SFマガジン 1978年7月号

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ぜんぶ君達にあげるよ」という矢野さんの言葉であった。 誌には本当に仰天してしまったのだった。 その途端にそこでまきおこった浅ましい騒乱の一幕は、とても詳 すべて見たこともない雑誌なのだ : 「これたけ貴重なものだから一箇所にあつめ なにしろそのときわれわれは、はじめて、一九二〇年代、三〇年述するにしのびない。 て共同管理しようよ , という私の建設的な提案が、眼を吊りあげ、 代の雑誌なるものに出会わしたのである。 泡を吹く二人によってあっさり拒否されたことだけ付記しておこ アメリカには、こんな雑誌があったのか : しかし、それよりも仰天したのは、「大切にしてくれるんなら、

私をにわせ描き , ち フラン・。ハ一ウルその一 野宏 ~ カッ ~ ト / 加罐直之 フランク・・パウルのことを書くとなれば、やはり、またあのウ眠ったままの斎藤伯好もまるで寝言みたいに私を絶讃してくれた からなのだ。なにしろこの頃彼は、現役・ハ 丿丿の航空管制官で、 話からはじめなければならない。 ( 今でもたが ) 今から十五年ほど昔のこと、史上名高い ( ? ) 矢野徹邸白々明けその英語力はわれわれ全員の脅威だったのだ : ・ やがて一人帰り、二人帰り、残ったのは他ならぬ南山宏、伊藤典 の一件である。 たしかある初夏の土曜日だった。仲間がどっと矢野徹さんの夫、私。そしていっ果てるともしらぬ談議に夜を徹し、ついに 家におしかけ、奥さんの手料理をたらふく御馳走になり、大いに飲外が白みはじめた頃、とっ・せん矢野さんが何思ったか立ちあがり、 んだのである。斎藤伯好がすぐ沈没してぐウぐウ寝てしまったのを押し入れのなかから見馴れぬ雑誌をひと山、どっとわれわれの 前にとり出したのである。 お・ほえているのは、矢野さんが、そのころわれわれの垂涎の的だっ スリー ・セプン そのころわれわれはもうすでにいつばしのマニヤを気取って たソニーの 7 7 7 というテレコを持っていて、 ( 今はスチューダー ろく で、これも垂涎だが ) それでから録ったドラマを聞かせおり、お互いのコレクションを横目でにらみながら、すきでもあっ と本気で考 といわれ、これが奇蹟たらあいつを殺してコレクションを奪ってしまおう てくれて、さあ、どこまでわかったか ? 的にも私が全部わかって拍手かッさいを受けて、そのとき、ぐウぐえていた頃だったのだが、眼の前に突如として現われたその雑

矢野徹インタビュウ この人との一時間〈第九回・星新一〉 ータース・ストーリイ〈豊田有恒選・評〉 堀晃のマッド・サイエンス入門 ( 連載第六回 ) ☆石川喬司氏推理作家協会賞受賞 リイ・フラケット逝く 野田昌宏 星座の歳時記最終回再び出番が迫るハレー彗星 日下実男 星雲紀の神話 ( 上 ) 諸沢高明 ー光瀬龍論ー ◇連載◇私をに狂わせた画描きたち 野田昌宏 4 フランク・・パウル ( そのこ ・スキャナーシナバーへ続く道 大野万紀 0 ・サイエンス・トピック離陸すると 池見照ニ ・レビュウ 川又千秋 / 角伸一郎 / 高田正吾 / 谷口高夫 / 中島梓丐 DIMENSION 0 新井苑子 世界情報・ ファンダム・スポット : △ ニ = ロ 一三ロ 連作宇宙叡事詩Ⅸ アョドーヤ物語 ( こ てれぽーと : : 第五回「ハヤカワ・コンテスト」発表 光瀬龍 + 萩尾望都 2 ー 26 ーーー 29 170 91 イラスト 岩淵慶造 霜月象ー 角田純男 佐治嘉隆 千葉たかし 三宅粳之 宮武ー責 表紙 加藤直之 目次カット スタジオぬえ 扉・目次レイアウト安藤三香子 4