UNIX MAGAZINE 1994年4月号

キーフレーズ

UNIX MAGAZINE 000 screen ファイル ネットワーク 1994 システム FAX コマンド プログラム sendmail オプション Windows 1993 場合 ウインドウ データ ライプラリ SPARC 設定 クライアント 機能 CD-ROM Windows NT -3 指定 電子メール usr 対応 Subject シリーズ Sun ソフトウェア ワークステーション アプリケーション アドレス for 可能 登録商標 ディレクトリ 表示 利用 使用 接続 ツール Tel 管理 sty BSD Message 処理 メーリングリスト -2 RCS サポート Ethernet 実行 USA FDDI インターネット Gopher インストール DOS SCSI 日本語 PostScript gophergate CVS -1 出力 サーバー 日本 int ファイルシステム DEC 環境 価格 変更 米国 local label include 共有 メール ソースコード 対応機種 必要 入力 できる スタイル プログラミング NEWS make 100 800 bin tex Communication

目次

文書中でラベルを出力したい 原稿を書いているときは、数式や文献、図表を引用する ときのラベルなどを憶えておかなければなりません。しか し、とくに長い文書の場合はなかなか慮えきれないもので す。標準の IATEX の配布には、文書中で用いたラベルを 一覧表の形式で出力する lablst. tex というマクロファイ ルカまれていますが、ラベル名とページ番号しか出力さ れないのでいまひとっ不便です。 \label などて指定したラベルを欄外や行間に出力でき れは、石忍も容易にできます。そのためのスタイルファイ ノレカゞ showkeys. sty です。 使い方は、オプション・スタイルとして指定するだけ です。たとえは、 \cite{total} は背f芝出力されます。 \label{eq: sk } の定義部は、 0 れ UNIX MAGAZINE 1994.4 がなくなる気配はいっこうにありません。 ているために、枠のなかに書き込まなければならない書類 でしよう。手書きしか考えられなかった日赫にの習慣が残っ されていますが、ほかの書類に応用するのはかなり難しい 文部省科学研究費の調書を作成するためのマクロも酉飾 定型フォームに文字を入れたい 前を変えて使わなければなりません。 使われているスタイル名なので、 \input を利用するか名 があります。また、 draft は標準の I*TEX で別の目的に processed float" という警告メッセージか表小される場合 もあります。ただし、長い文書で使うと、 too many un- ー研羡の機能をもつ draft. sty というスタイルファイル 章と重なってしまいます。 うに欄外に出力されますが、本文中で \ label を使うと文 にや章・節コマンドなどで定義しているときはこのよ すが、実際には欄外に出力されます ) 。 す ( 上刎列では、が本文の枠内に出力されていま となり、その引用部 \ , 。 f { 。 q = } は式 ( 呂仂されま bit C 0 m p u t e r S ( i e n ( e M 0 g 0 z i n e 4 月号 ( 発売中 ) B5 ・ 112 頁・定価 8 ロ 0 円 ( 税込 ) 0 加 0 ーコメ & ソフト・ ・・・丁 . Hagemann Topics 特集 . 続大学環境での新しい OS Sola 「 is Windows N 丁・・ OS / 2 U2.1 ・ ・・・井原實 ・谷口崇・砂原秀樹 ・・・脇英世 System 7 鈴木茂哉 X ウインドウブログラミング① X ウインドウシステムの概要・・・・・遠藤知宏 ・コンピュータリテラシの指導 「情報基礎」の内容と旧 A の調査結果吉村啓 ・ DigitaI G 「 aphics Macintosh の技法 入力と出力の話・・ ・・冫ロ田望 ・説明と説得のためのプレゼンテーション技法 議論に勝つ一一プレゼンの実践・・・石上日出男 ・情報キャンノヾス見聞録④ 早稲田大学理工学部情報学科・・・・・・ひろのかすお 防米国でワイヤレスワールドに向かって何が 起こりつつあるか・ Lecture C + + 準備体操④ C + + の背骨・・ 朝襯 ・・栗田昭平 ・・梅村恭司 アレフ・ゼロ / Tips ⑩科学技術関連の英文記事 はこう読む /F 「 equently Asked Ques- tions / マイコン・トピックス / 知的所有権 Hot Line/ ソフトウェア探訪① / bit 悪魔の辞典 / bit レーダー / ぶつくす 「 bit 」別冊 知姚に向かう情報社会 グループウェア維新 松下温代表編集知的触発に向けて / 知的触発へ のアプローチ / 知的触発のための技術的インフラス トラクチャ / 他日 5 ・定価 4500 円 ( 税込 ) 3 月下旬刊 本誌は予約制のため店頭展示が十分でありま せん。最寄書店または小社へお申込み下さい 1 12 東京都文京区韭立出版 谷 03 ( 3947 ) 251 1 振替東京 1 ー 57035 107

として llpt と 12pt が用意されているだけです。 論文などを完全版下 ( いわゆるカメラレディ ) で提出す る場合も、たいていは製版時に縮小されるので、通常のサ イズで組んでもとくに問題はありません。しかし、最終的 なイメージに近い、小さなポイントサイズでの文書作成が 必喫になることもあります。 そのような場合、欧文の文書であれば xarticle. sty が 利用できます。この文書スタイルを用いれば、 7pt 、 8pt 、 9pt の文書が作成できます。オプション・スタイルとして art [ 789 ] . sty も必要です。具イ勺には、 \documentstyle [8pt] {xarticle} とします ( いまのところ、和文用のものはないようです ) 。 行番号を付けたい 英語の副読本などで、各行に通し番号を付けることがあ ります。 ' I び / いでこれを寒見するには、、、行 " とい う概念が何を指し示すのかを定義しなければなりません。 そオ功ゞできたとしても、期待どおりの出力を得るのはかな り難しいでしよう。 しかし、これに近い働きをするスタイルファイルがない わけではありません。たとえば、 numline. sty では、デ フォルトで 5 行おきに番号を付けてくれますし、改ページ するたびに行番号を 1 にリセットすることもできます。 このスタイルファイルも、オプション・スタイルとし て指定します。行番号の出力は、いくつかのパラメータで することカきます。たとえば、 \1ineCountInterva1=n とす川よ、れ行ごとに番号カイ寸けられます。改ページのた びに行番号をリセットしたいときは、 \lnumpagetrue を 孑旨定します ( デフォルトは \lnumpagefalse)o 、、 5 ~ 10 行目にだけ行番号を付けたい " という場合は、 \n1inesBoundary [ 10 ] { 5 } と設定します。 numline. sty はたしかに便利ですが、オリジナル・ファ イルに記されているように原則としてテキストだけの簡単 な文書を前提にして作成されています。図表を含む文書で は使えませんし、タイトルや見出し部分では正しい値カ等 られないという問題があります。 106 図 3 flushleft と FlushLeft This example shows difference b etween two environments, flushleft and F1ushLeft. This paragraph must be flush-lefted. B0th paragraphs are set in the minipages with the same width. This example shows difference between tWO enuron- ments, flushleft and F1ushLeft. This paragraph must be flush-lefted. B0th paragraphs are set in the mimpages with the same width. 欧文文書で右揃えをやめたい 通常、を使って欧文の文書を作成すると、 右端がきれいに揃って出力されます。しかし、タイプラ イターで打った文書のように、右揃えをしたくないこと もあります。そのような場合、標準の機能では \raggedright を使います。しかし、これは極力ハイフ ネーションを避けるように定義されているため、 1 行の文 字数の少ない文書ではイ七 E りに問題があります。 raggedri ・ sty は、これをすこし改善したスタイルファ イルです。 \RaggedRight コマンドと FlushLeft 竟が 用意されており、ハイフネーションも併用した文書カ鮓成 できます。この機能を利用するときは、 raggedri. sty を オプション・スタイルとして指定し、 \RaggedRight と 旦言します。 FlushLeft は、 flushleft と同様な 働きをします。 図 3 の例は、上か驃準の flushleft 竟、下が Flush- Left です (FlushLeft 環竟では、 1 行目の行末でハ イフネーションをしているのがお分かりでしよう ) 。 \RaggedRight を利用して組版するときには、以下の パラメータカ甘旨定できます。 \RaggedRightRightskip \RaggedRightLeftskip \RaggedRightParindent \RaggedRightSpaceskip \RaggedRightXspaceskip これらは、それぞれ \rightskip 、 \leftskip 、 \par- indent 、 \spaceskip 、 \xspaceskip に対応する値を 設定するためのものです。 なお、オリジナルの配布に含まれている例題用ファイル ではスタイルファイル名が raggedright となっています が、実際のファイル名は raggedri. sty です。 UNIX MAGAZINE 1994.4

表 3 \leftmark 、 \rightmark のデフォノレト値 \leftmark \ て i ghtmark book or report 十 twoside \chapter report \chapter \chapter art icle \section \cfoot{\rm\thepage} \rfoot{} UNIX MAGAZINE 1994.4 \def\lastpagenumber{\label{l@stp@genumber}} {\expandafter\@cdr\r@l@stp@genumber\@nil}} \@ifundefined{r@l@stp@genumber}{ (last page) } % \def\l@stp@genumber{% \def\thepage{\thepageoriginal/\l@stp@genumber} \let\thepageoriginal=\thepage し形態にするには、 \label を次のように再定義します。 式になってしまいます。引用ページ表示をデフォルトと同 もっとも、このガ去では \ page て ef も、、 3 / 15 " という形 れはなりません。 次と \pageref で適切な出力を得るには 3 回処理しなけ のガ去だと、 2 回の処理で所定の出力カ材昇られますが、目 上の \lastpagenumber の部分を含めてしまいます。 ber を置きます。あるいは、 \end{document} の定義に そして、 \end{document} の直則に \lastpagenum- \label{l@stp@genumber}} \def\@currentlabel{\arabic{page}}% \def\lastpagenumber{% {\expandafter\@car\r@l@stp@genumber\@nil}} \@ifundefined{r@l@stp@genumber}{ (last page) } % \def\l@stp@genumber{% \def\thepage{\thepageoriginal/\l@stp@genumber} \let\thepageoriginal=\thepage は、 mydoc ・ sty に次のように言己しておきます。 1 つは、 \ref と \label を利用するガ去です。たとえ クロを組んでみました。 たいことがあります。文献 [ 3 ] の説明にヒントを得て、マ のように、、ページ番号 / 総ページ数 " という形式で出力し 報告書や FAX で送る文書などで、ページ番号を 3 / 15 ページ番号に総ページ数も含めたい ものです。 は第 2 引数で指定したものか、 \markright で指定した は \markboth の第 1 引数て指定したもの、 \rightmark タイルによって異なります俵 3 ) 。ただし、 \leftmark \leftmark などに用いられる値は、ドキュメント・ス 連載スタイルファイル活用法ー 2 article 十 twoside \section \subsection \def\label#l{\@bsphack\if@filesw{% \let\thepage\relax \def\protect{\noexpand\noexpand\noexpand}% \edef\@tempa{% \write\@auxout{\string\newlabel{#l}{% {\@currentlabel}{\thepageoriginal}}}}% \expandafter}\@tempa 部に、、 5 of 7 " のような形式でページ番号カ咄力されます。 をオプション・スタイルとして指定すると、ヘッダの中央 nofm. sty では、 3 番目の方法を用いています。これ style{totalpagestyle} を付ける必要があります。 ページがある場合は、 \maketitle の直後に \thispage- れます。ただし、 report や book など、独立したタイトル このガ去なら、 2 回の処理で期待したとおりの出力か得ら は、 \end{document} の定義に含めてもかまいません。 直前に \label{lastpagenumber} を置きます。あるい と定義しておき、さきはどと同様に \end{document} の \pagestyle{totalpagestyle} \pageref{lastpagenumber}\hfill}} \def\@evenfoot{\hfill\thepage/% \pageref{lastpagenumber}\hfill} \def\@oddfoot{\hfill\thepage/% \def\@oddhead{}\def\@evenhead{} \let\@mkboth=\@gobbletvo \def\ps@totalpagestyle{% ます、スタイルファイルで、 ッタを変更するガ去を示します [ 3 ] 。 かまいませんが、 こではページスタイルに手を加えてフ す。目次ファイル (). toc) の該当部分を直孑多正しても ため、目次には、 3 / 15 " という形式で出力されてしまいま 以上のいずれのガ去でも \thepage を再定義している ページ番号を正しく出力するには 3 回の処理が必要です。 番号と \pageref の出力か碍られます。ただし、目次の ber を置きます。こうすれば、 2 回の処理で正しいページ そして、 \end{document} の直前に \lastpagenum- \if@nobreak\ifvmode\nobreak\fi\fi\fi\@esphack} ポイントサイズの小さな文書 い既の標準では 10pt がデフォルトで、 オプション 105