目次 はじめに —どんな愛にめぐり合いたしカ 1 もう、ひき返せなくなるとき 妻がすばらしい体験をするときしあわせが怖くなるとき 女が本能的に真剣になるとき愛し合うことが不幸になるとき 男が本当に愛するとき 2 その流れに流されていいカ 相手の罠を探るとき冒険への出発点に立っとき一人の人 間の一つを知るとき ただ信じたがるときその深みを避け ねばならぬとき 3 夫と妻が最も必要になる部分 あて名もない結納をもらうとき娘が親に挨拶するとき の不思議に惑うとき孤独という恐ろしい存在を考えるとき わな
理解し合えないかと希うとき愛の存在を確かめるときそ の愛を肌で感じるとき どんな歓びを希求するか 1 その人は何をなし得るひとか 自分で決めなければならないとき き自分の中に哀しさを呟くとき 2 自分に関して目がくらむ瞬間 ″もし、あの人とだったら / と思うとき " 思いを残して死ぬ ~ と知ったとき愚かしい執着から解放したいとき 3 どんな関係に生きているのだろうか その道を選んでしまったとき他人の夫と生活する破目になる どんな生き方が欲しいか いやな夫と我慢して暮すと 七七 四九
一つを捨てる才気 夫を肉体的に生かし精神的に殺すとき妻として決意するとき 同時に二つを完全に果たしたいとき 2 うまくいかなくなる夫と妻 妻に勉強させる夫を見るとき悪妻を自覚する妻になるとき 受けとめる夫婦の方法が違うとき古女房の行き所が無くなる 姑と嫁が陥る危険な心理 男が女たちをうまく操るとき責任をもって年寄りとっき合う とき姑も嫁にとっても幸福になるとき鈍感な人間が判断 す・ると医、 Ⅳどんな存在を得たいか 鏡の中に映し出される自分の姿 子供が非人間的な反応を示すとき子供の人生を親が決めると ナた簡単に信じてはならないとき 七九
表裏のある人間になること 可能性を一生懸命ぶち壊すとき輝くような貧乏を体験すると き自分が支持の中にあるとき母が、ただ黙して耐えると き人間の哀しさと優しさを知るとき どんな目的意識に生きたいか 女が、弱さをはねのける意識 台所に女の怨恨がこもるとき自分の姿をさらけ出すとき 自分を失えるものの美しさを見るとき人間ひとり一人の個性 に接するとき 心理的な暗示にかかるとき 2 傷つくのが怖いか、退屈が怖いか りつゼん 自分の引け目にゆがむとき だらけた肉体に慄然となるとき その生活を重いと感じるとき退屈への恐怖を感じるとき いやでも意識の中におかねばならぬとき 3 愚かな自分を生きる能力 女が辛さを生きるときまったく違った精神構造に出会ったと 一五四 一六九
き " 女心 ~ の心理を裏返すとき女としての価値を考える とき精神的に他人を傷つけるとき 4 自分の内面に追いかけるもの 惜しいものはないと言いながら思うときひそやかなものに心 を奪われるとき人生の楽しみ方を知りたいとき自分だけ のことと考えたがるとき美しいものを見つめる心を持っとき 武田友な 一一 00 一八四
れ 続誰のために愛するか そのあや 曾野綾子 角川文庫 39 ) I 昭和五十二年十月三十日初版発行 平成元年六月十日二十七版発行 発行者ーー角川春樹 発行所ーー株式会社角川書店 東京都千代田区富上見二ー十三ー三 編集部 ( 〇一一 l) 八一七ー八四五一 電話 営業部 6 三 ) 八一七ー八五二一 〒一〇二振替東京③一九五二〇八 印刷所ーー東京印書館製本所ーー多摩文庫 装幀者ーー杉浦康平 落丁・乱丁本はお取替えいたします。 定価はカバーに明記してあります。 Printed 一コ Japan ISBN4 ー 04 ー 130108 ー 4 C0195 そ 1 ー 4