墜落第一巻◎驚愕の真実◆目次 きようがく
はじめに 序章航空機事故の趨勢と分類 歴史を追う 事故に連続性はあるか セイフティの記事 記事が減り、大事故が現れる 「エビエーション・ウィーク」の良さと限界 zecon の事故報告書 データ・ソースーー。・約三〇〇件の「興味ある」事故例町 六〇年代と七〇年代の違い 8 航空機の四つの世代 代表的事例を絞り込む 一〇二件の事故を一〇種類に分類する 最初の予想ーー神業から自動化へ 「エビエ 1 ション・ウィ 1 ク」ーー専門誌を調べる すうせい
予想は外れたーー事故は多岐にわたる 分類の弱点 飛行力学的な興味が基準 第一章酔っぱらい運転 酩酊した機長 牛を運ぶチャ 1 ター便 機長はアメリカ人 タクシー運転手の懸念 職員の証言 滑走路上で一八〇度向きを変える テン・デグリーズ 「一〇度」 、フェットとスティック・シェイカ 1 空から滑り落ちた 主翼性能の劣化 過度の機首上げ、翼面の氷結 めいてい
作動が遅れたスティック・シェイカ 1 機長の酩酊度 機長の指揮権ーー・乗員は異議を唱えられるか朝 -4 コックピット・ポイス・レコ 1 ダー記録 「良いフライトを 「離陸データ」 「エンジン始動」 「空は雲底不明」 「アフタ 1 ・スターティング」 「滑走路へタクシーせよー 「防水オン」 コントロールスプ 「操縦系統、どうぞチェック」 「再確認、どうぞ 「ヨー・ダンパ オフ ? 」 「の手前で止まれ」 「離陸中断はないと思う」 「離陸準備完了ー アンチ・アイス 71 69 7 ラ 73
2 「中へ入っているよ」 ディッドウ・ユー・コピ 1 8 0 ニ . ・ 4 「日本航空 、理解したか」 「一八〇度向きを変えよ」 「こちら側が *-Äです」 「離陸を許可する」 スタビライズ マキシマム 「安定した」、「最大」 0 「失速ー 第ニ章操縦中の夫が病死 無線で操縦法を伝授 操縦者が心臓発作で意識不明に 「私、操縦したことがありません」 「そのままオートパイロットで飛ばしなさい」 「左タンクはゼロです」 「ああ、急いで、燃料が : 「チェロキーのどんな型ですか ス、ール 1 10 103 1 巧 9. 9. 116 1 17 4 9.
「左一〇マイル、南東に向かっていますー 「私はウェインです」 「丸いノブでバグを回せます」 「西へ旋回させましよう」 「一機そちらへ行かせてます」 「大きな雲に入ろうとしています」 「晴れている場所がありますか」 「ウインターズを行かせています」 「教官パイロットを乗せています」 「レバ 1 を私の方に引くの ? 」 「表示が速く落ちています」 「デイド・コリィアに向かわせよう」 「トリム・ホイ 1 ルを後ろに動かしてください 「方位バグを南へ戻してください」 「空港から目を離さないことです」 「オートパイロットに仕事をさせなさい」 「降下を設定しました」 12 0 12 1 126 129 128 リ 6135 1 2 ラ 1 19 リ 4
「降下を続けよ。我々の後ろにとどまりなさい」 「五〇〇で降りなさい」 「空港は右翼の先、さあ進みなさいー 「滑走路を見るんだ」 おすたかやま 第三章迷走三 0 分、御巣鷹山に墜落 修理ミスで隔壁破壊ーー・油圧による操縦が不能に 123 便、離陸 後部圧力隔壁の破壊 原因は金属疲労而 フェイル・セ 1 フ機構は機能しなかった 七年前の尻もち事故 発見できなかった修理ミス弼 「ドーン」、「なんか爆発したぞ」 「オキシジェン・マスクがドロップしています」 「アンコントローラブルです」 144 141 巧 4
点隔 酸 酸効断夢 素 素意 方運 症症識低 れ翼 を時 の み備 兆 ど間 候 飛利 は あ っ プ圧 た 操か 作死 197 れ 179 低低有 っ 半リ 定 す る か 194 半リ , カ 下 を 招 く 低 酸 素 症 の 飛 行 189 大 機 と 尾 翼 喪 失 187 巨横縦操舵墜 の 動 モ 1 ド 182 向 の 運 動 モ ド 184 縦 不 だ と 行 機 独 特 の 動 が 現 る 181 は ま っ た く カゝ な か っ た 落 を 早 め た フ フ ッ 177 糸 の た 凧 油 ん だ 垂 切尾噴 倒 を壊 173 直気検壁壁 方 は 妥 当 だ た か 170 隔 の 出 171 の 法傷整 168 166 196 192 176
左右エンジン推力の同時増減 釣り合いと迎角静安定 推力増加の影響 推力で速度は変えられない 警報を疑う , ーー油圧操縦不能はあり得ない事態 全系統の油圧が破壊されて飛べるか加 生還の可能性 五〇〇年後に起こるべき事故 修理は製造より難しい 修理のチェック機構がなかった 第四章制御不能機、奇跡の着陸 油圧破壊からの生還ーー予想を超えた乗員の技量 油圧ゼロ スー・ゲ 1 トウェイ空港へ 非番の ( 訓練審査官 ) 機長 201 199 210 2 2 2 2 16
生存者、一八五名 消防車再配置 増す火勢 油圧喪失の原因叩 ファン・ディスクの疲労亀裂わ コンティンメント・リング 4 「行きつけそうもない 「この機を降ろそう」町 「結果はどうなるかわからない ダメージ 「航空機の尾部に損傷がある」 「一八〇度へ旋回せよ」 「あと四分ー 「どの滑走路でも着陸を許可する」 ~ クロース・ザ・スロットルス 「スロットルを閉じよ」め 「スロットルは引けない 四人の乗員 225 236 228
製造時の欠陥 亀裂は高い確率で発見できた 釣り合いと操縦 風見安定 左右エンジン推力の非対称操作 速度は変えられない フゴイド・モード 5 二〇—四〇秒の遅れ シミュレーター試験ーー油圧ゼロで操縦できるか 高く称賛に値する 注・文献 用語解説 ( 五十音順 ) 用語解説 ( アルファベット順 ) 乃 258 254
著者略歴 墜落 一九三五年、東京に生まれ 第一巻驚愕の真実 る。一九六〇年、東京大学工 学部航空学科を卒業し、川崎二〇〇一年二月二十一日第一刷発行 重工業に入社。その後、アメ かとうかんいちろう リカ・ポーイング社を経て、 一九七一年に東京大学工学部著者ーー . 加 ~ 滕 ~ 見一郎 航空学科助教授、一九七九年装幀ーー鈴木成一デザイン室 に同学科教授となり、一九九 OKan'ichiro Kat0 2001 , Printed in Japan 六年、同大学名誉教授。ま 本書の無断複写 ( コピー ) は著作権法上での例外を除き、禁じられています。 た、一九九六年に日本学術振 興会理事、一九九七年に日本一 学術会議第十七期会員とな る。工学博士。 著書には『生還への飛行』発行者ーー野間佐和子発行所ーー株式会社講談社 「墜落』『零戦の秘術』『管制東京都文京区音羽二丁目一一一 ー二一郵便番号一一二ー八〇〇一 官の決断』『極限飛行、危機電話編集 0 三ー五三九五ー三七一三販売 0 一一一ー五三九五ー三六一三製作日ー吾ー一一一六一五 に立ち向かう心」『飛行の神印刷所ーー慶昌堂印刷株式会社製本所ーー黒柳製本株式会社 髄』『隠された飛行の秘術』落丁本・乱丁本は小社書籍製作部あてにお送りください。 『星間飛行』『エアバスの真送料小社負担にてお取り替えします。 なお、この本についてのお問い合わせは 実』 ( 以上、講談社 ) など多 生活文化第二出版部あてにお願いいたします。 数がある。 一 SBN4 ー 06 ー 2 一 060 一ー 9 ( 生活文化ニ ) 定価はカバーに表示してあります。