銀の十字架とドラキュリアV

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っ えるるはさらに重い事実を突きつける。 きかん ぐうぜん 「血液が消えた直後に、紅城さんの育ての親は帰還した。果たして、これは偶然でしよう えるるは目を細め、三人に意見を求めた。 だれ 誰も何も答えない。 答えられない きゅうけつき 「さしたる犯罪性はない、吸血鬼が血を欲しがるのは当たり前ーーという考えもあります けねん か、どうにもひっかかります。さらに、懸念がもう一つ」 「な 5 に ? かわい しゅんかん こ・つちよく 透子が可愛げに小首を傾げたが、 次の瞬間、その顔は硬直した。 せっしゅ 「ルシュラさんが姿を消してから、もう一か月以上。彼女のこれまでの血液の摂取リズム、 そして性格を考えると、タイムリミットは近いはずです」 タイムリミット、という一一一一口葉の意味は、この場にいる誰もが知っていた。 のが かつぼう いかなる吸血鬼でも逃れられない、血への渇望。 けもの それが抑えきれなくなったとき、吸血鬼は獣と化す。 「いや、でもほら、あの娘だってバカじゃないし、どうにかして血ぐらい : おさ : ねえ ? 」

かんば みんな 同意を求めるように、芽依が皆を見回すが、反応は芳しくない。 彼女自身、わかっている。 ルシュラが果たしてーー緋水以外の人間の血を吸うかどうか いりよ・つ あやっ 「魔眼で人を操り、首に牙を突き立てずに血を吸う、あるいは医療関係者に魔眼を使い いくらでもあります。さすがに、彼女が気づ 輸血用の血を横流ししてもらうーーー方法は、 かないとは思えません。しかしながら、好き嫌いの激しい彼女か、それで満足するかどう かは、甚だ疑問です。変に我漫していたのならば、最悪の事態も想定される」 だま 誰もが、押し黙った。 しっそう ルシュラの失踪を、心配していない者など、この中にいない ア だが同時に昏い懸念もあった。 ュ ラ緋水という安定した血液の供給源がいない以上、彼女はいかにして血を得るのか。 あや おのれ A 」 得たとして、もしその結果人を殺め、あるいは己の同族に引きすり込んだとしたら 架 字どうするのか ? 銀誰もが思い、そして口にしてこなかったことを、今、えるるはあえて口にした。 「幸い、まだ首筋に穴が穿たれた死体も、吸血鬼の下僕も発見されていません。が : : : 覚 語はしておいてください。無論、最悪の場合の処理は、私と捜魔課でしますので、皆さん みな

にご迷惑はかけません」 えるるはノートパソコンを閉じ、椅子から立ち上がった。 「 : : : ルシュラさんがいない以上、私も、この学校を去る時が来たのかもしれませんね。 では、今日はこれで ハソコンをバッグにしまい、、んるるは教室を去った。 残された三人は、振り向きもしないえるるに、肩を竦める。 「あれ : : : つまり、あの吸血鬼が暴走したら、自分だけでケリつけるから心配するなって ことよね ? 」 一 ) うはい 「相変わらず、後輩のくせに一人でしよい込むんだから : 「まったくだよ。ここは人生の先輩の私に任せればいい ( 「「いや、透子さんにはムリだから」」 「何でよ ! 」 ふんがい 憤慨する透子に構わす、芽依と希璃華も家路に就いた。 空き教室にいたところでーーーイマイチ気分が盛り上がらない 部長不在の重みが、部員全員にのしかかっていた。 ふ