SFマガジン 1984年1月号

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ハデスが手を振って、マックレガーの発言を封じる。 わけがわからない変化にとまどったのも当然だし、このホログラフ 「あれが連続したものとして見るためには、我々の見方を変えねば イが迷路のモデルであるということも確かなのだ」 ならない。いいですか、ホログラフィは、三次元像を二次元に封し では、自分たちが同じ平面を走っていると信じていたあのとき にも、一つの平面から別の平面へと移動し続けていたことになるの 込めて、それを三次元として再生することができる」 「そうだったのか ! 」 か。それは、シェン自身の感覚からは、とうてい信じられないこと シェンが叫んだ。ハデスの目に、新たな光が加わった。この中国であったが、少なくとも、これまで迷路に加えられた様々な解釈の 人のことを、軽く考えてはならない。 中では、最も納得できそうなものだった。もちろん、シェンは完全 「シェンは、もうわかったようだが、ジョン、あなたのために付けに納得しているわけではない。それどころか、ちがうと叫びたかっ 加えておけば、この像が二次元的であったときに、すでにトリック た。だが、それは単なる感情の問題でしかない。 に気付いていなければならなかったのですよ。これは、三次元的な「時間さえあれば、これから三次元の迷路地図を組み立てること ものの連続像を二次元的に表わしたものにちがいない」 は、不可能ではない筈だ」 「ちょっと、 いいか、 ( デス、今の話からすると、メイズは大変な「わかった。すぐ、そいつを手配させる。さて、 ( デス、君にはも 代物になってしまう」 う一つの頼みがある」 シェンが大声で言った。 「そう言っていましたね。何ですか」 「そのとおりだ、シ = ン。あれは、四次元的な存在を三次元の切り「君の時間を買いたい」 ロで見ていることになる。だから、シェン、あなた方が迷路の中で 「どれくらいの長さを ? 」 る LL 泰平ョンの 深見弾訳定価三 8 円泰平ョンの 航星日記 , 現場検証 贈 (D 庫 ワとかレ一 嘘ま (f) 巨傑第嘱吾竈 泰平ョンの 回想記 深見弾訳定価五三〇円 メイズ 房 3 8

そして、私がそこで得た成果をあなたにもたらすかどうかを別にし て、ですがね」 ハデスは目を閉じた。 「前者については、何とでも話はできる。後者については、或る程 「それは、ずいぶん思い切ったものですね。高くなりますよ」 「わかっている。それぐらいの金は、何とかする」 度の覚悟はしているし、シ = ンをいっしょに行かせるのは、万が一 「それだけじゃない。私を頼りにしてくれる方は多い。中には、あのためだ。どうだね、やってくれないか ? 」 ハデスは、軽い口調で答えた。 なたのライ、、ハルもいるし、あなた以上の地位にある方も少なくな 。その方々は、私があなた一人のために働くことを許してはくれ「やりましよう。あくまでも、私自身の意志で。たまには日にあた ないでしよう」 るのもいいかもしれない」 マックレガーは、笑い声をあげた。 「それもわかっている。だが、なぜ君の時間を買いたいか、その理 だが、シェンはちがった。 由を話せば、それがほとんど問題にはならないことが、君にもわか 「すいぶん、簡単に引き受けてくれたものですね。どうしてです ? 」 ってもらえる筈だ」 「わか「ていますよ。あなたに雇われたとすれば問題になるが、私「好奇心だ。そしてもう一つ、シ = ン、あなたの言葉のおかげでも ある。迷路が意識あるものであるとしたら、それが何を考えている が自分の意志で仕事を休むことにすればいい」 のか、知りたくなったとしても、おかしくはない」 「そのとおりだ、そして」 ( いかにも私らしいということになる」 シ = ンは、黙った。では、やはり ( デスは気付いていたのだ。マ 「迷路に出かけるとすれま、 「まったく、君にはかなわない。どうだ、一年と言ったが、半年でツクレガーは何も気付かなかったように立ち上がる。 戻ってこれるかもしれない。君に迷路に入って、その謎を解いて欲「そのホログラフィは、君にあずけておく。何かの足しになるだろ しいのだ」 そのまま、出口に向かう。ゆっくりと立ち上がったシ = ンの横に 「シェンのアイディアのようですね、それは」 ハデスは歩み寄った。 シェンがうなずく。 「そして、シェンは、あなたの会社から大金を盗みとっている。現「理由はもう一つある。ジェイスンのことだ」 地で、私とシェンがばったり出会って、いっしょに迷路に入ったと突然、シェンの内に生気がよみがえった。 ころで、あなたは、それが単なる偶然だと言い張ることができると「何かわかったのか ? 」 いうわけだ」 「いや。だから行く気になったのさ。迷路が奴のことを何か教えて 「どうだ、問題はあるまい ? 」 くれるかもしれない。そう思わないか ? 」 ( 以下次号 ) 「この世に偶然は存在しないという真理に気付く者がいなければ。 4

ている。冗談じゃない、これは夢にちがい見てこの世界に引き込んだのじゃ」。 皆さん、ポール・アンダースン & ゴード ・「どうしたの」、な、なんとカワウところがどう見てもジョンには魔法のマの ン・・ディクスン共作のユーモアのない : 字と縁のありそうな気配すらない。さすが ズ″を覚えてますソが口をきいた。その上カワウソに剣でつ 大傑作″ホーカ・シリー か。そう、『地球人のお荷物』と題してつかれると左脇腹には鋭い痛みが走り、のクロサ ( ン・フも「世の終りじゃ」と叫ん これは夢にしてで頭をかかえてしまう。元の世界に帰せと 文庫に収められているやつです。縫いぐシャツに赤いしみが : るみの動物みたいな連中がわんさか出てきはあまりにリアルすぎる。「さあ立て悪魔頼むと、「そう簡単にはいかん、当分この 泉 このカワウソ、彼を悪と思世界の見聞でもしたまえ」、などと無責任 て始まるズッコケ大活劇。新作を、と望む人間め」 っている始末。気をとり直して、これこれなもの。 のは私ばかりではないはず。さてこのホー ともかくもジョン・トムはマッジと共に 力の舞台をファンタジイ・ワールドに移ししかじかと事情を説明してやっとのことで なんとか和解。このマッジという名のカワ足どり重くこの異世界の旅へと出発。しか たら : : : と考えただけでも楽しいじゃない し何とも変った世界ーーー手長猿に似た者も ですか。ところが何と、 いればうさぎそっくりの女もいる。要する そのホーカのファンタジ に色んな動物の姿をした連中が社会を形成 イ版みたいな作品が出たを、【 しているというわけ。ある時、自称ロック のですよ。アラン・ディ・、 シンガーのジョンは観衆の前で歌うはめに 1 ン・フォスターの『ス、、、 なり、歌ったのはいいがギター抜きの彼の ベルシンガー』がそれ。 歌のそのひどいこと。ギターさえあれば : 本家と同等 : : : とまでは、藹、 0 は 、と、彼の目にとまったのは変った形の いかないまでも、なかな第 ( ・・・ ギターみたいな楽器。手に取って弾けばこ か楽しい快適なテンボで、 ~ 」′ れは驚き、ギターは光輝き始め、さらに彼 tTQ 上《の仕上りなのです。 が帰りたい気持をこめて歌えば、その目の マス 前には乗用車ーーいやこの世界での乗用蛇 ジョナサン・トー が現われたではないか。かの世界のロ ・メリウェザー ックシンガーのジョンは、この世界では魔 みジョン・トム。アマチ = ア・ロックシンガーでもあるロサンゼルスウソによれば、この怪現象はひょっとして法の呪文シンガーというれつきとした魔法 に住む学生さん。ある夜、その彼が自室で老魔法使クロサ ( ン・フの仕業かも知れない使だったのだ。しかし、その技の使い方も カス大論文に取り組んでいた・ = = ・はず。ところとのこと。そこでふたりはクサ ( ン・フをお・ほっかぬ彼に " この世界を救え。とはあ ンオが、ワッなんと目の前に大きなカワウソが訪ねるが、当の魔法使は老眼鏡をかけた大まりにも重荷というほかなかった・ : / フ立っているではないか。彼の囲りはいつのきなカメさん ! そのカメが言うには、「ジ ューモア / ファンタジイの稀少な昨 ョン・トムよ、君はわしが魔法で呼び寄せ 間にか深い森に変っている。そればかりか、 このカワウソ君、きちんと服を着け、羽付た。この世界には危機が迫っておる。これ今、いささか食傷気味のあなたへのおすす スラき帽をちょこんとかぶり、剣を携え、弓をを救うには他次元世界の魔法の力を借りるめ品。御一読のほど。 アかまえて今にも彼に向けて矢を放たんとししかない。そこで君を魔法の使える技師と 8