SFマガジン 1978年6月号

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目次

私の家ではちょうど大型のダンポール箱ひとつにおさまっているのだが、 連日、野暮用に追いまくられて原稿がおくれにおくれ、編集部の—さんに 迷惑をかけにかけまくって、もうこれ以上かけたらきっと干されてしまう だろうという恐布におびえながら、そのダンボール箱に手をつっ込み、お もむろに数冊をひつばり出したたけで、今月号の材料が揃ってしまった。 実はもっとひつばり出したのだが、ひつばり出せば出すほど、ほんとに無 尽蔵にフィンレイの画があらわれて、あれにしようかこれにしようかと悩 むだけのことたからにめにしたまでである。 まずとにかく、フィンレイの代表的な画柄と言ってよい表紙が 3 冊も入 っていた。 A. Merritt A. MERRITT 5 16MORE PA G E S フィンレイと女性、それもとくにヌードとは切ってもきれ ない縁があるわけだが、この三つにも御多分に洩れすちゃん とヌトが入っている。

〈フェイマス・ファンタスティック・ミ ステリーズ〉と〈ファンタスティ ック・ノヴェルズ〉は姉妹誌で、主に、その時点で単行本にならすに埋れ てしまっている長篇名作を毎号一篇 ( みじかい作品のときは二、三篇 ) す つ一挙掲載するーーというュニークな雑誌たった。いやしくもの歴史 を。ーーとくにファンタジー味の強い分野をーー・云々しようとすれば、完全 揃いを持っていないといろいろ差し障りが出てくる貴重な資料なのだが、 この二冊はまた、フィンレイの好きな人なら絶対に見逃すことができな い。まさに全冊が、 ″フィンレイという宝″の山なのである。どの一冊を 開いてみても、どッきりするようなフィンレイのイラストが一枚や二枚載 っていない号はないといってよい たった今もそうなのだ。の一九三九年九 / 十月号から五三年六月 号まで八一冊、の一九四〇年七月号から五一年六月号まで二五冊が、 ◇連載◇ 私を U) I-L に狂わせた画描きたち ヴァージル・フィンレイ ( そのニ ) 野田昌宏 をカット / 加藤直之 ー 0 れ 00 第 諸一 5 ー 0 Y 0 ′・ A & 0 を OW を 0 LIFE 一 80 費 ^ 0 ー 0 、”ぃ ~ 癶い、引 ( ー 5 開農 00 噸 A す AS 第 ( も JUNE

矢野徹インタビュウ この人との一時間〈第八回・半村良〉 ・中島梓のおしゃべり評論・ 横田順彌の不思議な世界 深作欣ニ / 富田勲 / 鏡明 、その映像と音の世界 連作宇宙叡事詩Ⅷ 光瀬龍十萩尾望都 惑星アルマナ ( 下 ) 堀晃のマッド・サイエンス入門 ( 連載第五回 ) 星座の歳時記連載準星とホワイトホール ・アメリカ界レポート ・スキャナー多様化するソ連 ・サイ・エンス・トピック国産炉「ふげん」は登板できるか ・レビュウ DIMENSION 0 世界情報 ファンダム・スポット : 異色座談△五 ◇連載◇私を u- に狂わせた画描きたち " ウアージル・フィンレイ ( そのニ ) : 虧てればーと・ 第五回コンテスト発表・ 深見弾 0 池見照ニ 谷口高夫 / 川又千秋 新井苑子 ン ン ヴ ア 口下 ヤ 64 6 206 野田昌宏 4 2 174 イラスト 真鍋博 岩淵慶造 新井苑子 角田純男 佐治嘉隆 スタジオぬえ 加藤直之 表紙 スタジオぬえ 目次カット 扉・目次レイアウト安藤三香子