週刊文春 2017年2月23日号

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: 呼酔いれ小籐次 2017.2.23 剣の達人にして、 無類の酒好き。 新シリーズ書き下ろし、 第七弾 ! 積年の想い人、おりようと結ばれた小籐次。 ついに小籐次にも平穏が : : : 否。 次々に巻き起こる事件が彼を休ませてはくれない。 「大晦り 新シリーズますます絶好調ー 決定版 円初めての方はこちらから。 0 全十九巻を怒濤の連続刊行中 ! 売小柄な体、禿げ上がった額に団子鼻の老侍。 月一見冴えないこの男、実は来島水軍流の凄まじき遣い手 をまったく新しい時代小説の主人公、 赤目小籐次の痛快無比の活躍を描く大人気シリーズの決定版。 「春雷道中」 佐狛棊 最新第九弾 ! おおつごも 2017 年 2 月発売・ 670 円 の好評既刊 おやりはいしやく 第一弾「御鑓拝借」・ 670 円第一弾「神隠し」・ 62 。円 第二弾「意地に候」・ 69 。円第二弾「願かけ」・ 620 円 のこりはなよするこい はなふぶき 第三弾「寄残花恋」・ 690 円第三弾「桜吹雪」・ 62 。円 第四弾「一首千両」・ 700 円第四弾「姉と弟」・ 620 円 第五弾「孫六兼元」・ 70 。円第五弾「柳に風」・ 66 。円 第六弾「騒乱前夜」・ 710 円第六弾「らくだ」・ 66 。円 第七弾「子育て侍」・ 71 。円 りゅうてきじようじよう 第八弾「童笛嫋々」・ 710 円 ・表示した価格は全て本体価格です。これに所定の税がかかります。 佐伯泰英 「酔いどれ小籐次決定版」 文藝春不火〒 102-8008 東京都千代田区紀尾井町 3-23 http: 〃 www.bunshun.co.jp

さそう」でしかなく、この段階で相 連載夘回、一 0 込んで店のなかをじー 0 と眺めて ( 五十二歳・男性 ) が訊いてきた。 いるおじさん。恐縮ですが、黒プチ「初めて入った店で、ア失敗した手 ( 店のことです ) には何の落ち度 もない。でも、やつばり苦い思いは 丸一眼鏡の奥の上目使いが三谷幸喜そっな、というときどうしてる ? 」 またムズカシイことを。 したくないわけで。 ・ : 西・物くり。赤い頬っぺたがご機嫌さんな 安 ので、こりや二軒目だな。次の引っ 私の場合は、まあこんな感じか「だからね、入ったあとより、入る 前にヤマはあると思うのよ」 な、と話してみた。 , かかり先を捜索中とみた。しかし、 退却を決めるのは、瞬時の判断し 三谷幸喜は引き戸を開けたまま、な「見ず転で入るときは、そろそろ 5 っと開けながら、どうかな 5 と推しかありません。だんだん訓辞みたい ぜか入り口で固まっている。 になってきた。 ( 入るなら入って。 「そろーっと開けて、そろーっと閉 入らないなら閉め める。おじゃましますー、おじゃま しましたー、ひと流れ。ここんとこ 判断が遅いのよ。 大事」 外は零下一度か二度 「そこなんだよな。おれ、ここャパ なのよ。どんどん冷 平子一 いよな違うよなと思いながら、開け ; 一えるので癪に障りか や集 けたそのとき。カウ , 物画下田昌克一 た弱みで、ついふらふら 5 と吸いこの話売 ンターの奥のおやじ まれちゃうんだよ。なのに、案の定対発 さんがニラみを利か ハズして瓶ビール一本、仏頂面で飲。一劇 、おじゃまします むはめになる。今度はそんな自分に せ、声を飛ばした。 イメ文 腹が立って、ヤな気分満載で」 「寒いから閉めて セオ』 ッ味弁 わかる、痛いほどわかる。私だっ 居酒屋で友だちと飲んでいると、 ハイツ、と返事こ すーっと冷気が押し寄せてきた。 て、同じ失敗は何度もしでかしてき割 ま著り た。だから、瞬時の判断でどうにか 座っている場所が入り口に近いカそ聞こえなかった 年筆し 難を逃れたい。 ウンターの端なので、引き戸が開くが、次の瞬間、猛ス 執さ 00 にひ 気分の合わない店というのは、こ たびに冷えるのは仕方がない。熱燗ピードでがっしゃー マ 一本でじんわり温まってきた頃合いんと引き戸は閉まった。やれやれ。量る。で、むずかしいかな 5 と思っれはもう、ある。あるものはあるのこ一ど うテな こつよを』 だから、悩んでも仕方がない。 「いらっしゃい」ではなく、「閉めたら迷わず閉める」 だから、よけいに不意打ちの寒さ っ化私 が沁みるぜ、と首をすくめていたて " こと号令が掛かるなんてびつく「その " 迷わず。ってところがキモちが悪いわけでも、あっちが悪いわま文 ら舌へ 3 ら。 けでもなく、気が合わないだけだかひ喰 だよなあ」 りしたのだと思う。 2 ら、地雷を踏んだら長居は無用。さ そうなのよ、そこがねえ、と私。 あれ ? 開いたまま、入り口が閉べつの日。駅前で偶然会った友だ まる気配がない。 けつきよく頼りは自分の勘だけなっさと切り上げるに限る。しゆるつ ちと、目の前の小さな居酒屋に入っ 2 早く閉めてくれないかな。 た。ああだこうだと近況報告がひとのだ。「よさそう」といったところと風のように立ち去りましよう、そ それとなく振り返ると、首だけ突しきり終わったところで、友だちで、あくまでも自分にとっての「よんなときは。 ン ~ へ 週刊文春 のロ -6

黒川博行 中川に電話してください 。三か。啓ちゃん、泣かんのよ、と。 ばんでいた。 ットソーにクラッシュジーンズ、シ 十万は自分が払う、と。 マキは関係ない。話を逸らさ 「おいで、マキ。なでなでしよ」 ンプルなスニーカー、右の膝小僧が おまえ、ほんまに内藤医院へんとってくれますか。 いうと、マキは飛んできて膝にとのそいている。 行ったんか。 めでたい。ご同慶の至りや。まった。羽根に手を添え、指先で頭「どういうこと ? 」 行ったから、頭のてつべんにおまえは白姚会の事務所から生還しを掻いてやる。マキは気持ちよさそ「桑原が来た。昼前に」 座布団敷いてますねん。 た。見直したぞ、二宮くん。 うに眼を細めた。 「あんなの、事務所に入れたらあか わしはスーツが裂けた。シャ そんなことはええんです。中 と、ドアに鍵を挿す音がしんやんか。懲りてるでしよ」 ツも破れて、靴はトウが潰れた。え た。顔がこわばる。 マキがテープルに飛んだ。悠紀の らいめに遭うたんはおまえだけやなブツッと音がした。電話は切れて入ってきたのは悠紀だった。二宮ほうへ歩いていく。「はい、マキち を見るなり、 ゃん。今日もお利口さんですね」 あのね、おれはとばっちりを「憶えとけよ、こら。絶対、堪忍せ「えつ、啓ちゃんやろ」 悠紀はマキを膝にとまらせた。掌 食うたんです、桑原さんのとばっちえへんからな」吐き捨てた。 「そう、啓ちゃんです」マスクはとで背中をなでる。 りをね。賠償するのは当然でしよう くそっ、桑原の居場所を訊き損ねらない。 「返事をしてしもたんや。遠慮もな た。着信履歴を見ると、非通知だっ 「どうしたん、その頭」 しに入ってきよった。腐りかけのじ どこにおんのや、おまえ。 「怪我したんや」 やこてんを食わしたったんやけど せやから、事務所です。福寿 「まさか、その辺で転けたとはいわな」 へんよね」 「知ってる。あのじゃこてん。表面 インコに慰めてもろとんの 悠紀はソフアに腰かける。白の力が白くなって糸ひいてた」触るのが マキはケージの上でシードをつい 第七回 挿画・窩橋雅専