仏法には無我と仰せられ候ふ。われと思ふことはいささかあるまじきことなり。 ( 『蓮如上人御一代記聞書』八〇・註釈版聖典一一一五七頁 ) ( 「仏法においては無我を根本とする」と蓮如上人は仰せられた。「われ」とか 「わがもの」という自我の執着 ( 我執 ) は、少しもあってはならないと誡しめら れた ) 。 念なは一てある
目次 一月念仏は無我である 一一月籠を水につけよ 三月その人の尊きに非ず 四月我執の自己と知る 五月若きとき嗜め 亠ハ月末通りたる愛 七月生かされて生きる 八月落ち場を知れ : 九月喜び多きもの 十月自然法爾 十一月求道心 十一一月凡夫が仏になる 49 45 41 37 33 29 25 21 17 13 9 5