SFマガジン 1970年9月号

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目次

京・牛込柳町の一酸化炭素・鉛害問題》水俣病患者に対する保障裁定の わが国には、公害対策基本法をはじめとして、大気汚染防止法、 - ばい煙等 決定と、このところ、企業責任の所在をめぐる公害問題一般についての関心規制法、水質保全法、下水道法、海水油濁防止法、騒音規制法、工業用水法 が、いままでにないほどの盛り上りをみせている。 その他さまざまの法令、地方条令などがあり、生活環境を汚染からまもるた ーこれは、ある意味では、歓迎すべき傾向だといってもよいのだが、しか めの基準や規制が行なわれている。そして実際、これらの規制の実施によっ し、一般の反応を見ていると、まだこれを文字通り公害 public nuisa ・ て、ある程度の効果はあがり、所によっては状況は改善されつつあるという nce としは捉えずに、不幸ではあるが、他人事の・・ーー自分とは直接関係の ・ : だが、それらが、法的拘束力がよわい上に、何よりも現状補修策を一歩 ない特定 - の地区の災害ととっているむきがあるように思われる。つまり、柳も出ないことは、専門家の指摘をまつまでもなく、明らかだ。 町の場合「犯人は多量の鉛をふくむ ( イオクタン・ガソリンであり、水俣病 しかも、こうした事情は、けっしてわが国だけではない。たとえば、一酸 の場合は「ある種の工場の流した廃液や、農薬のなかのメチル水銀化合物で 化炭素やばい塵を原因とするスモッグは、一九五二年に死者四〇〇〇人とい あって・・ーそれさえ処理すれば問題はかたづく、と考えているように見える うおそるべき被害者をだしたロンドンを筆頭に、ニューヨーク、シカゴ、ロ のだ。 サンゼルスなどの大都市の共通の悩みのたねとなっているし、河川の汚染 もちろん、それは、直接的にはその通り真実だろう。 も、西ドイツのルール工業地帯のライン川、アメリカ、カナダの五大湖 自動車産業の猛烈な競合が、高圧縮比のエンジンを要求し、その結果ハイ とくにエリー湖ーーや、ストックホルム湾などが、あまりにも有名である。 オクタンのガソリンをーーー千エチル鉛を添加物とする強化ガソリンの、無責 この点では、社会主義国も例外ではなく、モスクワや、チェコスロ・ハキャ 任な阪売合戦をひきおこしたのは、かくれもない事実である。また、水俣病の工業地帯の都市の硫黄酸化物による大気汚染は、わが国の東京、大阪より をはじめ、阿加野川流域の有機水銀中毒事件や、神通川流域のカドミウムに やや高めといわれているほどだし、黒海の汚染も、かなりひどいものらしい よるイタイイタイ病事件、さらには、硫黄酸化物と浮遊ばい塵による四日市 この事実は、公害が、資本主義国とか社会主義国という体制の問題を超越 ぜんそく事件などが、特定の工業やコンビナートによってひきおこされた産した問題であることのよい例であろう。 業公害であることは、すでに実証ずみである。こうした事件は、日本以外の 各国はもちろん、それそれ、きびしい法令や規制を設けあるいはさらに強 ところでは起っていない。 この事実から、経済成長を至上命令とし、 化して、公害間題を解決しようとしているが、真の意味で問題の抜本的な対 の増大を、国力の唯一最高の基準として、やみくもにつつ走ってきた日本だ策を持っているところはない、といっていい。 というよりも、そうした公害 けの、特殊な状況だとする主張にも、もちろん、それなりの正当性はある。 が、現代世界の体質と複雑に絡みあっているために、単純な手直し程度の対 しかし、ここで、われわれは、そうした現象の背後に、より大きな、より一策ではとうてい取り除けなくなっている。現実べったりの方法をとっている 根本的な理由のひそんでいることを知る必要がある。つまり、このおそるべ かぎり、抜本的な対策など持ちょうがない、というのが実状なのである。 さーーそして、急速で大幅な環境破壊・ environmental disruption は、じ しかも、環境汚染は、日を追って確実に深刻化しつつある。 つは単なる特殊事情のせいではなく、現代文明そのもののもたらしつつある 生産性の増大と、運輸交通の整備拡張は、現代世界のありかただーーーだが 必然的なーーある意味では、不可避的な状況だということである。 : , それは、エネルギー消費を増大させ、その結果、大気と水の汚染に結びつか 4

WORLDS OF 工 日 C 工 EN C E 工 C T 工 0 N 約 特 表紙斎藤和明 目次・扉中島睛侃 イラスト緒方健ニ 真鍋博金森達 岩淵慶造中島睛イ尻 池田拓斎藤和明 楢喜八 S F マガジン 9 月号 ( 第 1 1 巻第 9 号 ) 250 昭和 45 年 9 月 1 日印刷発行発行所東京都 千代田区神田多町 2 の 2 郵 1 0 1 早川書房 TEL 東京、 ( 254 ) 1551 ~ 8 発行者早川清 編集者森優印刷所東洋印刷株式会社 今月の特選ノヴェルサ・ピープル・シリーズ第三弾 / 一一〇枚 ) ゼナ・ヘンダースン ヤコプのボタージュ 世界みすて りとびつく 石原藤夫 連載科学 0 ラムⅡ第七章 野田昌宏 リスンの新作長篇 伊藤典夫 アナログ誌近 ク Ak 4 多ッマ第ダ 7 : をグ、、・石第章太郎岬 《日本〉石川喬司《海外〉福島正実 cn でてくたあ 加藤喬 4 サイエンス・ジャーナル汚染される生活環境 大伴昌司 続・ U) IL ファンのための万国博カイド 頭のよい子は寒い季節に生れる ? 火星の砂はなぜ赤い なデルフィの神託″の秘密 目スクリーン・ラインナップ・ 人気力ウンター すべーす・たいむ・あんてな・ (f) LL スキャナー て れ ハンカリーの (D LL 1 2 2 1 1

ー 9 70 年 9 月号目次 チャド・オリヴァー わか町 リスン 模擬演習 Ⅱ一日 福島正実 ヘンリイ・カットナー こんなはずでは 0 ・—J ・ムーア 時への扉 新人第ニ作 堀晃 恐怖省 版権独占 / 長篇連載スタート′ . ート・ンルウア 寺問線をのほろう。一〕 歴史の観光案内をするときは、時間の。ハラドックス防止に細心の注意を必要とした′ . 穴〇枚 ) 1 8 0 1 2 9 143 1 5 2