遠く6マイルの彼女 (富士見ミステリー文庫)

キーフレーズ

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第一章真夏のレース きようし こいび - と あにき 第二章兄貴の恋人、年上の教師 第三章六年分 第四章新学期の憂鬱 第五章コンプレックス 第六章 6 マイル、離れてる あとがき 目次 ゅううつ はな 107 155 197 246 301

六月。 ぎよこう 海沿いの国道 245 線。漁港に通じる交差点の信号の前。時計を見る。メーターパネルの真 はず うでどけい ん中、ベルトを外した腕時計がはつつけてある。時間は深夜の一時三十九分。ズズドコズズド わり かな コと、ホンダのツインが、低く、割とおとなしめなアイドリングを奏でている。この音が好 あにき おれ きだ。死んだ兄貴の趣味だけど、俺もうるさいマフラーは好きじゃない。 またが 時計も、俺が跨っているこのホンダのモーターサイクルも兄貴の形見だ。けど、兄貴はモー まぬ 彼ターサイクルで死んだわけしゃない。もっと間抜けな事故で六年前に死んだ。 くも 吐く息でフルフェイスメットのシールドが曇る。走り出せば風で曇りは消えるだろうから気 となりなら ちょ , つはっ マにしない。ぶおんとやたらとでかい音を立てて、隣に並んだカワサキが俺とホンダを挑発する。 きっさてん だれ 工業高校の三年生。昼間、たまたま同じ喫茶店の隣同士のテーブルに居合わせた俺たちと誰が こうろん はやおそ 速い遅いの口論になり、夜中にこうやってレースをする羽目になった。 悪いけど、兄貴のホンダをおろしてから俺はこの 245 で負けたことがない。見かけはマフ 第一章真夏のレース しゆみ はめ