VMware Workstation3. 3 図 12 プリンタへの出力 限で川乍するため、フィルタ・スクリプトもユーザー lp の権限で実行されます。ホスト OS にユーザー名 lp で プルタ 0 ドキュメント 0 表示 (Y) ヘルプ ( 印 所有 ログオンする人はあまりいないでしようから、このオプ 回リモートダウンレベルドキュメント スプール中 hayao ションで正しいユーサー名を指定する必要があります。 —C StT 、 smbclient のプロンプトで使えるコマンドの文字列を str で指定します。これは、 smbclient をスクリプト のなかでバッチ処理的に使うときに便利です。今回は print コマンドを実行して印刷データを共有リソースに 送るだけですが、複数のコマンドを実行したいときは、 コマンドを、、 ; " ( セミコロン ) で区切って列挙します。 なお、 print コマンドの引数としてハイフンを指定する と、印刷データを標準入力から読み込みます。 ホスト OS の共有プリンタが PS プリンタであれは、わ ざわざ gs を使う必要はありません。 smbclient コマンド 今回は、前号までの特集の補足として、ゲスト OS から を使って、 PS ファイルを共有フリンタに送るだけです。 lpr コマンドを用いてプリンタに印刷するための設疋方法 今回は、図 10 のフィルタ・スクリプトを /usr/local/ をいくつか紹介しました。 Red Hat Linux にオ剽勺にイ bin/bjfsmb という名前てイ呆存したものとします。 ンストールされるツールの利用を前提としたため、とくに 非 PS プリンタでの印刷品質については不満か残るかもし /etc/printcap の言殳疋 れません。しかし、などで作成した PS ファイル smbclient を利用してホスト OS の共有プリンタに印 のドキュメントを印刷して確認する程度なら、とくに間題 刷する場合、 lpd デーモンのイ士事はフィルタ・スクリプト はないと思います。 に印刷データを渡すことだけです。あとは何もする必要は 非 PS プリンタについては、キヤノンだけでなく、エフ ありません。したがって、実際には VMware のイ反想ネッ ソンも Linux で咼品質の印刷を可能にするドライバを無 トワーク経由でホスト OS の共有プリンタにアクセスする 償で配布しているようです 8 。これにについても、機会を のですが、 /etc/printcap の設定ではローカルフリンタ 改めて紹介したいと思います。 のように扱います。さらに、フィルタ・スクリプトの処 理結果を lpd デーモンが受け取る必要もないので、 /etc/ printcap の lp パラメータの値には /dev/null を指定し ます。 /etc/printcap に登録するプリンタ名が、、 bjsmb" だ とすると、以下のようなエントリを追加することになり ます。 ページ 1 闃 2 189 KB をユこに材 ) ドキュメント 起重丿ければ、ゲスト OS から lpr コマンドを使って bjsmb という名前のプリンタに印刷できるようになります。 smbclient を使ってホスト OS の共有プリンタで印刷 する場合は、ホスト OS でプリントキューの監視ウイン ドウを開いておく 7 と、フィルタ・スクリプトで実行され る smbclient によって共有プリンタに送られた印刷デー タか表示されるはすです ( 図 12 ) 。 ☆ ( よこがき・はやお ) [ 赭文献 ] [ 1 ] は。えむ「 VMware Short Tips ( 3 ) Start on Windows ( 2 ) 」、 UNIX MAGAZINE 2001 年 11 月号 bjsmb ー CANON BJ—F850 : \ : lp=/dev/null : mx#O : \ : sd=/var/spool/lpd/bj smb : \ : lf=/var/log/lpd-errs : \ : if=/usr/local/bin/bjfsmb: コントロール・パネルで、、プリンタ " ウインドウを開き、該当するプリン 7 あとは、これまでと同様にスフ。ール・ディレクトリ / var タのアイコンをダブルクリックします。 /spool/lpd/bjsmb を正しく作成して lpd デーモンを再 8 http://www.i-love-epson ・ co ・ jp/products/linux 111 UNIX MAGAZINE 2003.5
VMware ・ Workstation 3. 3 図 10 gs と smbclient を用いたフィルタ・スクリプト列 18 02 : 12 : 56 Tue Feb Tue Feb 18 02 : 12 : 54 2003 Tue Feb 18 02 : 12 : 50 2003 Wed Feb 19 23 : 20 : 42 1 2 3 4 5 6 # ! /bin/sh PATH="/bin : /usr/bin" ; export PATH gs ¯q ¯dSAFER ¯dNOPAUSE ¯dBATCH ¯sDEVlCE=bj C800 ¯sPAPERSIZE=a4 ー r300 \ —sOutputFiIe= smbclient \\\\hostos\\bj pasuwa-do -U hayao -c 'print exit 0 Ⅱ exit 2 図 11 smbclient 吏ったフォルダへのアクセス [hayao@valhalla hayao] $ smbclient \\\\hostos\\redhat73 added interface ip = 192 .168.0.4 bcast=192.168.0.255 nmask = 255.255.255.0 session request t0 HOSTOS failed (Ca11ed name not present) Password: ノヾスワードを入力 Domain= [WORKGROUP] OS= [Windows 5 . 0 ] Server= [Windows 2000 LAN Manager] smb: \ > ls hda . vmdk hda-02. vmdk hda- 03 . vmdk vmware .10g hdb . vmdk hdb-02. vmdk db ー 03. vmdk nvram L inux . vmx しましよう。 [hayao@valhalla hayao] $ ロ smb: \ > quit smb: \ > 36290 blocks Of SIZe A A A A A A 524288 . 0 0 A 697037312 A 973488640 2560 89748 A 59808256 1083904 Tue Feb 18 09 : 57 : 10 2003 Tue Feb 18 09 : 57 : 10 2003 Tue Feb 18 02 : 12 : 54 2003 Tue Feb 18 02 : 12 : 56 2003 Tue Tue Tue Feb Feb Feb 18 18 18 02 : 12 : 58 02 : 12 : 54 2003 02 : 12 : 54 2003 2560 8648 550 10405 blocks available 示されます。あとは、 2003 2003 2003 ls や get 、 put など、 ftp コマンド smbclient は、 Windows の共有フォルダや共有フリ ンタにアクセスするためのプログラムで、基本的には引数 としてホスト名と共有リソース名の組を以下のように指定 します。 smbclient \ \ ホスト名 \ 共有リソース名 ただし、 UNIX のシェルは逆スラッシュを、、 \ \ " て表 現するので、コマンド行やシェル・スクリプトのなかで smbclient を実行する場合は、 \ \ \ \ ホスト名 \ \ 共有リソース名 のように記述します。たとえば、前回のようにホスト OS の F:*VMware*RedHat73 というフォルダを共有設正 している場合、 smbclient を使ってアクセスすると図 11 のようになります。 最初にパスワードの入力を求められます。パスワードが 正しければ、 smbclient のフロンフト (smb: \ > ) が表 110 と同じような感覚で共有リソースにアクセスできます 6 。 図 10 では、 smbclient の 2 番目の引数に pasuwa- d 。 " という文字列を指定しています。これは、共有リソー スにアクセスするためのパスワードに相当します。このよ うにパスワードを記しておけは、入力を対言乱勺におこな う手間が省けます。ただし、パスワードを、、生で " スクリ プトに書き込むことになるので、他人に見られないよう十 分に注意してください。 ノヾスワードに続けて、 smbclient のオプションを必要に 応じて指定します。図 10 て指定しているオプションは、 それぞれ以下のような意味をもっています。 —I_J れ・・れ佖 7 れ ホスト OS にログオンするときのユーザー名を user- name て指定します。 lpd デーモンはユーサー lp の権 6 smbclient のプロンプトで、 ? " または、 help" と入力すると、利用でき るコマンドが一一覧々されます。 UNIX MAGAZINE 2003.5
SC 翡 好評発売中 ! ネットワーク・ テクノロジー 図 9 ホスト OS のプリンタ言聢 全般共有は一ト編殳司色の管理はキュリティいーティリテ引 切のフロハティ 0 共有しない 0 ネットワーク - アクノロ 1 ソー ほかのバージ主初′贔” 3 のドライバー のフリンタをほカ切′トジョ : 明 Windows を実行しているユーサーと共有する場 追加ドライバをインストールする必要が〕ます。 追加ドライバ 0 一 TWORK 0 ヨ N ( )ICG に S え ホスト OS (Windows 2000 ) のコントロール・ノヾネル から、、プリンタ " を開き、該当するプリンタを右クリック して表示されるメニューから、、共有 " お尺します。 すると、図 9 のようなウインドウか現れます。これま で設定を変更したことがなけれは、、、共有しない " が〕尺 された状態になっているはすです。図 9 のように、、共有 する " お尺し、その右の欄に共有リソース名を指定しま す。図 9 では共有リソース名を、、 bj " としているので、ゲ スト OS からは \\hostos\bj という名前でアクセスで きることになります (hostos はホスト OS のホスト名で す。ホスト名ではなく、 IP アドレスを指定してもかまい ません ) 。 フィルタ・スクリプトの作成 非 PS プリンタの場合と同様、ゲスト OS では、このフ リンタに lpr コマンドを使って印刷するためのフィルタ・ スクリプトを作成します。 このフィルタ・スクリプトでは、 smbclient コマンド を実行し、ホスト OS で共有設定を施したプリンタに印刷 データを送信します。送信するデータはそのプリンタに適 した形式でなければならないので、非 PS プリンタの場合 はさらに gs と組み合わせます。 作成したフィルタ・スクリプトは、図 10 のようになり ます。 3 ~ 5 行目が、実質的な処理をおこなっている部分 です。 gs を使って PS ファイルを BJ-F850 て処理でき る形式に変換し、パイフ。でつないで smbclient の入力と して渡しています。 gs のオプションについてはすでに説 こでは smbclient の使い方を簡単に紹介 明したので、 OK ・播ロ陽ー著 ・ A5 判、 448 ページ ・ ISBN 4-7561-4092-0 ・本体 3 , 500 円 + 税 技術の“心”が分かる本 ネットワーク技術者必携 ! 技術には、かならず核心となる部分があります。これ を理解しているかが、その技術を使いこなせるかどう かの分かれ目といえるでしよう。 本書では、現在のインターネットを支えるさまざまな 技術について、開発の背景から、原理、応用まで、 数多くの図版を用いて詳細に解説します。 目次から 1 章 Ethernet 2 章リピータ、プリッシ、スイッチ 3 章スパニングッリー 4 章 VLAN 5 章経路制御の基礎 6 章経路検索アルゴリズム 7 章 ATM 8 章 UN レグナリング 9 章 LANE と MPOA 10 章アドレス変換ーー NAT と旧 masquerade 11 章 ADSL 参考文献 / 索引 / 英和用語対照表 株式会社アスキー ネットワーク技術者必 インターネットをする E 廿・ 1 滝 t 、一、 ATM 、、 T などーこついて、その 〒 1 60 ー 8584 東京都新宿区信濃町 34 J 日信濃町ビル 出版営業部電話 (03) 5362 ー 3300 109 UNIX MAGAZINE 2003.5