目次 1 ホメロスとへシオドス 2 叙情詩人の世界 = = ・ = 思想はカか : ル叙情詩の登場 知識と思想の違い 叙情詩の花園イオニア地 合理性 + 客観性Ⅱ知識ギリシアと海 方 ミノア文明と侵人者 われわれの不幸の由来 思想↓科学↓哲学の階層ミ、ケナイ文明の盛衰アルキロコスの怒り 人生のリズムの洞察 暗黒時代の終わり 性 ミムネルモスの叙情 神と英雄の世界 哲学の専門科学化 サッフォの恋愛詩 はかない人間の運命 愛知としての哲学 アキレウスの怒りと死 無力にみえる思想 市民的リアリズムの流行ホメロス的英雄 思想は人間と世界を支配理想的人間像 英雄たちのアレテ する 恥の文化 土器にみる人間像 はじめに行為ありき ノオスとテュモス へシオドスの『仕事と日 オ田 こ / 誤 かと 詩人たちの 日』 転落の歴史観 ゼウスの正義
2 ミレトスの哲学者たちピュタゴラスとビュタゴメリッソスの思想の特徴 ラス学派 弁証法の祖ゼノン 『神統記』の成立 神人とみなされたビュタ「アキレスと亀ー ゴ一フス へシオドスの『神統記』 「飛矢静止」の論証 ロゴスの世界への橋渡しビュタゴラスの数学研究ゼノン対ピュタゴラス 1 神話からロゴスへ ギリシア人の哲学の見方神聖な川の三角数 ・ : 立ホモ・サビエンスの世界魂をきよめる音楽 ひろがるギリシア人の世の成立 修業士と研究員へ分裂 5 自然哲学の完成・ = : = ・川 界 ビュタゴラス派の二つのエレア派以後の自然哲学 「始原」とはなにか 自然哲学者エンペドクレ 貨幣経済と社会層の変動宇宙生成説から宇宙論へ難占 ~ ス 。ヒュタゴラス派の十対立 新しい精神活動の舞台 タレスの「水」 アナクシマンドロスの 表 ギリシア神話の世界 エンペドクレスの始原 いま一つの難点 後輩のアナクサゴラス 神話とロゴスのかみあい 「無限なものー アナクサゴラスの始原 遍歴詩人クセノフアネスアナクシメネスの「空気」 ソクラテスの幻滅 クセノフアネスの神観「空気」は物体か テアゲネスの寓意的解釈ミレトス学派の役割 4 エレア派の論理のくさ一つの到着点としての原 8 アクシラオスとへカタイ 1 三ロ び・ オス エレア派の祖パルメニデ原子論生みの親レウキッ ス ポス ヒストリアの精神 3 「生きる」ための哲学 アトムの誕生 から自然哲学へ : : : : : の思考と存在は同一 七賢人の登場 論理主義的存在論 デモクリトスの空間論 ソロンの正義論 海将哲学者メリッソス 万物のはじめを 求めて = ・・
6 ヘラクレイトスの指向 悲劇作家の時代 するもの 大山脈の独立峰 たた力いは普遍的なもの 知恵は最大の徳 わたし自身の探求 4 時代の否定者エウリビ テス・ エウリビデスの肖像 3 ソフォクレスの悲劇的戦後っ子工ウリ。ヒデス 2 思想の詩人アイスキュ英雄像・・ ・・ : 〃アテナイへ出る ロス : = = 成功するソフォクレス劇アナクサゴラスとソクラ マラトンの戦士アイスキ三部作形式をすてる テスの影響 ュロス 人間そのものの探求 アテナイ帝国への変質 ポリスに生きる動物 ソフォクレスの中心テー人間的な、あまりに人間 の 悲劇的英雄アイアス 7 ソロンの問題 運命に対決するオイディ 個人↓ポリス↓世界 ( 神 ) プス王 運命と人間の苦難と正義エレクトラとアンテイゴ 1 こ 1 ギリシア悲劇のアウト ライン : ・ = = 〃『プロメテウス』のイオ「人間らしさ」というこ 前五世紀のアテナイ と 『テパイに向かう七人』 ギリシア悲劇の上演 のエテオクレス 人間の理想像 ギリシア悲劇とは オレスティア三部作でのオデ = ッセウスの人間性 アリストテレスの悲劇論 のろい 人間凝視の時代 深まりいく実存 無気味なのろいの存在 神話と悲劇のつながり いつくしみの正義 ギリシア悲劇の中心コロ苦しみこそ悟りの母 ス
ッポス 『メディア』の女性像 現在を楽しむ快楽説 無神論者テオドロス わが子を殺すメディア 3 無知の自覚を説くソク死の勧誘者へゲシアス なま身の人間の追求 ラテス・ 神々への批判 = 友愛を強調するアン = ケ 人間のはかなさ 1 「ギリシアの学校」アソフィストとの対比 キュニコス派の哲学者た 『狂えるヘラクレス』とテナイ・ 不分明なその前半生 ち 『エレクトラ』 アテナイを舞台に 生涯の転機神託事件 無一物無所有の生活 最後の作品『 / ヾッコスの「自然」から「人間。へ無知の自覚に徹する 哲学のすすめ 精神の強さが目標 信女』 哲学の青年期 メガラ派の祖エウクレイ 徳は知である 『トロイアの女』の背景対象の変わった理由 人間への失望 ソクラテスのパラドックテス ス メガラ派の奇弁 人格者スティルポン 2 ソフィストの登場 晩年の公活動 ・・自称愛国者の告発 悪名に転じたソフィスト死と向きあって 四人の代表的ソフィスト 5 イテアの哲学者フラト たち 弁論術による人間教育 4 ソクラテスの後継者た政治への志向 6 ち : 歓迎された弁論術 哲学への転向 大衆のおもわくに迎合 小ソクラテス派 ソクラテスの影響 危険思想家の群れ キュレネ派とアリスティ哲人王の思想 。ホリスの思想家過激思想の社会的背景 こち 275
6 万学の祖アリストテレ 9 ス・ アカデメイアの頭脳 リュケイオンの創設 プラトン対アリストテレ ス 彼の学問の特色 遍歴時代 学問体系の分類 ヘレニズム世界 2 魂の医師ェビクロス アカデメイアの開設 のコスモ。ホリー 生涯のあらまし シュラクサイ事件 の運命 晩年のプラトン 2 工。ヒクロスの園 哲学者から科学者へ プラトンのイデア論 イデアから形相へ 哲学の目的は心の平静 アリストテレスの証一 = ロ素材と形相 誤解を生んだ快楽説 対話編にみるイデア 思想史上のアリストテレ 1 ヘレニズム時代の開幕自然研究の意義 ヘラクレイトス派の影響ス = の死の恐怖 イデアの世界と現象の世 アレクサンドロス以降の神々への恐怖 界 「星の神学」批判 政治地図 道徳の場合 ポリスからコスモポリス へ イデア界の諸領域 残された問題 3 初期ストア派の思想 「東洋の復讐」 コスモポリスの観念 たよれるのは自分だけストア派の系譜 運命ととりくむ諸思想「エジプトのぶどう蔓ー とよばれたゼノン 秘儀宗教の流行 その後のペ リバトス派拳闘家出身のクレアンテ ス 注釈が伝統に ストア体系の完成者クリ アカデメイア派の場合 ュシッポス 哲学の三つの部門 「アリストテレス著作集」 326 312
自然学と倫理学の関係すへての一はロ詩人哲学者ルクレテイウ 3 ローマの伝統へ帰れ ス ストア派の論理学 マに通じる・ = 朝 ストア派の自然学 『物の本性について』の「ローマの平和」 世界を創造する「造化の 特色 歓迎された混合と折衷 折衷的な中期ストア派ラテン文学の黄金時代 自然に従って生きる倫理 1 グレコ・ローマン世界ローマストア派の開祖パ忍びよるペシミズムの影 ・ : 5 ナイティオス の誕生・ : 徳のみが善と幸福との保ローマの登場 修正されたストア思想 ギリシア文化の輸入 百科全書家ポセイドニオ 4 専制政治下の哲人たち ス ストア派の情念論 旧式と新式の教育法 哲学者使節 ストア思想に生きた小カ自由か平和か 専制政治下の四つの生き 4 判断を保留する懐疑派 思想家としてのキケロ 方 批判的、懐疑的なキケロ現実肯定派のセネカ 3 懐疑派の三つの時期 の思想 2 ヘレニズム文化の受容 抵抗の詩人ルカスス ピュロンとティモン と抵抗 : ・ = , キケロのなかの二つの態消極的中道派タキトウス ピュロンのエボケー ギリシア的教養のうけい 度 政治を超越したエ。ヒクテ 無抵抗、無関心に生きるれ方 ギリシア的教養とローマトス 的伝統の共存 アルケシラオスの懐疑論弁論術と哲学 帝制期のストア派 カルネアデスの「 / 。、、ツエピクロス罕説の魅力 知性よりも意志 プス」論 内乱、抗争陰謀、暗殺 初期ストア派へ復帰 の時代 セネ力の生涯と思想 382
奴隷の哲人工。ヒクテトス にじみでる奴隷の苦しみ 玉座の哲学者マルクス・ アウレリウス 自己との対話の記録『自 省録』 5 古代哲学の終末 = ・・・ = = 袞亡に向かうローマ帝国 プラトン派のその後の動 向 宗教的傾向 古代最後の大哲学者プロ ティノス 『エンネアデス』の思想 プロティノスの流出説 ポエテイウスの死 古典期ギリシアの思想年 表・・ ヘレニズム時代の思想年 0 ローマの思想年表 :
監修 貝塚茂樹 清水幾太郎 田中美知太郎 第 1 巻編集 田中美知大郎 執筆 田中美知太郎 思想とはなにか 鈴木照雄 詩人たちの心 万物のはじめを求めて 悲劇作家の時代 加来彰俊 ポリスの思想家たち ヘレニズム世界のコスモ ポリートたち すべての道はローマに通 じる 装丁 アド・エンジニアーズ・オプ・ トーキョ 鈴木康行
思想の歴史 ( 1 ) ギリシアの詩と哲学 昭和年 4 月川日初版発行◎ 定価 4 8 0 円 編者日田中美知太郎 発行者Ⅱ下中邦彦東京都千代田区四番町 4 番地 発一何所Ⅱ株式会社丕・凡社 . 東京都千代田区四番町 4 番地振替東京 29639 印刷日東洋印刷株式会社製本Ⅱ石津製本听 落丁、乱丁本はおとりいえ、