ノーゲーム・ノーライフ 5 ゲーマー兄妹は強くてニューゲームがお嫌いなようです (MF文庫J)

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そうして。 ばちん、とクラミーとフィールが指を鳴らしたと同時に。 今日一日の全てが、なかったことになった。 そろ まぶか クラミーとフィールは、揃いのフードを目深に被った。 二人はここにいなかったし、来たこともない そ、つい、つことに、なったのだ。 二人は人目を忍び、バルテル卿の屋敷、最上階から飛び降りる。 じゅっしき 重力より速く、フィールが紡いだ術式が二人の身体を捕らえて空高く舞い上げた。 風を切って、夜の空へと。 あか がんか こ - っこう 朱い月と星の光、そして都市の灯りだけが眼下の景色を煌々と照らす。 あ せんれん 森の中の都市。圧倒的に洗練された魔法で編み上げられた緑の街。それはクラミーに 見慣れた景色だがーー仮に初めて見たとしても、それはエルヴン・ガルドが持っ次元違い ・つかカ ひるがえ の文明力を窺わせるには十分な光景ーーーその上空をフ 1 ドを翻し二人は舞う。 「クラミーお見事なのですよお 5 」 いや建物から建物へ。屋上を伝い跳ねるように駆けてフィールが言う。 つむ きょ - っ あか

49 ノーマルスタート 「本当に、わたしの補助なしであの老害を破るのお、すごく心配したのですよお ? 「 : : : それよりフィー、大丈夫なの ? 」 に心配されるのも悪くないのです、成長してるのですねえ 5 」 「えへへえ、クラミー 空を舞う術式を維持しながら、戯けた笑顔でフィールは応じる。 らんよう ジェム だがその額の魂石は魔法の濫用によって輝きを失いくすんでいる。クラミー ほのぐら 仄暗い灯りの中でもはっきりと見えていた。 ロン・バルテル卿と、その執事フリツツ。 トライ・キャスター デュアル・キャスター 『三重術者』と『二重術者』の二人は、一流とは言えないまでも優秀な術者だ : でも、とクラミーは隣、夜空を舞う少女を見やり思いに耽る。 フィ 1 ル・ニルヴァレン。 どれい クラミーが奴隷として仕えるエルヴン・ガルド有数の名家の現当主。 ガ あざわら 国内最高の魔法学府『白の楼樹宀をーー落第の末退学。 白い刻印術式を刻み、初心者用補助魂石を身に付ける彼女を、何も知らぬ者は嘲笑う。 『屑鉄』と。 ニルヴァレン家始まって以来の無能 だが、それが無能のフリをしていると知るものは、その嘲笑こそを嗤う。 さいえん ニルヴァレン家始まって以来の才媛ーー『黄金』だと。 に、その実力をことさら主張したことはない。 フィールかクラミー おど クラ、、、ー わら にはそれが

自分とクラミーに偽装魔法を掛け、それをバルテルとフリツツに語られないようそれぞ にんしきそがい その上 れに認識阻害魔法を掛ける。更に遠距離からオラクル・カードの『防御』を行い、 でフリツッとの勝負に臨む : : : 一度に六つの魔法を行使していたのだ。 へキサ・キャスター 『六重術者』ーー紛うことなき超一流の術者である。 そら いや、先日の空達とのゲーム ジプリ 1 ルの核を使ったオセロゲーム。 じゅっしきあ フィールは序列六位の天翼種が扱う天文学的な力を制御しきる術式を編んでみせた。 その事実を踏まえれば、超一流と呼んでなお足らない術者だと容易に想像がつく。 それ程の術者なら、退学したはずの『白の楼樹』さえ名誉教員として迎えるだろう。 ・ : 最低でも、そのくらいの待遇があるはすなのだ。 : ? ど、つかしたのですかあ、クラミー ? 「んむ、つ : ほはえ よいやみ まばゅ 夜風になびく金色の髪、宵闇にも白い肌、微笑む姿は陽の光よりなお目映い い・えがら たくえっ 由緒正しい家柄に生まれ、卓越した知性と魔法の才を秘めた、ニルヴァレンの花。 その歩む先には、輝かしいばかりの未来が約東されていたはずだーーー彼女自身が、その す 全てを棄てさえしなければ。 そう、彼女はその約東された将来を拒んだのだ。 己を隠し、無能を演じ、あまっさえ故郷に、祖国に、己の種に牙を剥くことを選んだ。 それは誰でもない、他ならない、ただ一人の まが フリューゲル む