明解日本語アクセント辞典 第2版

キーフレーズ

アクセント ショー ガギグゲゴ 部分 符号 法則 カタカナ シュー 下がる 鼻濁音 参照 14 無声 母音 15 平板 高低 番号 変る 頭高 細字 長音 名詞 12 ジョー 場合 ガギグケゴ 高い 尾高 動詞 13 前部 キュー 45 傾向 形容詞 発音 東京 中高 外来語 助動詞 副詞 助詞 後部 準じる ジュー 起伏 接尾辞 複合 原則 シュン 結合 数詞 習得 16 高さ チュー 助数詞 注意 つくも 読む 但し 終止形 キョー 日本 a

目次

東京アクセントの法則について 1 あとがき・・・ 東京アクセントの習得法則・・・ 音韻とアクセントとの関係の法則・・・・・・ 4 , 5 , 6 アクセント習得法則目次・・・ ・・・ 89 ・・・ 7 ~ 88

1 アクセント習得法則 東京アクセントの法則について 東京で日常用いられる語は , 何万とある。その語をひとりひとりの東京人は , 同 じようなアクセントで発音している。これは決していちいち周囲の人のアクセント を耳に聞き , それを覚えてゆくのではない。それが証拠には , 新しい単語ができて も , 東京人である限り , 大体同じアクセントで発音される。これはなぜかという と , 前もって頭の中にアクセントの法則のようなものを心得ていて , その法則にあ わせて発音しているからである。その法則が各個人を通じて同じであるから , 大体 同じアクセントになる。 実は , この本文に掲げたすべての単語のアクセントも同様で , 基本的な幾つかの 語のアクセントをよく覚え , あとはその語のアクセントとアクセント法則によっ て , 他の語のアクセントも類推しているのである。 ーこにおいて , 東京アクセント をマスターするための近道は , こういうことになる。 “基本的な単語のアクセントを覚えること”“東京アクセントの法則を覚えるこど アクセントの法則は , 例えば , 名詞であるとか , 動詞であるとかいう品詞によって 異なり , また , その語が複合語であるとか , 転成語であるとか , 畳語・省略語であると かいう語のでき方によって異なる。なおまた , その語が和語とか , 漢語とか , 外来語と かの語の戸籍によっても異なるし , その語の拍数が何拍であるとかによっても違う。 東京アクセントは , 他の方言アクセントにくらべて法則が比較的はっきりしてい るので , それらの法則を徐徐に習得してゆけば , 個個の単語のアクセントを丸暗記 するよりもずっと楽に , 東京アクセントをものにすることができる。 こでは , そ れら東京アクセントの法則をグループ別に 0 から 99 までの項に収め , 本文から各 の単語に関係する番号を参照させた。 なお , アクセントの法則を考える場合 , 語は次のように分類される。 単純語ーーー複合していない語で , それ以上小さな語に分けられないようなもの。 〔例〕葉 , 五 , 秋 , 草 , 七 , 桜 , クリーム , 上がる , 晴れる , 青い 複合の度合が最も強く , もとの語のアクセントの影響があま 癒合語 りみられないようなもの。〔例〕青葉 , 七くさ , 秋晴れ 複合の度合が中間で , もとの語のアクセントによって定まる 結合語 もの。〔例〕葉桜 , 七草がゆ , 雨上がり , 七五調 , アイスク リーム , 晴れ上がる , 青白い , 物すごい 複合の度合が最も弱く , 前部の語のアクセントを生かす傾向 接合語 があるもの。〔例〕木の葉 , 青い鳥 , 我が子 , 雨風 , 七つ八 つ , 物言う , 見て取る 主として和語の単純語が , 形を変えて , 他の品詞及び他の用法に転じ 転成語 るもの。もとの語のアクセントによって定まるものが多い。 〔例〕暮 , 光 , 鮨の , 見える , 細める , 暖かい , 喜ばしい , 黄色い 前部の語と ( 中部の語 ) 後部の語が複合せず , 息の切れめがあって , それ 分離語 ぞれのアクセントをそのまま生かすもの。〔例〕秋の七草 , 三十六歌仙 複合語