父流文化 03 立教大学観光学部編集表紙写真 / 佐藤憲一、岩田晋典 C 〇 N T E N T S 特集 。 ' 交流が生む 食のかたち 04 ラーメンという近代 中西裕ニ 14 オックステールスープの旅路 稲垣勉 南米スリナムで食べる“チャオ ( ン” 岩田晋典 ベトナムのフランスハノバイン・ ( ー 大橋健一 〃 g Kong 24 香港における観光客向けメニューの研究 張展鴻 22 30 「交流文化」フィールドワーク 3 交流文化 フィールドワークモニターツアー 東京大学秩父演習林ハイキング / 多摩川源流小菅村の山村体験 36 読書案内 『アジア遊学 77 特集 : 世界の中華料理』 『日本の焼肉韓国の刺身』 38 最近の講演会から ベトナム観光の現状と課題 ディン・チュン・キエン ( ベトナム国家大学ハノイ社会人文大学観光学部長 ) 42 学部国際交流の現場から OI ラオス国立大学への観光教育支援
次号予 2006 年 7 月刊行予定 特集 交流拠点としての 2006 年 1 月 20 日発行 03 交流文化 ホテフレ 発行人 編集人 デザイン 印刷 稲垣勉 大橋健一 望月昭秀 こだま印刷株式会社 問い合わせ先 立教大学観光学部 〒 352 ー 8558 埼玉県新座市北野 1 ー 2 - 26 TEL 048 - 471 -7375 http://www.ri kkyo ・ ne ・ j p/g rp/tourism/ * 本誌掲載記事の無断転載を禁じます。 ◎ 2006 Rikkyo University. college of Tourism. printed in Japan. 執筆者紹介 ( 50 音順 ) 稲垣勉 ( いながき・つとむ ) 観光学部長 1973 年立教大学社会学部観光学科卒業、 1976 年同大学 院社会学研究科修士課程修了。横浜商科大学助教授を経 て 1987 年より本学勤務。 1994 ~ 95 年ヴァージニア工科 大学客員教授、 280 ~ 01 年ハワイ大学客員教授。主著 に『観光産業の知識』、 Japanese Tourists ( 共編 ) など。 岩田晋典 ( いわた・しんすけ ) 立教大学大学院文学研究科修了、博士 ( 文学 ) 。立教大 学・明海大学非常勤講師。文化人類学専攻。スリナムおよ び日本をフィールドに研究を展開。主要論文に「スリナム共 和国都市部における『アフロ・スリナム人』とその他の黒 人工スニシティ」。 大橋健一 ( おおはし・けんいち ) 観光学部教授 都市人類学・都市社会学専攻。 1984 年立教大学社会学部 社会学科卒業。同大学院社会学研究科博士課程前期課程 修了。主要著作に『都市ェスニシティの社会学』、『香港社 会の人類学』、『アジア都市文化学の可能性』、『「観光のま なざし」の転回』 ( 以上共著 ) など。 鈴木涼太郎 ( すずき・りようたろう ) 立教大学大学院観光学研究科博士課程後期課程在学。川 村学園女子大学人間文化学部非常勤講師。専門領域は、 観光文化論、観光人類学。 張展鴻 ・チョン ) 香港中文大学人類学系準教授。香港生まれ。大阪大学 で博士号 ( 人類学 ) を取得。日本、香港、南中国をフィー ルドとし映像人類学、観光人類学、食文化の研究を行う。 編著書に The GIobaIization 0fChinese F00d, Routledge curzon press. 2002 などがある。 中西裕ニ ( なかにし・ゆうじ ) 1961 年生まれ。慶應義塾大学大学院社会学研究科単位 取得満期退学後、 1991 年より福岡大学に勤務。現在福岡 大学人文学部教授。専門は文化人類学、民俗学。日本と ベトナムをフィールドに、宗教・社会・民俗文化に関する 幅広い現地調査を行っている。 2006 年 4 月より本学観光 学部交流文化学科に着任予定。
国や地域間を問わず、観光による移動は人々の意識を変え、 文化を変容させていきます。 2006 年 4 月に新設される「交流文化学科」は、近年観光の 役割として注目されている「交流」に焦点を合わせ、地域研 究とともに、多文化共生への視点を養い、グローバル化す る世界で交流の実をあげうる国際公務員、ジャーナリスト など国際的な人材の育成を目指します。 2006 年 4 月、 立教大学観光学部に 「交流文化学科」誕生。 立教大学観光学部 〒 352 ー 8558 第、埼玉県新座市北野 1 ー 2 ー 26 TEL 048 ー 471 ー 7375 学部の紹介や入学案内については http://www.rikkyo.ne ・ jp/grp/tourism/
立ロ 開催日講演者 10 / 7 ディン・チュン・キエン ベトナム国家大学ハノイ社会人文大学 1 / 12 保継剛 中山大学 対象 本学学生、本学教職員、一般市民 演題 ベトナム観光の現状と課題 ディズニーランドと中国の観光開発本学学生、本学教職員、一般市民 開催日演題 12 / 1 1 雲南およひ周辺地域の観光開発に伴う文化変容 近年、観光開発が著しく行われる中国の雲南省およびその周辺諸国において、観光が重要な産業とし て発展してきた。本会議は観光開発に伴う地域の変貌と文化の変容に関わる研究成果を発表し、社 会学、文化人類学、地理学及び行政など多岐に渡る視点から意見を交換する。 研究発表 中国雲南省・西双版納における観光開発および問題点ーー - 劉剛 ( 沖縄大学教授 ) 観光強省づくりを目指す雲南の動向 - ー一周文傑 ( 中国国家観光局所長補佐 ) 雲南隣接地域における観光化ールアンナムタ・ラオスの事例ーー稲垣勉 ( 立教大学観光学部教授 ) 西双版納における刀耕火種 ( 焼畑 ) の変貌ーー白坂蕃 ( 立教大学観光学部教授 ) 世界遺産麗江古城の観光開発ーー杜国慶 ( 立教大学観光学部助教授 ) The Sociallmpacts of lsland Tourism in Malaysia Badaruddin Mohamed ( マレーシア科学大学準教授 ) います。そのため、大学でも観光学を学ぶ学 科は人気が高く、就職率もいいといえます。 ただベトナムは観光資源が豊富ですが、開発 はまだ力不足といわざるを得ません。 a ベトナムの国内旅行の動向について教え てください < ベトナム戦争中、私も軍人でしたが、戦争 終結後三〇年がたち、時代は大きく変わり ました。ベトナム人も日本人や中国人と同 じように旅行が大好きです。ですから、生活 レベルも少しすつ上がってきた最近は、国内 旅行もかなり盛んになっています。でも、海 外旅行はまだ少し先のことのようですね。 つかべトナム人も海外旅行が自由にできる時 代がくるようがんばりたいと思います。 a 日本人観光客がベトナムに期待するもの と欧米人や韓国人のそれは違いますか < 日本人はきちんとスケジュールされたツ アーを好み、ホテルも市内の繁華街に近いに ぎやかな場所のものより静かな郊外のホテ ルが好きなように思います。お土産も高額 で高品質の商品に関心が高いようです。それ に応えるのはなかなか難しいことですが、少 しすっ努力を続けていきたいと思っています。 ベトナム観光の現状と課題 4 ・
は当 2006 年度 立教大学観光研究所 公開講座 立教大学観光研究所では、以下の 2 つの 観光産業の入門的公開講座を実施しています。 学生はもちろん、社会人など広く受講者を受け入れています。 ・旅行業講座 「国内旅行業務取扱管理者試験」 「総合旅行業務取扱管理者試験」 のための準備講座 ( 2006 年 4 月開講 7 月修了 ) 「旅行業講座」は、毎年 10 月に全国で行われる国家試験「総合旅 行業務取扱管理者試験」とそれに先立ち 9 月に行われる「国内 旅行業務取扱管理者試験」のための準備講座です。旅行業界と その業務に関心を持つ人たちが受講しています。旅行業に必要 な専門的、かっ実際的な知識を一流の講師陣が、実務経験のな い人にもわかりやすく講義します。講義内容では、旅行業法か ら海外・国内観光資源、旅行実務などの幅広い内容を扱います。 ・ホスビタリティ・マネジメント講座 宿泊・外食産業の理論と経営、 最新動向を学ふ ( 2006 年 9 月末開講 12 月修了 ) ホテル・旅館業・外食産業を中心とするサービス産業は、今日 「ホスピタリティ産業」と呼ばれています。「ホスピタリティ・マ ネジメント講座」では、ホスピタリティ産業の基本理念から、マ ネジメントの基礎理論、マーケティング、人事、営業企画、法律、 最新の業界動向といった幅広い内容まで、業界の第一線の実務 家を講師に招いて講義を行います。 2006 年度は会計の分野も 充実した内容になっています。 問い合わせ 立教大学観光研究所事務局 ( 池袋キャンパスミッチェル館 ) TEL 03 ー 3985 ー 25 刀 FAX 03 ー 3985 ー 0279 Email : kanken@tr.rikkyo.ac.jp 詳しい講義内容、受講申し込みについては http://www.rikkyo.ne ・ jp/grp/kanken/