漢語林 改定版

キーフレーズ

意味 形声 表す 音符 転じ ページ 一一 一つ 象形 用いる 形声文字 天子 旧字体 中国 通じ 史記 キョウ 自分 文字 孟子 会意 ショウ 俗字 一六 % 日本 すぐれ 物事 用い シュウ 論語 筆順 多く 春秋時代 ことば 一種 戦国時代 形容 孔子 明らか 作っ 含む する 白居易 周代 三三 たとえ リョウ 河南省 さかん 土地 荘子 別名 付し

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われ 主述主述住述述 吾十有五而志ニ于学 7 ( 吾十有五にして学に志す。 ) 8 花開、鳥啼。 ( 花開き、鳥啼く。 ) 一再読文字〕漢文を訓読する場合、一字を二度読む、いわゆる再読 主述主述主ー健ー主ー健ー 文字がある。再読文字は、一字で国文の副詞と助動詞 ( または動詞 ) て 山高、水清。 ( 山高く、水清し。 ) いとの二つの役目をかねるもので、訓読するとき、先に副詞のように 主述 に読んでおいて、あとからその字を助動詞 ( または動詞 ) として返っ 気候温和、風光明媚。 ( 気候温和にして、風光明媚なり。 ) 文て読む。あとから返って読む送りがなは、漢字の左側に施す。 いまかっ 未ニ曾見 ( 未だ曾て見ず。 ) 未ダ ②主語 + 述語 + 目的語 ( または補語 ) 主語と述語だけでは文意 ハントヲまさ が完全でなく、目的語 ( 他動詞の下にくる ) または補語 ( 多く自 将レ行レ事。 ( 将に事を行はんとす。 ) 将 ( 且当健当す す 動詞の下にくるが、次の③のように、目的語の下にくることもあ ′まさニ・ 及レ時当ニ勉励 ( 時に及んで当に勉励すべし。 ) る ) を必要とする場合には、述語の次に目的語や補語がくる。こ まさ いまさニ・ れが国文と相違する最も重要な点である。なお、目的語や補語 応レ知ニ故郷事 7 ( 応に故郷の事を知るべし。 ) ラクニフ す・ヘか は、名詞や代名詞が用いられる。 すべかラク : 須三常思 = 病苦時 ( 須らく常に病苦の時を思 須ペ , 主目述 主述目 ふべし。 ) よろ ヰルハヲシクル / ブズル 仁者愛レ人。 ( 仁者は人を愛す。 ) 用レ人宜レ取 = 其所レ長。 ( 人を用ゐるは宜しく 宜 主述補主述補主補述ーー補述 其の長ずる所を取るべ 水流レ湿、火就レ乾。 ( 水は湿に流れ、火は乾に就く。 ) 主述補述補 ギタルハホルガ・ハ 過猶レ不レ及。 ( 過ぎたるは猶ほ及ばざるがご ごとシ 良薬苦ニ於ロ「利ニ於病 ( 補語の前に前置詞の「於・于・乎」 とし。 ) を用いることもある ) 盍三各言 = 爾志 ( 盍そ各爾の志を言はざる。 ) ③主語 + 述語 + 目的語 + 補語述語の下に目的語がきても、なお 文意が不完全な場合には、目的語の次に補語を置く。 二、漢文の基本的構造 主述目 孔子問ニ礼於老子 ( この場合、補語の前に前置詞の「於・ 漢文は、国文と文章の構造が違っている。返り点を用いて下から 于・乎」を用いることが多い。 ) 上に返って読むのはこのためである。以下、漢文の構造の基本的な ものについて説明する。 ( 主語 + 述語 + 補語 + 目的語の語序をとることもある。 ) ①主語 + 述語主語 ( 名詞・代名詞 ) の次に、述語 ( 動詞・形容④修飾語の位置漢文では、形容詞 ( 連体修飾語 ) でも副詞 ( 連 詞・形容動詞 ) のくることは、国文と同様である。 用修飾語 ) でも、修飾語が被修飾語の前にくることが原則で、こ 猶 ( 由 ) なホ ク 1 」とシ ざル なんおのおのなんぢ まさ 主述 キ ハスヲ ハク ニシテ ナリ 主 述 主述 メイビ

11 漢文について 生還者、僅三人而ー已。 ( ノミと読み、限定の意を表す。而 れは国文の場合と同じである。 已矣もノミと読み強い限定の意を 修被修 修被修 ラスケル 表す。 ) 死諸葛、走ニ生仲達 ( 連体修飾語の例 ) 修被修 嗚呼、哀哉。 ( カナと読み、感嘆の意を表す。 ) 百年待ニ河清 ( 連用修飾語の例 ) ( 終尾詞には、右のほかにも種々ある ) ⑤助字文の中間や文末に用いて特殊のはたらきをする文字で、 三、主要句形 訓読では直接に読まないこともある。 文中に用いる助字文中の語と語との関係を示し、英文の前漢文の句形には種々あるが、以下、特に重要と思われるものにつ 置詞のような役目をしたり、上下の語句をつなぐ接続詞のようないて概説する。 一否定形】肯定を打ち消す形で、否定詞を用いるもののほかに、特 役目をする。 立レ身行レ道、揚 = 名於後世→ ( 「於」を直接に読まないが、後殊な形もある。 ①否定の一般形 ・ざレ・ハラハ ・ずンバラ ナリ・ 不レ入ニ虎穴「不レ得 = 虎子弗レ食不レ知ニ其味。 霜葉紅ニ於二月花 ( この「於」は、花ョリモのヨリモにあ ノルモ / ・なシク クモノ ・あらズルニリ 匪レ降レ自レ天。今無ニ一人還莫 = 能行 たる。 ) 学而時習レ之。 ( この「而」も直接に読まないが、学ビテのテ否定の特殊形 ・シクトシテ・ルハナラ 莫 = 行不レ可。 ( 二重否定。肯定の意となる。 ) にあたる。 ) 伯楽不ニ常有『 ( 一部否定の形。いつもあるとは限らない意。 子欲レ養而親不レ待。 ( この「而」は、欲スレドモのドモ ズシモ ダシクハ 「不復・ : ・不必 : ・・不倶 : ・・不甚 : こ にあたる。 ) なども同じく一部否定の形 ) 文末に用いる助字文の終わりにきて、種々の意味や感じを 不 ( 否 ) 則シカラザ」・ ( , ナ ( チを単独に用い 不シカラズ・不者 ( 否者 ) シカラズン : 与える。終尾詞ともいう。直接に読むこともあり、また読まない ることもある。 こともある。 ( 注 ) 無・莫・勿・毋などは、「ナカレ」と読んで禁止の意に 聖人百世之師也。 ( ナリと読み、断定の意を表す ) 用いられる。 不幸短命死矣。 ( 直接に読まないが、過去の事の断定の ・カレいフコト ザレバニ・カレフコト 意を表す。 ) 無レ道ニ人之短非レ礼勿レ言。 ハリテ ルナラ・ 一疑問形一疑問詞や句末に疑問の終尾詞を用いるもの、両者を合わ 与 = 朋友一交而不レ信乎。 ( 力と読み、疑問の意を表す。 ) せ用いるもの、その他種々の形がある。 三人行、必有 = 吾師一焉。 ( 読まないが、断定の意を表す。 ) ①疑問詞を用いる形 ロ耳之間則四寸耳。 ( ノミと読み、限定の意を表す。 ) と セル スレドモハント・ ノョリモ 世ニのニにあたる。 ) キテル シイ・ タ ともニハ

・なんゾルラ ・ゾルカ ・カフルラゾ 何不レ行。胡不レ帰。 ロカレ衣者 ・たれカスムトヲ 弟子孰為レ好レ学。 レ ナラン い - っレ / カ 何日是帰年。何以報レ徳。 て たてヲ ・いかん ほこヲ AJ ほサバ 以ニ子之矛「陥ニ子之楯「何ー如。 ( どんなか ) プ・セン っ 如レ之何。 ( 「如・ : 何」イカンセンどうしたらよいか ) 漢奈」老何。 ( 奈・ : 何」は「如・ : 何」と同じ ) 、くばく・ゾ 為レ歓幾ー何。 句末に疑問の終尾詞を用いる形 君子亦有レ窮乎。雲耶山耶。 ③①・図を合わせ用いる形 ・ゾ・キルノ ・なん・すレゾレル・や 何莫レ由ニ斯道一也。何為其然也。 ④特殊な形 リヤ・これ 有レ諸。 ( 諸は之乎の合字 ) ルャルャラ 王孫帰不レ帰。 ( 肯定と否定を重ねる ) ョガヲホリヤャ 視ニ吾舌尚在否。 ( 同右 ) 【反語形〕文意を強めるために、一応疑問の形を用いるが、実際は その反対の意を表す。否定の語を含むものは肯定となり、含まない ものは否定の意となる。形式からいえば、疑問形と同一であるの で、文の前後から判断しなければならない。 田疑問詞を用いる形 ・ゾをシマンヤ 吾何愛ニ一牛→精神一到何事不レ成。 ・ゾポシプルコトヲレラン ・カランヤ 何亡レ国敗レ家之有。誰知ニ烏之雌雄 7 いづクンゾヰンヤ い・つクニクトシテ 割レ難焉用ニ牛刀 7 安往而不レ楽。 疑問詞と終尾詞とを合わせ用いる形 帝カ何有ニ於我一哉。燕雀安知ニ鴻鵠之志一哉。 予豈好レ辯哉。 ③特殊な形 ルスルコト・か ・か ・クンゾラン ・カランラ 0 ランヤシカラ シカラ・や 不ニ亦楽一乎 ( 感嘆の意を含む反語 ) ルャヲ・あ ( テ・ランラや 百獣之見レ我、敢不レ走乎。 ( 敢不は反語 ) 一比較形〕あるものを他と比較して、その状態や性質の程度、また は優劣・選択を定める場合に用いる。 ①単なる比較を表す形 於・乎を用いるもの かくレタルョリ 苛政猛 = 於虎一也。莫レ見ニ乎隠 不レ如 ( 不レ若 ) ・莫レ如 ( 莫レ若 ) を用いるもの ・しカノ 地利不レ如ニ人和人之所レ知、不レ若ニ其所レ不レ知。 ン・しクハ 莫レ如ニ兄弟 莫レ「形容詞 ( 形容動詞 ) 焉を用いるもの シミ・シ・ナルハ・これョリ 楽莫レ大レ焉 ②一方を選択する形を表す形 与・ : 不レ如 ( 不レ若 ) ・与 : ・孰若 ( 孰与 ) を用いる形 ミテ キニスル 与ニ其富而畏レ人、不レ若 = 貧而無レ屈。 いろレノ・ 与ニ其有レ誉ニ於前「孰コ若無レ毀 = 於其後 ・ : 孰若 ( 孰与 ) を用いる形 テ ヲキのこスハヲ 以一一不義一生、遺ニ臭千載「孰ョ若以レ義死、流ニ芳百世 与 : ・寧・ : ・寧・ : を用いるもの 礼与ニ其奢一也、寧倹。 トカレル 寧為ニ難口一無レ為二牛後 【使役形〕ある者が他に命じて、ある動作をさせる意を表す。 ①使役を表す助動詞を用いる形 ・しムヲンテマヲ ・しムプシテラわすルルヲ 使ニ人読レ書。令三人有ニ遺レ世之想『 ・しム ヲシテヒセ カ・しメタル 遣三蘇武使ニ匈奴誰教三仕丁作 = 此風流 ・しムヲシテラハ 俾ニ民不レ迷。 ②使役を暗示する語が上にある形 ハ・よリハノおごラン ・ロルトモ ハたけキ ・ロナレ ・しカニシテ キニそしリ シあらハルルハ い・つレゾ・ ル テ ノ ・しカノ