キケンじゃないだろ!

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朱雀 伊集院 如月 先輩 風紀委員 竹千代 委員 鹿 部屋 御霊 躑躅 竹中 トカゲ 夜会 オレたち ドレス ホール たまえ 向かっ 九重 副会長 学園 テープル 一年生 ラブレター 好き リポン 三条 中等部 薔薇 言っ 思っ 制服 相手 白百合 似合う 注文 会長 お披露目 学内 カラダ ケンカ 格好 ピアノ 言わ 聞こえ ドレス姿 溜め息 執行部 生徒 時間 思う なあなあ サイズ 決まっ 燕尾服 礼服 ナイトウェア 三階 あたり 高等部 二年生 制服姿 見つめ 美貌 明日 プレザー 好きさ 写真 採寸 作戦 キミ 呼び出し 美少年 委員長 知っ 仕事 手紙 一年 風紀委員長 風紀 指名 カメラ

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「しかし、あの編人生には再一二の脅しも効かなかったんだろう ? 」 「確かにそうさ。 " 鹿饅頭〃も、 " 鹿サプレ〃も、 " 高級奈良漬け『鹿の里』〃も、効き目はなか ったみたい。あの如月って子 : : : 僕の次の次の次くらいにかわいい顔してるくせに、案外しぶ とくて頑丈なんだ。でも : : : それでこそ、闘志がわいてくるよっ。伊集院先輩への愛のためな ら、僕は戦士にだってなれるもの ! 」 「ああ、 " 子鹿ちゃん % 野蛮な編人生を相手に、いったいどうやって ? 」 「ふふ : : : うふふつ : : こうなったら、どんなことをしてでも、夜会までに彼の弱味を握って やるのさ。大丈夫。きっと愛の女神は、僕に味方してくれるつ。いいかい、キミたち。なぜな ら、この僕は : : : 青桃院学園高等部一年生のなかで並ぶもののない美少年 ! そして、由緒正 しい新学内報委員の・ハッヂを身につけた、鹿ヶ谷薫なんだからっ」 やばん おど かおる

その日の真夜中。 ここのえりよう いじゅういんつつじ 九重寮三階の伊集院躑躅の部屋のまえ。 アンティークのグランドピアノの端に腰かけて、剣はしきりに腰のあたりをさすっている。 「え : : : えへ。部屋の窓からまた飛び降り損ねちゃってさ。オレ、ど、もあそこと相性悪いみ たいなんだよね。それより、トカゲ先輩は ? 」 呼び出しをかけてよこした伊集院は、まだ自室のなかである。 すざく 私服姿で集合した朱雀と剣は、ふたりして待ちの態勢だ。 ろ だ い と、そこへようやく、 な や「待たせたね、キミたち」 ン 優雅な調子の声が聞こえてくるのと同時に、部屋の白いドアがゆっくりと開かれた。 ケ キ あらわれた伊集院は、つやつやと光るシルクのナイトウェア姿。 ゆり はだけた胸もとから首筋にかけてを思わせぶりに見せつけつつ、髪をかき上げながら百合の ゅうが つるぎ

香わのなかを歩いてくる。 すそ 膝から下は裸足で、ひらめく裾のあたりがなんとはなしに目の毒だ「 ゃあ、といつもどおりに、その美しい顔に極上の笑みを浮かべてみせて、 たかむらきさらぎ 「待たされているあいだに少しは進展があったかい、篁。如月くんとふたりきり、ピアノの上 や下で愛を確かめ合ったりができたかい ? ふふふ : : : 愛とは時に嵐のように吹き荒れるも いっきよう の。一時の欲望に身を任せてみるのも、また一興さ」 につこり笑って、朱雀に向かってウインクである。 みよう 「ト、トカゲ先輩。その妙な。ハジャマ、スースーしない ? 」 「おや、如月くん。ためしにキミも着てみるかい ? ちなみにこれの下は、当然すっぽんぽん だよ」 「す : : : すっぽんぼん ? ってことは、裸 ? 風邪ひかねーの ? 」 「おかしなことを訊くんだね。そんなときには、愛しいモナムールに暖めてもらうのさ。それ ぶすい に、もしもの時には、無粋な下着など邪魔なだけ。チャンスが来たなら、即勝負だよ。れえ、 篁」 : 。ハジャマも脱いどいたほうが早いんじゃないですか」 か ! びん 床置きの花瓶から白百合を一輪取り上げて、ひとしきり香りを楽しんだあとに伊集院は大き なクシャミをひとつ。けれど美貌を歪めもせずに、そのまま悩ましげなポーズでピアノにしな はだし びぼうゆが いと