みんた : ( 登場人物も、観ているフアコ達も ) が、 まどかを神様として受け入れてしまっている中、 ほむらだけがまどかに悲痛な叫びを届けている。 叛逆の感想では、悪魔化したほむらについて 平べったくいえば「余計た : ことするなよ」という感想もありました。 円環の理というシステムが安定しているのだから、 それを破壊したほむらは糾弾されてしかるべきか 9 「欲しいと思ったから行動した」 ( 本能的コドモ的思考 ) 「欲望を抑え、秩序を保つべき」 ( 理性的オトナ的思考 ) 叛逆ラストシーコでもこの対極はより一層明確化され、 「どちらがどうすべきなのか」 といった考えに取り憑かれがちな本作でありました。 ( そして私は前述の思考により秩序に傾いていました ) まどかを犠牲に、大勢の人が良しと納得していた円環の理。 まどか本人でさえ、納得しながら。 しかし、世界でたった一人 1 人、 まどかのたのを思って異を唱えたのがほむらです。 人一人犠牲にしたシステムです。 よくよく考えてみれば恐ろしいことです。 それでも私は秩序を求めた結果一度良しとしてしまいました。 「まどか本人がそれを望んだから」と理由にして。 ほむらの純粋た : 強さと悲しみが、 物語の結論や考察よりもよっぽど確かた : ものとして フィルムにあらわれていると、思うのです。 オトナぶって余計なことを考えず、 その想いただただ寄り添うことが私のこの映画の今の味わい方です。 201405.03 発刊 著者かないねこ一 n 可 n ) 印オレコゴ工房様