スイス鉄道の旅

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沿線詳細ガイド グレッシャー・エクスプレス 間は広大な牧草地になっているが、冬はスキーコースに変わ る。このあたりはノルティックスキー天国なのだ。サンモリ ツツ周辺に次ぐ規模でさまざまなコースが作られている。 次のオーノヾーケシュテルン Obergesteln の石造りの村は、目リ かってグレッシャー・エクスプレ 世紀の火災後に建て直されたもの。その次のウルリッヒェン スは、レアルプから標高 2160m UIrichen は、 1970 年に開通した道路としてはスイスで 2 番目 のフルカ峠越えに挑んでいた。レ アルプからフルカ峠を越えて、峠 に標高の高いヌフェネン峠 ( 標高 2478m ) への分岐点 ( ちなみに の反対側のオーバーワルトまで 一番標高の高い峠はグラウビュンデン州のウンプライル峠 の区間は 1926 年に開通。この開 イタリアとの国境にあり標高 2501m ) 。 通によって東のウーリ州と西の ミュンスター M 面 [ er は扇状地の麓にある村。歴史ある木 ヴァリス州はようやく鉄道によ 造建築が多くこの地域の中心地でもある。茶色や黒っぱいこ って結ばれることになった。レア ルプの標高は 1546m 。最高地点 のあたりの家や小屋を指して「日焼けした色」という言い方を のフルカ駅の標高は 2160m 。峠 されている の反対側のオーバーワルトの標 さらに小さな集落をどんどん通過。かわいらしい村と小さ 高が 1366m なので全長 17.8km な教会の尖塔がよく見えるニーダーヴァルト Niederwa 旧は世 の間に標高差 600m をまず上り、 界のホテル王、セザール・リツツ ( → P103 ) の出身地として有 峠のフルカトンネルを越えてから 800m 下ることになる。駅は途中 ーダーヴァルトを出発してしばらく走ると、ひさし 名だ。 に 4 ヵ所設けられていた。峠の ぶりにラックレール区間に差し掛かる。ゆっくりとしたスピ フルカトンネルの長さは 1874m 。 ードで下って行くとフィーシュ F ch に到着する。 フルカトンネルを超えたところか 次のラックス L を通過すると、列車は再び森林地帯に人 ら見られるローヌ氷河の景色か り、右へ大きくカープを曲がってそのままトンネルへ入る。列 あまりにも美しかったためにこの 列車は「グレッシャー ( 氷河 ) ・エ 車に乗っているとよくわからないが、トンネル内で 270 度の クスプレス ( 急行 ) 」と命名された ループを描いた列車はトンネルを出るといきなり口一ヌ川を のだ。 陸橋で越える。グレンギオルス高架橋だ。橋の途中で勾配が 変わるので、ラックレール区間が終わる。そして間もなくべ ーは鉄道の駅とゴンドラの駅が直結して ツアン BettenAo こ おり、第 1 セクションでべットマーアルプへ。第 2 セクション でべットマーホルン展望台 ( 標高 2647m ) へ到達できる。 続いて列車はすぐにメレル MöreI を通過。アレッチ地区の 写真 / 左 : べットマーアルプの上か ら、町とローヌ渓谷を見下ろす右 : リーダーアルプへのゴンドラが駅前 もうひとつのリゾート、 フィーシュからブリークに向かう途 から出発している。道路と鉄道の間にあるホーエンフリュー 中にあるホーエンフリュー巡礼教会 フルカ峠旧線 029

写真 / 左 : 世界自然遺産に登録され ているアルプス最長の氷河、アレッ チ氷河右上 : ブリーク駅に停車中 のイタリア鉄道の列車。ここではさ まざまな国際列車が行き交う右 下 : 新しくなったフィスプ駅 対進行方向右側 巡礼教会の横を通過すると、ひさしぶりの大きな町、プリー ク Brig が近づいて来る。右側にはマッサポーデン Massaboden の水力発電所があり、スイス国鉄やマッターホルン・ゴッタ ルド鉄道も電力供給を受けている。 ・ブリークからフィスプへいローヌ渓谷を走る ) プリークも交通の要所。フランスやドイツ方面からの街道 はどちらもプリークへ至り、こからシンプロン峠を越えて イタリア方面へ抜けていた。地元の名士、シュトックアルバ 一家が塩の貿易で莫大な富を得、それに伴い発展した町だ。 1905 年にシンプロン・トンネルが開通アルプスを抜ける 鉄道トンネルとして建設され、日本の大清水トンネルが開通 するまでの約 76 年間、世界一長いトンネルであった。 グレッシャー・エクスプレスのプリーク駅はスイス国鉄の 駅前広場に作られ。まるで市電乗り場のような感じだ。 からスイス国鉄に乗り換える人などを下ろして、グレッシャ ・エクスプレスは最後の行程に進んでいく。 プリークを出発するとフィスプⅥ sp まではローヌ渓谷に沿 かって東から到着するグレッシ って走る。左側にはマッターホルン・ゴッタルド鉄道の車庫 ャー・エクスプレスは、ブリーク があり、右側にはスイス国鉄のジュネーヴ方面への線路が並 の町の外側から回りこみ、西か ら駅へアプローチするルートをと 行して走っている。また右側の山の中腹には B い鉄道のレッ っていた。スイッチバックのよう チベルク線の線路がしだいに標高を上げていくのが見える な形をとり、ブリーク駅で機関 全線の中ではこのプリークからフィスプまでの開通が一番 車を付け替え、進行方向を変え 遅く 1930 年。グレッシャー・エクスプレスはこの区間の開通 ていたのだ。それが 2007 年 12 を待って運転を開始したことになる。地理的には線路の建設 月に線路の付け替え工事が完了。 スイス国鉄の駅前にそのまま東 に何の困難もない場所だが、ツェルマット ~ フィスプを結ん 方向から進入するようになった。 でいた vz 鉄道 ( フィスプ・ツェルマット鉄道 ) は建設当初よ 機関車の付け替え作業もなくな り、ジュネーヴ方面からの乗客が輸送の中心と考えていたの り、距離も短くなってその分所 で、フィスプからプリークに至るこの区間の鉄道建設の必要 要時間も若干短縮されている。 ブリーク駅の線路付け替え 030

をす 沿線詳細ガイド グレッシャー・エクスプレス 性を感じていなかった。またこの区間にはスイス国鉄の路線 がすでにあったため、こちらに乗り換えれば特に不便を感じ なかった。そのためなかなか工事は行われなかったのだ。 進行方向右側の山の斜面には、プールのすべり台が見える ここはローマ時代から温泉場、プリガーバート Brigerbad が、 のある場所。現在ではプールを併設して子供も遊べる施設と なっている。左側後方を振り返るとイタリアとの国境、シン プロン峠へ向かう自動車道が山腹を斜めに上っていく姿が見 られる。ショッヒングセンター横に造られた新しい工イホル ツ h 。レ駅を通過し、間もなくフィスフ。駅に到着する。 進行方向右側 ・フィスプからシュタルデン・サースへ ( フィス′Ⅱに合って ) フィスプを出発すると列車は南に度方向を変える。いよ いよ最終行程、ツェルマットへの旅がはじまる。フィスプ ~ ツェルマットはかっての vz 鉄道 ( フィスプ・ツェルマット鉄 道 ) が建設した路線 ( 後にプリークまで延伸しプリーク・フィ スプ・ツェルマット鉄道く BVZ 〉となる ) 。 1891 年に全線開通し たグレッシャー・エクスプレス全線の中で一番古い区間だ フィスプの標高は 650m 。終点のツェルマットは 185m 。約 35km の間に 955m 上っていくことになる。フィスパ川に沿っ 031 写真 / フィスパ川に沿ってツェルマ ットに向かう。夏はそれほどの水量 ではないが、雪解けの時期の迫力は かなりなもの