・、テレバシー、空中浮揚、精神感応移動 一見すばらしい超能力もしよせんは精神労 働、肉体労働同様に限界はあるのだった , LIMITING •FACTOR 限界因子 シオ下。ア・コグスウル 訳☆浅倉久志 画☆中島靖侃
イヴィッドで忘れがたい豊かなイメージとして読者の中に定着する のです。さあ、今月号で得られたあなたの科学的知識をチェックし てみて下さい」という前口上で、この号と関係のあるテーマについ 冒ての質問が二〇問のっている。たとえばこの号でミュンヒハウゼン 学男爵は月に行くのだが、これに関連して〃月の一日は地球の何日に のあたりますか ? 〃とか″月面から見た地球の光景を説明してくださ 男 ″地球上で一ポンドの重さの石は月面上ではどの位の重さにな ゼりますかみなどというきわめて初歩的な質問ばかりだが、ちゃんと ウ い力に 本文の何ページを見れば答がわかると指示してあるあたり、 ヒ ン もガーンズ・ハックらしい気の配りようである。 本誌の〈人気力ウンター〉のオリジナルはアスタンディングの 〈アナリティカル・ラボラトリー 〉だが、アメージングには毎号の 一番すきな作品と嫌いな作品を投票する用紙がついていた。ただし 投票結果は一切発表されない。ガーンズ・ハックが編集方針を定める えてみてほしい。 来月にその正解を発表しようーと書いており、四ための参考資料にしたらしし 、。〃アメージングはあなたの雑誌で 月号には本当にハ ト大学天文台の・・ルイテンにその誤す〃と、まるでどこかのビールかなんかみたいな口上で、読者は自 りを指摘させたりしている。このあたりはガーンズ・ハックの面目躍分の好みを編集者に知らせる義務でもあるような言い分である とい、つところ この時代のアメージングには、いわゆる読者のおたより欄はな 、 0 面目躍如といえば、その次の『ミ = ンヒ ( ウゼン男爵の科学的冒 そのかわり〈ディスカッションズ〉というかなりの量の読者の 険』である。御当人自ら「この作品の最大の特徴は科学的に極めて批評欄があって前号、あるいは前々号に載った作品に対する読者の 正確なことである」と書いているのは当然ながら『ラルフ一二四 o 批評文と、それに対するガーンズくッ ノクのくわしい反論や弁明がの 四一十』などとはがらりと変ってスッと・ほけた , ーーーおそらく、もと っている。いずこもおなじファン気質、まあ、云いたい放題、わめ の「ミ、ンヒ ( ウゼン男爵」の語り口にペースをあわせて書いたらきたい放題の批評の数々はいずれふあん気質第二部として しいその話の進め方は独得の味わいがある 紹介するつもりだが、この三月号にはスカイラー 、、ラーのお便り 本文の中に半ページまでの大きさの囲み記事がある。いわく、 も載せられている。当時十五歳だった彼は、話のわからぬ両親が教 「本誌の愛読者諸氏がつねづね指摘されることでありますが、アメ育上よろしくないとの理由でアメージングを読ませてくれないとポ ジング・ストー 丿ーズ誌を読んでいれば、フィクションをたのしャいているが、そのあとで、メリット、 ロウズ、ウエルズ、ファ むうちに自然と科学知識を身につけることができるのです。こうし ーリーなど同誌に載った作家の比較論を堂々とやっているあたり、 て得た知識というものは、どんな教科書で得たものよりはるかにヴ栴檀は双葉よりかんばしというやつだろうか。 ( この項未完 ) せん 0
しるアメージングにサイエンス・アンド・インヴェンション、ラ る ジオ・ニュース、ラジオ・リ スナーズ・ガイドそしてフレンチ・ヒ この次のページに、ほ・ほ目次とおなしレイアウトの題字が上にぎ ュ ・タイム・マネー ーマーとスペアー ・メーキングとくる。十数年て、その下がガーンズックの論説になる。その間に例の Extrava ・ 後にはここにセクソロジーも加わるわけだが、これはこの際あまり gant Fiction Today... :. CoId Fact Tomorrow 「今日の奇想天外な 関係がない。 る空想も明日は冷厳なる事実」という標語が入っている。論説につ さてこの三月号にはウエルズの『花咲く奇怪な蘭』 The Flower ・ いては前に紹介したからとばすとして、。ヘージをめくると、 よ本編に入るわけである ing Strange Orchid とヴェルヌの『世界の支配者』 The Master of the World の連載第二回、そしてガーンズバックの『ミュンヒ、 本編の紹介は今回に限り省略するが、ガーンズ・ハックは掲載され サる全作品に、それそれ簡単な前説をつけている。これがたいへんお ウゼン男爵の科学的冒険』の再録が芯になり、他にそのマッド・ もしろいのであるとくに今になってこれを読むと、ガーンズ・ハッ イエンティストものと、『太陽へ一千万マイル』 Ten MilIion MiIes Sunward 、 『副衛星』 Sub SatelIite の計六編がのっている。この クがどこに着目してその作品を掲載したのかを、お・ほろげながら理 目次のとなりには次号予告として、ウエルズの『ぎたるべき日の物解することができる。たとえば『太陽へ一千万マイル』という作品 語』 The Story of the Days to Come などが紹介されている。 は、地球が数年後に彗星と衝突することがあきらかになり、なんと 次の二頁がまた広告。ラジオの通信教育だが、ここにうつっている かしなければならないというわけで学者がさんざん智恵をし・ほった おやじは今日もポビュラー ・メカニクス誌あたりに依然として登場結果、こんな手を考えた。カスビ誨と黒海の間に連河をつくり、カ して、エレクトロニクスの勉強をすると金がもうかると宣伝してい スビ海の水を全部黒海へ流しこんでしまうというのである【 ) そうす れば地球自体の質 アメージング一九二八年三月号の目次と論説の。ヘージ 量の分布が変化す るから地軸がぐら つぎ軌道が変化し て : : : というので あるガーンズ・ハ ックは前説のなか で「秀逸な着想で あり読者を強くひ きつける作品では はたして あるが、 科学的に可能であ るか否か、よく考 0 S ル弱 9