萬葉秀歌 上巻

キーフレーズ

出來 萬葉 作者不詳 憶良 山上憶良 云っ 赤人 萬葉集 額田王 柿本人麿 大和 あらう 持統天皇 天智天皇 天武天皇 天皇 皇子 作っ 高市黒人 大伴旅人 結句 御歌 見れ 居る 旅人 山部 眞淵 麿 皇女 詠ん 一つ 長歌 吉野 志貴皇子 行く 作者 印ち 御製 知れ 大津皇子 本人 聲調 柿本 藤原 近江 分かる 行幸 滿 意味 あたり 明日香 大伴 伊勢 大伴家持 山田博士 娘子 過ぎ 現在 想像 玉藻 調 家持 反歌 枕詞 自分 有間皇子 十市皇女 三六 筑紫 見える 見え 氣持

目次

卷第一 番號初 作者 〔四〕たまきはる・うちのおほぬに ( 中皇命 ) 〔六〕やまごしの・かぜをときじみ ( 軍王 )••・ 〔七〕あきのぬの・みくさかりふき ( 額田王 ) ・ 〔へ〕にぎたづに・ふなのりせむと ( 額田王 )••・ 〔九〕きのくにの・やまこえてゆけ ( 額田王 ) ・ 〔一一〕わがせこは・かりほっくらす ( 中皇命 ) 〔三〕わがほりし・ぬじまはみせつ ( 中皇命 ) : ・ 「一四〕かぐやまと・みみなしやまと ( 天智天皇 ) : 〔一五〕わたつみの・とよはたぐもに ( 天智天皇 )••・ 〔一へ〕みわやまを・しかもかくすか ( 額田王 ) ・ : 〔一一 0 〕あかねさす・むらさきぬゆき ( 額田王 )•• 〔三〕むらさきの・にほへるいもを ( 天武天皇ソ 目次

〔一三〕かはかみの・ゆっいはむらに ( 吹黄刀自 ) ・ : 〔二四〕らっせみの いのちををしみ ( 麻續王 ) 〔天〕はるすぎて・なっきたるらし ( 持統天皇 )••・ 〔き〕ささなみの・しがのからさき ( 柿本人麿 )••・ 〔三〕ささなみの・しがのおほわだ ( 柿本人窘 ) ・ : 〔三一一〕いにしへの・ひとにわれあれや ( 高市古人 )••・ 〔え〕やまかはも。よりてつかふる ( 柿本人麿 ) ・ : 〔岩〕あどのうらに・ふなのりすらむ ( 柿本人習 ) ・ : 〔四一一〕しほさゐに・いらどのしまべ ( 柿本人膏 )••・ 〔四三〕わがせこは・いづくゆくらむ ( 常廠麿の妻 ) : 〔四六」あきのぬに・やどるたびびと ( 柿本人麿 )••・ 〔四へ〕ひむがしの・ぬにかぎろひの ( 柿本人窘 ) ・ : 〔四九〕ひなみしの・みこのみことの ( 柿本人 ) ・ : 〔五一〕うねめの・そでふきかへす ( 志貴皇子 ) ・ : 〔発〕ひくまぬに・にほふはりはら ( 長奧 )••・ ( 大〕いづくにか・ふなはてすらむ ( 高市黒人 ) : ・ 〔六三〕いざこども・はやくやまとへ ( 山上憶良 )••・ 〔六四〕あしべゆく・かものはがひに ( 志貴皇子ソ : ・三七 : ・四 0 : ・画四 : ・五六

卷第二 〔穴〕あきのたの・ほのヘにきらふ ( 著姫皇后 ) 「九一〕いもがいへも・つぎてみましを ( 天智天皇 )••・ 「九一一〕あきやまの・このしたがくり 〔九四〕たまくしげ・みむろのやまの ( 藤原鎌足 )••・ 〔九五〕われはもや・やすみこえたり ( 藤原鎌足 )••・ 〔一 9 一〕わがさとに・おほゆき、ふれり ( 天武天皇 )••・ 〔一 C 四〕わがをかの・おかみにいひて ( 藤原夫人 )••・ 〔一 0 凸わがせこを・やまとへやると ( 大伯皇女 )••・ 冥〕ふたりゆけど・ゆきすぎがたき ( 大伯皇女 ) 〔〕あられうつ・あられまつばら ( 長皇子 )••・ 〔と〕やまとには・なきてかくらむ ( 高市黒人 ) ・ : 〔七四〕みよしぬの・やまのあらしの ( 作者不詳 ) 〔セ六〕ますらをの・とものおとすなり ( 元明天皇 )••・ 〔大〕とぶとりの・あすかのさとを ( 作者不詳ソ・ 〔全〕うらさぶる・こころさまねし ( 長田王 ) : 〔〕あきさらは・ いまもみるごと ( 長皇子 )••・ メし一ヒフ庭望

〔一〕あしひきの・やまのしづくに ( 大津皇子 ) : ・ 〔一二〕いにしへに・こふるとりかも ( 弓削皇子 ) : 〔二六〕ひとごとを・しげみこちたみ ( 但馬皇女 )•. ・ 〔いはみのや・たかっぬやまの ( 柿本ん麿 )••・ 〔一三三〕ささのはは・みやまもさやに ( 柿本人 )••・ 〔一三六〕あをこまの・あがきをはやみ ( 柿本人 )••・ 〔一四一〕いはしろの・はままつがえを ( 有間皇子 )••・ いへにあれば・けにもるいひを ( る間皇子 ) 〔一四セ〕あまのはら・ふりさけみれば ( 倭姫皇后 )••・ 〔一四 0 あをはたの・こはたのうへを ( 倭姻皇 k)••・ 〔一四凸ひとはよし・おもひやむとも ( 倭姫皇后 ) : 〔一大〕やまぶきの・たちよそひたる ( 高市皇子 )•• 〔一六一〕きたやまに・つらなるくもの ( 持統天皇 )•• 〔一六三〕かむかぜの ・いせのくににも ( 大來皇女 )•• 〔一六五〕うっそみの・ひとなるわれや ( 大來皇女 )••・ 〔一奕〕いそのうへに・おふるあしびを ( 大來皇女 )••• 〔一六九〕あかねさす・ひはてらせれど ( 柿本人窘 ) ・ : 〔しまのみや・まがりのいけの ( 杣ホ人 ).. ・ : ・ヘへ : ・九 0 ・九五 ・乙九 VlIi

卷第三 〔一一三五〕おほきみは・かみにしませば ( 柿本人窘 ) : 〔一一三六〕いなといへど・しふるしひのが ( 持統天皇 ) : 〔一一三七〕いなといへど・かたれかたれと ( 志斐嫗 ).. 〔一一三 0 おほみやの・うちまできこゅ ( 長意吉廠呂 ) : 〔一一四一一〕たぎのうへの・みふねのやまに ( 弓削皇子 ) : 〔一一五 0 〕たまもかる・みぬめをすぎて ( 柿本人窘 ).. 〔一一五三〕いなびぬも・ゆきすぎがてに ( 柿本人窘 ) : 〔一一五四」ともしびの・あかしおほとに ( 柿本人麿 ) : 〔一会〕ひむがしの・たぎのみかどに ( 日並皇子宮の舍人 )••・ 〔一へ九〕あさひてる・しまのみかどに ( 日並皇子宮の舍人 )••・ 〔一九五〕しきたへの・そでかへしきみ ( 柿本人窘 )••・ 〔一 6 三〕ふるゆきは・あはになふりそ ( 穗積皇子 ) ・ : 〔一 60 あきやまの・もみちをしげみ ( 柿本人麿 ) : 〔三 0 ささなみの・しがつのこらが ( 柿本人音 ) : 〔一三こつまもあらば・つみてたげまし ( 柿本人麿ノ・ 〔一三三〕かもやまの いはねしまける ( 柿本人窘 ) :

口一五凸あまざかる・ひなのながちゅ ( 柿本人窘 )••・ 〔一一六一一〕やつりやま・こだちもみえず ( 柿本人麿 )••・ 〔二癶四〕もののふの・やそうちがはの ( 柿本人麿 )••・ 〔一一六五」くるしくも・ふりくるあめか ( 長奥麻呂 ) : 〔一一六六〕あふみのうみ・ゅふなみちどり ( 柿本人麿 )••・ 「一一六七」むささびは・こぬれもとむと ( 志貴皇子 ) ・ : 〔一一七 0 〕たびにして・ものこほしきに ( 高市黒人 ) : 〔一三〕さくらだへ・たづなきわたる ( 高市黒人 ) : 〔一一七五〕いづくにか・われはやどらむ ( 高市黒人 ) : ・ 〔一一七〕とくきても・みてましものを ( 高市黒人 )••・ 〔二全〕ここにして いへやもいづく ( 石上卿 ) ・ : 〔一一発〕ひるみれど・あかぬたごのうら ( 田口益人 ) : 〔一一一一 0 たどのうらゆ・うちいでてみれば ( 山部赤人 )•• 〔一三 0 あをによし・ならのみやこは ( 小野老 ) : ロ三〕わがさかり・またをちめやも ( 大伴族人 ) : 〔壷一一〕わがいのちも・つねにあらぬか ( 大伴旅人 ) : 〔三実〕しらぬひ・つくしのわたは ( 沙彌滿誓 ) ・ : 〔三毛〕おくららは ・いまはまからむ ( 山憶良 ) : ・一五四

〔三三 0 しるしなき・ものをおもはずは ( 大伴旅人 ) ・ ロ五 0 むこのうらを・こぎたむをぶね ( 山部赤人 )•• 〔三七五〕よしぬなる・なつみのかはの ( 湯原王 ) : 〔一元 0 〕かるのいけの・うらみゆきめぐる ( 紀皇女 ) 〔三突〕みちのくの・まぬのかやはら ( 笠女郎 ) : ・ 〔四一六〕ももったふ・いはれのいけに ( 大津皇子 )••・ 〔四一 0 とよくにの・かがみのやまの ( 手持女王 ) : ・ 〔四一九〕いはとわる・たちからもがも ( 手持女王 )••・ 〔四一 6 〕やくもさす・いづものこらが ( 柿本人麿 ) : 〔四一一三〕われもみつ・ひとにもっげむ ( 山部赤人 ) : 〔四異〕わぎもこが・みしとものうらの ( 大伴旅人 ) : ・ 〔四四九〕いもとこし・みぬめのさきを ( 大伴旅人 ) : ・ 〔四五二〕いもとして・ふたりつくりし ( 大俘旅ん ) : 〔四を〕あしひきの・やまさへひかり ( 大伴家持 )•• 卷第四 〔哭六〕やまのはに・あちむらさわぎ ( 舒明天皇 ) : ・ 〔哭 0 きみまっと・わがこひをれば ( 額田王 ) : ・ 一六 0 一六四 ・一六五 ・一セ五

〔吾凸いまさらに・なにをかおもはむ ( 安倍女郎 ) ・ : 〔五一三〕おほはらの・このいっしばの ( 志貴皇子 ) ・ : 〔五三〕にはにたっ・あさてかりほし ( 常陸娘子」・ : 〔五七四」ここにありて・つくしゃいづく ( 大件振人 ) : ・ 〔五九 = 一〕きみにこひ・いたもすべなみ ( 笠女郎 ) ・ : 〔六 00 あひおもはぬ・ひとをおもふは ( 笠女郎 ) : 〔六一一凸おきへゆき・ヘにゆきいまやハ高安王 )••・ 〔六七 0) つくよみの・ひかりにきませ「湯原王 ) : 〔セ兄〕ゅふやみは・みちたづたづし ( 大宅女 )••・ 電六九〕ひさかたの・あめのふるひを ( 大件家持 ) : 卷第五 〔三〕よのなかは・むなしきものと ( 大伴旅人 )•• 〔七発〕くやしかも・かくしらませば ( 山止憶良 ) : 心九 0 いもがみし・あふちのはなは ( 山上憶良 )•• 〔七究〕おほぬやま・きりたちわたる ( 山上憶良 ) : 〔合一〕ひさかたの・あまちはとほし ( 山上憶良 ) : 穴 9 こしろがねも・くがねもたまも ( 山上憶良」 : ・天三 ・元 0 一突 Xii

穴へ 0 つねしらぬ・みちのながてを ( 山上憶良 ).. ・ 〔兊三〕よのなかを・うしとやさしと ( 山上憶良 ) : 穴九 0 なぐさむる・こころはなしに ( 山上憶良 ) : 穴究」すべ、なく・くるしくあれば ( 山上憶良 ) : 〔き五〕わかければ・みちゅきしらじ ( 山上憶良 ) : ( 九冥〕ふせきて・われはこひのむ ( 山上憶良 ).•・ 卷第六 〔九兄〕やまたかみ・しらゆふはなに ( 笠金村 )•• 〔九一 0 おきっしま・ありそのたまも ( 山部赤人 ) ・ 〔九一九〕わかのうらに・しほみちくれば ( 山部赤人 ) : 〔九一一四〕みよしぬの・きさやまのまの ( 山部赤人 ) : 〔九二五〕ぬばたまの・よのふけぬれば ( 山部赤人 ) : 〔九四四〕しまがくり・わがこぎくれば ( 山部赤人 ) : 〔会五〕かぜふけば・なみかたたむと ( 山部赤人 ) : 〔九穴〕ますらをと・おもへるわれや ( 大伴旅人 . ) : ・ 〔九当〕ちょろづの いくさなりとも ( 高橋蟲麿 ) : 〔空四〕ますらをの - ゆくとふみちぞ ( 聖武天皇 )••・ ・一三 0 ・一 60 一一 0 四 を 11 】

〔九大〕をのこやも・むなしかるべき ( 山上憶良 ) ・ 〔究四」ふりさけて・みかづきみれば ( 大伴家・ 〔究六〕みたみわれ・いけるしるしあり ( 海大養岡窘 ) 〔一 000 〕こらしあらば・ふたりきかむを ( 守部王 ) ・ : 卷第七 〔一 0 七巴かすがやま・おしててらせる ( 作者不詳 ) : ・ 〔一五〕うなばらの・みちとほみかも ( 作者不詳 ) : ・ ロ只とあなしがは・かはなみたちぬ ( 柿本人歌集 ) 〔一尺 0 あしひきの・やまがはのせの ( 柿本人歌集 )••・ 〔一只九〕おほうみに・しまもあらなくに ( 作者不詳 ) : ・ 〔一兄凸みもろっく・ みわやまみれば ( 作者不詳 ) ・ : 〔一一 9 〕ぬばたまの・よるさりくれば ( 柿本人窘歌集 ) : 〔一一一 0 いにしへに・ありけむひとも ( 柿本人窘歌集 ) : 〔一一一三〕やまのまに・わたるあきさの ( 作者不詳 ) ・ : 〔一一穴〕うちがはを・ふねわたせをと ( 作者不詳 ) ・ : 〔一一 (O) しながどり・ゐなぬをくれば ( 作者不詳 ) : いへにして・われはこひむな ( 作者不詳 )••・ 一三四 ・一三五 ・一三大 ・一三セ 一三へ こ一三五 ・一三六 ・ニ毛 XIV

〔三岩〕たまくしげ・みもろとやまを ( 作者不詳 ) ・ 〔三六三〕あかときと・よがらすなけど ( 作者不詳 ) : 〔三六九〕まきむくの・やまべとよみて ( 柿本人詈歌集 )••・ 〔三〕はるひすら・たにたちつかる ( 柿本人麿歌集 ) ・ : 〔一三三六〕ふゅどもり・はるのおほぬを ( 作者不詳 ) ・ : 〔一岩六〕あきっぬに・あさゐるくもの ( 作者不詳 ) : ・ 〔一四一一〕さきはひの いかなるひとか ( 作者不詳 ) ・ 〔一四三〕わがせこを・ いづくゆかめと ( 作者不詳 )••・ 從屬選出歌 〔乙」きみがよも・わがよもしらむ ( 中皇命 ) ・ 〔一一三〕うちそを・をみのおほきみ ( 作者不詳 ) : 〔〕ながらふる・つまふくかぜの ( 譽謝女王 )•• 〔六九〕くさまくら・たびゆくきみと ( 淸江娘子 ) ・ 〔七〕わがおほきみ・ものなおもほし ( 御名部皇女 )••・ 〔会〕きみがゆき・けながくなりぬ ( 磐姫皇・ 〔会〕かくばか町・こひつつあらずは ( 姫皇 〔分」ありつつも・きみをばまたむ ( 磐姫皇后 ) ・ こ一四 0

〔今〕たまくしげ・おほふをやすみ ( 鏡王女 )••・ 〔一尺〕あをまっと・きみがぬれけむ ( 石川郎女 )••・ 「二二〕いにしへに・こふらむとりは ( 額田王 )•• 「二四〕あきのたの・ほむきのよれる ( 但馬皇女 ) : 〔一一毛〕あきやまに・おつるもみちば ( 柿本人營」 : 〔一蝨〕みまくほり・わがするきみも ( 大來皇女 ) : 〔一七〕あさひてる・さだのをかべに ( 日並皇子宮の舍人 )•• 〔一へ一〕みたちせし・しまのありそを ( 日並皇子宮の舍人 ) ・ : 〔ズ 0 あさぐもり・ひのいりぬれば ( 日並皇子宮の舍人 ) : 〔三一〕こぞみてし・あきのつくよは ( 柿本人窘 ) : 〔三二〕ふすまちを・ひきてのやまに ( 柿本人麿 ) ・ 〔二業〕けひのうみの・にはよくあらし ( 柿本人窘 ) ・ 〔二三一〕しはつやま・うちこえみれば ( 高市黒人 ) : 〔を三〕いそのさき・こぎたみゆけば ( 高市黒人 ) : 〔一石四〕わがふねは・ひらのみなとに ( 高市黒人 ) : ・ 〔一石六〕いももわれも・ひとつなれかも ( 高市黒人 ) : 〔元六〕いほはらの・きよみがさきの ( 田口益人 ) : 〔三 C こなぐはしき・ いなみのうみの ( 柿本人 )•• / 、一ヒフナぐ 一三四

〔き四〕おほきみの・とほのみかどと ( 柿本人麿 )•• 〔三 c 五〕かくゆゑに・みじといふものを ( 高市黒人 )•• 〔三一六〕むかしみし・きさのをがはを ( 大伴旅人 ) ・ : 〔三一 6 〕ふじのねに・ふりおけるゆきは ( 作者不詳 ) : 〔一一元〕さけのなを・ひじりとおほせし ( 大伴旅ん ) : ・ 〔三岩〕いにしへの・ななのさかしき ( 大伴旅人 ) : 〔三四一〕さかしみと・ものいふよりは ( 大伴旅人 ) : 〔一一一四一 D いはむすべ・せむすべしらに ( 大伴旅人 )••・ 〔三四三〕なかなかに・ひととあらずは ( 大伴族人 ) : 〔羇四〕あなみに く・さかしらをすと ( 大作旅人 )•• 「三四五〕あたひなき・たからといふとも ( 大件族人 ) : 〔三四六〕よるひかる・たまといふとも ( 大伴旅人 ) : 〔三〕よのなかの・あそびのみちに ( 大伴旅人 )•• 〔三犬〕このよにし・たぬしくあらは ( 大作旅人 ) : 「三四凸いけるもの・つひにもしぬる ( 大作族人 ) : 〔三台〕もだをりて・さかしらするは ( 大仆旅人 ) : ・ 〔三五一〕よのなかを・なににたとへむ ( 沙彌滿誓 ) : 〔煢となはのうらゆ・そがひにみゆる ( 山部赤人 ) ・ : ・一五四 V い

〔「発〕あべのしま・らのすむいそに ( 山部赤人・ 〔四一一 0 こもりくの・はっせのやまの ( 柿本人 づものこらは ( 柿本人窘 )•• 〔四元〕やまのまゆ・い 〔四吾〕ゆくさには・ふたりわがみし ( 大俳族人 ) ・ 〔一〕ひともなき・むなしきいへは ( 大件旅人 )•' ・ ・うゑしうめのき ( 大伴旅人 )••・ 〔四五三〕わぎもこが 〔犬とあふみちの・とこのやまなる ( 舒明天皇 ) : 「四兊〕かぜをだに・こふるはともし ( 鏡王女 ) : ・ 〔四発」いにしへに・ありけむひとも ( 柿本人窘 ) : 〔吾六〕わがせこは・ものなおもほし ( 安倍女郎 ) ・ いへのこどもの ( 山上憶良 )••・ 〔九 8 〕とみびとの・ 〔合一〕あらたへの・ぬのぎぬをだに ( 山上憶良 ) : ・ 〔・ ~ 四】一〕たまもかる・からにのしまにハ山部赤人 ) : 〔突凸おほならば・かもかもせむを ( 遊行女婦兄島・ ・くもがくりたり ( 遊行女婦兄島 ) ・ 「突六〕やまとちは 〔一一孟〕うちがはは・よどせなからし ( 作者不詳 ) : 〔一一元〕ちはやびと・うちかはなみを ( 作者不詳 ) ・ : 〔一一六 0 〕なにはがた・しほひにたちて ( 作者不詳 ) ・ : ・一七三 ・一 6 三 ・三六 ・一一三六 ・一三六 XViIi

〔一一六一一〕まとかたの・みなとのすどり ( 作者不詳 ) ・ : 〔一一六五〕ゅふなぎに・あさりするたづ ( 作者不詳 ) : ・ 〔二大〕いなみぬは・ゆきすぎぬらし ( 作者不詳 ) : ・ 〔一二六一一〕あしひきの・やまつばきさく ( 作者不詳 ) : ・ 〔三穴〕こらがてを・まきむくやまは ( 柿本人麿歌集 ) : 〔一三〕あすかがは・ななせのよどに ( 作者不詳 〔四一一六 0 〕おほきみは・かみにしませば ( 大伴御行 ) : ・ 拾麒抄 : 代匠記・ 僻案抄 : ・ 槻落葉 : ・ 略解、 參照註釋書略表 ・仙覺「萬葉集抄」 ・北村季吟「萬葉拾穗抄」 : ・契沖「萬葉代匠記」 ・ : 荷田春滿「萬葉集僻案抄」 ・ : 賀茂眞淵「萬葉考」 ・ : 荒木田久老「萬葉考槻蘒葉」 ・桶千陵「萬葉集略解」

: ・富士谷御杖「萬葉集燈」 ・ : 岸本由豆流「萬葉集攷證」 攷證 : ・ 檜嬬手 : : : : 橘守部「萬葉集檜嬬手」 ・ : 橘絣部「萬葉集緊要」 緊要 : ・ ・ : 鹿持雅澄「萬葉集古義」 古義 : 美夫君志 : : : 木村正辭「萬葉集美夫君志」 ・ : 近蔭芳樹「萬葉集註疏」 註疏 : : ・伊藤左千夫「萬葉集新釋」 新釋 : ・ ・ : 井上通泰「萬葉集新考」 新考 : ・ ・ : 佐佐木信綱「萬葉集選釋」 選釋 : ・ : 武田祐吉「萬葉集新解」 新解 : ・ ・ : 次田潤「萬葉集新講」 新講 : ・ ・ : 山田孝雄「萬葉集講義」 ・ : 樂浪書院版「萬葉集總釋」 總釋 : ・

奥付

昭和十三年十一月二十日第一刷發行萬葉秀歌 ( 上卷 ) 昭和二十八年七月三十一日第 = 主刷改版發行 ( 全二朋 ) 昭和三十三年三月一日第三十一發行 定價百圓 きち 本 著者 製 齋藤茂吉 本 東京都千代田區神田一ッ橋一一丁目三番地 發行者 岩波雄二郞 秀 東京都千代田區神田美土代町十六番地 印刷者 山根正男 發行所出一ッ圄 = 乙一會社岩波書店 落丁本・亂丁本はお取替いたします とう