カ 1 理下におかれることになる。このよ 入れたり , 他人に譲ったりする場合 . カ功、加賀旧国名。現在の石川 うな場合これを管理価格という。 県南半。北陸道に属し , 越中 , 飛騨 原則としては物々交換ではなく , 貨 方 , 価格の自動調整作用が失われる 越前 , 能登に接する , 金沢平野を中 幣と交換している。くっ 1 足が貨幣 心、とした地域である。古代は越国の につれて , 経済に国家が働きかけ , 2000 円と交換されたとき , このくっ の一音 5 であった。 823 年越前よりカ日 行政を通してある程度価格を左右す は 280 円の価格だという。ところか、 るようになる。一群の諸価格すなわ こうした物と貨幣との交換がひろく 賀 , 江沼郡を分けて国となり , これ ち物価に対する政策や , 特定商品を からさらに石川 , 能美 2 郡を分けた 行なわれて習慣になると , まだ実際 対象とする価格政策が行なわれるよ 1185 年富樫缸氏が守護となり , のち , にその交換が行なわれないうちにす うになる。後者には法的拘束力の強 でに「金幾円なり」という価格がっ 比企北条 , 斯波の諸氏が守護と い統制価格から , 拘束力の弱い基準 けられる。このようになれば , 物は なった。 1488 年本原頁寺派が高尾城を ( 勧告 ) 価格などがある。タバコのよ 攻めて富樫氏を滅は、し , 勢力をえた 単なる物ではなく商品となる。商品 うな専売品の価格は , 中身はいわば の価格が一般化すると , 本来商品で が , 天文年間 ( 1532 ~ 55 ) 上杉氏に討 租税であって , 最も行政的な性格が ない愛情や名誉にまで価格がつけら たれた。 158() 年織田信長か、平定し , 強いものである。 / 価値〔岡本 1 れるようになる。前もって価格をつ 御山ま ( 現在の金沢 ) に佐久間氏を封 かがく科学広い意味でいうと じ , のち諸将カゞ並びたったが , しだ けるといっても , かってにつけるこ 科学とは学問と同じものである。し いに前田利家カ也を圧し , ついで江 とはできない。ある人がくっ 1 足を かしふつうには哲学 , 宗教 , 芸術な 1 万円で売ろうとしてもなかなか買 戸時代にはいっても , 前田利長以下 世界のカカオ豆生産高 どと区別される知識体系で , 対象領 手は現われないであろう。ところが の前田氏か、加賀百万石の権勢を誇っ ( 1963 , 単位千トン ) これを 3000 円にすれば , 買手が現わ 域に応して自然科学と社会科学とい た。 18 71 年石川県となり現在に至る。 国名生産高 く町歩下組帳 > ( 1716 ~ 47 ) に田約 24170 れるかもしれない。逆に 3()()() 円で売 う二つの分野に大別されている。し ナ 427.7 カ・ ろうとしても , 4()0() 円で買手がつけ かし , もっとせまくとって自然科学 町 , 畑約 7571 町。総石高 , 慶長 3 年 ナイジェリア 22 ( ). 3 だけにかぎってつかわれることも多 ば 40()() 円で売るであろう。また 20()0 約 355570 石 , 元禄年間約 438282 石 , フ・ラジノレ 143.5 こではおもに自然科学に 円なら , かりに買手がついても彼は し、ク ) で、 天保 3 年約 483666 石。 〔谷口〕 97.2 コートジボアール 売らないかもしれない。しかしこの し 0 よってとりあっかうことにする。 カメノレーン 85. ( ) かが加賀〔市〕石川県南西部に ド カ 38. ( ) なお , 近年日本では社会科学に属す とき , 他の人は 20()0 円で売るかもし あり , 1958 年大聖寺 , 動橋 : り , 片山 ェクアドル 36. ( ) る史学とか文学のはかに , 科学に対 れない。しかも 2000 円で多くの人が 津 , 山代の 4 町と付近 4 村が合併し メキシコ 30. ( ) 売るとすれば , 社会的にこのくつは 立する哲学もふくめて , およそイデ 市制をしいた。人口 54860 ( 1965 ) 。大 125 い オロギーないし人間文化に関する学 280 円という価格に落ち着く。多く 聖寺町は白山五院の一つである大聖 注く世界統計年鑑 > の人か、 280 円で売るということは , 問のことを「人文科学」とよぶこと 寺の門前町が城下町となったもので , ( 1964 ) による がある。また , さいきん一般に「科 それだけあれば , それを生産した費 江戸時代から加賀絹の産地として知 られ , 絹 , 人絹の織物工場が多い。 学技術」ということばもひろくつか 用と利潤がみあうからである。この われるようになっている。これは生 付近の盆地は加賀米の産地 , 海岸に ように , 20()() 円に落ち着かせる働き 産技術 ( 工業および農業技術 ) や医療 は需要供給の関係にあるが , 一方 , は塩屋 , 橋立の二つの漁港がある。 九谷焼を特産する。 . 丘陵地には古墳 その点に落ち着くべき根拠は生産に 技術とそれらの直接の土台である応 が多く , 篠原は柴山潟の北にあっ 用諸科学 ( 工学 , 農学 , 医学 , 薬学 ) , よって与えられている。いいかえれ さらにこうした応用諸科学の基礎に ば , 価格の背後には価値すなわちそ て源平合戦の古戦場である。柴山潟 ある基礎的諸科学 ( 天文学 , 物理学 , れを生産するに要した間接直接の労 の岸には / 片山津温泉があり , 東の 化学 , 生物学 , 地学等々 ) , とを一体 働が存在しているのである。それは 丘陵のふもとには / 粟津 , / 山代の 化してさすものとみてよい。 機械とか原料など前もって要した労 2 温泉と那谷寺の観音があって遊覧 〔古代における発展と限界〕自然に 働と , その商品を作りあげるために 客が多い。電車ですべて連絡されて 関する諸知識は , この地球上に人類 新たにつけ加えた労働とである。前 いる。山代温泉の南方の山間に / 山 があらわれていらい長い間にわたっ 中温泉があり , く山中節〉で知られ , 者はそのまま資本家の費用であるが , て人間がつぎつぎにつくりだしてき 後者は費用としては賃金だけで , 新 〔千葉〕 漆器を出す。 た生活上の諸技術とともに , 集積さ たな労働によってつけ加えられた価 カカオ cac ao 熱帯アメリカ原 れた。とくにギリシア以前の / ヾビロ 値はそれとは無関係で , 賃金を越え 産のアオギリ科の高木。高さ 4 ~ 12 ニアやエジプトなどの古代東方文明 るものである。その差額が剰余価値 m くらい , 多数の枝を分岐する。葉 諸国では , 算数 , 天文術 , 暦法 , 度 は長さ 15 ~ 35 cm , 長だ円形で互生す で , 資本家のふところに利潤としては 量衡法などの知識はかなり豊かなも いる。資本家はこの総費用を差し引 る。花は前年の葉が落ちたあとに群 のとなっていたし , 他方 , 医術や採 生し , 花弁は 5 枚 , 黄白色 , おしべ いた利潤をできるだけ多く手に入れ 鉱 , ヤ金関係の技術についても相当 川本 , めしべ 1 本をもち子房は 5 室 ようとして競争しあい , 社会の利潤 程度開拓していた。しかし , これら に分かれて多数の胚珠を含む。果実 率がだんだん平均化される傾向があ は紡錘形で直径 5 ~ 1() cm , 長さ 1 ( ) ~ のいわば技術的 , 個別的知識がとも る。このような平均的な利潤と費用 かくも基礎法則ないし一般原理のも とを加えたものが , 一般の需給関係 2 ( ) cm , 5 室に卵形の種子がはいって とに統一され , 諸知識が普遍的な性 による市場価格変動の幅の中心にな いる。カカオは種子をまいて 4 年め 格をもつようになったのは , 古代キ・ くらいから収穫するが完全成熟には っている。これを生産価格という。 市場価格と生産価格とは , もちろん リシア時代であったということがで 川年くらいを要する。乾燥した種子 つねにかならす一致するとはかぎら きる。この時代の科学は前 6 世紀こ はカカオ豆とよばれ , これを脱脂し ない。しかし , 独占体が出て競争を ろにはしまり , アレクサンドリア期 て粉末にしたものが / ココアである。 排除し , 特定の産業を支配するよう に最盛期をむかえ , ローマ帝国時代 ココアは飲用、菓子製造用に使われ る。脂肪はカカオ脂とよばれ , 精製 になるとそれは独占価格を押しつけ になると衰退の一途をたどった。古 したものは純白で特有の味と香があ て平均以上の独占利潤をうるように 代科学のうち大きな成果とされ , 後 り , 融点 3 ( ) ℃ , / チョコレートやそ なる。このようになると , 価格の自 世に深く影響をあたえたものには , の他の菓子製造用 , 医薬用などにさ 動的な調整がスムーズにいかなくな 数や図形の性質についてそれまでえ られていた経験的知識を高度に抽象 れる。 り , もともとは市場価格の変動をみ 〔武田〕 力、カ、く価格一般に値段といわ 化し , 論理化して , とりわけ科学と て産業が生産を調整していたのに対 れているもの。われわれカ { 物を手に しての幾何学を大成したユークリッ し , 逆に販売価格の決定は産業の管 - 果実 カカオ
第 2 巻 別刷図版目次 神 核 機関車のはじまり 307 機関車の構造 308 ~ 309 世界の機関車 310 319 ~ 320 最新の気象観測 345 346 食用キノコ 363 毒キノコ 364 京都めぐり ( 観光地図 ) 413 ~ 414 京都のあちこち 417 ~ 420 珍しい熱帯の魚 437 日本近海の魚 438 ~ 439 深毎の角、 438 ~ 439 日本の淡水にすむ魚 440 ギリシアの美術 キ、リシア 457 ~ 461 ギリシアの神話と伝説 462 ~ 465 キリシタ / 466 東京国際空港 507 ・ 510 空港の着陸援助施設 508 ~ 509 くだものとその花 くだもの 527 ~ 530 547 ~ 550 クレタ文明の栄華 クレタ文明 567 ~ 568 ケーキ 617 ~ 618 ヒトの血管系 血 管 627 顕微鏡下の血液 血 液 628 電子顕徼鏡下の結晶 日 637 、ロ 日日 結晶の成長 638 原色版の工程 原色版 671 原子核反応 核分裂と核融合 672 原子力発電 原子力発電への 681 ~ 682 スターター 原子力 原子炉内の チェレンコフ光 放射線による品種改良 684 原子燃料の精製 685 原子力研究所案内 686 ~ 687 平和利用への前進 688 空問の芸術 697 ~ 700 機関車 -0 -0 一 1 り 1 9 9 9 朝 新しい家具 DNA の分子構造 DNA の複製 DNA から m ー RNA への情報伝達 細胞質内での タンパク質合成 スルトセイ火山の電光 49 火山の噴火 50 ~ 51 いろいろの日本の火山 52 化 石 77 ~ 78 ガ、ソリン機関 ガソリン機関の構造 87 ~ 88 和文活字の 大きさと種類 欧文活字の分類と おもな書体 大鎧 107 日本の胄 108 117 ~ 118 積恋雪関扉 143 歌舞伎座の楽屋と舞台 144 ~ 145 歌舞伎座の内部 146 ~ 147 荒事の隈取り 148 女方のふん装 148 歌舞伎の舞台 149 ~ 150 カラー写真 カラー写真の処理と 発色の関係 カラコノレム ガラス ガンタ、、一ラ美術 がん具 キ ク 気 弌・ノコ 足 都 魚 類 23 24 火 山 98 桂離宮 歌舞伎 199 200 ガラス工芸 201 ~ 202 漢代の美術 227 228 日本の郷土がん具 245 ~ 252 おもちゃ 子どもたちの仲問 683 253 ~ 254 岩石 観葉植物 271 ~ 272 289 ~ 290