ではない引 3 イエス・ノー思考を頭に居着かせないーー一一分法の病理 ヒトラーの「見せかけの選択肢」 / 二分法のワナは日常生活にもある / 目標 が精神論にすり替わるとき 4 ひらめかないときの処方箋ーーオプション発想のポイント 感情の縛りを解く方法 / 発想の「生産方式」を覚えるた / 極論を考える 敗を活かすための考え方ーー日々のオプション思考間 小さな問題から発想の領域は大きくなる間 / 事務所拡張の選択肢爲 / 成功法則 を見つける 第 3 章疑、ことで心を自由にするーー直視する 1 ロいかける相手はまず自分自身ーー直視と即物的思考 権威・伝統との距離のとり方 / 疑う力が法律家の成熟度を示す える習慣をつける 新 / 自分で考
見過ごしがちなことこそ疑、つーー・エピクテトスとアウレリウス別 自分には何もできないときど、つするか別 先入観から自由になる方法 3 疑、つことが論理を鍛えるーー権威へ迎合する悪習防 大きい組織ほど巨悪をなす防 / 人はモラルより利害打算で動く % / 福沢諭吉は なぜ門閥を嫌ったか的 / 「お上。に従順な自分を自覚する燗 4 プロは何をど、つ疑、つか , ー・人を見る視点 パレートの法則で人を見る マスコミ有名人の裏側 / 虚像はこうつくられ る燗 / 利害打算を読む 嫌われずに核心を突くノウハウーー直視する者は嫌われる 死に臨んでの直視Ⅲ / 既成の価値観から自由になる 第 4 章他人の正義を認めつつ制するーー共感する 自分が正しいのになぜ相手も正しいのかーー正しい意見はない 人は自分の見たいようにものを見る 誰が「正しさーを判断するか 116 113 / 直視の使い方 116 118 114 / 「正し
い意見ーと「多数の意見」 正解よりも最適解を求めるーーサウナ好きとサウナ嫌い 好き嫌いの生理 / 「正解信仰に要注意 かて 反論を糧に思索を深めるーー反対意見に耳を貸す 反対意見の聞き方暫 / 反対意見との共存 / 反対意見に学ぶⅧ / マイナス情 報と不意打ち 4 自分を正しく評価するーー・利発ほどきたなきものはなし / 『葉隠』の教え 「エリートもどきがはひこる / 自分を見ることの難しさ 共感は論理力の一部をなすーー夏に火鉢を抱くⅢ 丿ーダーの資質 / 黒田官兵衛の人間関係カ 攵的共感とはⅢ 第 5 章不、に対して合理的に備えるーーマサカを取り込む 「が起きるかわからない」からど、つするかーー因果は人知を超える の 135 / 自分の評価は他人がするも 145
人生と「バタフライ効果」仮説 / 思考は因果をとらえきれない剏 / 世の中は合 理的な場所ではない 「そ、つでないかもしれないー思考の大切さ。ー・マサカは頻緊に起こる 運命が何を考えているかは誰にもわからない巐 / プロはむだになるような準備も 怠らない / 予想外の判決への備え 用意周到とナマクラーー偶然に対処する 予期できない偶然を取り込む / 二重三重の手を打っヒント / 「マサカ」の確 率は三〇パーセント / ナマクラの発想・ーーどちらっかずの賢明さ / 状況の 変化への対応法 / 武蔵の大局判断「居着くは死ぬる手、 4 「だめだろう」は「可能かもーということーー札幌発最終便の空席待ち 「九九パーセントむりをどう判断するか / 「手間ヒマ , の視点から考える 第 6 章「考えるカーと「戦う力」を固く結ぶーー主体的に考える 法は親切な管理人ではないー、権利のための闘争 152 161 176 173
社会あるところ紛争あり間 1 / 闘争において権利を見いだせ 2 戦術的柔軟さを生み出す力とはーー強硬策と低姿勢 強硬手段はオプションの発想の貧困 / 低姿勢の効用 3 「汚い相手ーにも強くなるためにーー自主独立の気概 思考にも独立自尊の精神が必要 / 「場外乱闘 . への対処法 主観と客観のジレンマの解決ーー自己の客観視 世間という第三者の目 / 合理的な最大限の要求期 / 思考の三つの類型 「受け売り思考」を徹底的に削るーー自分の頭で考える 自分の頭で考える条件 / 事実か伝聞かを確かめる / 「誰が言ったか」でなく 「何を言ったか」 / 朝倉敏景の合理主義 第 7 章今日の実りを未来の庭に植えるーー遠くを見る 五感を研ぎ澄ますーー小さな感覚 将来を洞察する力を養う / 合理的思考も感性が支える / ゆったりした思考 187 178 193
と張りつめた思考 2 シグナルの見つけ・万と読み・万 , ーーシグナルは現実の中に埋め込まれている シグナルに早く気づく 視点が違うと事実の見え方がまるで違う / 氷山の 一角と全体像 大局からスタートとゴールを決めるーー遠くを見る 全体を見渡す目駟 / 落としどころからスタート点を考える圏 / 転機は三カ月ご とに訪れる 4 もう一人の自分を意識するーー高所から見る 局所最善が結果最悪を招きがちなのはなせか / 高所から見ることの大切さ / 俯瞰思考の効用 ど、つこだわりを捨てるか跚 / ど、つでもよいことにはこだ わらない 5 豊かな人生はここから生まれるーー考える遠近法 近くを見る、遠くを見る / 柳生宗矩の心得「はらりはらり」 211
矢部正秋 [ ゃべ・まさあき ] 1943 年生まれ。ビジネス法務、国際取引法 務を専門とする弁護士。東北大学、東京大 PHP 新書 学大学院修士課程、ワシントン大学大学 PHPINTERFACE 院修士課程 ( フルプライト奨学生 ) を修了。 http://www ・ php ・ co ・ jp/ 自動車会社で契約業務に携わった後、弁護 士に転身。日本およびロンドンの法律事務 所で多くの国際交渉に参画したのち独立。 インターナショナル・ローヤーズ・ネットワー ク (I LN ) のアジア・太平洋地域代表理事、 日本企業・外資系企業の監査役・取締役な どを歴任してきた。「ユダヤ式交渉術」「生 き方の上手い人・下手な人」 ( 以上、知的生 きかた文庫 ) 、「弁護士の仕事術・論理術』 ( 成 美文庫 ) のほか、多くの著書、論文がある。 プロ弁護士の思考術新書 438 二〇〇七年一月二十九日第一版第一刷 二〇〇七年一一月二十日第一版第一一刷 著者ーーー・矢部正秋 発行者ーーー江口克彦 発行所 研究所 東京本部ーー〒 102 ー 8331 千代田区三番町 3 ーⅢ 新書出版部谷 03 ー 323 ? 6298 ( 編集 ) 普及一部谷 03 ー 3239 ー 6233 ( 販売 ) 京都本部ーー〒 601 ・ 8411 京都市南区西九条北ノ内町Ⅱ 組版ーーー・・ー株式会社編集社 装幀者 芦澤泰偉十児崎雅淑 印刷所 図書印刷株式会社 製本所 ◎ Yabe Masaaki 2007 Printed ゴ Japan 落丁・乱丁本の場合は弊所制作管理部谷 03 ー 3239 ー 6226 ) へ ご連絡下さい。送料弊所負担にてお取り替えいたします。 一 SBN978 ー 4 ー 569 ー 65936 ー 7