二度めの夏、二度と会えない君 (ガガガ文庫)

キーフレーズ

ヒミコ 会長 六郎 気持ち 文化祭 バンド 演奏 ライプ 店長 ギター 北高 過去 時間 ろくろ バンド活動 三か月 思っ 学校 Animato さとし 自分 言っ 練習 夏フェス Primember 身体 何度 ステージ 下ネタという概念が存在しない退屈な世界 笑顔 笑っ 好き タイムリープ クラスメイト 森山 教頭 花園 勉強会 一緒に 夏休み 言葉 そんな 向け 歌声 考え 篠原 最後 表情 知っ 姫子 生徒会長 ドラム きたこ 大丈夫 スタジオ 一人 ライブハウス 音楽室 教室 流れ 今日 四人 引きこもり スタッフ 少し 知ら 準備 合わせ メンバー クラス 好きだ 代わり 保護者 記憶 animato 三者面談 勉強 できる 変わっ わから 戻っ 入っ 辺り 職員室 一週間

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「そうかな ? 」 「まともなやつは、会って一週間もしないやっと二人だけでいきなりライプに挑戦したりし ねーって」 「あー、そんなこともあったねえ」 燐は「楽しかったよね。とばかりに笑う。 さとし 「智君、ステージに上がったときガチガチになっちゃって」 : ・忘れろって」 「しかもラストの曲のとき、思いっきり転んだよね」 ・ : 覚えてないな」 しかもそれが原因で北校生だとバレ、こっぴどく叱られるというおまけ付きだ。小さな箱だ ち ひど 持ったとはいえ、あれは酷い初ライプだった。 「受験終わったらリべンジだな」 「今度はみんなで、だねっ え燐がぐっと腕を振り上げる。その目は早くも次のライプの光景が映っているかのようにキラ 伝 キラと光っていた。 章 一それから少しの間を置いて、 「ところで智君、勉強のほうはどう ?

「頑張る予定 : : : 」 「これからあたしがびしびし勉強見てあげるから、嫌でも頑張ってもらうよ ? 」 「またあの地獄の勉強会みたいなことするつもりか ? おぞけ 今思い出しても布気をふるう。 あのときは燐だけでなく会長も勉強会を監督していて、かなりのスパルタだったのだ。 「ふつふつふ。あんなものは天国だよ ! 」 どこまで本気かわからないが、なんとかギリギリ親に見せられるようになった俺の成績をさ らに向上させるつもりらしい。まあ、そうでないと大学に合格できそうにないから、ありがた いと一一一一口えばありがたいわけだが。 「お前はいいのかよ。受験勉強に集中しなくて」 さとし 「いまさら智君の一人や一一人にかかりきりになったところで、あたしの合格は揺らがないよっ 「まあ確かにな」 わかさ 燐と俺が受験する予定の若桜大学は俺にとっては敷居が高いが燐にとってはバリアフリーも いいところだ。遠慮なくお一言葉に甘えよう。 目的地が大学だからだろうか。俺と燐はまだ受験もしていないくせに、大学に入ったらどの くらいの時間がバンド活動に費やせるのだろうかとか、入学前からサポる気満々のろくでもな い会話を繰り広げながら歩き続けた。

捕らぬ狸のなんとやら。 大学までは結構な距離で、到着する頃には俺と燐の雑談も進みに進み、バンドで食べていけ そ、つになかったら就職はど、つしよ、つとか、だいぶ先のことにまで及んでいた。 「智君は刑事さんとかになってそ、つ」 「なんでだ ? 」 「顔が怖いし」 「 : : : ならお前はサファリバークだな」 「あ、動物のお世話とか楽しそうだよねっー 「いや、飼育される側。お前、珍獣つほいし」 「智君は成績だけじゃなくて意地も悪いよ ! 」 ち 余計なお世話だ。 「あれだな」 そんなどうでもいい話をしているうちに門が見えてくる。 え「でつかい ! 広い ! 」 伝 門をくぐった途端、燐がくるくるとはしゃぐようにして叫ぶ。 はる 章 きたこ、つ ゃあん 一夜闇に包まれて見通しは悪いが、それでも北高に比べて遥かに広いことはすぐにわかった。 「これでも狭いほうらしいぞ」 たぬき ころ