銀煌の騎士勲章4 (一迅社文庫)

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はだかった。抜き放ちざまの一閃が頭部を断ち切り、騎士は血飛沫をあげて倒れる。その死体 を踏み越えて殺到した騎士たちも、ゴートを討ち取るどころか刃を届かせることもできず、 次々に斬り捨てられた。 「ヴェパレ これはど、つい、つことだ ! 」 ゴートは大喝し、怒気をはらんだ瞳で睨みつけたが、数人の騎士に守られるように囲まれた ヴェパールは不安と緊張を混淆した表情を浮かべて答えない。騎士は、次から次へと乱入して くる。 かっ その中から、一際たくましい身体つきをした騎士が巨大な戦鎚を担いでゴートに襲いかかっ た。戦鎚の柄の部分を撃ち返すことで、ゴートはその一撃をしのぐ。まともに受けていたら ゴートの剣はヘし折れ、そのまま顔を叩き潰されていたに違いなかった。 その騎士は一旦退いて、体勢を整え、間合いを慎重に測っている。 「殿下、お逃げください しつもどおりの淡々 振り返らずに、ゴートは皇子に呼びかける。しかし、返ってきた声は、、 としたものだった。 勲「この騎士たちの所属は ? 嘘「フルカスです」 銀 目の前にいるのはオルガランⅡストラス。リオン配下の勇猛な騎士だ。他にも、幾人か見覚 えのある顔があった。

162 そうか、とハイラムは応じ、ゴートの脇を通って、前に立つ。予想外の行動と、あまりにも 平静な態度に、騎士たちも動きを止めた。一段高い場所から見下ろしながら、ハイラムは冷然 と騎士たちに言い放つ。 「フルカスを呼べ。 貴族や文官たちは小分けにして連行され、個別に部屋に閉じこめられた。そうして謁見の間 にいるのかハイラムとゴート日ヴァレフォル、ヴェ パール、ストラス、更に十数人の騎士たち になったとき、リオンⅡフルカスが現れる。 「降伏しろ、ヴァレフォル。抵抗を止めれば殺しはしない 謁見の間をくぐっての第一声がそれだった。 ふんぜん 「私は剣で語る以外、貴様に用はない」ゴートは憤然として答え、語気も荒く続ける。 おっしゃ 「貴様に用があると仰ったのは殿下だ」 ごうぜん ゴートの隣、危地に立っているとはとうてい思えぬほどの傲然たる態度で、ハイラムは問う 「目的を聞こうか」 「あ、あなたが悪いのだ。皇帝陛下が病床であるのをよいことに、政事をほしいままに」 さえぎ 興奮気味にまくしたてるヴェ パールを冷然と見下ろし、ハイラムは彼の言葉を遮った。 まつりごと えつけん

「私が聞いているのは卿らの目的だ。理由ではない」 一瞬、リオンは迷った。他の貴族や官僚はともかく、ハイラムだけは絶対に殺さなければな らない。そ、つしなければ、叛乱は成功しない。自分がゴートと戦い、その間にストラスを含め た圧倒的多数の騎士で攻めかかれば、容易にハイラムを殺せる。それは、、 ノイラムもわかって いるはずだ。 おび だが、死を前にして怯える様子もなく屹立している若い皇子に、興味をひかれたのも確か だった。他に理由があるとすれば、リオンはやはり、叛乱の目的を、ハイラムに訴えたかった のかもしれない 「では、ヴァレフォルに剣を捨てるよう命じていただけますか」 「彼の命を保障するか」 「彼が抵抗しない限りにおいては がくぜん 愕然と皇子を振り返ったゴートに、ハイラムはうなずいただけだった。溢れ出そうな感情を 押し殺してゴートは剣を捨て、近くにいた騎士がそれを拾う。 血溜まりに沈んだ騎士たちを埋葬するようストラスに命じ、リオンはハイラムとゴートを騎 勲士たちに囲ませ、執務室に連行した。ヴェ 。、ールには、彼と親しい貴族を説得するよう頼んで ある。 銀執務室に入ると、 ハイラムはいつも自分が使っている椅子に座り、後ろにゴートを控えさせ た。あとからリオンが入る。他の騎士たちは外で待機した。もしもハイラムかゴートが力すく