銀の十字架とドラキュリア

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ュ血は吸えなかった。 ラ牙が , ーー動かない。確かに皮膚を裂いた。肉に減り込んだ。血管に届いた。 きようれつあつばく 。目を凝らせば、緋水の傷口から血が 架なのに、強烈に圧迫され、次の行動を起こせない 十染み出てない。 の 銀「まさか : : : 貴様卩」 緋水は動かない。 おおこうけいきんきょ・つさにゆうとっきん 動いているのは、ただーーー首筋を覆う広頸筋と胸鎖乳突筋だけ。 ほくそ笑み、男爵は緋水の首筋に、再び牙を突きたてるー 「吸血鬼化しない・ そんなことがあってたまるか ! 今一度血を吸って、貴様を下 かけ 僕にしてやるリ」 おとり そうすれば、勝機は生まれる。盾にするなり、囮にするなり、使い道はいくらでもある。 「真祖」を目前にして逃げるのは惜しいが、チャンスはいずれまた なり

すなわち、ただ筋力のみで、筋肉の収縮のみで男爵の牙を押さえ込む " ・ 「何 ' イ ' イイノ・ , ィッツツツツ】 「俺の体質を忘れたのか ? 」 きょぜっ 茨の紋様に彩られた首筋は、物理的にも吸血を拒絶した。 アンチドラグ 反吸血鬼 その名に恥じぬ、完全なる吸血無効。 っ 「岸田、言っておきますが、全て計算通りです。事前に打ち合わせ済みでした。追い詰め られた吸血鬼の行動ぐらい、簡単に読める。ひっかかったのは、あなたですよ ? 」 皮肉な笑みを浮かべる、えるる。 動きを封じられたまま、青ざめる男爵。 はんげき そして、緋水が反撃に打ってでる。 「ルシュラ " さと そう呼ばれただけで、彼女は緋水の意図するところを語った。 「いいかげん、その薄汚い口を、私の下僕から離せ " たんけん ゆか ルシュラが吼え、床に落ちていた短剣を拾い、男爵の心臓目がけて放っ , 「グハツツツツ・ あなた ふう

血潮が口から零れる。心臓を貫かれた激痛から生まれる、かすかな空白の時間 みのが ゆる それを緋水は見逃さず、あえて首周りの筋肉を緩め、男爵を解放する。そのまま彼を蹴 きより り飛ばし、緋水は得物を振るうための適切な距離をとる。 「ヒー君 " 【 ひびわた まみ 響き渡るのは、先ほど男爵に一敗地に塗れた芽依の声。 さ 回復した後は、気づかれないよう、地に突き刺さったままのツアラブレイドの傍にいた。 元々、彼女の役目は男爵の足止めとーーやたらと重い、緋水の武器の運搬だ。 「行くわよー ごうそうクロス めぐ りよりよく ア豪壮な十字架を引き抜き、その恵まれた膂力で緋水に投じる。 ュ「ナ 5 イス みぎうで ツアラブレイドの十字の中央にあしらわれた円状のアタッチメントが、緋水の右腕には しゅんかん 架まった。その瞬間、緋水の右腕にも茨の紋様が広がり、筋力が一時的に引き上げられる。 と - つけん 字 十さながら十字の盾を装着したような、刀剣で言えばジャマダハルを装備したように、緋 一ャつまう きゅうけつき 銀水の右腕が対吸血鬼用の攻一体の武器に姿を変えた。 その銀のきらめきを見ただけで、もう男爵から戦意は失せた。 ひとみ 十字が瞳に灼きっき、再生機能を含めた、肉体の全機能が停する。 いつばいち ・つ うんばん