UNIX MAGAZINE 1991年3月号

キーフレーズ

UNIX MAGAZINE NFS コマンド ファイル ネットワーク クライアント 指定 ファイルシステム オプション usr サーバー 文字列 1991 etc システム 機能 ワークステーション 場合 SPARCstation 実行 xdm NEWS 設定 SPARC インターフェイス ソフトウェア 出力 端末 FDDI CPU ページ ホスト NEWS-OS root プログラム マウント Sun Nemacs Ethernet 入力 高野 make 使用 char indent シリーズ アクセス 対応 NCD 可能 使っ alias 000 local 開発 regexp XDMCP 接続 処理 ウインドウ インデント 環境 サポート DOS 利用 しよう print ディレクトリ argv フォント できる 検索 offset X11 変数 データ lib 情報 必要 登録商標 アプリケーション ディスク XMiNT 日本 引数 gdb 正規表現 Tel tftpboot argc comment LAN 表示 コンフィグ -1 ポード 文字 坂下 TCP/IP

目次

連載 / てくてく r1bX 23 こうすれま、第 1 章の 1 ページ目のページ番号がア ラビア数字の 1 になります。 \pagenumbering コマンド では、数字の表現方法が変わるだけでなく、ページ番号 が 1 にリセットされることも覚えておいてください。 変更時の注意 繰り返しになりますが、指定したページの数字は改 ページが起こった時点で有効なものが使用されます。た とえば、次のように \chapter コマンドの前でスタイ ルを変更したとします。 \pagenumbering{roman} \maketitle \chapter*{* えがき } ペーシスタイル article および report ドキュメントスタイルで は、フッタの中央にアラビア数字でページ番号が出力 され、ヘッダには何も出力されません。 book スタイル を指定すると、ヘッダに章や節の題名とページ番号が出 力されます。また、タイトルページはヘッダにもフッタ にも何も出力されません。 ページのヘッダとフッタにページ番号などの情報を どのように出力するかは、 \pagestyle というコマン ドを使って指定します。 標準のドキ、メントスタイルには plain 、 empty 、 headings 、 myheadings の 4 種類のページスタイル が用意されており、 \pagestyle コマンドの引数に のページスタイル名を指定します。 pla 土Ⅱペーシスタイノレ ブッタの中央にページ番号を出力し、ヘッダには何 も出力しません。 article 、 report ドキュメントスタイルでは、と くにページスタイルを指定していなけ才ま plain ス タイルになります。 \pagenumbering{arabic} \chapter{ 「てくてく \Tex 」のご紹介 } すると、「まえがき」の部分の最終ページで改ページ が起こる時点で、すでにページ番号の出力は arabic になってしまっています。ということは、このページ がアラビア数字での第 1 ページになってしまうのです。 そして、この場合は第 1 章の最初のページのページ番 号が 2 になってしまいます。 し力、し、どうしても \chapter コマンドの前に指定 したいこともありますよれたとえば、各章を別々の ファイルにしてあるような場合、第 1 章にだけ特別に \pagenumbering コマンドを挿入しておくのも抵抗が あるでしょ ? そんなときには、 \pagenumbering コマンドの月リに \newpage などの改ページコマンドを加えて、とりあ えすそれまでのページを終了してしまえばいいのです。 \pagenumbering{roman} \maketitle \chapter*{ まえがき } 2.3 x x x x 23 \newpage \pagenumbering{arabic} \chapter{ 「てくてく \Tex 」のご紹介 } empty ペーシスタイル ヘッダにもフッタにも何も出力しません。 136 UNIX MAGAZINE 1991.3

連載 / てくてく ( 2 ページ目 ) 23 なお、 \pagenumbering コマンドはグローバルな宣 ドの直後に指定するようにします。 かるようにするためにも、改ページをともなうコマン ジでページ番号の出力スタイルを変更しているのか分 時点で有効なスタイルになります。てすから、どのペー ページ番号の出力スタイルは、改ページが起こった ページ番号のスタイル変更 ( 1 ) 言です。 号より連載されている「てくてく」を作るまで この本は、 fUNIX MAGAZINEJ に 1989 年 4 月 まえがき 過程をお話しするものてす。 連載されている「てくてく \Tex 」を作るまての この本は、 rUNIX MAGAZINEJ に 1989 年 4 月号よリ \chapter*{ まえがき } \end{titlepage} \vfill\vfill \null \LARGE 藤浦はる美 システムンフトウェア事業部 \ \ [ 20pt ] \Large 株式会社アスキー \ \ \vfill \Huge\bf 「てくてく \Tex 」がてきるまて \null \ vf 土 11 \ vf 土 11 \begin{titlepage}\centering \pagenumbering{roman} \begin{document} \documentstyle [a4j] {jreport} マ数字で出力することにしましよう。 それでは、前書き部分のページ番号を小文字のロー UNIX MAGAZINE 1991.3 1 の過程をお話しするものです。 この例では、 titlepage 環境の直前で \pagenum- bering コマンドを使っていますが、 titlepage 環境 の直後、または \begin{document} コマンドの前で 指定してもかまいません。自分にとって分かりやすい 位置に指定してください。 ページ番号のスタイル変更 ( 2 ) 次に本文部分が始まるところでアラビア数字に戻す ことにします。 \pagenumbering コマンドはグローバ ルな宣言なので、括弧などで有効範囲を区切ることはで ぎません。もう 1 度 \pagenumbering を使用して、ア ラビア数字を指定する必要があります。 ふつう、本文の最初には \chapter コマンドが ありますね。「改ページの後に指定するように」と いうことですから、 \chapter コマンドの直後に \pagenumbering コマンドを指定してください 「てくてく \Tex 」の単行本が出版され、本屋さんの 店頭に並ぶ日を亀之助くんは楽しみにしています。 \chapter{ 「てくてく \Tex 」のご紹介 } \pagenumbering{arabic} 「てくてく \Tex 」の連載が始まったのは、 ちょうど 2 年前のことてした。 Chapter 1 「てくてくのご紹介 「てくてく TbX 」の連載が始まったのは、ちょう ど 2 年前のことでした。私はその 1 年前に「日本語 MicroTbX のマニュアルを書いていましたし、その ( 本文が始まったところ ) 1 後にも数回社内セミナーをおこなっていました。 135

てくてく T X ヘアスタレとページスタイル 亀 : あれ、はるみちゃん ? どうしたの、その髪 ! ! H : 失恋したの。 亀 : なに言ってるんだよぉ。しかし、思いきって切っ たなあ。 カフォーマットを「ペーシスタイル (page style) 」と このようなヘッダとフッタに出力される情報やその出 イトルなどを書いておくこともあります。ハ T 砂では、 内容を表す章や節の題名を書いたり、あるいは論文のタ ページ番号などの情報を出力します。たとえば、本文の などが出力されます。一方、ヘッダやフッタにはふつう このうち、ボディの部分には実際のテキストや表、図 ッタ」の 3 つの領域に分けることができます。 い TEX で出力されるべージは「ヘッダ」「ボディ」「フ H: じゃ、今回はページスタイルの話をしようか。 亀 : それ、教えてくれない ? なコマンドが用意されているの。 H : もちろんそれでもできるけど、ページ番号には特別 とか \setcounter とかを使えばいいの ? 亀 : それってさ、このあいた教えてもらった \roman がアラビア数字になって、番号も 1 になるよれ H : そうれそれで、本文が始まるところでページ番号 りするよれ 前書きのところだけページ番号をローマ数字にした 亀 : あのさ、このマニュアルもそうなんだけど、目次や H : あ、貸していたマニュアルね。 亀 : ところで、これありがとう。 切ることないのにつて言われた。 H : わざわざこの寒い季節に、それも風邪ひいてるのに 134 藤浦はる美 呼んでいます。 今回は、標準のスタイルファイルで用意されている ページスタイルの種類とその指定方法についてお話し します。新しいページスタイルの作り方については、も うすこし修行を積んでからにしましよう。 ペーシ番号のスタイル ページのヘッダあるいはフッタには、たいていペー ジ番号があります。まずは、亀之助くんの要望に応えて ページ番号の出力を変更する方法を紹介します。 デフォルトでは、どのドキュメントスタイルを使用 しているときでもページ番号はアラビア数字で出力さ れます。でも、亀之助くんが言うとおり、目次や前書 き部分だけローマ数字にしたいことだってあります。 ページ表記にどのような数字を使用するかは、 \pagenumbering という宣言コマンドの引数で指定し ます。このコマンドを実行すると、ヘーン番号が 1 にリ セットされ、ページ番号の出力が変わります。引数に指 定できる数字の種類は次のとおりです。このうち alph や A1ph を指定したときには、 1 から 26 までの数しか 表現できないことに注意してください。 arabic roman Roman alph A1ph アラビア数字 小文字のローマ数字 大文字のローマ数字 小文字の英子 丿 ( 文哢 : の英字 UNIX MAGAZINE 1991.3